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ゼノサーガ2のストーリーあらすじから結末まで完全ネタバレ【エピソードⅡ】

こんにちは!

今日は発売から21年経った今でも語り継がれる名作RPG「ゼノサーガ エピソードII[善悪の彼岸]」のストーリーを完全ネタバレでお届けします!

朝の通勤電車で久しぶりにPS2を引っ張り出して遊んだクラシックゲームについて考えてたんですが、このゲームのストーリーって本当に複雑で、いまだに「アルベドとJr.のあのシーン」で泣けるんですよね~。

息子に「ママなんで泣いてるの?」って言われて、「ゲームのお話が感動的なの」って説明したら「古いゲームで泣くの変~」って笑われちゃいました(泣)。

でも21年経っても色褪せない名作は名作!

ということで、シリーズ未プレイの方はネタバレ注意ですが、ゼノサーガ2のストーリーを徹底解説していきます!

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ゼノサーガ2概要と全体像

『ゼノサーガ エピソードII[善悪の彼岸]』(以下、Ep2)は、2004年にPlayStation 2向けに発売されたSF大作RPGです。

前作エピソードI[力への意志]の続編で、壮大なシリーズの中盤を盛り上げる重要なエピソードとなっています。

このゲーム、私が東京に出てきたばかりの頃にハマって、当時の小さなアパートで夜通しプレイしてた記憶があります。

一人暮らしだったから誰にも邪魔されず、朝まで「えっ、そうなるの!?」って声出しながらプレイしてました(笑)。

特にURTVの兄弟であるJr.(ジュニア)とアルベドの運命的対立にフォーカスした内容で、"URTV編"と言っても過言ではないほど彼らの過去と宿命が詳しく描かれています。

キャラクタービジュアルの変更が話題になった作品でもありますが、Jr.とアルベドの兄弟愛憎劇、モモとユリ・ミズラヒの母娘関係など、心揺さぶる人間ドラマがシリーズの中でも際立っています。

ゼノサーガ2が描く世界観大まかな流れ

《舞台と組織》

ゼノサーガの時代は今から数千年先の未来で、人類は宇宙に進出して星団連邦を形成しています。

物語の鍵を握るのが「ミルチア」という惑星。

14年前、ミルチアでは「ミルチア紛争」という大惨事が起こり、惑星ミルチアは次元の狭間に封印されて"旧ミルチア"になりました。

住民たちは「第2ミルチア」を新天地として築き上げましたが、旧ミルチアは行方不明状態に...。

時々、夫の実家で義父に「ミルチア紛争ってどういう内容だったっけ?」って質問されるんですけど、説明し始めると夕食が終わっても終わらなくなるので、「複雑すぎるから食べながらは無理~」ってごまかしちゃいます(汗)。

《前作のおさらい》

前作エピソードIでは、主人公シオン・ウヅキが開発に関わるアンドロイド"KOS-MOS"の起動をきっかけに事件へ巻き込まれ、クーカイ財団のJr.やモモ(M.O.M.O.)らとともにテロリスト「アルベド」と対峙しました。

Ep1ラストでアルベドの計画は未遂に終わりましたが、旧ミルチア封印を解くための鍵"Y資料"を狙うアルベドの動きは止まらず、Ep2は「アルベドが再び旧ミルチアを開放しようと暗躍する」ところからスタートします。

主要キャラクターをおさらいしておくと

  • シオン・ウヅキ:ヴェクター社の女性科学者。KOS-MOS(コスモス)の開発者。
  • Jr.(ジュニア):クーカイ財団を率いる少年の姿の人物。本名は"ルベド"で、特殊遺伝子改造兵"URTV"のひとり。
  • モモ(M.O.M.O.):ヨアキム・ミズラヒ博士が作った百式観測用レアリエン。体内に「Y資料」という機密データを秘めている。
  • アルベド:謎の男性で、Jr.の双子のような存在。モモのY資料を狙っている。

Ep2 前半第2ミルチアでの騒乱、モモの深層意識

第2ミルチア到着と市街地での戦闘

Ep2の冒頭では、シオン、Jr.、モモらが宇宙船エルザで第2ミルチアに到着します。

シオンはKOS-MOSをヴェクター社に引き渡すため別行動に。

Jr.たちはモモを保護するため第2ミルチア政府庁舎へ向かいますが、市街地移動中にアルベドの残党勢力に襲撃されます!

通勤電車で立ちプレイしてたポータブルゲーム機で、この場面やってたときに隣のサラリーマンが「何やってるの?」って覗き込んできて、「兄弟の因縁の物語です!」って熱く語ったら、次の駅で席を立たれました(笑)。

ゲーム愛が空回りした瞬間ですよね...。

モモとユリ・ミズラヒ母娘のわだかまり

第2ミルチア庁舎で、モモは"母"とも呼べるユリ・ミズラヒ博士と再会します。

実はユリは14年前、夫ヨアキムを失い、実の娘サクラも亡くなっています。

モモはサクラをモデルに作られたレアリエンのため、ユリには複雑な感情が...。

「娘と同じ姿をした人形」を受け入れられないユリは、モモを実験材料としか見られない一方で、「娘への罪悪感」「モモを守りたい気持ち」の板挟みに苦しんでいます。

私も息子が小さい頃、仕事と育児の板挟みで苦しんだので、ユリの気持ちがなんとなく分かるんですよね。

Jr.はユリに「あなた自身が一番傷つく」と諭し、ジギーも「もう一人の娘を得たと思えばいい」と提案しますが、ユリは「それが簡単にできるなら苦労しない」と苦い表情を見せます。

このやり取りがもう泣けるんですよ...。

Y資料解析に隠されたアルベドのトラップ

ユリら研究チームは、モモの体内にある「Y資料」を解析しようとします。

しかし解析中、モモが「……わな……」と呟き、システムが暴走!

実はEp1でアルベドがモモの深層意識に仕込んだ"裏口"が発動したのです。

アルベドは外部からモモをハッキングしてY資料を奪取しようと企み、モモは危機に陥ります。

ユリは「最悪、モモの人格を切り離す(=廃棄する)しかない」と悩みますが、最後には実行できず...。

モモは自ら意識を遮断して資料を守り抜きますが、昏睡状態に。

アルベドはホログラムで「木偶人形のくせに」「ヨアキムの遺産を守るとは呆れる」と嘲り、Jr.たちを怒らせます。

この辺りの展開、息子の運動会の練習を見てたはずなのに、ふと「ユリはモモに何て言ったんだっけ?」って考え込んでいたら、先生に「お母さん、呼んでますよ!」って声かけられて我に返ったことがあります(汗)。

エンセフェロン・ダイブモモの精神世界

モモを救うため、Jr.やシオン、ジギー、ケイオスが「エンセフェロン・ダイブ」でモモの精神世界へ潜入します。

そこには14年前の記憶が投影され、URTV少年たち(ルベド=Jr.、アルベド、ニグレド)の過去が再現されていました。

URTVの過去とアルベドの狂気

URTVとは何か

U.R.T.V.(正式名称には諸説あり、作中では"U-DO Retro Virus"とも)は、14年前のミルチア紛争時に開発された特殊遺伝子改造兵士のこと。

Jr.(ルベド)、アルベド、ニグレドの3人は試作体かつ兄弟的存在で、錬金術の色彩概念(赤=ルベド、白=アルベド、黒=ニグレド)にちなんだコードネームを持っています。

夫が「錬金術って何?」って聞いてきたとき、熱く説明しようとしたら「わかった、わかった」って言われてゲンナリ...。

家族に理解されないオタク話って辛いですよね(泣)。

URTVはU-DOという高次元存在の暴走を抑止する"反存在"として設計され、ディミトリ・ユーリエフ博士が中心となって開発されました。

しかし紛争最終局面で暴走事故が発生し、惑星ミルチアが次元の狭間に封印される悲劇へとつながりました。

アルベドの歪んだ原点死ねない身体の苦悩

モモの精神世界では、アルベド少年が「自分だけ死ねない身体」であることを自覚する記憶が再現されます。

アルベドは銃で自分を撃っても即座に再生し、「死を前提とした一般的な感覚」を失っていきます。

その結果、「いつかルベドやニグレドが死んで自分一人取り残される」という深い恐怖と孤独を抱えるようになります。

この設定、私が遅刻しそうで駅まで全力疾走してたとき、ふと「アルベドって不死身だけど幸せなのかな」って考えて足を止めてしまい、本当に遅刻しました(笑)。

深すぎるテーマなんですよね...。

こうしてアルベドは、愛情と狂気が入り混じった歪んだ感情をJr.に向けるようになり、14年後の現在では過激な行動を取るに至ったのです。

アルベドの精神世界での暴挙

Jr.たちがモモの内面を探索している間、アルベドの幻影が登場し、モモを暴行するような幻影や、Jr.を「お前こそ死んでみろ」と挑発する場面が...。

Jr.は激昂しますが、サクラの思い出に救われて理性を取り戻します。

しかし最終的にアルベドは、モモの感情が爆発した瞬間にY資料を外部へ流出させることに成功。

モモの意識は救えたものの、Y資料の大半がアルベドの手に渡ってしまいます。

Ep2 後半旧ミルチアとURTV兄弟の決着

旧ミルチア宙域へ向かう各勢力

アルベドがY資料を解析し、旧ミルチアへの封印ゲートを開放。

オルムス教団やU-TIC残党などが殺到し、第2ミルチアは混乱に陥ります。

Jr.たちはクーカイ財団のデュランダル艦やエルザで旧ミルチア地表へ向かい、ゾハルを確保しようとします。

一方、シオンも別行動から合流。

KOS-MOSは異常な自律起動を見せ、超高出力を発揮して宙域戦闘を制しながらJr.たちと旧ミルチアへ突入します。

ガイナン(ニグレド)と父ユーリエフの復活

URTVのもう一人の兄弟、ニグレドは現在ガイナン・クーカイとしてJr.と共に財団を運営していますが、物語中盤で突然意識を失い、父ディミトリ・ユーリエフの人格が表面化します。

実は14年前、ニグレドは処刑人(エクスキューショナー)としてルベドを制御する安全装置にされており、さらに父ユーリエフの精神データが埋め込まれていたのです。

ユーリエフがガイナンを乗っ取った形で連邦議会を掌握しようと動き始め、アルベドを含む"汚染されたURTV"を排除しようと画策します。

この展開は次作Ep3へと持ち越される伏線となります。

義父とテレビを見てたとき「このドラマの役者、別の役やってたよね?」って言われて、無意識に「ああ、あれはガイナンがユーリエフに乗っ取られたパターンですね」って答えたら「何の話?」って不思議そうな顔をされました(笑)。

ゲーム脳炸裂の瞬間...。

旧ミルチア地表オリジナル・ゾハルとプロトオメガ

地表の奥には、ヨアキム・ミズラヒ博士が封じた「オリジナル・ゾハル」が鎮座しています。

これはグノーシスの根源となる高次元存在"U-DO"と人間界を繋ぐ扉のような存在で、オルムス教団はこれを「プロトオメガ」として軍事利用しようとします。

しかし、教団内部の権力闘争でプロトオメガが暴走。

旧ミルチアは星そのものが崩壊し、オルムス艦隊や連邦軍艦隊も多数が巻き込まれて壊滅します。

Jr.たちはエルザで辛くも脱出しますが、旧ミルチアは二度と戻れない形で崩壊してしまいます。

アルベドの最終目的U-DOとの完全リンク

Ep2のクライマックスは、アルベドがゾハルを用いてU-DO波動を引き出そうとするシーンです。

アルベドは「再びU-DOとリンクし、宇宙を高次領域へ押し上げる」という狂気的な理想を語りますが、根底にあるのは「不死身ゆえに死を得られない苦痛」と「Jr.への執着」。

彼は局所事象変異という空間歪曲を発生させ、周囲を無差別に消し去ろうとさえします。

Jr.はKOS-MOSの援護でそこへ突入し、アルベドとの一騎打ちが始まります。

Jr. vs アルベド双子の決着

暗黒の空間で対峙するアルベドは「死ねない自分を壊してくれ」とJr.に叫びます。

Jr.は「お前を殺すためじゃない、正気に戻せるなら戻したい」と思いつつも、アルベドを止めるために戦うしかありません。

激戦の末、アルベドは致命傷を負い、笑みと涙が混じった表情で「…自由だ…」と呟きながら消滅。

かつてアルベドが虐殺したレアリエンの魂が天使のように彼を迎え取り、アルベドは解放を得たかのように昇天します。

Jr.は「アルベドの鼓動」を失い、右胸のもうひとつの心臓が止まった実感に絶望して号泣します。

このシーン、朝の通勤電車でプレイしてたら涙が止まらなくなって、隣のOLさんに「大丈夫ですか?」って声をかけられたのは生涯忘れられない黒歴史...(笑)。

しかし、サクラの幻影が微笑むイメージを受け「俺はモモや仲間を守らなきゃ」と立ち直るJr.。

こうしてURTV兄弟の因縁に区切りがつき、局所事象変異も収まります。

ラストと「アベルの方舟」、次作への伏線

ゾハルの行方アベルの方舟

アルベドの死後、宙域に取り残されたオリジナル・ゾハルを回収しようとしたJr.たちですが、突如現れた超巨大構造体「アベルの方舟」がゾハルを飲み込み、あっという間に消失。

遠隔で事態を見守るヴィルヘルム(ヴェクター社長)は「これで計画は進む」「永遠の連鎖(ツァラトゥストラ)」と意味深な発言をします。

こうしてゾハルは再び行方不明に。

「アベルの方舟」の詳細は最終作Ep3で明かされることになります。

主要キャラクターのエンディング

  • Jr.:アルベドを失い胸の鼓動が止まる喪失を感じながらも、「もう一人じゃない」と自分に言い聞かせ、白い子犬を飼い始めます。
  • モモ:ユリとのわだかまりも少しずつ解け、母娘としての歩みを始めます。
  • シオン:KOS-MOSの再調整に専念しつつ、さらなる謎が示唆されます。
  • ガイナン/ユーリエフ:アルベドが残した「ニグレドの影に気をつけろ」という言葉は次作の伏線に。
  • テスタメント:最後に「白いテスタメント」が登場し、アルベドの魂を取り込んだ存在であることが仄めかされます。

哲学的テーマ「善悪の彼岸」を掘り下げる

タイトルの「善悪の彼岸」はニーチェの著書に由来し、善悪を超えた視点を示しています。

アルベドは"悪"としか見えない行為を重ねながらも、その動機には「死ねない苦痛」「愛する双子を失いたくない恐怖」があります。

Jr.も"善"の立場に見えますが、URTVとしての破壊衝動を抱えており、一歩間違えればアルベドと同じ道を歩んでいたかもしれません。

仕事から帰る電車で哲学書読んでたら、「善悪の彼岸」が目に入って「あっ、ゼノサーガ!」って声出しちゃって周りから変な目で見られたことがあります(笑)。

普通の主婦には見えないオタク魂、隠しきれません...。

モモとユリの関係創造者と被創造者の愛情

本作のもう一つの大きなテーマが"親子の絆"。

ヨアキム博士が亡き娘サクラをモデルに作ったモモは、サクラと同じ姿を持ちながらも別の存在。

ユリはモモを「娘ではない」と思い込もうとする一方、母としての情が芽生えてしまう矛盾に苦しみます。

アルベドの罠でモモが自ら意識を断ち切ろうとしたとき、ユリは最後に「娘を殺すなどできない!」と感情をぶつけ、モモを救います。

子育てしながら仕事してると、時々「こんなに忙しいのにどうして子供産んだんだろう」って思う瞬間もあるけど、息子が熱出したときに「絶対に守らなきゃ」って思う気持ち、あれがきっとユリの気持ちに近いんじゃないかな~と思います。

テスタメントと「永遠の連鎖」

ヴィルヘルム配下の謎の仮面集団"テスタメント"は、Ep2で初めて複数の姿で登場し、ラストでは"白のテスタメント"としてアルベドが加わったことが暗示されます。

ヴィルヘルムが語る"永遠の連鎖(ツァラトゥストラ計画)"こそがシリーズ全体の最終目標であり、Ep3で明かされることになります。

ビジュアル変更と開発背景

Ep2では前作からキャラクターモデルや声優が変更され、ファンの間で賛否両論がありました。

シオンやKOS-MOSがより写実的な顔立ちになり、海外市場を意識したリアル寄りデザインへとシフトしたと言われています。

開発当時はゼノサーガが全6話の構想だったのが3部作に圧縮され、Ep2では「URTVとミルチア紛争に絞って描く」方針になったそうです。

ゼノサーガ2が残したもの

『ゼノサーガ エピソードII[善悪の彼岸]』は、URTV兄弟の関係性を極限まで描くことでシリーズの重厚感を高めました。

アルベドという狂気に満ちた存在は、同時に"死ねない身体"がもたらす悲劇性を体現し、Jr.との「愛と憎しみが絡み合う宿命」を名シーンとして多くのプレイヤーの記憶に刻みました。

エンディングでは「白テスタメント」としてアルベドが再登場する伏線を残し、次作Ep3への期待を高めています。

発売から21年経った今も「ゼノサーガといえばEp2のあのシーン」と言われるほど印象深く、アルベドとJr.の兄弟愛憎劇、モモとユリの親子関係など、普遍的な人間ドラマとして色褪せない魅力を持ち続けています。

ゼノサーガ2を通じて見える希望さいごに

『ゼノサーガ エピソードII[善悪の彼岸]』は重いテーマながらも、"希望"を捨てない登場人物たちの強さが光る物語です。

アルベドは最期に救いを得たように見え、Jr.はその死を悼みつつ前に進み、モモとユリは親子として新たな一歩を踏み出します。

毎朝の通勤電車、仕事のストレス、義両親との同居、子育て...いろんな「大変」があっても、前を向いて進むJr.のように、私も頑張れる気がします。

ゲームって不思議と人生の励みになりますよね。

すでにプレイ済みの方も、この記事を機に再プレイしてみると新たな発見があるかも。

未プレイの方は、ぜひ自分の目でこのドラマを体験してみてください!

長きにわたり愛され続けているゼノサーガ2の魅力は、「徹底的にキャラクターを描く」姿勢と「善悪の枠を超えた物語構造」にあります。

この21年前の名作が、今もなお私たちの心を動かし続ける理由がそこにあるのではないでしょうか。

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