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スターオーシャン2のストーリーあらすじから結末まで完全ネタバレ!

星々の歌声が、今も聞こえる――。

1998年、プレイステーションという新たな舞台に降り立ち、RPGの世界に衝撃と、そして数えきれないほどの寝不足をもたらした伝説のゲーム、『スターオーシャン セカンドストーリー』。

ダブルヒーローって何!? アクションバトル!? プライベートアクションで好感度!? 当時のゲーマーたちの度肝を抜き、その後のRPGの潮流にすら影響を与えたと言っても過言ではないでしょう。

そして2023年秋、四半世紀近い時を経て、その輝きは『スターオーシャン セカンドストーリー R (SO2R)』として、完璧なまでの再誕を遂げました。

もうね、グラフィックが美しすぎて、通勤電車(毎日片道1時間…遠いんですってば!)でこっそりプレイするつもりが、思わず「うわぁ…」とか声が出ちゃって、隣のサラリーマンの方にギョッとされたり。

…って、また私の話ですね、すみません。

何が言いたいかっていうと、この『SO2』という物語は、単なる懐かしさだけじゃない、時代を超えて私たちの心を揺さぶり続ける、普遍的な力を持っているってことなんです。

銀河連邦の若きホープ(?)、クロード君と、未開惑星の神秘的な少女レナちゃん。

どちらの肩越しにこの壮大な宇宙を見るかで、物語の色彩はガラリと変わる。

彼らと仲間たちが織りなす、出会い、別れ、成長、そして時空を超えた愛と真実の探求。

それはもう、ただのゲームじゃなくて、人生の縮図…って言ったら大げさでしょうか? いや、大げさじゃない!(断言)

この記事では、『SO2R』をベースに、この伝説の物語を、骨の髄まで、いや、魂の根源までしゃぶり尽くす勢いで、完全ネタバレ上等!で徹底解説&深掘り考察しちゃいます。

ストーリーのあらすじから衝撃の結末はもちろん、キャラクターたちの心の機微、散りばめられた伏線の意味、そして「え、そんなこと考えてたの!?」って驚くような(かもしれない)考察まで。

かつて青春時代を捧げたベテランの星の海の航海士(ゲーマーとも言う)のあなたも、最近『SO2R』で初めてこの宇宙に足を踏み入れたルーキー冒険者のあなたも、この記事を読めば、きっと『スターオーシャン2』への愛が深まりすぎて、夜も眠れなくなる…かもしれません(睡眠は大事に!)。

さあ、コーヒーでも淹れて、ちょっと長旅になりますがお付き合いください。

星々の運命が交錯する、壮大で、ちょっとおかしくて、そして涙なしには語れない物語の世界へ、テイクオフ!

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~運命が交わる宇宙(そら)の座標軸~序章:星屑のプレリュード

物語の幕開けは、宇宙歴366年(西暦2452年)

地球人類が宇宙へと進出し、「銀河連邦」なる巨大組織を築き上げ、星々との交流(と、たまに揉め事)を繰り広げる時代。

あの伝説の『スターオーシャン1』から、早くも20年の月日が流れています。

この物語には、二つの太陽が存在します。

二人の主人公です。

一人は、クロード・C・ケニー

19歳、ピカピカの銀河連邦少尉。

お父さんはあの伝説の英雄ロニキス提督! …って聞くと華々しいですが、本人はその「偉大な父」のプレッシャーに押しつぶされそうになっている、真面目だけどちょっと空回り気味な、憎めない青年です。

母性本能くすぐるタイプですね、ええ。

もう一人は、レナ・ランフォード

18歳、銀河連邦の管轄外、いわゆる「未開惑星」エクスペルの、緑豊かなアーリア村で育った少女。

生まれつき、触れるだけで傷を癒すという不思議な力を持っています。

その力の秘密と、時折見る不思議な夢…自分の「本当の居場所」を探し求める、健気で芯の強いヒロインです。

守ってあげたくなる!

プレイヤーは、この対照的な二人から一人を選び、その視点から物語を体験します。

これが『SO2』を伝説たらしめた「ダブルヒーローシステム」。

クロードを選べば、文明社会から未開の地へ迷い込んだ「異邦人」の戸惑いと成長の物語。

レナを選べば、故郷の危機に立ち向かい、自らのルーツを探る「運命の子」の物語。

どちらを選ぶかで、見える景色、出会う仲間、語られる真実の側面が変わってくるんです。

まるで、同じ映画を違う登場人物の視点から観るような、贅沢な体験! これ考えた人、天才か!

さて、彼らの冒険が始まるわけですが、その背景には、とてつもなく長~い、宇宙の歴史が横たわっています。

特に、この物語のラスボス集団「十賢者」と、彼らを生み出した超古代文明「ネーデ」の因縁を知らずして、『SO2』を語ることはできません。

ちょっと小難しい話になりますが、ここ、テストに出ますよ!(何の?)

年代・宇宙歴(西暦)ざっくり言うと、こんなことがありましたで、それが主人公たちにどう関係あるの?ポイント
約37億年前 (気が遠くなる…)超スゴイ科学文明を持っていた惑星ネーデ。

そこでネーデ人は、自分たちのお世話係兼スーパーコンピューター?として「十賢者」っていう超高性能アンドロイド(?)を創っちゃった。

ところがこの十賢者、優秀すぎて「我々が神になる!」とか言い出して大反乱! ネーデは滅亡寸前に。

なんとか十賢者を異次元に封印したけど、ネーデ人は「科学コワ…もう進化やめよ…」とトラウマになり、人工天体「エナジーネーデ」に引きこもることを決意。

ネットも繋がらない秘境に移住した感じ?

全ての元凶、ここにあり。

ネーデ人の「やっちゃった感」と「引きこもり」、十賢者の「逆恨みパワー」。

この37億年ものの怨念が、クロードたちの時代に大爆発するわけです。

科学の進歩って素晴らしいけど、使い方間違うと大変なことになるよ、っていう教訓ですね。

現代社会にも通じる話で、ちょっと背筋が寒くなります。

あと、このネーデ人の「停滞」を選ぶ姿勢、変化を恐れる気持ちは、私たちの中にもあるかも…?なんて考えさせられます。

約7億年前 (やっぱり遠い)引きこもり生活中のエナジーネーデで、まさかの事故発生。

研究所所長ランティスさんの可愛い娘フィリアちゃん(当時赤ちゃんくらい?)が大怪我! パパ、ランティスは「娘を助けたい!」一心で、禁断のタイムマシン(みたいなもの)を起動! フィリアちゃんを遠い未来、安全そうな星…そう、エクスペルにポーンと送っちゃった。

この時、研究所のなんかスゴイ機械の一部も一緒にエクスペルに落ちて、これが後々…。

これが我らがヒロイン、レナちゃんのオリジンストーリー! 彼女の不思議な力も、時折見る夢も、全部ここに繋がってたんですね。

7億年の時を超えたパパの愛(と、ちょっと無茶な行動)が、まさか宇宙の運命を左右するなんて…。

人生、何が起こるかわかりません。

そして、一緒に落ちた「なんかスゴイ機械」、これがプリシスのお父さんとかに影響を与えてたりするのかも?と考えると、物語の深みにゾクゾクします。

宇宙歴346年(西暦2432年)『スターオーシャン1』の時代。

クロード君のお父ちゃん、ロニキス・J・ケニーさんが大活躍して、銀河連邦のピンチを救った頃。

この時の経験が、連邦のルール(未開惑星にはむやみに干渉しちゃダメ!とか)にも影響を与えています。

クロード君が抱える「親の七光り」コンプレックスの源泉ですね。

お父さんが偉大すぎると、息子は大変です。

うちの息子も将来、「ママみたいに面白い文章書けなきゃダメ?」とかプレッシャー感じたらどうしよう…(心配性)。

あと、この時代の連邦のルールがあるからこそ、クロードがエクスペルで「異邦人」として苦労するわけで、物語のドラマが生まれるんですね。

宇宙歴366年(西暦2452年)物語、スタート! クロード君、お父さんの仕事について行った先で、うっかり変なスイッチ押しちゃってエクスペルにワープ! 一方エクスペルでは、「光の勇者カモーン!」な雰囲気の中、レナちゃんと運命の出会い。

ほぼ同時に、空からヤバそうな隕石「ソーサリーグローブ」がドーン! 魔物ウジャウジャ、天変地異で、エクスペル大ピンチ!

キラキラした出会いと、絶望的な状況の同時進行! これぞ王道RPGの幕開け! クロードの「俺、勇者じゃないんだけど…」っていう戸惑いと、レナの「あなたが勇者様!」っていう(ちょっと困った)思い込み。

このすれ違いが、二人の関係を面白くしていきます。

そしてソーサリーグローブ…こいつが全ての騒動の引き金。

でも、その正体はまだ誰も知らない…。

ワクワクと不安が入り混じる、最高のスタートです。

宇宙歴366年末~367年37億年の恨みパワー炸裂! 復活した十賢者が暗躍開始。

エナジーネーデを無理やり引っ張り出して、エクスペルとガッシャーン! エクスペル、まさかの消滅(かに見えた)。

でもクロード&レナと仲間たちの頑張りで十賢者を撃破! …したけど、宇宙ヤバイ!ってなって、エナジーネーデが自爆して宇宙を救う。

最後にネーデ人の力でエクスペルは元通りに復活。

めでたしめでたし…?(続編『ブルースフィア』へ続く余韻を残しつつ)

物語のクライマックスからエンディングまで。

怒涛の展開! 十賢者の目的、エナジーネーデの悲しい結末、そしてエクスペルの再生。

失われたものと、得られたもの。

大きな犠牲の上に成り立つ平和という、ビターな味わいも残ります。

特にネーデ人の選択は、「停滞した文明の末路」として、深く考えさせられます。

そして、復活したエクスペルで、主人公たちがどんな未来を選ぶのか…。

99通りのエンディングが、プレイヤーそれぞれの「答え」を用意してくれているのです。

宇宙歴366年。

エクスペルは、まさに厄年…いや、厄世紀?ってくらいの災厄に見舞われていました。

「ソーサリーグローブ」のせいで魔物は増えるわ、天気はおかしいわで、人々は不安でいっぱい。

そんな時、空から降ってきた(ように見えた)謎のイケメン、クロード君。

彼が持つピカピカ光る武器(フェイズガン)は、まさに伝説の勇者のソレ!

こうして、銀河のエリート(候補)と、辺境の星の神秘的な少女、出会うはずのなかった二つの運命が、エクスペルという名の舞台で、劇的に交錯します。

それは、個人的な冒険が、いつしか星々全体の未来を背負うことになる、壮大すぎる物語の、ほんの始まりに過ぎなかったのでした。

ドキドキしますね!

~涙と笑いとネタバレの大航海~本編:星屑のオデッセイア

さあ、ここからは本題中の本題! 『スターオーシャン セカンドストーリー R』の物語を、スタートからゴールまで、余すところなく、なんなら裏設定や行間の空気感まで含めて、がっつり語り尽くします! 正真正銘、完全無欠のネタバレ祭りですので、「自分の目で結末を見るまで知りたくない!」という方は、ここでそっとブラウザを閉じるか、スクロールする指に全神経を集中させてくださいね。

でも、知ってからプレイするのも、伏線にニヤニヤできて、また一興だったりしますよ?(悪魔の囁き)

【第一幕:惑星エクスペル - 勇者、ときどき迷子】

Scene 1:空から来た青年と、森で出会った少女 ~運命のボタンは押された~

宇宙歴366年。

銀河連邦の若き士官クロード・C・ケニー君(19歳)、お父ちゃん(ロニキス提督)の七光りを背負い、惑星ミロキニアでのお仕事に同行中。

遺跡調査で見つけた怪しい装置に「なんだこれ?」と触っちゃったのが運の尽き。

ピカーッ!からの、気づけば見たこともない森の中。

「…どこだ、ここ?」。

最新鋭の通信機も圏外。

完全に遭難です。

都会っ子が初めて秘境に放り出されたような心細さ、お察しします。

一方、その頃、未開惑星エクスペルのアーリア村。

レナ・ランフォードさん(18歳)は、育ての母ウェスタさんと穏やかに暮らしつつも、自分の持つ「癒しの力」と、時折フラッシュバックする謎の記憶に、「私って、何者…?」と悩めるお年頃。

そんな中、村の近くにドーンと落ちてきた「ソーサリーグローブ」の影響で、森には魔物がウロウロ。

村では「伝説の光の勇者様、はよ来てー!」の大合唱。

ある日、レナちゃん、神護の森で魔物にガブリとされそうに! 大ピンチ! そこへ、森で迷子になっていたクロード君登場。

「危ない!」と、咄嗟に腰のフェイズガンを発射! ビューン! ドカーン! 魔物、消滅。

その光景を見たレナちゃん、瞳をキラキラさせて確信。

「あなたが…あなたが、伝説の光の勇者様なのですね!?」。

…いや、クロード君、ただの遭難者(+連邦軍人)なんですけど。

でも、レナちゃんのピュアすぎる眼差しに、否定するタイミングを逃しちゃった。

あるよね、そういうこと。

Scene 2:勘違い勇者、村の人気者に? ~アレン君、暴走注意報~

レナちゃんに「勇者様!」と崇められ、アーリア村に連れてこられたクロード君。

村人たちからも「おおー!勇者様!」「これで村も安泰だ!」と熱烈歓迎。

…気まずい。

めちゃくちゃ気まずい。

「いや、あの、俺は勇者じゃなくて…」と説明しようにも、「宇宙船?」「銀河連邦?」村の人たちには???状態。

文明レベルの違いって、こういうコミュニケーションギャップを生むんですねぇ。

しみじみ。

なんとか誤解を解いて、元の世界に帰る方法を探さなきゃ。

そう思って村を出ようとした矢先、事件発生! レナちゃんの幼馴染で、普段は温厚な好青年アレン君が、目が赤くなっちゃって「レナー!」とか叫びながら、レナちゃんを担いで廃坑へダッシュ! どうやら廃坑で見つけた怪しい石(ソーサリーグローブの破片)に操られてるっぽい。

ヤンデレ化?

「レナが危ないのは、俺がこの星に来たせい…?」。

クロード君の中に、罪悪感と、レナちゃんを守らなきゃ!というナイトの精神(?)がムクムク。

廃坑へ乗り込み、正気を失ったアレン君とバトル! なんとか勝利し、レナちゃんを救出。

アレン君も石が砕けて元通り。

「ご、ごめんレナ…クロード…」。

うん、君は悪くない。

石が悪い。

この一件で、クロード君は決意。

「この星の異変の原因は、あのソーサリーグローブだ。あれを何とかすれば、帰る方法も見つかるかもしれない」。

レナちゃんも「私も行きます! 自分の力の謎を知りたいし、クロードさん(いつの間にか'様'が取れた)を一人にはしておけないから!」。

こうして、勘違いから始まった二人の旅が、本格的にスタート。

目的地は、ソーサリーグローブが落ちたっていう、遥か彼方のエル大陸! 前途多難の予感しかしないけど、若さって、素晴らしい!

【第二幕:エクスペル道中記 - 出会いと別れと、時々悲劇】

Scene 3:クロスでお姉様ゲットだぜ! ~港町クリクの悪夢~

エル大陸を目指す二人(+プレイヤーが選んだ仲間候補)、まずは大国クロス王国へ。

王様に事情を話すと、「ふむ、ソーサリーグローブとな…うちも魔物が増えて困っておる。

港町クリクから船が出るはずじゃ、行ってみるがよい」とのお言葉。

情報提供、あざます!

クロス城を出ると、道端で「あら、そこのお二人さん、いいモノ持ってそうじゃない?」と声をかけてくる妖艶なお姉様が。

彼女こそ、トレジャーハンター兼・凄腕紋章術師、セリーヌ・ジュレスさん(23歳)。

「面白そうだから、ついて行っちゃおうかしら♪」と、半ば強引に仲間入り(セリーヌさんは強制加入です、諦めましょう)。

お金とイケメンとお宝に目がない、ちょっと困ったお姉様だけど、その魔法の威力は本物! 頼りになります。

…たぶん。

一行はウキウキ気分で港町クリクへ。

活気があって、いい感じの港町! …だったのも束の間。

どこからともなく現れた謎の少女フィリアちゃんが「この街、もうすぐヤバイことになるから逃げて!」と不吉な予言。

人々が「何言ってんだこの子」と取り合わない中、予言は的中! 魔物の大群が襲来! さらに街中で大爆発! からの、巨大津波ドッパーン! …クリク、壊滅。

あっけなさすぎる…。

フィリアちゃんはどこへ? あの爆発は何? 謎だらけのまま、目の前で繰り広げられた大惨事に、一行は言葉を失う。

海の道も閉ざされ、エル大陸への道はさらに遠のく。

しょっぱなからハードモードすぎませんかね、この旅…。

Scene 4:仲間が増えるよ!(選択制) ~二刀流か、三人目か、それとも…~

海がダメなら陸がある! 一行は、別のルートを探して、大国ラクール王国を目指すことに。

この道中がまた、出会いの宝庫なんですわ。

サルバの街近くの鉱山に入ると、「助けてくれー! 竜がー!」という情けない叫び声が。

声の主は、二刀流の剣士アシュトン・アンカース君(20歳)。

なんと、背中に双頭の竜(ギョロとウルルンと命名)が寄生しちゃったらしい。

なんでそうなった。

呪いを解く方法を探してるとかで、成り行きで仲間に…なるかもしれない(選択肢あり)。

不幸体質だけど、憎めない愛されキャラ。

樽への異常な愛情も、彼のチャームポイント…かな?

一方、ヒルトンの街では、「私のエルネストを知りませんか?」と尋ねてくる、額に第三の目を持つミステリアスな美女に遭遇。

彼女は異星人オペラ・ベクトラさん(23歳)。

行方不明の恋人(考古学者らしい)を探して、遠い星から来たんだとか。

健気! 彼女を仲間にすると(選択肢あり)、後々、その恋人エルネスト・レヴィードさん(35歳、イケオジ枠)も仲間にできるチャンスが! オペラさんは冷静沈着な射撃の名手、エルネストさんは鞭を操る冒険家。

二人揃えば、なんかすごい頼りになりそう。

アシュトン君を取るか、オペラさん(&エルネストさん)を取るか、はたまた「いや、うちは少数精鋭でいくんで」とスルーするか。

この選択が、パーティの戦力バランスや、旅の雰囲気をガラッと変えるんですよね。

悩ましい! でも、こういう選択があるからRPGは面白い!

Scene 5:武闘大会と天才少年 ~ラクールホープ、発進準備!~

幾多の困難(と選択)を乗り越え、ついにエクスペル最大の軍事国家ラクール王国に到着! ここは、ソーサリーグローブの脅威にマジで対抗しようと、国を挙げて軍備増強中。

その一環として、「勝ったら最新兵器あげちゃうぞ!」な「ラクール武具大会」が開催されていました。

ノリが体育会系!

ここでまた、主人公によってドラマが変わる!

レナ編だと、クロード君、決勝まで勝ち進むも、相手はあの男、レナちゃんの幼馴染ディアス・フラックさん(25歳)! 過去のトラウマから強さだけを求める孤高の剣士。

レナちゃんを心配するあまりか、「お前みたいなひよっこにレナは任せられん!」とばかりに、クロード君をボッコボコに。

完敗。

クロード君、自信喪失。

ディアスさん、マジぱない。

クロード編だと、ディアスさんは不参加。

クロード君が実力で優勝! ちょっと自信を取り戻す。

でも、レナ編のディアスの圧倒的な強さを知ってると、「クロード君、大丈夫か…?」と心配になったり。

大会後、ラクール王は「よし、ソーサリーグローブ討伐隊、結成!」と号令。

クロード君とレナちゃんもメンバー入り。

レナ編では、一度は「馴れ合いは好かん」と断ったディアスさんも、レナちゃんの涙の説得(?)で渋々参加。

ツンデレか!

さらにラクール近郊のリンガの街では、最後の仲間選択が。

元気いっぱい発明少女プリシス・F・ノイマンちゃん(16歳)。

自作のロボ腕「むじんくん」が相棒。

クロード君に猛アタックする積極性も魅力?

それとも、落ち着いた大人の魅力、薬剤師ボーマン・ジーンさん(27歳)。

博識で頼りになる知性派。

奥さん一筋の愛妻家。

プリシスちゃんか、ボーマンさんか。

パーティに欲しいのは、元気なメカ少女? それともインテリおじさま? うーん、悩む!

そして、討伐隊にはとんでもない秘密兵器が。

若干12歳にして王国最高の頭脳を持つ、猫耳少年レオン・D・S・ゲーステ博士! 生意気だけど、憎めない天才児。

彼が設計した対ソーサリーグローブ用最終兵器、紋章エネルギー砲「ラクールホープ」! 完成には動力源が必要とのことで、一行はレオン君とホフマン遺跡へ。

遺跡の奥で無事「エナジーストーン」をゲット! これでラクールホープ、発射準備完了!

仲間も揃った(はず)。

武器もできた。

いざ、決戦の地、エル大陸へ! …でも、なんだか胸騒ぎがするのは、私だけでしょうか?

【第三幕:エルリアの天楼 - 希望と絶望の交差点】

Scene 6:砕け散る希望 ~エル大陸、絶望の序章~

エクスペルの未来、全人類(?)の希望を乗せて、ラクール王国自慢の飛空艇艦隊がエル大陸へ向けて発進! 旗艦にはキラキラ輝く「ラクールホープ砲」! これでソーサリーグローブをドカンとやれば解決! …のはずだった。

エル大陸上空。

しかし、そこには見えない壁が!

未知のエネルギーシールドが、ソーサリーグローブ周辺をガッチリガード!

「ええい、ままよ!」と放ったラクールホープ砲、まさかの…無効化!

シールドにピュンと弾かれちゃった!

希望、一瞬で粉砕!

さらにシールドからの反撃と、空を埋め尽くす魔物の大群で、ラクール艦隊、あっけなく壊滅!

クロード君たちの乗る船も被弾して、黒煙を吹きながらエル大陸の荒野へ墜落!

…もうやだ、この展開。

Scene 7:天を衝く塔、父との別れ ~タイムリミットは突然に~

味方も船も失い、残ったのは仲間と己の武器だけ。

それでも彼らは諦めない! ボロボロになりながら、ソーサリーグローブがあるとされる場所を目指す。

やがて目の前に現れたのは、天まで届きそうな巨大な塔。

これが「エルリアタワー」か…! 不気味すぎる。

でも、もう進むしかない!

塔の内部は、明らかにエクスペルの技術じゃない、超ハイテク空間。

敵も強いし、仕掛けも意地悪。

まさにラスダン前の前哨戦って感じ。

死に物狂いで塔を登るクロード君。

その時、突然体が光に包まれ…気づけば、懐かしい場所にいた。

父・ロニキス提督が指揮する、銀河連邦戦艦カルナスのブリッジ! 「父さん!?」

予期せぬ再会。

でも、父さんの表情は絶望に染まっていた。

「クロード、よく聞け…」。

告げられたのは、信じられない事実。

エクスペルが、謎の超巨大エネルギー体(=エナジーネーデ)に引力で捕まっていて、あと数時間で衝突・消滅する運命にある、と! 「だから、私と逃げるんだ! 仲間には…済まないが…!」。

涙ながらに脱出を促す父。

でも、クロード君はもう、ただ守られるだけの少年じゃなかった。

「ごめん、父さん。俺は、帰る。あいつらを置いてはいけない」。

短い沈黙。

そして、父は息子の成長を認め、送り出した。

「…行け。お前の信じる道を」。

それが、二人の永遠の別れになるなんて、この時のクロード君は知る由もなかった…。

(カルナスはその後、十賢者の攻撃で消息不明に。涙)

Scene 8:十賢者、降臨 ~そして、星は消えた~

仲間のもとに戻ったクロード君、惑星消滅のタイムリミットを告げる。

残された時間はわずか。

絶望的な状況でも、彼らの瞳にはまだ光があった。

「やるしかない」。

最後の力を振り絞り、エルリアタワーの最上階へ!

ついに辿り着いた頂上。

…あれ? ソーサリーグローブは? いない。

代わりにいたのは、ローブを被った怪しい10人組。

彼らこそ、37億年の時を経て復活した、伝説の悪夢、「十賢者」

彼らはクロード君たち、特にレナちゃんを見て、ニヤリ。

「ほう…ネーデの血筋か。面白い余興だ」。

その言葉と同時に、世界が揺れる! 窓の外で、巨大なエナジーネーデがエクスペルと激突! 閃光! 轟音! そして…宇宙空間から、愛する故郷エクスペルの姿が、完全に、消えた。

故郷喪失。

仲間たちの絶叫。

絶対的な絶望。

クロード君たちの意識も、そこで途切れる…。

エクスペル編、完。

…いや、バッドエンドすぎるでしょこれ!?

【第四幕:エナジーネーデ幻想譜 - 閉じた楽園の真実】

Scene 9:目覚めればユートピア? ~ネーデ人と、託された希望~

深い眠りから覚めると、そこは…なんか白くてキレイな未来都市の一室だった。

窓の外には美しい空中都市。

え、天国? 混乱する一行の前に現れたのは、穏やか~な感じの男性、ナール・クロニックさん。

彼曰く、ここは37億年前にネーデ人が造って引きこもった人工天体「エナジーネーデ」。

そして自分たちはその末裔、ネーデ人だと。

…は?

ナールさんの説明は続く。

昔、十賢者に酷い目に遭わされて、科学を捨ててここで平和に暮らしてたんだけど、最近、十賢者が復活しちゃってヤバイ、と。

エクスペルを消した(ように見せかけた)のも十賢者の仕業。

でも、エクスペルは消滅したんじゃなく、このエナジーネーデの中に時間停止状態で保管されてる、と。

…SF展開についていけてますか?

そしてナールさん、レナちゃんに向かって衝撃の一言。

「あなたのその癒しの力、それ、ネーデ人の紋章術ですわ」。

レナちゃん、自分がネーデ人かもしれないという事実に、がく然。

「え、じゃあ私、ここの人…?」。

アイデンティティ崩壊の危機。

で、ナールさん、土下座せんばかりの勢いで一行にお願い。

「私たち、もう戦う力ないんです…。だから、あなたたち、どうか十賢者を倒してください! そうすればエクスペルも元に戻りますから!」。

なるほど、そういう流れね。

故郷を取り戻すため、そしてこの儚げな(でも技術は凄い)ネーデの人々を救うため、クロード君たちは、無謀とも思える戦いを引き受ける。

RPGの主人公って、ほんと大変。

Scene 10:新たな仲間と、古の試練 ~力を求めて~

エナジーネーデでの戦いに備え、一行は現地で協力者を得る。

ナールさんの右腕で、クールビューティーな技術者ミラージュさん(非戦闘員だけど超重要人物)。

動物をこよなく愛する、心優しき動物学者ノエル・チャンドラーさん(仲間になるかも)。

真実のためならどこへでも!な、元気印のジャーナリストチサト・マディソンさん(仲間になるかも)。

彼らが加われば、百人力!(たぶん)

そして一行は、力をつけるためにエナジーネーデ各地にある「試練の場」巡りへ。

昔のネーデ人が修行に使ってた場所らしい。

中は強敵だらけ、謎解きもいっぱい。

まさにレベル上げとスキルアップのためのダンジョンですね、わかります。

美しいエナジーネーデの景色を楽しみつつも、来るべき決戦に向けて、一行は着実にパワーアップしていく。

頑張れ、若人たち!

【第五幕:時空を超えた真実 - 涙と反撃のプレリュード】

Scene 11:7億年のラブレター? ~レナのルーツと、父の想い~

試練を乗り越え、強くなった一行。

しかし、レナちゃんの心のモヤモヤは晴れない。

「私って、いったい…」。

そんな彼女を、ナールさんはある場所へ導く。

それは、7億年前に崩壊した紋章兵器研究所の跡地。

なんかヤバそうな雰囲気…。

研究所の奥深く、残されていた古い記録データ。

そこに記されていたのは、衝撃の真実と、父から娘への、時を超えたメッセージだった。

7億年前、研究所所長ランティス博士の一人娘フィリアちゃん(=レナちゃん)が、テロ事故で瀕死の状態に! 博士は、娘を救いたい一心で、未完成の時空転移シールドを起動! 「どうか、未来で生きてくれ…!」という願いと共に、フィリアちゃんを7億年後のエクスペルへ送り出した。

…それが、レナちゃんの誕生の秘密だった!

自分が7億歳(!?)で、本当はネーデ人で、しかもお父さんがそんな悲しい決断を…。

レナちゃん、号泣。

そりゃそうだ。

でも、彼女は立ち直る。

「過去を知ったからこそ、今を守りたい。エクスペルも、エナジーネーデも!」。

強い子! この決意が、彼女のネーデ人としての力をさらに引き出すことに。

Scene 12:反物質兵器、起動! ~十賢者に一矢報いる時~

そして、この研究所のデータには、もう一つ、とんでもないお宝が眠っていた。

対十賢者用の切り札、反物質反応兵器の設計図!

これがあれば、あの化け物どもに対抗できるかも!

ネーデの技術者ミラージュさんと、我らが天才少年レオン君がタッグを組み、開発スタート!

…と、そこへ「そうはさせるか!」とばかりに、十賢者の刺客、アスモデウスベリアルルシフェルの3体が襲来! タイミング良すぎ!

でも、こっちも準備万端だ! 完成したばかりの反物質兵器を手に、成長したクロード君たちが迎え撃つ!

激しいバトル!

仲間との連携!

必殺技!

そして…ついに、十賢者3体を撃破!! やったー!

これは、ただの勝利じゃない。

絶望的な戦力差の中で掴んだ、大きな大きな希望の光! 反撃の準備は整った。

目指すは、敵の本拠地、天空に浮かぶ要塞フィーナル! 行くぜ、最終決戦!

【最終幕:星々の鎮魂歌(レクイエム) - 犠牲と再生のフィナーレ】

Scene 13:フィーナル突入! ~神々の黄昏(十賢者編)~

ネーデの技術の結晶、小型宇宙艇で、いざ、敵の本丸フィーナルへ! 内部は、十賢者の悪趣味(?)が炸裂したような、禍々しくも美しい迷宮。

そして、一行を待ち受けるのは、残りの十賢者たち!

絶対的な力でねじ伏せようとするメタトロン! 幻覚で惑わすラファエル! 冷酷な計算で追い詰めるハニエル! 力こそパワー!な脳筋(?)カマエル! 双子ならではのコンビネーションで翻弄するザフィケルジョフィエル! もう名前覚えるだけで大変! 彼らは皆、ネーデが生んだ科学の闇の側面。

その攻撃は熾烈を極め、仲間たちが次々と倒れていく…(ゲーム的には戦闘不能だけど、演出は結構シリアス)。

それでも、彼らは進む。

傷つき、涙し、それでも互いを支え合い、立ち向かう。

これまでの旅で育んだ絆が、彼らに奇跡の力を与える。

一人、また一人と、死闘の末に十賢者を打ち破り、ついに最上階、玉座の間へ…!

Scene 14:ラスボスは悲劇の産物? ~ガブリエルの告白~

玉座で待っていたのは、十賢者のリーダー、ガブリエル

最強の敵。

でも、彼の口から語られたのは、憎悪や支配欲ではなく、驚くべき「彼の出自」だった。

彼の本名はインダルシオ

7億年前、娘フィリア(=レナちゃん)を失った(と思い込んだ)ランティス博士が、絶望と狂気の中で「宇宙を作り変える力」として生み出した、究極の生体兵器…。

ガブリエルの中には、創造主ランティスの歪んだ破壊願望と、なんと、娘フィリアの意識の一部までもが混濁して存在していた! 「進化なき者に価値なし」という彼の言葉は、単なる悪役のセリフじゃなかった。

それは、愛する者を失った科学者の絶望の叫びであり、創造主への複雑な想いであり、そして自己矛盾に引き裂かれる、悲劇的な存在の嘆きだったのかもしれない…。

深すぎる。

Scene 15:最終決戦! ~愛と絆のフルバースト!~

ガブリエルの悲しい過去を知っても、戦わないわけにはいかない! 宇宙の未来、エクスペルの運命、仲間たちの想い…全てを背負って、クロードたちは最後の戦いに挑む!

もう、ここからは言葉はいらない。

ただ、画面の中で繰り広げられる、壮絶なバトルを見守るのみ! 仲間との連携技! アサルトアクション! これまで培ってきた全ての力と技をぶつけ、想いを一つにして、絶対的な存在ガブリエルに立ち向かう! 激闘! 死闘! そして…ついに、奇跡が起きる。

ガブリエル、撃破!! やった…! やったんだ…!!

Scene 16:崩壊紋章と、ネーデの選択 ~さよなら、エナジーネーデ~

…と、勝利の余韻に浸る間もなく。

瀕死のガブリエル、最後の力を振り絞って、とんでもない置き土産を! 宇宙そのものを消滅させる禁断の「崩壊紋章(ディストラクション)」発動! あー!もう!しつこい!

フィーナルから放たれた破滅のエネルギーが、宇宙全体を飲み込もうとする! 絶対絶命! その時、レナちゃんの胸でペンダントが光る! ナールさんから託された「結界紋章」! レナちゃんのネーデパワー全開で、なんとかエネルギーの拡散は防いだけど…消せない! 行き場を失ったエネルギーは、エナジーネーデ自身に向かっていく! このままじゃ、エナジーネーデが大爆発!

その瞬間、ナール市長が決断する。

「我々、進化を止めたネーデ人に、未来はないのかもしれない。

だが、君たちには未来がある」。

彼は、ネーデ人全員と共に、このエナジーネーデ自身が盾となり、崩壊エネルギーを受け止め、宇宙を救う道を選んだのだ…。

なんと崇高な、そして悲しい自己犠牲…!

ナールさんは最後の力で、クロード君たちを安全な場所へ転送。

そして、彼らの目の前で、美しかった人工天体エナジーネーデは、宇宙の未来のために、壮絶な光と共に消滅していった…。

さようなら、ネーデ。

ありがとう、ネーデ…。

涙腺崩壊。

【エピローグ:星は廻り、物語は続く】

Scene 17:再生の奇跡 ~おかえり、エクスペル~

エナジーネーデが消えた虚空。

残されたのは、悲しみと、虚無感。

特にネーデ出身のノエルさんやチサトさんの心中は、察するに余りある…。

だが、奇跡は起きた。

ネーデ人の最後の想いが、時間停止していたエクスペルに届いたのだ! 目の前の宇宙空間に、光が集まり…懐かしい、青と緑の惑星が、再生した! しかも、時間は巻き戻り、ソーサリーグローブが落ちる前の、平和な状態に! クリクの悲劇も、エル大陸での戦いも、全てが「なかったこと」に。

…ネーデ人の犠牲は、決して無駄ではなかった!

Scene 18:それぞれの道へ ~99通りの未来予想図~

再生したエクスペルへ、無事帰還した一行。

長すぎた戦いは、ついに終わった。

そして、仲間たちとの別れの時が来る。

セリーヌは、お宝探しか、玉の輿か、新たな刺激を求めて旅立つ。

アシュトンは、ギョロ&ウルルンと共に、剣の道を往く。

樽は相変わらず?

オペラ&エルネストは、愛を確かめ合い、次の冒険へ? それとも定住?

プリシスは、リンガで発明に明け暮れる日々へ。

未来の大科学者の卵!

ボーマンは、愛妻ニーネさんの元へ。

リンガの平和は彼が守る!

レオンは、パパとママに会えたかな? その才能は宇宙の宝!

ノエル&チサトは、失われた故郷を胸に、エクスペルで新たな一歩を。

ディアスは…多くを語らず、風のように去っていく。

彼の幸せはどこに?

そして、クロードレナ

クロード君は、父の(おそらくは)死と向き合い、これからどう生きるかを選ぶ。

連邦軍人として父の跡を継ぐのか? それとも、レナちゃんと共にエクスペルで生きるのか?

レナちゃんは、自分のルーツを受け入れ、それでもエクスペルを故郷として選び取る。

彼女の癒しの力は、きっとこの星の未来を明るく照らす。

ここから先は、プレイヤーが紡いできた物語次第。

キャラクター間の「感情度」によって、なんと99通りものエンディングが! クロードとレナが結ばれる王道エンド、ディアスや他の仲間との意外なカップリング、それぞれの夢を追う単独エンド…。

どれもが、あなただけの真実のエンディング。

だから『SO2』は、何度でもプレイしたくなるんですよねぇ。

物語はここで一区切り。

でも、彼らの人生は続く。

続編『スターオーシャン Blue Sphere』では、この2年後の物語が描かれ、クロード君が行方不明になったり…と、まだまだ波乱万丈。

彼らの冒険は、終わらない!

壮大で、時に切なく、時にユーモラスな『スターオーシャン2』の物語。

いかがでしたか?

ネタバレ全開でお送りしましたが、この物語の持つ深遠な魅力、少しでも伝わっていれば嬉しいです。

深淵なる魂の交響曲キャラクターたちの魅力再発見!

『スターオーシャン2』が、ただの「面白いRPG」で終わらない理由。

それは、登場人物たちが、まるで隣にいそうな(いや、隣にいたらちょっと困る人もいるけど)くらい、人間臭くて、魅力的だから! 彼らの抱える悩みや葛藤、そして成長していく姿に、私たちはいつの間にか感情移入し、共に笑い、共に涙してしまうのです。

ここでは、主要キャラクターたちの魅力を、もう一歩踏み込んで、愛でていきましょう!

  • クロード・C・ケニー:迷える子羊から、星を導く獅子へ
    • (19歳/男/ヒューマン/銀河連邦少尉)
    • 初期のクロード君は、正直言ってちょっと頼りない。「父さんは凄かったけど、俺なんて…」が口癖(心の中の)。でも、エクスペルという名の異世界サバイバル&勇者(仮)生活を通して、彼は変わるんです!
    • レナちゃんを守りたい一心、仲間との出会いで芽生える責任感、そして父との永遠の別れ…これらの経験が、彼を否応なく鍛え上げ、ただの「英雄の息子」から、自らの意志で未来を切り開く「本物のリーダー」へと変貌させていく。
    • その成長過程がね、もう、たまらないんですよ! 見守る母(のような気持ち)としては、「よく頑張ったねぇ…!」と涙なしには見られません。戦闘でも、最初は戸惑いながら振るっていた剣が、終盤には自信に満ちた必殺技(空破斬! 吼竜破!)へと昇華していく。
    • 彼の成長は、プレイヤー自身の成長体験とも重なるんですよね。エンディングで彼が選ぶ道は、彼が掴み取った「自分だけの答え」。どの道を選んでも、きっと彼は力強く歩んでいくはず。
  • レナ・ランフォード:聖母の微笑みの下に秘めた、鋼の意志
    • (18歳/女/ネーデ人(エクスペル育ち)/ヒーラー)
    • 清楚で、優しくて、おっとりしていて…まさに大和撫子(ってエクスペル人だけど)!…と思いきや、この子、めちゃくちゃ芯が強い!
    • 自分の出自という、普通なら再起不能レベルの衝撃事実を知っても、「私がしっかりしなきゃ!」と前を向ける強さ。癒しの力は、ただ傷を治すだけじゃない。彼女の存在そのものが、荒んだパーティメンバー(特に男性陣)の心を優しく包み込み、前へと進む力を与えてくれるんです。
    • まさにパーティの聖母。でも、ただ優しいだけじゃない。時には頑固だったり、クロード君のことになるとヤキモチ焼いちゃったりする人間らしい一面も、また可愛い!
    • 戦闘では回復役のイメージが強いけど、ナックル装備で「えいやっ!」って戦う姿も凛々しい。彼女が笑顔でいられる世界を守ること、それがクロード君(とプレイヤー)の至上命題なのです!
  • ディアス・フラック:不器用な愛を隠す、孤高のダークヒーロー
    • (25歳/男/ヒューマン(エクスペル人)/剣士)
    • クール! ストイック! 最強! まさに孤高の剣士…なんだけど、この人、めちゃくちゃ不器用!
    • 過去のトラウマから「俺は強くならなきゃ意味がない」と心を閉ざし、他人にも自分にも厳しい。特にレナちゃんに対しては、心配する気持ちが空回りして、ついキツイ言い方になっちゃう。もう、見てて「ああー!ディアスさん、そうじゃない!」って言いたくなる(笑)。
    • でも、その不器用さの奥にある、深い愛情や、時折見せる人間らしい弱さが、たまらなく魅力的なんですよね。クロード君というライバルの出現や、プリシスちゃんみたいな天真爛漫な子との交流で、彼の氷のような心が少しずつ溶けていく過程は、本作の見どころの一つ。
    • 彼が最後に誰のために剣を振るうのか、その結末は必見です。個人的には、彼にも幸せになってほしい…!
  • セリーヌ・ジュレス:華麗なる知性と、隠しきれないお宝愛
    • (23歳/女/ヒューマン(エクスペル人)/紋章術師)
    • 自信満々で、ちょっぴり高飛車。でも、その知識と魔法の実力は本物! パーティの頭脳であり、頼れるお姉さん的存在…なんだけど、お宝やイケメンが絡むと、途端にポンコツ化するのがご愛敬(笑)。
    • 彼女の魅力は、そのギャップにあるのかもしれません。普段はクールに振る舞っていても、根は情に厚く、仲間たちのことをちゃんと気にかけている。
    • 特にクロード君とレナちゃんのじれったい関係を、ニヤニヤしながら見守ってる姿は、まるで私たちプレイヤーの代弁者のよう。戦闘では、派手な紋章術で敵を一掃する爽快感がたまらない!
    • エンディングでクロス王子と結ばれるルートは、まさに彼女らしいハッピーエンド。人生という名のトレジャーハント、彼女ならきっと最高のお宝を見つけるはず!
  • アシュトン・アンカース:不幸よ、こんにちは! 愛され双龍剣士
    • (20歳/男/ヒューマン(エクスペル人)/双龍剣士)
    • この人ほど、「なんでこうなった」という言葉が似合うキャラもいないでしょう。凄腕剣士のはずが、背中に竜(ギョロ&ウルルン)が寄生。お祓い(?)のために旅をする羽目になり、行く先々でトラブルに巻き込まれる不幸体質。
    • もう、登場するだけで笑いがこみ上げてくる、本作随一のコメディリリーフ。でもね、ただ面白いだけじゃないんです。気弱で泣き言ばかり言ってるけど、いざという時には仲間を守ろうと必死になるし、根はすっごく真面目で優しい。
    • 背中の竜たちとの奇妙な友情(?)も、なんだかんだで微笑ましい。プリシスちゃんへの片思いも、応援したくなる!
    • 彼の存在は、シリアスになりがちな物語に、温かいユーモアと癒やしを与えてくれる、貴重な存在なのです。
  • プリシス・F・ノイマン:爆走! メカ少女! 好奇心は宇宙を超える!
    • (16歳/女/ヒューマン(エクスペル人)/発明家)
    • 「むじんくん、GO!」でお馴染み、元気と発明への情熱が空回り…いや、大爆発してるメカ少女! 好奇心旺盛で、思ったことは即行動!
    • その猪突猛進っぷりは、時にパーティを引っ掻き回すけど、彼女の明るさと前向きさが、皆を元気づけるのも事実。クロード君へのストレートすぎるアプローチも、見ていて微笑ましい(クロード君はタジタジだけど)。
    • そして何より、彼女の発明家としての才能は本物! レオン君という好敵手(兼、将来のパートナー候補?)と切磋琢磨しながら、エクスペルの、いや、宇宙の科学を進歩させるかもしれない可能性を秘めているんです。
    • 子供っぽいようで、実はすごく大きな夢を持っている。そのギャップが、彼女をただの元気キャラで終わらせない魅力になっています。
  • ボーマン・ジーン:知性と包容力、大人の魅力満載の薬剤師
    • (27歳/男/ヒューマン(エクスペル人)/薬剤師)
    • パーティの知恵袋であり、良心。薬剤師としての知識はもちろん、歴史や遺跡にも詳しく、冷静な分析力で一行を正しい道へと導いてくれる、頼れる大人。
    • …なんだけど、意外と熱血漢な一面もあったり、愛妻家っぷりが微笑ましかったり、人間味あふれるところも素敵。若いメンバーが多いパーティの中で、彼の存在は精神的な支柱にもなっています。
    • 戦闘では、格闘術と薬剤知識を組み合わせた、渋い戦いぶりが光る。派手さはないかもしれないけれど、彼がいるとパーティの安定感が格段に増す、縁の下の力持ち。一家に一人、ボーマンさん、いかがですか?(無理)
  • オペラ・ベクトラ:星を駆ける愛、クールビューティーな狙撃手
    • (23歳/女/テトラジェネス人/紋章遺伝子工学者)
    • 額の第三の目が印象的な、異星から来たクールビューティー。名家の令嬢でありながら、恋人エルネストを探すため、全てを捨てて宇宙へ飛び出す…その情熱、ハンパない!
    • 普段は冷静沈着で、感情をあまり表に出さないけれど、エルネストのこととなると、途端に乙女になったり、心配性になったりするギャップがたまらない。
    • 紋章科学が組み込まれたライフル?を操る戦闘スタイルもカッコイイ! 遠距離から的確に敵を仕留める姿は、まさに頼れるスナイパー。
    • 彼女とエルネストさんの、大人な(?)ラブストーリーの行方も、気になるところです。
  • エルネスト・レヴィード:知的好奇心とロマンを追う、冒険紳士
    • (35歳/男/テトラジェネス人/考古学者)
    • オペラさんの愛する人であり、宇宙を股にかける考古学者。古代文明の謎を解き明かすことに情熱を燃やす、知的な冒険家。
    • …なんだけど、ちょっとキザで、ロマンチストすぎるのが玉に瑕(笑)。鞭をしなやかに操り、遺跡探検で培った身のこなしで戦場を舞う姿は、なかなか絵になります。
    • オペラさんと一緒にいる時だけ見せる、デレっとした表情も、彼の魅力の一つ(?)。彼の豊富な知識は、特にエナジーネーデ編で役立つことも。
    • この二人、お互いを見つけることができて、本当に良かったねぇ…としみじみ。
  • レオン・D・S・ゲーステ:ツンデレ天才少年、未来への飛翔
    • (12歳/男/フェルプール/科学者)
    • 猫耳! ショタ! 天才博士! …属性盛りすぎでは!? ラクール王国が誇る、若干12歳のスーパー頭脳。
    • 大人ぶって生意気な口をきくけど、本当は寂しがり屋で、両親が大好きな可愛い男の子。そのギャップに、世のお姉様方はメロメロになったとか、ならなかったとか。
    • 彼の開発した「ラクールホープ」がなければ、物語はもっと早く詰んでいたかもしれない重要人物。エナジーネーデでネーデの超技術に触れ、さらに才能を爆発させていく姿は、見ていてワクワクします。
    • プリシスちゃんとの、子供っぽいけど微笑ましいライバル関係も、いいスパイス。彼が未来で大科学者になるのは、もはや確定事項!
  • ノエル・チャンドラー:滅びの美学? 静かなる愛の守護者
    • (24歳/男/ネーデ人/動物学者)
    • エナジーネーデで出会う、争いを好まない、穏やかで心優しい動物学者。全ての生命を慈しみ、特に故郷ネーデの動物たちには深い愛情を注いでいます。
    • 彼の使う回復・補助系の紋章術は、まさにその博愛精神の表れ。故郷が目の前で消滅するという、想像を絶する悲劇に見舞われても、彼は静かにそれを受け入れ、残された者として、新たな地エクスペルで生きていく道を選びます。
    • その儚げで、どこか達観したような佇まいに、不思議な魅力を感じる人も多いはず。戦闘ではサポート役だけど、彼の存在そのものが、パーティの心を支える癒やしとなるでしょう。
  • チサト・マディソン:ペンは剣よりも強し!…いや、体術も強い!
    • (22歳/女/ネーデ人/ジャーナリスト)
    • 「真実を伝える!」その一心で、危険な場所にも突撃取材を敢行する、エナジーネーデの熱血ジャーナリスト。
    • その行動力と情報収集能力は、時にパーティを窮地から救うことも。明るく前向きで、ちょっとおてんばな性格も魅力的。
    • 戦闘スタイルがまたユニークで、名刺を投げたり、スタンガン使ったり、挙句の果てには華麗な蹴り技まで! あなた、本当にジャーナリスト!?
    • ノエルさんと同様、故郷を失う悲しみを乗り越え、エクスペルで新たな人生を歩み始めます。彼女のペンが、エクスペルの未来にどんな記事を刻んでいくのか、想像するのも楽しいですね。
  • ウェルチ・ビンヤード:説明不能! 歩く「お祭り」担当
    • (18歳/女/?/発明家?クリエイター?)
    • PSP版から登場し、『SO2R』にもちゃっかり続投の隠しキャラ。大きな指差し棒がトレードマークの、ハイテンションお騒がせ娘。
    • その正体、目的、種族、全てが謎! でも、なんか憎めない。特定のPAを進めると仲間になるけど、彼女がいるとパーティの雰囲気が一気にカオスに(笑)。
    • 戦闘でも、指差し棒を使ったコミカルな技を繰り出すけど、意外と強かったり…?
    • 彼女の存在は、シリアスな物語の中の、良い意味での「息抜き」であり、『スターオーシャン』シリーズの懐の深さ(遊び心)を象徴する存在なのかもしれません。

これらの個性爆発キャラクターたちが、「感情度」というシステムを通じて、より深く、複雑に絡み合っていくのが『SO2』の醍醐味。

PAでの選択肢一つ、戦闘での助け合い一つで、彼らの関係性は微妙に変化し、それが最終的なエンディング(全99種!)に繋がっていく。

まるで、人間関係のシミュレーションのよう。

あなたの育てた絆が、どんな未来を描くのか…何度でも試したくなる、悪魔的な魅力がそこにはあるのです!

奇跡の再構築『SO2R』が原作ファンと新規プレイヤーを繋いだ理由

2023年11月2日。

この日を、どれほどの『SO2』ファンが待ちわびたことでしょう。

『スターオーシャン セカンドストーリー R (SO2R)』の発売は、まさにゲーム業界における一つの「事件」でした。

単なるリマスターや移植に留まらず、原作への最大限のリスペクトと、現代の技術・感性が見事に融合した本作は、なぜこれほどまでに高く評価され、原作ファンと新規プレイヤー双方の心を掴んだのでしょうか? その秘密を、改めて紐解いてみましょう。

  • 見て、ため息。歩いて、感動。究極の「25D」ビジュアル体験
    • 『SO2R』の最大の功績は、何と言ってもこのビジュアルでしょう。懐かしのドット絵キャラクターたちが、息をのむほど美しい3D背景の中を、まるで最初からそこにいたかのように自然に動き回る。
    • この「2.5D」表現が、もう、完璧なんです! 原作のドット絵の温かみや表情の豊かさはそのままに、背景の光、影、水、空気感…全てが緻密に、そして情緒豊かに描かれている。
    • 昔遊んだあの場所が、こんなにも美しかったなんて…!と、古参ファンは涙し、新規プレイヤーはその美麗な世界に引き込まれる。フィールドをただ歩いているだけで、冒険のワクワク感が止まりません。
    • キャラクターの待機モーション追加といった細やかな演出も、彼らが「生きている」感を増幅させています。
  • 耳が幸せすぎる! 桜庭サウンド、新旧の饗宴
    • スターオーシャンといえば、桜庭統さんの音楽! 『SO2R』では、その伝説的な楽曲たちが、全曲リアレンジされて収録されています。
    • オリジナル版のメロディーの良さはそのままに、オーケストラやバンドサウンドで、よりドラマチックに、よりパワフルに生まれ変わりました。戦闘曲はさらに熱く、フィールド曲はさらに壮大に、イベントシーンはさらに感動的に…。
    • 音楽が、物語への没入感を何倍にも高めてくれます。そして、ここが重要! なんと、ボタン一つで原作(PS版)やPSP版のBGMに切り替え可能!
    • 「やっぱりこの曲はオリジナルのピコピコ感が最高!」という、私のような(?)懐古主義ファンへの配慮も完璧。気分に合わせて新旧サウンドを選べるなんて、贅沢すぎます!
  • キャラクターが、もっと好きになる。イラストとボイスの進化
    • キャラクターイラストは、人気イラストレーター梶本ユキヒロ氏によって、原作の魅力を損なうことなく、現代的にリファイン。美麗な立ち絵を見るたびに、キャラへの愛が深まります。
    • そして、ボイス! なんと、オリジナル(PS版)キャストによる新録ボイスが多数収録されているんです!(一部キャスト変更あり)
    • あの頃の、あの声で、新たなセリフが聞けるなんて…! もちろん、PSP版ボイス、英語ボイスも完備。
    • さらに驚きなのが、キャラごとに日本語の新旧ボイスを個別に設定できる機能! 「クロードはこの声優さん、レナはこの声優さんで聞きたい!」なんていう、マニアックな願望まで叶えてくれる。開発陣の『SO2』愛、恐るべし。
  • 脳汁ドバドバ! 進化した爽快アクションバトル
    • 『SO2』のバトルの魅力は、アクション性と戦略性の融合。『SO2R』では、それがさらに進化!
      • ブレイクシステム: 敵の防御を打ち破り、大ダメージのチャンスを生む「ブレイク」! これが超快感! 敵をブレイクさせた時の「やったった感」は格別です。逆にブレイクされると大ピンチなので、攻防の駆け引きが熱い!
      • アサルトアクション: 戦闘に参加していない仲間や、なんと歴代シリーズキャラを呼び出して援護攻撃! 好きなキャラでドリームチームを組んで、派手な連携攻撃を叩き込む! これが楽しくないわけがない! 歴代キャラを集めるコレクション要素も、やり込み魂をくすぐります。
    • これらの新システムと、エフェクトの派手さ、テンポの良さが相まって、バトルはまさに「爽快」の一言! アクションが苦手な人でも、オート操作や難易度調整で楽しめる配慮も嬉しいポイント。
  • 「かゆいところに手が届く」って、こういうこと! 神レベルの快適性
    • 昔のRPGって、移動が面倒だったり、セーブが大変だったり…色々ありましたよね? 『SO2R』は、その辺のストレス、ほぼゼロです!
      • ファストトラベル: マップから一瞬で移動! もう迷子にならない!
      • PAマーカー: 面倒なPA探しから解放!
      • 感情度可視化: 誰と仲良くなってるか一目瞭然! エンディング攻略が捗る!
      • その他、難易度選択、ミニマップ、目的地表示、オートセーブ、戦闘リトライ、ロード爆速化…etc.
    • プレイヤーが物語に集中できるよう、考えうる限りの快適化が施されています。これぞ、現代のRPG!
  • 原作愛がダダ漏れ! ファン感涙の追加要素&調整
    • PSP版の要素(アニメムービー、ウェルチ)はしっかり継承。
    • クロード君の「フェイズガン」再入手イベントなんて、原作ファンは「うぉぉ!」ってなりますよね!?
    • 隠しダンジョン「試練の洞窟」も、ただ難易度が高いだけでなく、演出面でもパワーアップしていて、クリア後の楽しみも万全。
    • 全体のゲームバランスも、理不尽さをなくしつつ、やりごたえは残す絶妙な調整。開発スタッフ、わかってる…!

『SO2R』は、単なるリメイクではなく、「原作へのラブレター」であり、「未来への架け橋」でもあります。

原作の魂を大切にしながら、現代のプレイヤーが最高の体験ができるように、あらゆる面で磨き上げられている。

だからこそ、古参ファンは「これだよ、これ!」と歓喜し、新規プレイヤーは「なにこれ、超面白い!」と夢中になる。

この奇跡的なバランス感覚こそが、『SO2R』が時代を超えた名作リメイクとして、今も輝き続ける理由なのです。

星の海のその先へ広がり続ける『SO2』ユニバース

『スターオーシャン セカンドストーリー』の物語は、ゲーム本編だけで完結するには、あまりにも豊かで広大でした。

その魅力的な世界観とキャラクターたちは、様々なメディアへと翼を広げ、私たちに新たな物語体験を提供してくれています。

ゲームクリア後の「SO2ロス」に陥ったあなたも、これらの派生作品に触れることで、再びあの星々の煌めきを感じることができるかもしれません。

  • 活字の宇宙旅行:小説版で深まる、キャラクターの内面
    • 「もっとキャラの気持ちを知りたい!」「あのシーンの裏側はどうなってたの?」そんな知的好奇心を満たしてくれるのが、公式ノベライズ版です。
    • 特に、ゲームシナリオに関わった方が執筆したものは、まさに「公式による深掘り解説」。ゲームでは語りきれなかったキャラクターの過去、心理描写、世界の詳細設定などが、文字を通してじっくりと描かれています。
    • 例えば、ガブリエルが抱える複雑な感情や、ネーデ文明の栄枯盛衰の具体的な描写などは、小説ならではの読み応え。これを読めば、あなたの推しキャラへの理解度と愛が、さらに深まること間違いなし!
    • また、PA(プライベートアクション)を元にした短編集では、キャラクターたちの意外な日常やコミカルな一面が描かれていて、本編とは違ったほのぼのとした気分を味わえます。通勤電車のお供にも最適!(ただし、感動シーンで涙ぐまないように注意!)
  • ifの世界線:漫画版(東まゆみ先生)が描く、もう一つの冒険
    • 多くのファンにとって、「SO2といえばこの絵!」というイメージを確立したかもしれない、東まゆみ先生による漫画版(全7巻)。
    • ゲーム序盤のストーリーを踏襲しつつも、漫画オリジナルの敵キャラ「シン」との激闘や、セリーヌとクロス王子(オリジナル!)のロマンス、ディアスの過去のさらなる掘り下げなど、独自の展開が満載!
    • 特に、クロード・レナ・ディアスの三角関係(?)は、ゲーム本編以上にドラマチックに描かれており、ドキドキハラハラさせられます。
    • ただし、物語はエナジーネーデ編には進まず、エクスペルでの戦いが一つのクライマックスを迎えて完結します。あくまでゲームとは異なる「ifストーリー」として、そのオリジナリティ溢れる熱い展開を楽しむのが吉。東先生の描くキャラクターたちは、本当に生き生きしていて魅力的!
  • 動いて喋る感動!:アニメ版『スターオーシャンEX』
    • 上記の東まゆみ先生の漫画版を原作としたテレビアニメ。キャラクターたちが実際に動き、声優さん(ゲーム版とは一部異なります)の声で喋る! それだけでファンにとっては感涙モノですよね。
    • 基本的なストーリーは漫画版に沿っており、こちらもエナジーネーデ編は描かれず、物語の途中で終了しています。そのため、「え、ここで終わり!?」という消化不良感は否めませんが、アニメならではの迫力ある戦闘シーンや、キャラクターたちの表情豊かな動きは一見の価値あり。
    • 特に、紋章術のエフェクトなどは、アニメならではの見ごたえがあります。主題歌も名曲なので、ぜひチェックしてみてください。

これらのメディアミックス作品は、『SO2』という銀河に浮かぶ、それぞれ異なる輝きを放つ星々のようなもの。

ゲーム本編という太陽の光を受けながらも、独自の光で私たちを照らしてくれます。

もちろん、ゲーム本編が至高!という方も多いでしょうが、これらの作品に触れることで、本編への理解が深まったり、新たな推しポイントを発見できたりするかもしれません。

食わず嫌いせずに、ちょっと覗いてみるのも、また楽しいものですよ。

ただし、漫画版・アニメ版は特にオリジナル要素が強いので、「ゲームと違う!」と怒らないであげてくださいね(笑)。

終わらない問い、尽きない考察星の海の謎に挑む知の冒険

『スターオーシャン2』は、クリアしたら「はい、おしまい」とはならない、実に奥深いゲームです。

壮大な物語には、解き明かされない謎が残り、キャラクターたちの行動には様々な解釈の余地があり、そしてシリーズ全体を貫くテーマが、私たちに思考のタネを投げかけてきます。

ここでは、クリア後もなお、私たちの頭脳(と妄想力)を刺激し続ける、魅惑的な考察テーマについて、ちょっとマニアックに語ってみましょう。

さあ、あなたも一緒に、知の冒険へ!

  • 「父さん…!」ロニキス提督、生存説の可能性はゼロなのか?
    • 物語中盤、クロード君の目の前で(通信越しだけど)消息を絶つ、父ロニキス提督。あのシーンは何度見ても泣けます…。でも、直接的な死亡描写がないだけに、「どこかで生きてるんじゃないか」「実は続編でサプライズ登場するんじゃ…」なんて期待、しちゃいますよね? 分かります、その気持ち!
    • しかし、残念ながら(?)後のシリーズ作品での扱いを見る限り、公式的には「戦死」というのが定説のようです。でもね、だからこそ、想像するんです。「もし生きていたら、成長したクロードと再会して、どんな言葉を交わすんだろう?」とか、「実は十賢者との戦いの裏で、別の脅威と戦っていたのでは?」とか。
    • 彼の不在が、クロードというキャラクターをより深く、より強くしたことは間違いない。でも、一人の息子を持つ母としては、やっぱり親子の再会を願わずにはいられないのです…。
  • リセットされた世界、残された記憶の重み
    • エピローグでエクスペルは時間を巻き戻され、平和を取り戻します。めでたしめでたし…だけど、ちょっと待って。クリクの人々や、エル大陸で散った兵士たちは? 彼らの死は「なかったこと」になったけど、その事実はクロード君たちの記憶には刻まれているわけですよね?
    • ネーデ人の壮絶な犠牲も、エクスペルの人々は誰も知らない。この「自分たちだけが知っている真実」の重さたるや…。特に、再生された世界で、かつて敵対した(かもしれない)アレン君やディアスさんと、何事もなかったかのように接しなければならないとしたら…? 想像するだけで、胸が締め付けられます。
    • この「記憶の非対称性」が、物語のハッピーエンドに、ほろ苦い深みを与えているのかもしれません。
  • 99通りのエンディングと、『ブルースフィア』の立ち位置
    • 『SO2』のエンディングは99通り! すごい! …でも、続編『ブルースフィア(SOBS)』の冒頭では、クロード君は連邦に戻って行方不明、レナちゃんたちは彼を探しに出る…という、特定の状況が描かれています。じゃあ、やっぱり「クロード連邦帰還エンド」が正史なの? という疑問、ありますよね。これは長年の論争の的。
    • でも、私はこう思うんです。『SO2』のエンディングは、プレイヤーが紡いだ数だけ「正史」がある、と。『SOBS』は、その無数の可能性の中から生まれた「一つの未来の物語」であり、決して他のエンディングを否定するものではない、と。
    • むしろ、『SOBS』があることで、「彼らの物語はまだ終わらないんだ」という希望を与えてくれている。そう考えた方が、ロマンがあるじゃないですか? あなたの心の中で、クロードとレナが幸せになったエンディングが真実なら、それでいいんです!
  • 「進化」か「破壊」か? ガブリエルの思想と、ネーデの選択
    • ラスボス、ガブリエルの「進化なき者に存在価値なし」という言葉。これは、単なる悪役の捨て台詞でしょうか? 私はそうは思いません。
    • 彼は、創造主ランティスの絶望と狂気を内包し、そして進化を止めて停滞を選んだネーデ文明へのアンチテーゼとして存在していたのではないでしょうか? 彼の言う「進化」が、宇宙全体の破壊と再創造という過激なものだったのは確かです。でも、その根底には、「停滞は緩やかな死である」という、ある種の真理があったのかもしれない。
    • そして、皮肉にも、最終的にエナジーネーデは、自らを犠牲にすることで宇宙の「未来(=進化の可能性)」を守る道を選びます。ガブリエルの問いかけと、ネーデ人の最後の選択。この対比は、「進化とは何か」「停滞とは何か」「文明が進むべき道はどこにあるのか」という、非常に重く、そして現代的なテーマを私たちに突きつけてきます。答えは、簡単には出ませんよね…。
  • エターナルスフィアの影:『SO3』以降の視点で見ると…
    • これはもう、禁断の領域かもしれませんが…。シリーズ3作目『SO3』で明かされた、「この宇宙、実はMMORPGでした!」という衝撃設定。これを知ってから『SO2』をプレイし直すと、色々なことが違って見えてきませんか?
    • 例えば、十賢者の異常なまでの強さや、ネーデ人の超科学力は、「ゲーム内のチート能力やオーバーテクノロジー」だった? エナジーネーデの消滅は、「運営によるサーバー削除」? ガブリエルは、もしかして「自分がゲームキャラだと気づいたNPC」だった…!? なんていう、メタ的な妄想が捗る捗る!
    • もちろん、これは後付け設定なので、『SO2』単体で楽しむのが基本です。でも、シリーズを通してプレイしたファンにとっては、この「エターナルスフィア」という視点が、物語に新たな解釈のレイヤーを与えてくれるのも事実。あなたは、この世界が「虚構」だと知っても、クロードたちの冒険を愛せますか? …私は、愛せます!(きっぱり)

これらの考察テーマは、あくまで入り口に過ぎません。

『SO2』の世界には、まだまだ掘り下げるべき謎や、語り合うべきテーマが無限に眠っています。

あなた自身の視点で、自由に考察し、想像力を羽ばたかせること。

それこそが、この不朽の名作を、未来永劫楽しむための、最高のスパイスなのかもしれませんね。

~あなたの胸に輝く、永遠の物語~終章:星屑は時を超えて

ふぅ…。

いやはや、語り出したら本当に止まりませんね、『スターオーシャン セカンドストーリー』。

ここまで長々とお付き合いいただき、本当にありがとうございました! きっと、あなたの目も肩も、限界に近づいていることでしょう(私もです…主に愛が溢れすぎて)。

クロードとレナ、そして個性豊かな仲間たちが繰り広げた、時空を超えた冒険。

それは、時に胸が締め付けられるほど切なく、時に腹を抱えて笑えるほどコミカルで、そして常に、私たちの心を揺さぶる熱いドラマに満ちていました。

この記事を通して、その壮大な物語の軌跡、キャラクターたちの息遣い、そして作品に込められた深いテーマを、少しでも追体験していただけたなら、ライター冥利に尽きます。

ネタバレ満載でお送りしましたが、それは、この物語が持つ「本質的な輝き」を、できる限り詳細にお伝えしたかったからに他なりません。

もし、あなたがこの記事で初めて『SO2』の世界に触れ、「ちょっと面白そうかも…」と思ってくださったなら。

迷わず、今すぐ『SO2R』をプレイしてください! 私がここで語り尽くせなかった(語りきれない!)感動と興奮が、あなたを待っています。

この解説は、冒険の地図にはなりますが、宝物そのものは、あなた自身の旅路の中に見つけるものなのですから。

もし、あなたが既に幾度も星の海を渡り、酸いも甘いも噛み分けたベテラン航海士であるならば。

この記事が、あなたの記憶の奥底に眠っていた冒険の断片を呼び覚まし、「ああ、そうだった!」「こんな見方もあったか!」と、新たな発見や共感をもたらすことができたなら、こんなに嬉しいことはありません。

ぜひ、押し入れからソフトを引っ張り出して、あるいは『SO2R』を起動して、もう一度、あの仲間たちに会いに行ってみてください。

きっと、何度プレイしても、新しい顔を見せてくれるはずです。

『スターオーシャン2』が描き出す物語は、ファンタジーであり、SFでありながら、その根底には、私たちが生きるこの現実にも通じる、普遍的なメッセージが流れています。

未知なるものへの好奇心と、一歩踏み出す勇気。

偶然の出会いが、かけがえのない絆へと変わっていく奇跡。

挫折や失敗を乗り越えて、人は強く、優しくなれること。

何かを守るために、何かを犠牲にしなければならない痛みと覚悟。

そして、どんな過去があろうとも、未来は自分の手で選択できるという希望。

この星の海の物語は、きっと、あなたの心の中で、いつまでも色褪せることのない、大切な宝物として輝き続けるでしょう。

そして、ふとした瞬間に、あなたの人生を照らす、道標となってくれるかもしれません。

さあ、物語は終わっても、あなたの冒険は続きます。

次にあなたが旅立つのは、どの星でしょうか? 何度でも、あの感動へ。

星の海の彼方で、また会いましょう!

-その他