2020年に世界中で流行が発生した、新型コロナウイルスによる感染症。
日本でも各地で感染が拡大しましたが、
この混乱に乗じた詐欺が発生しています。
うちはもう申請したから、関係ないな。
うちにも詐欺電話が来るかもしれないよ!
こういった詐欺は、電話でコンタクトしてくることが多いです。
被害に遭わないためにも、その手口や撃退方法を知っておきたいですよね。
ということで、今回は
- 電話を使った新型コロナ関連の詐欺の手口
- 新型コロナ関連の詐欺の撃退・防止対策
について解説します。
ぜひ最後まで読んで、詐欺から身を守ってくださいね!
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電話を使う新型コロナ詐欺の手口とは?
新型コロナ電話詐欺について
まず、『新型コロナ電話詐欺』について、解説します。
『新型コロナ電話詐欺』は公式な呼び方ではありませんが、このブログではわかりやすくするため、『新型コロナ電話詐欺』と呼んでいます。
新型コロナ電話詐欺には、
- 給付金申請や助成金制度などに絡める
- 新型コロナに関係した融資や貸し付けなどを騙る
- 新型コロナのワクチン接種に絡めてお金をだまし取る
- 公的機関や業者などになりすまして、新型コロナの対応や対策を騙る
- 『オレオレ詐欺』に、新型コロナのトピックを絡める
といった手口があります。
また、個人情報を集める目的と思われる不審電話も、多数発生しています。
この詐欺によって、2020年3月下旬から5月末までで、4,028万円もの被害が出ています。
中には、1,000万円のお金をだまし取られたケースもあり、警戒が必要です。
給付金や助成金などに絡める手口
新型コロナでは、多くの人が経済的な打撃を受けています。
それに対して、国や自治体で給付金や助成金などを出していますが、
そういった給付金、助成金などの制度に便乗した詐欺が横行しています。
こうした詐欺の手口には、大きく分けて
- 国や自治体の職員を騙る手口
- 国や行政などに委託された業者や団体を名乗る手口
があります。
そして、
- キャッシュカードなどをだまし取る
- 口座番号や暗証番号を聞き出す
- ATMを操作させて、お金を振り込ませる
というように、お金を奪い取ってしまうのです。
では、それぞれの手口について、実際にあった詐欺電話や不審電話を見ていきましょう。
国や自治体の職員を騙る詐欺
国や自治体の職員を騙る電話詐欺には、このような電話をしてくる手口があります。
自治体職員を名乗る詐欺師
給付金の振り込みには、キャッシュカードと暗証番号が必要です。
職員がご自宅に訪問するので、キャッシュカードと暗証番号を封筒に入れて渡してください。
自治体職員を名乗る詐欺師
新型コロナの給付金の申請が、ATMでできます。
自治体職員を名乗る詐欺師
子ども1人当たり3万円の助成金が出ます。
振り込むために、キャッシュカード番号か銀行口座の番号を教えてください。
自治体職員を名乗る詐欺師
国から、社員1人あたり50万円の助成金が出ます。
給付金申請代行業者を騙る詐欺
新型コロナの給付金絡みの詐欺には、給付金代行業者を名乗る手口もあります。
『給付金の代行サービスをしている』『国から申請代行の委託を受けた』
などと言って、騙そうとしてきます。
電話の事例を見ていきましょう。
申請代行業者を騙る詐欺師
国からの給付金の申請代行をしています。
マイナンバーカードでの申請は入金が早いですが、今からカードを作ると1カ月かかるので、給付金がもらえなくなる可能性があります。
でも、申請代行を利用すれば、より早く給付を受けられますよ。
ただし、手続きには2~3万円の手数料がかかります。
申請代行業者を騙る詐欺師
マイナンバーカードを持っていない人は、給付金の手続きが複雑になります。
氏名や住所、電話番号、銀行口座を教えていただき、手数料を払っていただければ、給付金を早く受けられます。
このような不審電話がありますが、
『国が業者に、1人当たり10万円の給付金の代理申請業務を委託する』ということは、ありません。
筆者は、マイナンバーカードを使わずに申請しましたが、手続きはそんなに複雑ではありませんでした。
自分で申請できますし、わからない時は役所に聞けば、教えてもらえます。
この他に、
電話を取ったら、『一律10万円の給付金の、申請代行サービスをしています。』という音声ガイダンスが流れた
という不審電話も報告されています。
音声ガイダンスは人と話すわけではありませんが、
ガイダンスに従わせることで、生年月日や家族の人数など、個人情報や家庭の情報を引き出すことはできます。
ですから、音声ガイダンスでも油断しないでくださいね!
融資や貸し付けを持ちかける手口
新型コロナの感染拡大によって、多くの企業が打撃を受けています。
詐欺師は、そんな企業の窮状も狙っていて、
融資や貸し付けを持ちかけ、『保証金』などの名目でお金をだまし取ろうとします。
では、融資や貸し付けの詐欺電話の事例を見ていきましょう。
会社員を名乗る詐欺師
新型コロナで困っている会社に、500万~3,000万円の融資をします。
自営業の人を狙う詐欺師
新型コロナの影響で資金が必要になった事業者に、緊急に特別な融資・貸し付けをしますよ。
『こちらから頼んでもいないのに電話営業をかけて来た業者』に融資を頼んではいけません!
なお、融資や貸し付けを持ちかける手口では、
事前に、ファックスなどで融資や貸し付けについてのチラシを送ってくることもあります。
新型コロナのワクチンに絡めた手口
新型コロナワクチンの接種に絡めてお金をだまし取ろうとする詐欺電話も発生しています。
ワクチンがらみの詐欺では
- 保健所
- 自治体や自治体の『新型コロナ対策本部』などの職員
- 厚生労働省の職員
などを名乗って電話をかけてきます。
どんな内容の電話か、見ていきましょう。
詐欺師
PCR検査とワクチン接種のために、予約金が必要です。
詐欺師
ワクチンを接種した日は、医療機関に一泊してもらうことになっています。
費用は後日返金されるので、一旦ワクチンと宿泊の費用を振り込んでください。
詐欺師
ワクチン接種は医療関係者が優先されるますが、10万円払えば優先的に接種出来ます。
こういった電話が来たという相談が、警察や消費生活センターに寄せられていますが、
自治体や保健所、厚労省などの職員が個人宅に電話し、費用の話をすることは絶対にありません!
新型コロナのワクチン詐欺については、こちらの記事もぜひ読んでくださいね。
関連記事:新型コロナのワクチン接種は日本ではいつできる?【詐欺電話に注意】
公的機関や業者などになりすます手口
公的機関や業者、病院関係者などになりすまして『新型コロナ対策』と騙り、消毒などの作業を持ちかける詐欺もあります。
作業費としてお金を要求する手口です。
公的機関や業者に成りすます不審電話・詐欺電話には、こういったものがあります。
水道局院になりすました詐欺師
水道管に新型コロナウイルスが付着しているので、除去する必要があります。
業者を騙る詐欺師
これまでの浄水器では、新型コロナを防ぐことができません。
この浄水器を取り付けないと、感染しますよ。
電力会社社員を名乗る詐欺師
1カ月間、電気代が無料になります。
そのための書類に印鑑が必要なので、印鑑を押してもらうために伺います。
なお、
電力会社などに成りすまして、ターゲットの様子を探る『アポ電』と思われる電話をかけてきた
というケースもあります。
『オレオレ詐欺』に新型コロナの流行を絡める手口
電話を使う詐欺といえば『オレオレ詐欺』が有名ですね。
『オレオレ詐欺』にも、新型コロナの話を絡めた手口が登場しています。
たとえば、家族や親戚などを装って
- 『新型コロナにかかってしまった』
- 『新型コロナの影響で経営が苦しいから、お金を貸してほしい』
といった電話をしてくる手口です。
かなりいろいろなバリエーションがあるので、多めに事例を見ておきましょう。
『新型コロナにかかってしまった』という手口
子どもや孫になりすまして、
子どもや孫になりすました詐欺師
体調が悪くて、新型コロナの検査をすることになった。
結果が出たら、また知らせるね。
と電話をしておき、その後
詐欺師
新型コロナだったので、治療にお金がかかる。
と言って、お金を要求する電話をしてきた。
『経営が苦しいから助けてほしい』と騙る手口
会社経営をしている知人のふりをした人が、
詐欺師
新型コロナの影響で経営が苦しくなってしまった。
お金を貸してもらえませんか。
と電話をしてきた。
新型コロナ関係の仕事のミスの埋め合わせを騙る手口
家族を騙って
詐欺師
新型コロナの感染防止に関わる仕事をしていて、重要な書類をなくしてしまった。
その失敗を埋め合わせるためにお金が必要になったので、お金を出してほしい。
と電話をしてきて、お金を振り込ませようとした。
借金の肩代わりを騙る手口
息子を装った人から
詐欺師
友人の借金の保証人になったのだが、その友人が新型コロナにかかってしまい、借金を肩代わりしなければならなくなってしまった。
という電話がかかってきた。
『新型コロナの影響』を持ち出す手口
息子になりすまして、
詐欺師
新型コロナの影響で仮想通貨が下落するから、解約することにした。
お金が入るから、振り込むよ。
と電話をしてきた。
その後、
詐欺師
未納の税金があることがわかって、修正申告をしなければならなくなった。
お金を出してほしい。
と再び電話があり、弁護士と名乗る人物が現金を受け取りに来た。
マスクや消毒液の購入を持ちかける手口
マスクや消毒液が手に入りにくいい時期に、知人を装って
詐欺師
マスクの在庫があるから、買わない?
詐欺師
消毒液が手に入ったから、1万円払ってくれれば届けに行きますよ。
などと購入を持ちかける電話があった。
『銀行が封鎖される』という不審電話
親戚を名乗る人から、
詐欺師
新型コロナの影響で、銀行が封鎖される。
お金をおろして、家にお金を置いておいた方が良い。
という電話があった。
不審電話の中には、『お金を払って欲しい』という話ではないケースもあります。
でも、後で盗みに入ったりする前段階の電話の可能性があるので、要注意です。
新型コロナに絡めて投資を持ちかける手口
世の中で大きな動きがあると、必ずと言っていいほど『投資詐欺』も発生します。
詐欺師
ワクチンの開発に投資しませんか?
投資会社社員を名乗る詐欺師
新型コロナの影響で、これから金の相場が上がります。
今申し込めば安く金が買えますよ。
なお、投資詐欺の場合は、電話だけでなく
電話の前に、パンフレットなどを送ってくるケースもあります。
ですから、投資に関するパンフレットにも、十分注意してください。
関連記事:未公開株や仮想通貨など投資詐欺の手口を事例解説!電話勧誘は危険?
個人情報を聞き出そうとする不審電話
新型コロナに関わる話を利用して、個人情報を聞き出そうとする不審な電話も発生しています。
市役所職員を名乗る詐欺師
新型コロナが流行しているので、高齢者に注意喚起の電話をしている。
警察や消防署を名乗る詐欺師
マスク(トイレットペーパー、消毒液などのケースもあり)を配布するので、家族の人数を教えてください。
保健所などの職員を名乗る詐欺師
マスクとPCR検査キットを送ります。
こういった電話では、『お金』の話がでないこともあります。
でも、
詐欺を行うために、個人情報や家族構成、健康状態などの情報収集をしている可能性があります。
ですから、十分な警戒が必要です。
詐欺や不審電話以外の、注意が必要な電話
かかってくる電話で注意が必要なのは、詐欺電話や不審電話だけではありません。
たとえば、
休校の時には、犯罪者が『家にいるのが子どもだけかどうか』を確認するために電話をかけてくることがあります。
子どもだけだと、犯罪を行いやすいからです。
また、新型コロナの流行を信者獲得に利用しようとする宗教団体もあります。
もちろん、宗教団体のすべてが悪いわけではありません。
真摯に信仰生活をして、幸せな人生を送る人も、たくさんいます。
でも、中にはいわゆる『カルト』と言われる団体もあるので、注意が必要です。
多くの人が不安になる出来事が起きる時には、電話にも注意が必要ですね。
注意
電話以外にも、
- 注文した覚えがないマスクが、代引きで送りつけられた
- 『マスクを送る』という不審なSMSやメールが届いた
- ネット上でマスクを買うためにお金を振り込んだらサイトが閉鎖され、お金をだまし取られた
- 総務省を騙って『2度目の特別定額給付金がある』というSMSやメールが届いた
- マルチ商法の販売員が、根拠なく『新型コロナに効く』などと商品を宣伝し、勧誘した
- 新型コロナの影響で仕事が大変と話したら、それを聞きつけた知人がマルチ商法や怪しい起業セミナーに誘ってきた
といったさまざまな事案が発生しています。
メールやSNS、送り付け商法や悪徳商法などにも、十分に気を付けてくださいね。
新型コロナ電話詐欺を撃退・防止するには?
ここからは、新型コロナ電話詐欺を撃退する方法や防止する方法について、解説します。
このような詐欺を撃退するには
- 詐欺電話そのものをシャットアウトする
- 万が一電話を受けた時のために、詐欺と見抜く方法を知っておく
- 自分だけで対応しようとしない
ということが大切です。
詐欺電話をシャットアウトする対策
『詐欺電話を受けないようにする』
これは最も確実な、電話詐欺の防止対策です。
詐欺師がどんなに巧妙に手口を練っても、ターゲットと接触できなければ、騙しようがありません。
そのためには
- 防犯機能の付いた電話機を使う
- 詐欺対策電話装置を使う
- 留守番電話機能や、番号表示機能を活用する
という防犯対策がおすすめです。
防犯機能付き電話機を使う
詐欺電話をシャットアウトするのに、最もおすすめなのが、
『防犯機能付き電話機』を使う
ということです。
『防犯機能』とは、どういう機能かというと、
- 通話の録音
- 電話をかけてきた相手に『この通話は録音されます』などのメッセージを流す
- 迷惑電話防止
といった機能です。
機種によっては、いろいろな防犯機能がありますし、警察と連携して開発された電話機もあります。
関連記事:【録音固定電話】防犯電話機レビュー!最新機種のおすすめを紹介!
詐欺対策電話装置を使う
『家の電話に防犯機能はないけど、まだ使えるから買い替えるのももったいない』という時に使えるのが、
外付けの『詐欺対策電話装置』
です。
これは、詐欺防止対策機能が付いていない、普通の電話機につないで使える機器です。
防犯機能付きの電話と同じように、
- 通話の録音
- 『通話を録音する』という相手へのメッセージを流す
などの機能があります。
さらに、機種によっては
緊急時には、登録した電話番号にワンプッシュで電話をかけられる
という機能もあります。
電話機を買い換えられない、買い替えたくないという人には、おすすめですよ!
関連記事:今ある固定電話で迷惑電話対策!外付け防犯装置の最新機種レビュー!
留守番電話機能や番号表示機能を活用!
留守番電話機能を活用して、詐欺電話を防止する方法もあります。
常時留守番電話にしておき、相手のメッセージを確認して、必要に応じて電話をかけなおす
という方法です。
また、知り合いの番号を電話機の電話帳に登録しておいて、
- 相手を確認してから電話に出る
- 知らない番号からの電話はすぐに取らず、電話番号を調べて必要があれば折り返す
という使い方をするのも、良い対策ですよ!
携帯電話・スマホの場合は?
ここまでに紹介したのは固定電話の場合ですが、
携帯電話やスマホでも、詐欺防止の対策方法はあります。
- 迷惑電話をブロックするアプリなどを入れる
- 非通知着信拒否の設定をする
- 知らない番号からの電話は絶対に取らず、番号やメッセージを確認してから折り返す
という方法です。
ただし、アプリを入れる時にも、安全性をよく確認してくださいね。
関連記事:【電話対策】悪質な詐欺を防止する防犯スマホアプリをケース別に紹介
怪しい電話を見極めるポイント
新型コロナ電話詐欺撃退のために知っておきたいのが、『怪しい電話を見極めるポイント』。
どんな電話を疑うべきかというと
- 厚生労働省や市区町村役所、保健所などの、公的な機関からの電話
- 業者や知らない人からの電話で、新型コロナ関係の話が出た場合
- 家族や親せき、友人知人を名乗って『新型コロナ』と『何らかのトラブル』、『マスクなどの手に入りにくい物』、『お金』に関する話が出た場合
です。
行政や公的機関が電話をかけることは、まずない
必ず覚えておきたいのが、
国の省庁や市区町村役所、保健所などの行政機関が何かの案内で電話をかけてくることはない
ということです。
行政の職員などを名乗られると、それだけで信用できる気がしますよね。
でも、1軒1軒に電話連絡をしていたら、膨大な時間と手間がかかってしまいます。
ですから、何かお知らせがあれば、必ず書面などで来るはずです。
ましてや、電話で口座番号や暗証番号を聞くことは、絶対にありえません。
手続きは、必ず書面で行いますし、暗証番号は振り込む人には必要ありませんから。
知らない人からの新型コロナの話は疑ってかかる
もう1つ大事なポイントは、
知らない人や、業者からの電話で『新型コロナ』に関する話題が出たら、詐欺を疑う
ということ。
具体的には
- 新型コロナに関する給付金の申請代行や、申請方法について
- 新型コロナ関係の、特別な貸し付けや融資
- 新型コロナワクチンのPCR検査や接種の予約、費用などについて
- 新型コロナを除去できる、予防できるなどとうたう商品やサービス、消毒作業などについて
- 新型コロナの影響で利益が出るという、株や金などについて
といった話題です。
なお、
- 融資や貸し付けを受けたい
- 給付金の申請代行をしてほしい
- 申請の仕方がわからない
といった場合は、まず自治体の役所に相談してください。
こんなキーワードが出たら詐欺を疑おう!
ここまでに紹介した他にも、このようなキーワードが出てきたら、詐欺を疑いましょう。
- 『ATMで受け取れる』
- 『口座番号を教えて』
- 『キャッシュカードが必要』『暗証番号が必要』
- 『トラブルでお金が必要』
これは、電話を使った詐欺を見抜く、基本的なキーワードです。
その電話が本物からかどうか確認する
もし行政や業者などから電話がかかってきたら、
必ず着信番号で検索して、本物の機関や業者からの電話かどうか確認してください。
『そこまでしなくていいんじゃない?』と思うかもしれませんが、それくらい警戒してちょうどいいくらいです。
本物とわかれば、安心できますからね。
そしてもし、ニセものの電話だったら
- 警察署
- 消費生活センター
などに『こういう電話があった』と連絡しておきましょう。
また来たらどうしたら良いかも相談できますし、他の人の被害を防ぐ一助にもなりますよ!
1人で判断せず、必ず誰かに相談を!
万が一、詐欺師の話を聞いて
『大変だ!』『早くしなきゃ!』『頼んでみようかな』などと思った時こそ、必ず誰かに相談して下さい。
これは、詐欺被害を防ぐためにとても大事な対処法です。
詐欺師は
- 大変な話を聞くと慌てる
- 『早くしないと対処できなくなる』と急がされると判断力が落ちる
- 『周りに迷惑を掛けたくない』と1人でなんとかしようとする
- 家族の窮状をなんとかしたいと思う
- 健康を守りたいと思う
- 経済的に苦しい時に、どうにかしてお金を工面したいと思う
といった、誰にでもある心理を利用します。
ターゲットに、落ち着いて考える余裕を与えないように、次々に電話をかけてきたりもします。
でも、誰かに話すことで怪しいポイントを見つけやすくなりますし、話した相手に『それって詐欺じゃない?』と言ってもらえる可能性も増えます。
最も確実な相談相手は
- 消費生活センター(電話番号:188)
- 最寄りの警察
ですよ!
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まとめ
新型コロナ電話詐欺には
- 給付金や、その申請に絡めた手口
- 新型コロナで影響を受けた企業などへの融資を騙る手口
- 新型コロナワクチンの接種に関わる費用などを要求する手口
- 公的機関の人や業者などを騙って、『新型コロナの対応をする』と持ちかける詐欺
- 新型コロナのトピックを絡めた『オレオレ詐欺』
などがあります。
また、新型コロナを絡めて、個人情報や家族構成、健康状態などを聞き出す不審電話も発生しています。
詐欺電話を防ぐには、知識だけでは対策は難しいです。
- 防犯機能の付いた電話機を使う
- 電話機に外付けできる詐欺対策電話装置を使う
- 留守番電話機能を活用する
- スマホにアプリを入れる
といった『電話機そのものの対策』を、ぜひ実行してください。
新型コロナの流行で、不安も多くなった、このご時世。
せめて家の電話のことくらいは、安心して過ごしたいですね。