ここ数年、あまり動きがなかったRPGシリーズ『幻想水滸伝』ですが、ふと気付けば街角で「幻水!幻水!」と叫ぶ人たち(※いないと思いますが念のため)が増えている…かもしれないほどに熱が高まっています。
注目の火種は、2025年3月6日にリリースが決定した『幻想水滸伝 I&II HDリマスター 門の紋章戦争 / デュナン統一戦争』の存在。
そして、シリーズ原作者の村山吉隆氏が深く携わっていた『百英雄伝』にも、ファンやRPG好きを巻き込んだ盛り上がりが見られるようになりました。
長期休眠中と思われていた“幻水”シリーズが、このまま完全復活するのでは…
と期待する人も多いわけです。
しかしながら、みんなが本当に知りたいのは
「いや、それで結局『幻想水滸伝6』はいつ出るんだろう?」
という一点。
この疑問に対して公式が何も答えていない現状を踏まえ、リーク情報や開発動向、ファンコミュニティの熱量など、ありとあらゆるヒントを総合しながら超論理的かつ超俯瞰的に、あれこれ詮索してみたいと思います。
半ば探偵のように情報を分析し、かつ時にシュールに、時に妄想を膨らませつつ、この記事では“幻水6”の可能性と気になる発売時期を徹底的に考察。
あなたのRPG好きアンテナをムズムズさせること請け合い(?)なので、ぜひ最後までお付き合いください。
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幻想水滸伝シリーズとは何か
シリーズの原点と特徴
まずは、そもそも『幻想水滸伝』シリーズがどんなゲームなのかを整理しましょう。
1995年、当時コナミ(現・コナミデジタルエンタテインメント)によって放たれた初代『幻想水滸伝』は、中国の古典『水滸伝』から着想を得た“108星”システムと、物語重視のRPG設計で一躍注目を集めました。
主人公が各地で仲間をスカウトしていき、最終的には108人ものキャラクターを仲間にできるという壮大さが大きな特色。
仲間一人ひとりに個性があり、時に心温まる展開があったり、時に衝撃的な別れが待ち受けたりします。
しかも、同じ世界観を共有しつつ、作品ごとに時代や地域を変えて物語が描かれるのがポイント。
未解決の謎が次回作にちらっと引き継がれたり、過去作キャラがゲスト出演したりと、シリーズ通して遊ぶとニヤニヤが止まらない要素が満載です。
壮大な政治劇や国同士の戦争、群像劇を絡めた奥深いストーリーテリングは他のRPGとは一線を画す魅力。
「どれか1作だけやったらもう全部やりたくなる」
という声が多数上がるのも納得でしょう。
そしてこの世界観を彩るのが“真の紋章”と呼ばれる27個の紋章の存在。
シリーズ中、いくつかの紋章がピックアップされながらも、すべてが明かされてはいないというミステリアスな設定がファンの心をくすぐり続けています。
さらに、古代文明シンダル族やハルモニア神聖国など、明らかにされていない要素が多く、そこに“幻水6”で迫ってくれるのではとファンが期待し続けているというわけです。
販売本数と評価の推移
現時点でのナンバリング本編は以下の5作品です。
- 『幻想水滸伝』 (PS, 1995)
- 『幻想水滸伝II』 (PS, 1998)
- 『幻想水滸伝III』 (PS2, 2002)
- 『幻想水滸伝IV』 (PS2, 2004)
- 『幻想水滸伝V』 (PS2, 2006)
シリーズ最高売上を記録したのはIIIで国内約37万本。
その後IVでやや評価が落ち込み、Vでも20万本ほどに落ち着きました。
決して超大ヒット作ではないものの、ファンの熱量がものすごいという特徴があります。
海外でも特にIIとIIIの評価が高く、メタスコア80台中盤を獲得。
ユーザースコアも軒並み高く
「隠れたJRPGの傑作」
と呼ばれています。
とくにIIは今でも“至高のJRPG”として名前が挙がるほど。
そうした背景もあり、HDリマスターの発表が大きな話題になりました。
ただ、2006年の『幻想水滸伝V』以降、ナンバリング新作が途絶えて久しく、ファンは
「そろそろ6が来るのか?来ないのか?」
と長年やきもきしているわけです。
理由としては、コナミの社内事情や主要スタッフ退社などが重なり、開発ラインが継続しなかったと推測されています。
幻想水滸伝シリーズの長期休止
本編新作は2006年のVを最後にストップ。
それでも携帯機(PSPやDS)向けに『ティアクライス』や『紡がれし百年の時』などスピンオフは出ていたものの、ナンバリングを待つファンには
「これはちょっと違う…」
という声もあり、一気にシリーズの勢いがしぼんだ印象を与えました。
そして、開発者インタビューでも
「RPGのノウハウが社内に失われた」
という発言が漏れ伝わるなど、絶望感が漂う時期が続いたのです。
とはいえファンは執念深い(失礼)。
公式には動きが無くても、ネット上では
「旧作はいつまでも色あせない」
「108星をまた集めたい」
「シリーズで描かれていない場所がたくさんあるじゃないか」
と、口々に“幻水6”を渇望する声が絶えませんでした。
幻想水滸伝I&II HDリマスターの登場と再燃する期待
リマスター発表の衝撃
ここでようやく霧を破る朗報が舞い降りたのが、2022年の『幻想水滸伝 I&II HDリマスター 門の紋章戦争 / デュナン統一戦争』の発表でした。
初代とIIを高画質化し、新機能も搭載。
ファン曰く
「まさかコナミが幻水を掘り起こしてくれるなんて!」
という嬉しい衝撃が走ったのです。
具体的には、キャラクターや背景がHD化されるだけでなく、セリフログやバトル速度アップ、効果音やBGMの強化といった、現代プレイヤー向けの遊びやすい要素が多数盛り込まれる模様。
また、マルチプラットフォームでのリリースが予告されており、Switch、PS4/PS5、Xbox Series X|S、PC(Steam)など、幅広く展開されます。
初代&IIはシリーズでも特に評価が高く、IIは名作との呼び声が高いタイトルだけに、選ばれし2本を“いま風”に遊べるようにするのは、復活第一歩としてもベストチョイスと言えるでしょう。
2025年3月6日までの道のり
当初2023年にリリース予定だったこのリマスター企画ですが、諸々の調整や品質向上のため延期され、最終的に2025年3月6日の発売が決定しています。
発表直後に延期が発表された際には
「まさか開発頓挫じゃ…?」
というウワサも飛び交いましたが、2025年3月6日という具体的な日付が提示されて以降、ファンの間では
「むしろクオリティにこだわってくれているのでは」
と再評価する声が高まりました。
HDリマスターがきちんと売上を伸ばせば、コナミにとっても
「やはり幻水ブランドには需要がある」
と判断できる材料になるでしょう。
IIIやIV、Vとリマスターを続けてから新作…
という流れもあり得ますし、一気に“幻水6”に舵を切る可能性すらあるかもしれません。
つまり、2025年3月6日はファンにとって「重要な運命の日」と言えるのです。
コナミの意図とファンの受け止め
近年のコナミは、かつての人気IPを復活させる動きを強めています。
『サイレントヒル』シリーズの新作やリメイク複数発表、メタルギアソリッドのリメイク企画など、その意欲は以前に比べるとずいぶん活発です。
そうした復活路線の一環として、『幻想水滸伝』も候補に上がったのでしょう。
実際にHDリマスターの売上次第で、コナミが“次”へ動くシナリオは十分考えられます。
ファン心理としては、「ここが正念場!」とばかりにリマスター版を応援しようというムードです。
「HDリマスターがコケれば新作も無しだ」
と悲観的に見る人もいる一方で、
「ちゃんと売れれば絶対新作へ進むに違いない」
と期待を込める人も多い。
TwitterやReddit、Discordコミュニティなどでも
「HDリマスターが出たら必ず買おう」
と呼びかけあう声が盛んに見られます。
コナミ社内の開発動向と「幻水6」の可能性
幻水開発チームの解散問題
「幻想水滸伝6」の実現について、しばしば取り沙汰されるのが
「すでに社内のRPG開発ノウハウは失われたのでは?」
という不安です。
2011年頃、幻水チームが解散し、スタッフが移籍・退社したという噂は非常に有名。
以降、コナミから据置RPGが出るケースは少なく、HDリマスターの開発もレトロタイトルの移植に注力する程度でした。
とはいえ、近年のゲーム制作では外部スタジオとの提携が一般化しています。
コナミも『サイレントヒル』のリメイクを海外企業と進めたり、『メタルギアソリッド Δ』をVirtuos社と組んで制作すると報道されたりしています。
そうした形であれば、幻水6を新たに起ち上げる際にも、必ずしも大規模な内製チームを要しないかもしれません。
リーク情報の現状
では、
「もうすでに幻水6が作られている」
という確たるリークがあるのか? と問われると、現時点ではほとんど具体的な情報は出ていません。
海外の有名リーカーやインサイダー系ジャーナリストも、幻水6に関しては沈黙。
匿名掲示板で
「コナミがひっそり開発している」
という噂は流れるものの、具体的な証拠は見当たりません。
TGS2022前後に
「コナミが世界的に愛されるシリーズ新作を発表」
という告知から
「幻水6じゃないか?」
と一瞬盛り上がりましたが、蓋を開けてみればHDリマスターでした。
ファンはずっこけつつも
「逆に言えば、幻水関連の企画が動いているのは確かだ」
と前向きに解釈している状況です。
リマスターの成果がカギ
結局、短期的にはHDリマスターの成功が鍵を握るというのが大方の見方です。
売れて新規ファンを取り込めば、
「コナミ的に幻水はまだ商品力がある」
と認識されるわけで、そこから
「III、IV、Vもリマスター行くか!」
→「なら新作も…」
という流れは十分あり得るでしょう。
もしリマスターが伸び悩み、かつ社内で他のIP再始動が先行してしまうと、幻水はさらに後回しになるかもしれません。
ファンからすると
「何としてもHDリマスターを盛り上げたい!」
という思いがいっそう強まるのです。
期待と不安ファンコミュニティの声
なぜ待たれ続けるのか
そもそも、ここまでファンに執念深く(※言い方)求められるシリーズは珍しいかもしれません。
『幻想水滸伝』の魅力は、やはり膨大な仲間キャラと奥深い物語、そして“まだ描かれていない世界の多さ”に尽きます。
シリーズには実際に
ここから先は物語で描かれていない
とされる地域や要素が山積みで、ファンの想像力をかき立ててやまないのです。
それに加え、一度プレイした人はしばしば
「推しキャラが多すぎる」
「このキャラの続きを見たい」
と熱中し、他のRPGでは替えがきかない世界観の虜になることがあります。
特に政治劇や群像劇の描写には深みがあり、RPGでありながら重厚なストーリーを存分に楽しめるのが大きなポイント。
ここまで没入度の高い“ドラマチックRPG”はなかなかないという声も根強いのです。
コナミへの懐疑
とはいえ、
「本当にコナミがそこまで本気でやるのか?」
という懐疑論があるのも事実。
HDリマスターは過去作をグラフィックや操作周りを強化して移植する企画で、ゼロから新作RPGを作るのとは別物です。
RPG開発は手間もコストもかかるため、コナミがどこまで予算と人材を割けるのかという疑問は払拭できません。
また、原作者の村山氏や旧スタッフがいない状況で“幻水6”が作られたとしても、果たしてシリーズ本来の世界観や作風が維持されるのか? ここもファンにとっては大きな問題です。
IVやVの例を見ると
「スタッフが変わっても面白い作品はできる」
という意見もあれば、
「やはり村山さんこそが幻水の核心」
という考え方もあり、ファン内でも賛否が割れやすい部分でしょう。
スマホソシャゲ化への警戒
さらに、
「もし新作と称して出てくるのがスマホのガチャゲーだったらどうしよう」
という不安はしばしばコミュニティで聞かれます。
コナミに限らず、リメイクや続編を作ると見せかけてソーシャルゲーム化する例は過去にもあり、そのたびに
「ファンの心を折りに来るのか…」
と落胆する声が上がってきました。
もちろんソーシャルゲームが絶対に悪いわけではなく、携帯機やスマホだからこそ新たな層を取り込めるというポジティブな面もあります。
ただ、幻水ファンの多くはコンシューマ機での本格RPGとしての復活を望んでいる傾向が強く、ソシャゲ化が発表されたら
「108星がガチャで出るのか…?」
と冷や汗をかくこと間違いなしです。
真の後継か?「百英雄伝」の存在感
村山吉隆氏とスピリチュアル後継作
『幻想水滸伝』といえば、原作者である村山吉隆氏がI~IIIのシナリオを中心に携わり、大きな実績を残しました。
その村山氏が独立後に手がけた“新たなRPG”が『百英雄伝(Eiyuden Chronicle)』です。
Kickstarterで大々的に資金を募り、圧倒的スピードで目標金額を達成したことが話題を呼びました。
タイトルに“百”が入っているように、仲間を多数集めるシステムや、拠点がどんどん発展していく仕組みなど、明らかに幻水の遺伝子を感じさせます。
海外メディアなどでも
「実質的にこれこそが幻想水滸伝の精神的後継」
と紹介され、ファンも
「これが事実上の幻水6だ」
という声をあげるほど期待を寄せています。
2024年4月23日発売の期待
『百英雄伝』は2024年4月23日に発売を予定しています。
対応プラットフォームはSwitchやPS4/PS5、Xbox、PC(Steam)と多岐にわたる予定で、多数の仲間キャラやコマンドバトルを中心とした王道JRPG感が魅力。
村山氏が培ってきた“108星”のエッセンスをどこまで継承しつつ、新しい挑戦を盛り込むのか、ファンにとっては注目すべきポイントと言えます。
開発途中で村山氏が2024年2月に逝去されたため、現在は残されたチームが意思を継ぎ、完成に向けて進めている状況。
悲しみの声も多数上がる一方、彼の志を作品に反映させようとする開発陣の熱意が伝わり、多くの支援者が「完成を心待ちにしている」という心情です。
コナミへの影響とファン心理
『百英雄伝』が世間的に大ヒットすれば、
「やっぱり幻水テイストのRPGは大きなニーズがあるんだ」
という事実が明るみに出るでしょう。
これはコナミにとっても見逃せない市場動向となり得ます。
「村山氏が去っても尚、幻水的な作品が受け入れられるなら、コナミも本家シリーズを改めて…」
という判断がなされる可能性は十分あるのです。
一方で、一部のファンは
「もう百英雄伝があるなら、幻水6はいいかも」
と言うかもしれません。
つまり、『百英雄伝』があまりにも鮮烈かつ完成度が高いと、本家ナンバリングへの欲求が薄れる可能性もあるという微妙な立ち位置。
しかしながら、数十年にわたる幻水ファンの情熱は根深く、「両方楽しみたい」が正直なところではないでしょうか。
幻想水滸伝6はいつ出る? 発売日を大胆予想
3パターンのシナリオ
さあ、ここからが本題の「発売日はいつになるのか」に関する大胆予想です。
もちろん公式発表は一切なく、超論理かつ超俯瞰的な推測に頼るしかありませんが、いちファンとして3通りくらい考えてみましょう。
- 楽観シナリオ
- 2025年3月のHDリマスターが世界的にヒットして売れまくる。
- コナミ上層部が「こりゃイケるぞ!」と新作企画に即ゴーサイン。
- 2026年にも制作発表があり、2027~2028年にはPS5/PS6世代向けに発売。
- 中間シナリオ
- HDリマスターはそこそこ売れるが、まずIII~Vリマスターやリメイクに着手。
- 2026~2028年頃に続編の噂が浮上し、最終的に2030年あたりに幻水6リリース。
- 手堅くシリーズを段階的に復活させるプラン。ファンは長い腰を据えて待つ羽目に。
- 悲観シナリオ
- HDリマスターが目立った成果を出せず、コナミが「やっぱ需要ないか」と判断。
- 幻水6は完全に凍結されるか、あるいはスマホソシャゲ化の可能性へ…
- バッドエンド感満載。ファンは涙を拭いながら、せめてリマスターを遊ぶ。
どのシナリオが現実味を帯びるかは2025年3月6日以降に判明するわけですが、楽観シナリオに至るにはファンの応援とリマスターのクオリティが鍵となるのは疑いようがありません。
開発期間の目安
仮に楽観シナリオで「2026年に新作開発スタート!」と決まったとしても、本格RPGの制作には最低2~4年、場合によってはもっとかかるのが普通です。
最近のJRPGはAAAタイトル並みに開発期間が長期化している例も多く、FFやペルソナに至っては発表から発売まで3~5年というのも珍しくない世界。
それでも中規模程度のRPGとしてまとめるなら、2年くらいで仕上げることは不可能ではないでしょう。
外部スタジオとの連携をうまく活用し、シナリオや世界観の監修はコナミ側がしっかり行えば、案外早く完成してしまう…
そんな希望的観測も一応あり得ます。
ただ、そうなると「幻水らしさ」を十分に詰め込めるかという疑問も浮かびますが。
ハード世代の移り変わり
2025年を過ぎると、PS5やXbox Series X|Sが発売から数年経過した“中期~後期”に突入し、PS6(仮)や次世代機の噂も出始めるころかもしれません。
そうなれば「どのハードをターゲットにするか」も悩ましいところ。
ただ、近年はタイトルの発売時点で複数ハード展開するのが標準的ですし、PC版も同発してしまうのが普通なので、大きな障害にはならないでしょう。
おそらく世代移行期のリリースならPS5/PS6どちらにも対応する“ハイブリッドリリース”という手もあるかもしれません。
幻想水滸伝シリーズの未解決伏線とファンが見たい展開
もし“幻水6”が実現するなら、ファンが期待するのはやはり以下のような要素です。
- シンダル族の謎解明
古代文明シンダル族の存在はシリーズ中でもほとんどベールに包まれています。
遺跡や古代のテクノロジーが残るのみで、その真の姿は描かれていないため、6で一気に回収されるのではないかと長年夢見られています。 - ハルモニア神聖国の本格描写
『幻想水滸伝III』で少し登場した強大国家ハルモニア。
真の紋章を研究する謎多き帝国で、ファンからは
「ここが次の主戦場になるのでは?」
といわれ続けてきました。
6でハルモニアを舞台に壮大な戦争ストーリーが展開されたら歓喜の嵐確定です。 - 27の真の紋章コンプリート
これまでにも炎の英雄や魂を刻む紋章など主要な真の紋章が出てきましたが、27個すべてを登場させたわけではありません。
いったい残りの紋章にどんな物語が宿るのか、ファンならずとも興味津々。 - IIIの後日談と主要キャラのその後
IIIはシリーズの中では比較的未来の時代設定でしたが、III以降の世界がどう変わったかはナンバリングでは描かれていません。
その後の各国の勢力図やキャラの歩みなど、気になる部分は山ほどあります。 - 新しい108星と進化したシステム
幻水シリーズといえば、ターン制バトルや一騎討ち、大規模戦争イベントなどバラエティに富んだシステムが目玉でした。
それを次世代機の表現力でどうアップデートするのか。
108人もの仲間とどんなドラマを紡げるのか。
そこが6への期待ポイントとして大きいです。
他RPGリメイク・新作動向との比較
近年は古い名作RPGをリメイク・リマスターする流れが活発で、スクエニの『ファイナルファンタジーVII リメイク』や『ペルソナ3 リロード』などが成功を収めています。
さらに『ライブアライブ』や『聖剣伝説3』といった90年代のタイトルをHD-2Dなどで蘇らせる事例もあり、過去IPを現代版で盛り上げる取り組みには需要があるのがはっきりしています。
コナミもそこに続く形で、幻水I&IIのHDリマスターに本気を出そうとしている、という見方はできるでしょう。
他社の例を見ても、ただ“移植しました”ではなく、しっかり快適機能を入れたり、グラフィックを磨き上げたり、愛と手間をかけたリマスターが好評を博しています。
『クロノ・クロス:ラジカルドリーマーズエディション』のように最適化不足で叩かれたケースもありますから、コナミが延期してまでもクオリティを高めるのは一定の理解ができる部分です。
スマホゲームへの展開はあるか?
先述したように、スマホ向けのソーシャルゲーム化がひとつの懸念材料。
コナミはモバイル事業にも力を入れているため、幻水の新作を出すときにコンシューマ機ではなくスマホを選択する可能性は十分あり得ます。
その場合、ガチャで仲間を集める…
といったシステムが盛り込まれると、ファンにとっては微妙な気持ちになるかもしれません。
ただし近年のコンシューマ市場で復活させたコナミIP(サイレントヒルやメタルギアなど)を見ると、リメイクやリブートを据置機向けにしっかり作る路線も残っています。
コナミが「幻水も据置機で復活させよう」と決断すれば、ファンの夢見る“ナンバリング完全新作”もまったくの妄想とは言えなくなるでしょう。
幻想水滸伝6に向けたファンの“備え”と盛り上がり方
HDリマスターを購入・応援する
ファンがまずできることは、2025年3月6日に発売されるHDリマスター版を全力で盛り上げること。
「買って遊ぶ」
「SNSで感想を広める」
「ファンアートや動画配信など二次創作をする」
など、人それぞれのやり方で熱を可視化し、
「需要はここにある!」
とコナミに思わせるのが最も効果的でしょう。
特に口コミやSNSのバズは最近のゲーム販売に直結することが多く、わかりやすい数値として会社にも届きやすいのです。
コミュニティで情報共有
RedditやTwitter、Discordなどの海外コミュニティでも、『Suikoden』は根強い人気があり、HDリマスター発表のときは大盛り上がりでした。
今後も最新情報が公開されるたびに話題を絶やさず、
「幻水シリーズが盛り上がっているぞ!」
という空気を絶えず作ることも大切。
リマスター版のプレイレポートを交換し合い、レビューサイトにポジティブな感想を投げるなど、ファン同士が手を取り合って宣伝する構図です。
『百英雄伝』も合わせて盛り上げる
もう一つ見逃せないのが『百英雄伝』の動向。
2024年4月23日にリリースされるこのRPGが成功を収めれば、
「幻水の精神的継承タイトルが売れた」
という事実を業界に示すことになり、コナミへの影響もあるでしょう。
村山氏が培ってきたDNAが大きく花開けば、新作幻水へ繋がる間接的な後押しになる可能性があります。
もちろん『百英雄伝』は別作品なので、
「それが売れたら幻水6も出る」
という単純な図式ではないですが、少なくとも“幻水テイストのRPGを望む層”がグローバルに多いというアピールにはなるはず。
ストーリー考察もし幻想水滸伝6が実現するなら
最後に、もし本当に幻水6が誕生した場合、どんなシナリオやシステムが考えられるのか。
これは超論理的かつ超俯瞰的に、シュールな脳内イメージを炸裂させるパートなのでご容赦を。
- 舞台はハルモニア神聖国
シリーズきっての強大国家をとうとう主軸に据える。
主人公は国家の中枢に属する軍人か、あるいは国に追われる反逆者か。
広大な領土を踏破しながら、真の紋章を巡る陰謀に巻き込まれ…
最終的には国家の根幹を揺るがす戦いへ。 - 複数主人公制の再来
幻水IIIのように、主人公が複数存在し、それぞれの視点でストーリーを進める。
途中でクロスオーバーし、誰が“最終的なリーダー”になるかはプレイヤーの選択次第とか。
108星も立場によって仲間になる/ならないが変わるなど、やり込み度満点。 - 戦争システムの進化
戦争イベントはシリーズの見どころ。
4K対応の圧巻グラフィックスやダイナミックな演出で、多人数の軍勢が激突するシーンを再現できたら大迫力です。
108人の仲間ユニット編成が鍵を握る、戦略性の高いバトルに期待大。 - シンダル族のルーツが解明
物語終盤でシンダル族の真実が明かされ、世界そのものを揺るがす大イベントが発生。
ファンが「長年待ってたよ!」と涙を流す展開も大いにあり得ます。
ちょっと壮大すぎて作者が大変そうですが、それも幻水ならではの醍醐味。 - HD-2D or フル3D?
昔懐かしいドット絵の魅力と3D背景をミックスしたHD-2D調にするのか、それともフォトリアル系のフル3Dに挑戦するのか。
ここは開発方針次第ですが、ファンとしてはあの2D調の暖かさをどこかしら残してほしい気持ちもあります。
今後のまとめと展望
ここまで解説してきた通り、「幻想水滸伝6はいつ出るのか?」という疑問は、現時点では公式回答がゼロなので、ファンの推測と期待しかありません。
しかし、それでも往年のファンたちが希望を捨てずにいるのは理由があります。
- 2025年3月6日の『I&II HDリマスター』発売が確定したこと
- コナミが近年、人気IPを復活させる機運を明確に見せていること
- 『百英雄伝』のように、幻水的RPGのニーズが世界で再認識されつつあること
これらの要因がそろえば、コナミが“シリーズ再開”を本気で検討する可能性は決して低くありません。
逆にリマスターが空振りすれば、幻水6が遠のくのは避けられないという厳しさもあります。
ファンができること
- リマスター版を買って遊び、口コミを広げる
- コミュニティやSNSで積極的に情報交換し、熱量を可視化する
- 『百英雄伝』をはじめ、幻水テイストの新作RPGを応援し市場の盛り上がりを示す
今のゲーム業界では、ファンコミュニティの声が企業の決断を動かすケースも少なくありません。
特に情報が拡散しやすい時代ですから、一人ひとりの熱意が大きなうねりに繋がる可能性は十分あるでしょう。
結びに
長年、沈黙を貫いてきた『幻想水滸伝』シリーズが、遂にHDリマスターという形で息を吹き返そうとしています。
往年のようにフルスピードで大ヒット…
とはいかないかもしれませんが、確実にファンの期待は膨らみ、SNSやネットコミュニティでは
「今こそ幻水シリーズ復活の時!」
という声が溢れつつあります。
かの大河RPGが真の新作を迎えるかどうかは、まだ誰にも分かりません。
けれども、リマスター版の成功とファンの盛り上がり、そして『百英雄伝』などの周辺RPGタイトルのヒットが重なれば、コナミが「よし、やるぞ」と奮起する可能性は大いにあるでしょう。
いざ“幻水6”が実現するならば、おそらくキャラクター愛に溢れたファンたちが世界規模で大騒ぎになるのは間違いありません。
108星という言葉は、そのスケールにふさわしいだけの魔力をすでに持っているのです。
いまはまだ正式に「発売日が〇年〇月!」なんてうれしいニュースは届いていませんが、2025年3月6日のHDリマスター発売をスタートに、シリーズの次なる展開がどこかのタイミングで示される日を気長に待ちたいところ。
もしニュースが飛び込んできたら、一瞬でバズり、かつてのプレイヤーも新規ファンも入り乱れた盛り上がりを見せるに違いありません。
というわけで、“幻水6”を夢見ながら、まずはHDリマスターに備えましょう。
名作の魅力を最新環境で堪能し、その勢いでシリーズへの愛をSNS等で叫び散らかしていれば、いつかコナミが
「それじゃあ、ついに6作っちゃおう!」
と決断してくれるかもしれません。
ファンの行動がこの先の展開を左右するなんて、ある意味リアルな群像劇かもしれませんね。
そう思うと、ちょっとワクワクしてきませんか?
以上、どう転んでも一筋縄ではいきそうにない“幻想水滸伝6”の可能性と発売時期の大予想でした。
まだまだ先行きは不透明ですが、ここまで動きが見えた時点で、すでに半分は実現に向けての第一歩を歩み始めたとも言えます。
大河ドラマには時間がかかるもの。
そろそろ再燃してもいい頃でしょう。
ともに長い旅路の終わり(あるいは始まり)を見届けたいものですね。
最後までご覧いただき、ありがとうございました。
また新たなリークや公式の情報が出た際には随時アップデートしていく予定なので、一緒に最新情報を追いかけていきましょう。