サガフロンティアシリーズは、1990年代後半にプレイステーションで一世を風靡した、自由度と独創性を兼ね備えたRPG作品群です。
なかでも「サガフロ3」の存在は、ファンにとって長年の夢ともいえる目標であり、その実現を待ちわびる声は絶えません。
発売日がいつになるのか、あるいは本当に続編が計画されているのか——こうした疑問はインターネット上で議論が尽きない話題です。
この記事では、サガフロ1・2を含むシリーズの歴史や評価、新作やリマスター情報、そしてリークや噂がどこまで真実に迫っているのかを余すところなく深掘りします。
さらに、もしサガフロ3が出るならどんな作品になるのかという予想や妄想も盛り込み、あらゆる角度からシリーズの行方を分析します。
過去作を未プレイの人も、シリーズに思い入れのあるファンの方も楽しめる、大ボリュームの考察記事です。
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サガフロンティアシリーズの魅力と概要
サガフロンティア(以下「サガフロ」)といえば、独自の戦闘システムや個性的な世界観が色濃く描かれたRPGシリーズです。
1997年に発売されたサガフロ1は、プレイステーションという当時の新プラットフォームを最大限活かしながら、複数主人公&自由度の高いシナリオ構成でユーザーを魅了しました。
一方、1999年に登場したサガフロ2ではまったく異なる世界を舞台に、水彩画風のグラフィックと年代記スタイルの物語が大きな反響を呼びました。
ところが、この2作品以降、「サガフロ3」と銘打ったタイトルは今のところ存在しません。
ファンとしては
「ロマサガのように三部作で展開してほしい」
という想いが募り続け、20年以上の長きにわたって"幻の続編"扱いされているのです。
近年、スクウェア・エニックスが過去作品のリマスターを積極的に進める中、サガフロ1リマスターが2021年に発売されるなど、シリーズの再評価がますます加速しています。
「サガフロ2のリマスターも近いかも」
「その先にはサガフロ3があるのでは?」
と期待を抱くファンは多く、新作『サガ エメラルド ビヨンド』でさらに熱量が高まっています。
インターネット上には数多の噂が飛び交い、信憑性の薄いリークも含めて様々な情報が錯綜しているのが現状です。
そこで本記事では、サガフロ3に関連する噂や背景を超論理的&超俯瞰的にひもとき、どの程度実現性があるのかをじっくり検証していきます。
2作品だけで終わらない魅力サガフロンティアシリーズの全貌
サガフロシリーズは、スクウェア(現スクウェア・エニックス)がPlayStation向けにリリースしたRPG作品群です。
以下の2タイトルが存在します:
サガフロ1サガ フロンティア
- 発売: 1997年
- 特徴: 7人の主人公を切り替え可能なフリーシナリオ、SF+ファンタジーが融合した独特の世界設定
- ミリオンセラーを達成し、当時のファンを大いに熱狂させたタイトル
サガフロ2サガ フロンティア2
- 発売: 1999年
- 特徴: 水彩画風の美麗な2Dグラフィック、世代交代を含む年代記形式のストーリー
- サガフロ1とは大きく異なる作風でありながら、コアファンから高い評価を得た
ロマンシング サガや聖剣伝説など、スクウェアの他シリーズと比べても、サガフロはかなり個性的な立ち位置を確立しています。
サガフロ1は7人の主人公を自由に選んでスタートし、進行ルートやイベント回収を好きな順番で行えるため
とにかく自由度が高いRPG
として熱く支持されました。
サガフロ2は、同じ"フロンティア"の名を冠しながら世界設定やビジュアル方向性ががらりと変わり、水彩画のような独特のグラフィックが印象的です。
システムやストーリー展開も前作とまったく違うアプローチで作られています。
この大きな変化は賛否両論も呼びましたが、シリーズファンや批評家からは
「新しい挑戦が多く、完成度が高い」
と評価されました。
それだけ個性的な2作品が出ているにもかかわらず、"3"が一向に登場しないため、ファンがやきもきするのも無理はありません。
「ロマンシング サガが短期間で1〜3を揃えたことを思えば、サガフロもその流れを汲むのでは?」
と期待されていましたが、実際にはロマサガのリマスター・リメイクが先行し、サガフロシリーズは長らく2作品で止まっています。
ロマサガとの対比と開発事情どうしてサガフロ3が出ないのか?
ロマンシング サガはすでに三部作が確立
サガシリーズとひとくちに言っても、その系譜は多彩です。
なかでも「ロマンシング サガ」はスーパーファミコン時代に三部作を発売し、リメイクや移植が繰り返されることで長年ファンを増やしてきました。
タイトルも分かりやすくロマサガ1・2・3と続き、近年はロマサガ2・3のリマスターやミンサガリマスターなど、新旧ファンを取り込む戦略が成功しています。
一方、サガフロは1と2で打ち止めとなり、三部作目がなかなか発売されない状況です。
実際、ロマサガが三部作で盛り上がったからこそ
「サガフロもそろそろ3を…」
という声が昔から絶えません。
スクウェア・エニックスとしては当時、「ラストレムナント」や「アンリミテッド:サガ」など別の新規IPや派生作品を立ち上げる動きを進めており、フロンティアシリーズを"3"までつなげる余力がなかったという推測も成り立ちます。
開発リソースは有限であり、ファイナルファンタジーや他の看板タイトルに力を入れざるを得なかったのが背景かもしれません。
ラストレムナントは"サガフロ3"の代わり?
2008年にスクウェア・エニックスからリリースされた「ラストレムナント」は、河津秋敏氏(サガシリーズの生みの親)も参加したRPGであり、
「実はサガフロ3の試作品だったのでは?」
とファンが憶測するほど、サガ的な匂いを漂わせています。
戦闘システムや世界観のパーツを眺めると確かにサガフロに通じる要素があり、
「これがサガフロ3として出ていれば…」
という声も当時からありました。
結局、ラストレムナントは"サガフロ3"というタイトルもシリーズ名も冠さないまま発売されましたが、後に
「サガフロ3と名付ける案があったらしい」
という噂が広まります。
公式には否定も肯定もされていませんが、もしその企画が通っていれば、本当にサガフロ3を名乗る新作が出ていた可能性もゼロではないというロマンを感じさせるのです。
リマスターラッシュとサガフロ再評価
サガフロ1リマスターの成功
2021年にはついに「サガフロンティア リマスター」がマルチプラットフォームで発売されました。
グラフィック強化はもちろん、新シナリオとなる主人公「ヒューズ編」や未公開イベントが追加され、ファンも驚く大幅なリファインが行われています。
当時のスクウェアが開発中だったもののカットした要素が復元され、
「これは実質サガフロ1の完全版」
「こんなの出されたら2のリマスターも期待しちゃう」
という声が殺到しました。
リマスター版は販売面でも好調で、スクウェア・エニックスが
「サガフロブランドはまだいける」
と再認識したであろう成果を残しています。
さらに、このリマスターの成功が次なるリマスター・リメイクを可能にする布石になり得るため、ファンとしては
「リマスターが売れたなら3を作ってもらうチャンスが広がるはず!」
と期待せずにはいられません。
サガフロ2リマスターがほぼ確実視?
サガフロ2もリマスターが来るという噂が絶えません。
決定的と言われるのは、キャラクターデザイナーである小林智美氏のブログ"誤記"事件です。
2023年頃に本人がブログ記事で
「来年はサガフロ2の発売もあるし~」
と書いてしまい、後に該当部分を削除したため
「これはスクエニからストップかかったんじゃないか」
と話題になりました。
実際に河津秋敏氏も
「待てばガッカリしないはず」
とコメントしており、サガフロ2のリマスターが進行している可能性は極めて高いと言えるでしょう。
もしサガフロ2リマスターが正式発表され、前作リマスターのように追加要素まで盛り込まれた大幅リファインになれば、さらにフロンティアシリーズ自体の認知度と評価が高まるでしょう。
その先には当然
「サガフロ3が作られるのでは?」
という流れが見えてきます。
サガフロ3との関係性サガ エメラルド ビヨンド
新作タイトルとして2024年発売
2023年9月、Nintendo Directにてサガシリーズの完全新作「サガ エメラルド ビヨンド」が発表されました。
複数主人公・17の世界・プレイヤーの選択による物語分岐など、サガらしい自由度の高さを謳い文句にした作品です。
ヴィジュアルやシステム面でも「フリーシナリオRPG」の伝統を強く感じさせる内容で、2024年の発売です。
発表当初、一部ファンが
「これはサガフロ3の代わりか、あるいは実質サガフロ3なのでは?」
と推測しました。
確かにリージョンを移動する多元世界観はサガフロ1的でもあり、サガフロの要素を継承している印象を受けます。
しかしタイトルはあくまで「エメラルド ビヨンド」であり、スクウェア・エニックスも河津氏も"サガフロ3"とは一言も言っていません。
したがって、この新作がサガフロ3を埋めるものなのか、あるいは別ラインの新作として今後サガフロ3に繋がるのかは不透明です。
成功がフロンティア続編の後押しになる?
サガ エメラルド ビヨンドがユーザーから高く評価され、大きな売上を残せば、
「やはりサガシリーズのフリーシナリオ路線には根強い需要がある」
とスクウェア・エニックスが確信するきっかけになり得ます。
特にエメラルド ビヨンドがサガフロ1のように"多世界を巡る冒険"をアップデートしたRPGとして成功すれば、そこから
「サガフロの新作もありだ」
と判断される可能性は十分にあるでしょう。
逆にエメラルド ビヨンドが伸び悩むと、同系統の企画であるサガフロ3にも暗雲が立ち込めるのでは、という見方も存在します。
しかしサガシリーズはロマサガ3リマスター、サガフロリマスターなど多方面でリメイク・移植が重ねられており、1タイトルの成否だけで将来が決まるとも限りません。
いずれにせよ、完全新作の成功はシリーズ全体の注目度を高め、フロンティア続編への下地を作ることは間違いないでしょう。
サガフロ3にまつわるリーク・噂の数々
PSP向け発表説や自称関係者リーク
過去には
「PSPでサガフロ3が出るらしい」
「開発者から聞いた」
という話がGameFAQsや5chなどで騒がれました。
しかし公式発表に繋がることは一切なく、投稿されたロゴやスクリーンショットも捏造と判明して、ただのデマであったというオチです。
また、"自称関係者"がSNSや匿名掲示板で語るリーク情報も度々見られますが、具体的な証拠を伴わないまま消えていくケースがほとんどです。
この手のリークは真に受けない方が賢明でしょう。
スクウェア・エニックスは本当に新作を出す場合、公式発表で一気に発信するか、あるいは商標登録情報などに先行して痕跡が出ることが多いです。
例えば「SaGa Emerald Beyond」の商標登録が見つかった際には
「これは新作か?」
と話題になり、後から本当に発表されました。
同様に「サガフロ3」の名に近い商標が出願されれば、一気に現実味を帯びるでしょう。
"Last Remnant = サガフロ3"説
ラストレムナントがサガフロ3のプロトタイプだったという噂が根強く残っているのも事実です。
スクリーンショットを
「サガフロ3開発中の画像だ」
と称して流す人が出てきたり、フォーラムで
「河津氏がサガフロ3にしようとしていたプロジェクトをラストレムナントに改名したらしい」
といった根拠の薄い書き込みが散見されました。
最終的にゲームとしては完全に別物になっているため、
「正体はラストレムナントだった」
という説はあくまでファンの推測の域を出ません。
この一連の動きが示すのは、ファンの間で
「サガフロ3が作られていたかもしれない」
「形を変えて世に出た可能性がある」
と想像を掻き立てる余地が常に存在するということです。
シリーズの余白や未完の要素が多いだけに、定期的にこうした憶測が浮上し続けるのはサガフロシリーズならではの"ロマン"とも言えるでしょう。
サガフロ3を待つ声と慎重な声ファンコミュニティの熱量
「3を作るなら今こそ」という期待
サガフロ2発売から20年以上が経過し、ユーザー層の世代交代も進む中で、なお
「サガフロ3が出たら絶対にプレイする」
という声が多く聞かれます。
サガフロ1・2はどちらも大ヒットした実績があり、それぞれ独特の世界観を持っているため、"新作が出たら絶対盛り上がるはず"と信じるファンが後を絶ちません。
特にサガフロ1リマスターで追加されたヒューズ編が「まさかの公式補完」を果たしたことにより、
「今のスクエニならフロンティア3に踏み込んでくれるかも」
と期待する人が増えました。
SNSやYouTube、ブログのコメント欄などを見ても、
「サガフロ3がもし出るならどういうストーリーになるのか」
「複数主人公は続投だろうか」
など、ファン同士が妄想を語り合うシーンをよく見かけます。
さらにサガフロ2のリマスターが決定打となれば、もう流れとしては"3"以外考えられないでしょう、という楽観的ムードが漂っているのです。
「出さなくていい派」の慎重論
逆に
「サガフロ3は出さなくていい」
と主張するファンもいます。
理由としては、1と2で方向性が大きく異なるため、3がどちらの路線を継承しても一部から不満が出る可能性が高いという点です。
- サガフロ1のファン: 「リージョン移動や妖魔、メカなどのSF要素が好き」という声が根強い
- サガフロ2のファン: 「水彩画の美麗な世界観や年代記的ストーリーが好き」という傾向がある
いざ3が出るとなれば
「自分の理想と違う!」
となる恐れがあります。
また、かつてないほど時間が空いてしまったことで、ファンの理想だけが膨れ上がっているという事情もあるでしょう。
開発側が大きく予算をかけてAAA級のRPGを作るわけでもないなら、
「無理に"3"を名乗る新作を出さずとも、サガらしいゲームを作ればファンは付いてくるのでは?」
という冷静な意見も少なくありません。
超俯瞰的予想サガフロ3がもし実現したら
1・2どちらの世界観を継承するか
サガフロ3が作られるとしたら、最初に大きな論点となるのが
「サガフロ1の世界をそのまま引き継ぐか、サガフロ2の世界を引き継ぐか、あるいは両者とはまったく異なる第三の世界を用意するか」
です。
- サガフロ1継承: アセルス、レッド、ブルー/ルージュ、エミリアなど人気キャラクターの再登場に期待が高まる。リージョンという多種多様な世界をまたぐ設定があり、複数主人公やSFテイストも生かしやすい。
- サガフロ2継承: ギュスターヴ編やウィル・ナイツ編を含む年代記的手法の深化が図れる。水彩画調の絵をHDリマスター以上にリッチに再現する試みなど、ビジュアル面の進化にも注目が集まりそう。
- 全く新しいフロンティア: サガフロの名を冠しながら世界観はリセットし、ロマサガが作品ごとに異なるように、一から新しい物語を組み立てる。ファンの中には「これが一番良い落とし所」と考える人もいる。
戦闘システムのさらなる進化
サガシリーズといえば、閃きや連携など独自の戦闘システムが特徴です。
サガフロ1は多様な種族(妖魔、メカ、モンスター、人間)を組み合わせることでパーティ編成の自由度が高く、サガフロ2では複数の戦闘モードを切り替えながら遊ぶようになっています。
もしサガフロ3が出るなら、連携のバリエーションを拡張したり、新たな種族・新規システムを追加したりと、
"予測できない面白さ"をさらに高める方向性
が有力でしょう。
たとえば
ひらめき+連携+形態変化
のような要素を融合し、戦闘中にモンスターキャラが突然新たな姿に進化するなど、サガフロらしい意表を突く仕掛けが喜ばれるかもしれません。
フリーシナリオと年代記の融合
サガフロ1のフリーシナリオ制とサガフロ2の年代記ストーリーを合わせてみるというアイデアも、ファンコミュニティでしばしば話題になります。
つまり複数主人公・自由選択型のルートを軸にしながら、キャラクターの世代交代や時間の流れを大きく組み込み、遊ぶたびに歴史が変わっていくRPGを目指すというわけです。
想像するだけでも壮大な作品が作れそうですが、それだけに開発コストも膨大になりそうという懸念もあるかもしれません。
ただし昨今のスクウェア・エニックスはHD-2Dやミドルクラス規模のRPGを多数手掛けるノウハウを積み上げているので、そこをうまく生かしてド派手なフル3D大作にしなくても、魅力的な"サガフロらしさ"を実現できる可能性があります。
ロマンシング サガ4への言及とサガフロ3との優先度
河津秋敏氏は過去に
「ロマンシング サガ4を作るのが自分の義務だと思っている」
と話し、近年もSNSで
「何とかなると思っている」
と再度触れるなど、ロマサガ4への意欲を示しています。
ファンとしては
「ロマサガ4を作る前にサガフロ3も頼みます!」
という声が上がる反面、開発リソースや優先度の問題もあり、同時進行がそう簡単にいくとは限りません。
サガフロ3が出るとすれば、ロマサガ4やエメラルド ビヨンドなどの企画とどう住み分けがなされるのかが焦点です。
サガシリーズはロマサガ、サガフロ、サガスカーレットグレイスなど複数の系統を並行しており、いわば"サガ・シネマティック・ユニバース"的に多彩な作品を出している状況ですが、そこに"サガフロ3"を組み込むには相応の戦略が必要でしょう。
とはいえ、河津氏が「ファンの要望に応えたい」という姿勢を持ち続けている限り、何らかの形でフロンティア続編にも光が当たるかもしれません。
他のリメイク・リマスター潮流とサガフロ3の可能性
業界全体でリメイクが盛ん
2020年代、ゲーム界隈では過去の名作をフルリメイクしたりHDリマスターする動きが盛り上がっています。
スクウェア・エニックスも『ファイナルファンタジーVII リメイク』をはじめ、数々のタイトルを蘇らせ、ファンの新規獲得やブランド再強化に成功しているのです。
サガシリーズも例外でなく、ロマサガやサガフロのリマスター展開はこうした潮流に乗ってきたといえます。
過去作がリマスター・リメイクされる中で多くの新規ユーザーが参入し、勢いがついてから"実は完全新作もあります"と発表する手法は今や一般的な戦略となりました。
サガフロ2リマスターが成功すれば、その次の一手としてサガフロ3が計画されても不思議ではありません。
大作・中堅RPGが並存する現代の市場
日本のRPG市場は、FFやDQのように世界的に有名な大作タイトルから、中堅規模でも根強いファンを持つシリーズまで多層的に成り立っています。
サガフロ3を期待する層は、必ずしも"グラフィック超進化"を求めているわけではなく、
サガフロの精神=革新的システムや高い自由度
をより濃厚に味わいたい、というニーズが中心でしょう。
スクウェア・エニックスが昨今積極的に展開しているHD-2D作品(オクトパストラベラー、ライブアライブリメイクなど)の成功を見ると、ド派手な3Dでなくともユーザーは十分満足する可能性があります。
むしろ中堅規模でオリジナリティを追求したほうが「サガらしさ」を発揮できるかもしれません。
サガフロ3もそうした中堅RPGとしてリリースすれば、ファンをがっちり掴む戦略が取れそうです。
公式発表はゼロ、しかし期待値は高止まりサガフロ3への結論
ここまでの情報を整理すると、サガフロ3に関して公式に「発売します」「作ってます」という発表は一切ありません。
よって確定的なことは何も言えないのが正直なところです。
ところが、サガフロ1リマスターの成功やサガフロ2リマスター確定的な状況、さらにサガシリーズ全体の活性化を見ると、
"サガフロ3が作られる土壌"はかつてないほど整っている
とも言えます。
- サガフロ1リマスターでブランド再強化 → 売上好調+ファンの声援によって「フロンティアはまだイケる」という認識が深まった。
- サガフロ2リマスターのほぼ確実視 → 実現すればシリーズ全体の再評価が進み、続編への期待がますます高まる可能性。
- 新作エメラルド ビヨンド → サガフロ的なフリーシナリオ路線がまだまだ需要を得ると証明されれば、フロンティア続編の企画も現実味が増す。
実際、「いつ出るの?」という具体的な質問に答えられる材料は何一つありませんが、ファンが「出てほしい!」と声を上げ続ける限り、スクウェア・エニックスや開発者がサガフロ3に向けて腰を上げるチャンスは巡ってくるでしょう。
とりわけ河津秋敏氏は
「ファンの熱意が開発のモチベーションになる」
と何度も言及しており、リマスターや新作の売上・反響が高ければ高いほど、新作企画が通りやすくなると考えられます。
いま楽しめる要素を満喫しようファンとしてはどう待つか
サガフロ1リマスターやロマサガリマスターのプレイ
すでに発売されているサガフロ1リマスターは追加要素が豊富で、オリジナル版を遊んだ人でも新鮮な驚きを味わえます。
ヒューズ編をクリアすると見えてくる隠れた繋がりや伏線に胸を熱くし、さらには当時カットされたイベント群が復元されているため
「こんなシナリオがあったんだ」
と再発見を楽しむのも一興です。
また、ロマサガ2・3リマスターやミンサガリマスターなど他のサガ作品も多数現行機で遊べるようになっており、シリーズの流れを俯瞰するうえでも好機です。
"サガらしさ"という共通項を感じることで、サガフロ3がどんな形で出ても楽しめる素地を育んでおくと良いかもしれません。
コミュニティで声を上げ続ける
ファンコミュニティ、SNS、フォーラムなどで「サガフロ3が欲しい!」という声が多く上がることは、スクウェア・エニックスにも意外と響くものです。
河津秋敏氏や開発チームがSNSをチェックしているというケースは珍しくなく、海外でもユーザーの声がローカライズや新作決定に繋がった事例が存在します。
もし本当にサガフロ3が見たいなら
「リマスターありがとうございます」
「新作も期待してます」
という声を積極的に届けるのは悪い話ではありません。
売れ行きだけでなく
コミュニティの熱量がシリーズの寿命を左右する
場合もありますので、物静かに待つだけではなく、応援と盛り上げを表明することが開発側へのアピールになるかもしれません。
サガフロ3が光を浴びる日は来るのか?まとめ
サガフロ3に関して、スクウェア・エニックスや河津秋敏氏から明確な公式情報は一切出ていません。
発売日の見通しはもちろん、そもそも企画が存在するのかすら確定していないのが現状です。
しかし、サガフロ1リマスターを皮切りにシリーズ全体が再評価され、サガフロ2リマスターがほぼ確実視される中、ファンは「きっと3も来る!」という高まりを見せています。
2作品しかないシリーズでありながら、これほど強い続編待望論が耐えないのは、サガフロ1と2がそれぞれ異質な魅力を放っているからこそでしょう。
SF感漂う世界で複数主人公を操作する"サガフロ1的自由度"と、水彩画のような芸術的グラフィックと年代記スタイルを融合した"サガフロ2的重厚さ"――この両方を味わったユーザーとしては、3ではどんな驚きを用意してくれるのかと期待せずにはいられません。
いま私たちができるのは、リマスター版やエメラルド ビヨンドといった既存/新作タイトルを楽しみつつ、フロンティアの世界に再び触れる土壌を盛り上げることです。
サガフロ2リマスターが正式発表された際には全力で応援し、新要素や売上動向を注視することで、スクウェア・エニックスや河津氏に
「よし、次はサガフロ3をやろう」
と思ってもらえる風を送ることが大事かもしれません。
20年以上経っても、
「サガフロ3が出るなら買うぞ!」
と待ちわびるファンが多いのは、シリーズが生み出した濃密なゲーム体験がそれだけ強烈に印象づけられた証でもあります。
リマスターの動きや新作タイトルの勢いを見るかぎり、サガフロ3への光が差し込む余地は十分にあると言えるでしょう。