1997年に誕生した『ファイナルファンタジーVII』(以下、FF7原作)は、当時のゲームシーンを一変させるほどの社会現象を巻き起こし、世界中のプレイヤーを熱狂させたRPGの金字塔です。
その圧倒的ビジュアルと革新的ストーリーは、発売から25年以上経った今でも語り継がれ、「FFシリーズのみならず、RPG全体の歴史を変えた作品」として人々の記憶に深く刻まれています。
そして2020年、スクウェア・エニックスは『FF7リメイク』と題した分作リメイクプロジェクトを始動。
続く2024年2月29日には第二作『FF7リバース』が登場し、FF7の世界はさらに広く、深く、そして大胆に再構築されました。
今日は、FF7原作とリメイク(第1作および第2作リバース)における違いを完全ネタバレ上等で掘り下げ、それがいかに多くのプレイヤーを衝撃と考察の深みへ誘っているのかを超論理的・俯瞰的に解説します。
ちなみに、情報量はてんこ盛りですので、お茶でもご用意してゆったりお読みください。
我が家の息子は「ママ、またゲームの記事書いてるの?」と言いながら横でゲームしてるし、夫は「お前、また夜更かしするんじゃないぞ」と心配していますが、締切に追われる身には休息なんて贅沢品です(笑)。
さあ、主婦業と会社員の合間を縫って書き上げたこの記事、どうぞお楽しみください!
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FF7原作(1997年発売)の世界とは?
時代を変えたRPG革命
1997年、初代PlayStationに舞い降りたFF7原作は、当時最先端の3Dポリゴンとプリレンダ背景を融合させた革命的なRPGでした。
スクウェア(現スクウェア・エニックス)は「FFシリーズのイメージを一新する」大規模プロジェクトを敢行し、まさに"RPGの未来"を提示したのです。
当時、私はまだ東京でひとり暮らしを始めたばかりの新社会人。
給料の半分をはたいて買ったPlayStationとFF7は、毎晩の癒しでした。
あの頃は徹夜でプレイしても平気だったなぁ...
今じゃ22時を過ぎると「ねぇママ、明日早いよ?」と息子に心配されるレベルですからね(苦笑)。
物語の核心:神羅カンパニーと星命学
"神羅カンパニー"という巨大企業は、星の生命エネルギー"魔晄"を抽出・利用することで世界に覇権を握っています。
主人公クラウドは元ソルジャー(自称)という過去を持ち、反神羅組織アバランチの依頼を受けて魔晄炉爆破に参加するところから物語が始まります。
この設定、今思えば「大企業による環境破壊」というテーマがすごく先見的ですよね。
我が家の義父も「神羅は昔の東京電力みたいなもんか?」と言ってましたが、それはちょっと違うと思います(笑)。
でも、環境問題に目を向けるきっかけになった作品であることは間違いありません。
FF7原作の記憶に残る要素といえば、やはり中盤で訪れる
エアリスの死。
物語のヒロイン格だったエアリスが悲惨な形でセフィロスに殺される場面は、それまで一般的だったRPGの
"仲間は死なない"
"死んだら蘇生魔法で生き返る"
という通念を打ち破りました。
あの場面、初プレイ時は「フェニックスの尾が使えないの?」とマジで画面に向かって叫びましたよ。
電車通勤中にその場面を思い出して涙ぐんでいたら、隣のスーツ姿のおじさんが「大丈夫ですか?」と心配そうに声をかけてきたこともありました。
今考えれば恥ずかしい...。
原作のゲームシステム
- ATB(アクティブタイムバトル): FF4以降シリーズで多用されたシステムを踏襲。ゲージが溜まるとコマンド入力で攻撃や魔法を繰り出す仕組みで、当時としては斬新なリアルタイム風味の戦闘が実現されました。
- マテリアシステム: 武器や防具にマテリアを装着して魔法やアビリティを習得・強化。どのキャラも同じ魔法を使える反面、組み合わせ次第で多彩な戦略が可能でした。
- ワールドマップ&ミニゲーム: ミッドガルを脱出して以降は大きな世界を自由に探索できます。チョコボ育成やゴールドソーサーの豊富なミニゲームは、ゲームクリア後もやり込みを楽しませてくれる要素として機能しました。
ちなみに、我が家の息子は「ママのゲーム、操作難しそう」と言いますが、当時は「これが最先端!」と興奮してました。
今の子どもたちが複雑なFPSとかをスイスイ操作してるのを見ると、時代の流れを感じますね。
FF7リメイクプロジェクトの壮大な野望
第1作『FF7リメイク』(2020年)の衝撃
範囲: 原作で数時間に過ぎない"ミッドガル編"だけでフル1本のゲームを作るという驚きの決断。
ビルの廊下からスラム街のサブクエストまで、あらゆる要素を拡充し、原作では思いもよらなかった"運命の番人フィーラー"というオリジナル存在を登場させ、原作の流れそのものをメタに改変するという暴挙に出ました。
正直、会社の後輩から「FF7リメイクがミッドガルだけって知ってた?」と聞かされた時は「え、冗談でしょ?神羅ビル脱出で終わり?」と声が上ずりました。
値段も普通のゲーム1本分するのに、原作の序盤だけって...と思いきや、プレイしてみたらもうボリュームがすごくて、文句なしの大満足でした。
夫に「また徹夜でゲームしてただろ」と呆れられましたが、それだけの価値ありです!
クライマックス: 原作ではなかった巨大ボス(フィーラー・ハーヴィンジャー)との最終決戦が発生し、"運命の壁"を突破。
これが「原作と違う未来へ進む」という示唆となります。
第2作『FF7リバース』(2024年2月29日)の革新
範囲: ミッドガル脱出後から原作の中盤(忘らるる都付近)まで。
一気に世界が広がるワールドマップ的フィールドが実装され、プレイヤーはカルム、ジュノン、ゴールドソーサー、コスモキャニオン、ニブルヘイムなどをめぐります。
このゲーム、義母からは「いい年して何やってるの」と言われますが、「これは仕事の研究です」と強弁して早朝から深夜まで没頭しました(良い嘘を思いついた!)。
でも、息子も横で「ママ、カッコいい!」と応援してくれたのは嬉しかったです。
ポイント
変更点:
ユフィは強制加入キャラクター化し、ヴィンセントも単なる隠しキャラではなくメインストーリーに参戦。
エアリスの最期がどのように描かれるのか、多数のファンが固唾を呑んで見守る展開となっています。
発売後の騒動:
実際にリバースをプレイしたユーザーからは
「エアリスの運命が原作と微妙に異なっている」
「ザックスの生存世界線が本編と交わるかもしれない」
などの考察が巻き起こり、SNSを中心に大盛り上がり。
もはや仕事中も密かにTwitterをチェックする日々...
上司に見つからないように要注意です(汗)。
第3作(仮称)への期待
スクウェア・エニックスは三部作で完結させる意向を公表済み。
リバースでは原作でいうとDisc1~Disc2序盤までをカバーしているため、メテオやホーリーの顛末、最終的なセフィロスとの決着は次回作で描かれる見込みです。
はっきり言って、これは私のよう「原作世代の社会人プレイヤー」にとっては死活問題。
完結編が出る頃には息子も大きくなってますし、もしかしたら一緒にプレイできるかも...なんて夢見てます。
家族サービスを理由に早く帰宅する口実にもなりそうですしね(笑)。
ストーリーの違いとポイント原作vs.リメイク
ミッドガル編の拡張と"フィーラー革命"(リメイク第1作)
原作
ミッドガルはゲーム序盤の舞台。
魔晄炉爆破→神羅ビル突入→脱出の流れが数時間で完結し、プレート崩落時にジェシー、ビッグス、ウェッジらが死亡して世界へ旅立つ展開になる。
リメイク
- 上記の数時間分を、キャラクター描写やサイドエピソードの追加で約40時間のボリュームに大幅拡張。ジェシーやビッグス、ウェッジの背景が丁寧に描かれ、プレート崩落を一層悲劇的かつ衝撃的に演出しています。
- 決定的な違い: プレート崩落後、ビッグスとウェッジが生存。ジェシーも重傷らしき描写があるものの、完全な死亡が確定していません。運命改変の影響か、原作とは異なる「死ぬはずだったキャラが生き延びる」という分岐が早々に示されました。
- バレット刺殺事件(即リカバリー): 神羅ビルでセフィロスに刺されるという原作にない事態が起こりますが、運命に反するためフィーラーが介入し、バレットが即座に回復。運命の守護者という立場が物語の軸に浮上します。
これ、プレイしてる最中に夫が部屋を覗き込んで「バレット死んだの?」と驚いてました。
私も「え、マジ?そんな展開あった?」と目を疑いましたが、すぐに蘇生。
息をのむ展開でしたね。
その後夫が「なんだ、死なないのか」と拍子抜けした顔で部屋を出て行ったのは秘密です(笑)。
運命の番人フィーラー
リメイク版最大のオリジナル設定である"フィーラー"は、原作のイベント順序を維持しようとするかのように登場し、キャラクターたちに干渉する存在として描かれます。
クラウドたちがこれを倒すことで
原作のレール=運命
が解体され、未来が分岐。
エンディングでザックスがパラレル世界線で生き延びている映像が差し込まれ、プレイヤーに「ここから先は未知のFF7だ」と強く訴えかけました。
このフィーラー、原作ファンの期待と不安を象徴しているようで面白いですよね。
「原作通りになってほしい」という気持ちと「新しい展開も見てみたい」という気持ちの葛藤...
まるで会社の飲み会で「帰りたいけど、もうちょっと付き合わなきゃ」と思う時の気持ちに似ています(余計な例えでごめんなさい)。
リメイク第2作:リバースミッドガル脱出後の世界の変貌
原作の流れ
- ミッドガル脱出後、カルムでクラウドがニブルヘイム事件の回想を語る。
- チョコボ牧場、ジュノン、貨物船、コスタ・デル・ソル、ゴールドソーサー、コスモキャニオン、ニブルヘイム…という順序で世界を巡る。
- 古代種の神殿でクラウドが黒マテリアをセフィロスに手渡し、メテオ発動。
- エアリスが忘らるる都でホーリーを発動すべく祈るが、セフィロスに殺害される。
- クラウドが精神崩壊を経て復活。星の危機を救うため最後の決戦へ…。
リメイク第2作:リバースでの改変
- ユフィがストーリー本筋へ: 原作で任意加入だったユフィは、リバース本編では強制参加キャラに変化。ミッドガル脱出後の早い段階からクラウドたちに合流し、ウータイの事情なども物語に組み込まれています。
ウータイ出身のユフィを見てると、なぜか私の長崎弁が出そうになるんですよね。
「アンタたち、マテリア持っとうやろ?」みたいな。
方言キャラって親近感湧きますよね。
私も東京に来たての頃は方言を直そうと必死でしたが、今では子どもに「ママ、たまに変な言葉使うよね」と突っ込まれる始末です(照)。
- ヴィンセントもストーリー上で重要性アップ: ニブルヘイムにある神羅屋敷で眠っているヴィンセントは、原作では隠しキャラ扱いでしたが、リバースでは早期からイベントに姿を見せ、クラウドらを導くシーンが追加。彼の過去(宝条やルクレツィアとの因縁)についても原作以上に掘り下げが行われているようです。
- エアリスの運命が揺らぐ: 原作で最大の山場だった彼女の死が、リバース終盤で一度"起こりかける"ものの、新たな力が介入することで彼女が完全には消滅せず、クラウドたちの前から突如姿を消すかたちになっています。エアリスが星を救うホーリーを発動しようとしている運命は同じですが、その結末が確定しないまま、第2作は幕を下ろします。
これね、会社の同僚と食事中にこの話になったら、
「エアリスが死なないなんてあり得ない!」
「いや、死ななくてもいいじゃん!」
って議論が白熱して、周りのお客さんに迷惑かけました...。
老若男女問わず、FF7の話題はみんな熱くなるんですよね。
- セフィロスの思惑: 原作に比べて遥かに積極的にクラウドへ語りかけ、世界線や運命について示唆するセリフが多いです。「あと7秒…足りないな」など謎めいた言葉を残し、メテオではなく"星のリユニオン"と称する新たな計画を進めているかのように描かれています。リメイクのセフィロスは「ただの破壊者」ではなく、星の運命を超越しようとしている節が見え隠れする点が大きな相違となっています。
正直、このセフィロス、セクシーすぎませんか?(思わず口に出してしまった)。
声も見た目も完璧で、「悪役なのに惚れそう」という危険な魅力があります。
息子に「ママ、なんでため息ついてるの?」と聞かれて「いや、仕事のことで...」と誤魔化しましたが、セフィロスを見てだけでため息が出るのは、40代主婦の秘密です...。
キャラクターの変化と見どころ誰が一番変わった?
クラウド・ストライフ
- 原作: 記憶混濁によって「自分はソルジャー1stだった」と思い込む。中盤で精神崩壊し、実は親友ザックスの人格や思い出を取り込んでいたと判明。
- リメイク: ミッドガル編から何度もセフィロスの幻を見たり、頭痛に苦しむ描写が多く、ザックスのパラレル世界線が暗示されているため「クラウドのアイデンティティをどこまで再構築するか」が大きな焦点。リバースではカルムの回想シーンで矛盾がさらに顕在化し、クラウド自身も"自分が何者なのか"に翻弄されています。
クラウドって、どこか会社の新人みたいですよね。
「俺、前の会社では◯◯をやってました!」とか強がりながら、実は全然違う...。
会社の飲み会でいきなり倒れる新人社員を見た時、一瞬「クラウド?」って呼びかけそうになったのは内緒です。
エアリス・ゲインズブール
- 原作: 古代種(セトラ)の少女で、星を救うホーリーを発動できる血筋を持つ。中盤でセフィロスに殺害され、ファンのトラウマ・涙腺破壊事件となりました。
- リメイク: 第1作から自分が古代種であることを把握し、運命をある程度予期しているかのような言動が多くなっています。「私のこと…好きにならないでね」とクラウドに釘を刺すシーンなど、原作にはない"達観"を感じさせます。リバースでは一度セフィロスの刃に貫かれた様子がありつつ、間髪入れず何かしらの干渉によって行方不明に。果たして完全に死亡したわけではないため「エアリスが生き残るかもしれない」と憶測を呼び、ファンの心境を大いにざわつかせています。
エアリスのあの自己犠牲的な優しさは、母親として共感するところがあります。
「自分が犠牲になっても、大切な人や世界を守りたい」
という気持ち..
.子どもが熱を出した時、自分も寝不足でクタクタなのに看病する感覚に近いかも(大げさですかね?)。
ティファ・ロックハート
- 原作: 幼馴染としてクラウドを見守り、その記憶の歪みを修正するキーパーソン。プレイヤーの感情移入がしやすい位置付けでした。
- リメイク: ミッドガル編からクラウドとのやり取りが濃密に描かれ、彼の奇妙な発言に対するティファの内心が繊細に表現されています。リバースではカルムでの回想時点で「これは本当にあなたの思い出?」と強い疑念を抱き、クラウドに寄り添う一方で自分も不安を抱える姿が丁寧に描写。プレイヤーにとっては、クラウドの真相に近づく手掛かりを与えてくれるキャラといえます。
ティファのあの忍耐強さ、まるで夫の実家に嫁いだ時の私みたい(余計な告白)。
義母のやり方と違うやり方で家事をすると「あら、そんなやり方もあるのね」と言われて、内心「このやり方の方が効率いいんだけどな...」と思いながらも笑顔で対応する感じ。
ティファも色々我慢してるんだろうなぁ。
バレット・ウォーレス
- 原作: アバランチのリーダー。七番街プレート崩落で多くの犠牲を出し、以降は娘のマリンを抱えながら神羅への復讐に燃える。
- リメイク: 神羅ビルでセフィロスに刺し殺されかける異常事態が起きるが、フィーラーの介入で"なかったこと"に。これによって「明らかに運命が干渉している」という事実をプレイヤーに突きつける形になりました。リバースではコレル村の過去やダインとの因縁が一段とドラマチックに描かれ、バレットの父性や責任感が深く掘り下げられています。
バレットの娘マリンへの愛情は、子を持つ親として胸に染みます。
片腕ガトリング砲なのに娘を抱っこする姿がなんとも言えない...。
私も仕事と育児の両立で四苦八苦した時期がありましたから。
ただ、私が片腕ガトリング砲だったら電車通勤はかなり厳しいので、その点バレットはすごい(笑)。
セフィロス
- 原作: 元ソルジャー1stの英雄で、5年前のニブルヘイム事件を機にジェノバ細胞と同化して世界を破滅させようとする。
- リメイク: 最初の魔晄炉爆破ミッション後からクラウドの前に頻繁に姿を現し、精神を揺さぶる。運命や世界線を知っているかのような発言が特徴で、原作での"終盤にかけて徐々に姿を現す"という構図とは大きく異なります。リバースでは「星の滅亡を回避したいのか、それとも別の意図があるのか」解釈が割れるような新台詞が続々登場。もはや"原作とは違うセフィロス"になりつつあります。
セフィロスって、会社でいうと超エリート社員が突然「会社の存在意義に疑問を持った」と言って豹変するような存在ですよね。
私も新人の頃、憧れの先輩が急に「この仕事に意味があるのか?」って言い出して辞めていった時、セフィロスを思い出しました。
長い髪をバサッとなびかせて颯爽と退職していく姿に、なぜか感動したのは若かったからでしょうか...。
ザックス・フェア
- 原作: クラウドの回想や一部イベントで触れられる故人。ソルジャー1stだったが、神羅兵に銃撃され死亡。クラウドはその記憶と人格を無意識に取り込んでいた。
- リメイク: 第1作エンディングで「もしザックスが生き残っていたら?」という世界線が示唆される超サプライズ。クラウドを担いでミッドガルに戻るザックスの姿が描かれ、リバースではザックス視点のパートも存在。クラウドたちの世界線とは時系列が微妙にずれているようで、ザックスがどのタイミングで彼らと接触するのかが大きな考察ポイントになっています。
ザックスの明るさ、行動力、そして人を信じる心...会社の中でいると「こんな同僚欲しい!」って思っちゃいますね。
でも同時に「こういう人って早死にしそう...」って不安も。
実際、原作では...ごほん、ネタバレはここまでにしておきます(笑)。
ジェシー / ビッグス / ウェッジ
- 原作: ミッドガル編でプレート崩落に巻き込まれ死亡。
- リメイク: 大幅な掘り下げにより、各キャラの個性やドラマが深まっています。ジェシーは演劇好きの父を支える娘という背景を持ち、ビッグスはスラムの孤児院で教師的な活動をしており、ウェッジは猫好きのお調子者といった具合。プレート崩落でもビッグスとウェッジは明確に生存し、ジェシーも装備品がビッグスの病室に置かれているなど、生存の可能性をほのめかす演出となっています。
正直、原作でこの3人が死んだ時はそこまでショックじゃなかったんですが、リメイクでキャラ掘り下げがされた後だと「え、この人たち死ぬの!?」って本気で動揺しました。
特にジェシーのバックストーリーを知った後...。
こういうところが、原作知ってる人にも新鮮な驚きを与えるリメイクの妙技ですね。
遊びやすさも大幅アップシステム的な進化
戦闘システム:コマンド×アクションの融合
- 原作: ATBゲージベースのコマンド入力式。行動選択には時間的猶予があり、敵が攻撃してくる速度にもリアリティがあって飽きにくい設計でした。
- リメイク: フィールド上で自由にキャラを操作し、近接攻撃や回避ガードを駆使しながら、ATBゲージを消費して魔法やアビリティを放つ仕組み。単なるアクションゲームではなく、必要に応じてスローモーションになる「コマンド選択の余地」があるハイブリッド方式。ハイテンポな手触りと戦略性が両立し、ユーザーの評価は概ね好評です。リバースでは仲間キャラ同士のシナジー技が追加され、FF10の「オーバードライブ・コンビネーション」のような一歩進んだ連携が注目を集めています。
これ、老眼が進んでいる私にとってはちょっと厳しい進化でした(笑)。
原作の頃は「あ、ATBゲージ溜まった!」とゆっくり確認してたのに、今は画面中の情報量が多すぎて最初は混乱。
「ママ、そっちじゃなくてR1ボタン押して!」と息子に指導される始末...。
でも慣れると超快適で、もう原作には戻れません。
チャプター制からオープンワールド的構造へフィールド
- 第1作(ミッドガル編): 基本的にチャプターで区切られた舞台。スラム街やウォールマーケットなどは自由探索の要素があるものの、大枠はストーリー進行に沿って閉鎖性が強めでした。
- 第2作(リバース): 原作のワールドマップを意識した広大なエリアが展開。プレイヤーが地域ごとに自由に移動でき、サブクエストやミニゲームをこなしつつメインストーリーを追える設計。実質的にオープンワールドへ近づいた形で、「FF7の世界をリアルに再現」する開発思想がうかがえます。
第2作のリバースは、原作を知るプレイヤーにとって「あの夢がついに実現した!」という感動があります。
ミッドガル脱出後の世界を自由に探索できる喜び...ゴールドソーサーではしゃぎすぎて翌日の会社で居眠りしそうになったのは秘密です。
キャラ育成武器強化要素の追加
- 原作: レベルアップとマテリア成長がメイン。武器や防具のスロット数・成長率によってマテリア運用の幅が変わる仕組みでした。
- リメイク: マテリア育成に加え、各武器に"コア"や"スキルツリー"があり、スキルポイントを振り分けることで武器性能をアップ可能。長年愛用した初期武器(バスターソードなど)も最後まで強化して使い込めるため、プレイヤーの個性や好みが反映しやすくなっています。
武器強化システムは家計管理に似てるかも?限られた予算(SP)をどう分配するか...「子どもの塾代」「夫の小遣い」「自分のお小遣い」「貯金」みたいな。
いや、ゲームの方がずっと楽しいですけどね!現実の予算配分は「自分のお小遣い」が真っ先に削られるという...(遠い目)。
SNSが大盛り上がりファンコミュニティの反応・考察
1. エアリスは今度こそ生存するのか?
- 原作で悲劇のヒロインと化したエアリスの運命が"運命改変"で回避される可能性は、リメイク最大の論争ポイントです。
- 肯定派:悲劇の繰り返しではなく、新たな展開でエアリスを救ってほしい。
- 否定派:エアリスの死こそがFF7の根幹的なテーマ。これを消してしまうと作品性が変わりすぎる。
この議論、うちの夫婦でも発生して「なんで大人がゲームキャラの生死で喧嘩してるんだ?」と息子に呆れられました(笑)。
でも本当、エアリスの生死って、FF7の根本を揺るがす大問題なんですよね。
2. ザックスがどこで合流するのか?
- ザックス生存世界線はクラウド&エアリスと交錯するのか、リメイク第3作で巨大なクライマックスに繋がるのか。すでにリバースではザックスがミッドガルにたどり着くシーンが描かれており、原作では不可能だった"夢の共演"が実現するのではと期待されます。
「ザックスとクラウドが対面したら...」と考えただけでドキドキします。
会社の同期がずっと「ザックス推し」なので、彼女からは「エアリスとザックスがついに結ばれる!?」というメッセージが毎日のように届きます。
大人の女性が平日からそんなに熱くなるなんて...って、私も熱くなってるんですけどね(自己ツッコミ)。
3. セフィロスの真の狙い
- 原作でのセフィロスは「メテオ発動→星のエネルギー大放出→自分が神になる」という非常に分かりやすい破壊的目的でした。
- リメイクのセフィロスは運命や世界線を意図的に操作しているような素振りがあり、従来と異なる次元の行動原理を持つ可能性が示唆されています。結果、「星の破滅を未然に防ぎたい」という説や「クラウドを利用して新たな運命を築きたい」説など、多彩な解釈が飛び交っているのです。
セフィロスの新しい目的、なんとなく「会社の新事業計画」みたい。
社長が「これからの時代はこうだ!」と謎のビジョンを語り出し、社員が「一体何が言いたいんだ...」と困惑する、あの感じに似てます。
でも、セフィロスの場合は美しすぎるので、何を言っていても「はい、その通りです!」と言いたくなるのが恐ろしい...(笑)。
4. マルチバースFF7という捉え方
- フィーラー=原作の出来事を守る存在、クラウドたちがフィーラーを倒す=原作通りにはいかないマルチバースへ移行、と見る向きが強いです。ザックスが生きている並行世界線でエアリスが救われる可能性も高まっており、「リメイクとは実質別の作品」と割り切るユーザーもいます。
マルチバース理論って難しそうに見えますが、例えるなら
「もし私が長崎から上京してなかったら?」
「もし違う会社に就職してたら?」
「もし夫と出会わなかったら?」
みたいなパラレルワールドが無限に存在するってこと。
そう考えると、FF7の世界も「もしあの時、あの選択をしていたら?」という可能性が無限にあるわけで...深いですね(遠い目)。
5. 次回作の注目点
- 最終決戦は当然セフィロスになるだろうが、そこにザックスや別世界のエアリスが介入して"歴史を塗り替える"シナリオが発生するのでは?
- ヴィンセントやシド、ケット・シーといった原作後半に重要な役割を果たすキャラが、どうリメイク仕様で物語に絡むか。
- ウェポン覚醒や北の大空洞、クラウドの深刻な精神崩壊エピソードなど、原作Disc2~Disc3でのイベントが一体どれほどアレンジされるのか、プレイヤーの期待と不安は尽きません。
次回作への期待って、「ドラマの次回予告」を見た後の気持ちに似てますね。
「えっ、そこで終わるの!?」「次回どうなるの!?」「早く見たい!」という気持ちで一杯です。
最終回を迎える時は、会社を休んでプレイするかも...(冗談です、ボス!...多分)
考察なぜここまで大胆な改変が行われたのか?
今までの情報を踏まえて、本作リメイクが持つ"さらなる深層"を、ちょっとシュールな視点から考えてみましょう。
「なぜここまで大胆な改変が行われたのか?」をちょっと突拍子もなく推測してみます。
- メタフィクションとしてのFF7リメイク
オリジナルのFF7が
"完璧すぎる伝説"
として認知される中、通常のリマスター的焼き直しではなく、あえて
"運命を守る番人=原作ファンの期待や思い出"
を実体化させ、それをクラウドたちに打ち破らせることで「古いレールを越え、新たなFF7」を創る壮大な自己言及という側面があります。
これって、「お料理上手の義母の味」と「自分なりのアレンジ料理」の関係にも似てますよね。
「いつもの味が恋しい」という気持ちを大事にしながらも、「でも自分のやり方でもおいしく作れるはず」と挑戦する...
そんな嫁の気持ちを開発陣は理解していたのかも?(深読みしすぎ?) - エアリスの死が持つ象徴性と再生
FF7を語るうえでエアリスの死はあまりに有名なトラウマイベント。
もしリメイク版でエアリス生存ルートを提示するならば、それはまさに「絶対変えられないと信じられていた原作の決定事項を覆す」行為となります。
ファン心理からすると複雑ですが、「もう一度同じ結末を迎えるのか?」を恐る恐る見届けようとする緊張感こそがリメイク版の魅力を引き上げているといえます。
エアリスの死がなかったら...それはもうFF7じゃない、という意見もありますが、逆に「人生にはセカンドチャンスがある」という希望を描くことで、原作とは違う感動を呼ぶ可能性もあります。
人生経験を積んだ大人のプレイヤーには、その方が心に響くかもしれませんね。 - ザックスの復活とクラウドのアイデンティティ
原作ではザックス=物語開始前に亡くなっている設定ゆえ、回想や脇ストーリーでしか描かれませんでした。
ところがリメイクでは、そのザックスが実際に生き延びている世界線を提示することで、クラウドの人格形成自体が揺るがされる深刻なテーマを投げかけています。
これは自分でもびっくりするほど共感できるポイント。
若い頃「こんな人間になりたい!」と思った先輩や憧れの人って、実はその人の"いいとこどり"を自分の中に取り込んでいるだけかも...。
会社でふと「あれ?今の口癖、昔の先輩そっくり」と気づいた時のような。
自分のアイデンティティって、本当は他者の影響で構築されているんじゃないか?
と考えると、クラウドの混乱がすごく人間らしく感じます。 - 現代技術が生む"もうひとつのFF7"
20年以上の時を経て、ゲームのグラフィックや演出力が飛躍的に向上し、ボイスやモーションキャプチャ、フォトリアルな背景が可能になりました。
この環境を生かして「もし当時制限がなかったらどう描いたか」を追求するだけでなく、「新たな解釈やストーリー変革を加えて同時代のプレイヤーにも刺さる作品を作る」のがリメイクの使命だったともいえます。
技術の進化って本当にすごいですね。
原作当時と比べると、息子が「ママ、昔のゲームってこんなにカクカクだったの?」と言うレベルの差があります。
それでも当時は「最高のグラフィック!」と興奮していたんですよね...。
歳をとると痛感しますが、進化は止まらないものです。 - 多次元的な時間軸とセフィロスの再定義
原作では終盤で見せるセフィロスの狂気や悪意が強く、クラウドとの一騎打ちが悲壮感を伴っていました。
リメイク版では冒頭からセフィロスが登場し、クラウドを誘惑・翻弄しますが、どうも破滅を望むだけではない雰囲気。
むしろ「星が滅ぶ未来を回避するためにクラウドを利用している」という見方すら成り立ちます。
悪役の再定義って、大人になって再見したドラマの悪役が「実は理解できる...」と感じるあの経験に似てませんか?
子どもの頃は単純に「悪い人」と思っていたのに、大人になって見ると「あ、この人にもこういう事情があったのか」と複雑に捉えられるようになる...。
セフィロスも単なる悪役ではなく、複雑な動機を持つキャラクターとして再構築されているのかもしれません。
FF7リメイクが教えてくれるものまとめ
FF7原作とリメイクを比較するとき、多くのプレイヤーが注目するのは以下のポイントです。
- 運命の番人の存在がストーリーに根本的な変革を起こした
- 原作通りに行動してほしいフィーラーを、クラウドたちが倒すことで「原作レール」を打ち破り、パラレルワールドへ突入。
その象徴がザックス生存ルートやエアリス運命の揺らぎです。
- 原作通りに行動してほしいフィーラーを、クラウドたちが倒すことで「原作レール」を打ち破り、パラレルワールドへ突入。
- キャラクター描写の強化と生死の逆転
- ジェシー、ビッグス、ウェッジの生存、ユフィやヴィンセントの本筋への組み込みなど、原作では脇役だったキャラクターが大きくクローズアップされています。
原作ファンも展開が読めず、物語の新鮮味を存分に味わえる仕様です。
- ジェシー、ビッグス、ウェッジの生存、ユフィやヴィンセントの本筋への組み込みなど、原作では脇役だったキャラクターが大きくクローズアップされています。
- 戦闘システムとフィールド構造の現代化
- リアルタイムアクションとコマンドを融合したバトル、広大なフィールドやボリューム満点のサブクエストなど、プレイヤーが長時間遊んでも飽きない設計となっており、原作をリスペクトしつつもゲーム体験を大きくアップデートしています。
- 三部作完結編への期待と不安
- リバース時点でエアリスが明確に生き残っているわけではなく、ザックスの世界線も未完。
セフィロスが多次元的な計画を進めているような台詞もあり、完結作で一体どのようなフィナーレが描かれるかが最大の焦点です。
- リバース時点でエアリスが明確に生き残っているわけではなく、ザックスの世界線も未完。
- メタ的再構築としてのリメイク
- 原作への敬意を払いながらも、「あえて大幅に改変する」姿勢は「当時のFF7が果たしたRPG革命を、現代版としてもう一度起こしたい」という製作者の意図を感じさせます。
ファンコミュニティでは賛否両論あるものの、どちらの意見も「FF7が大好きだからこそ熱量を持って語れる」という点で共通しており、シリーズ全体の盛り上がりに繋がっています。
- 原作への敬意を払いながらも、「あえて大幅に改変する」姿勢は「当時のFF7が果たしたRPG革命を、現代版としてもう一度起こしたい」という製作者の意図を感じさせます。
現代だからこそ語れる"新たなFF7"の物語結び
1997年、FF7原作がもたらした衝撃はあまりにも大きく、多くのRPGプレイヤーに「ここまで感情を動かされるものなのか」という気づきを与えました。
その後、長らく「神ゲー」としての地位を確固たるものにしながら、派生作品や映像作品で物語の外縁を補完し続けてきたFF7。
そして2020年代に入り、リメイクシリーズとして原作のストーリーを下敷きにしつつ、新たな運命を書き足すプロジェクトが動き出した結果、世界は再び「FF7をめぐる熱狂」に包まれています。
キャラクターの生死すらも逆転する大規模な改変、クラウドとザックスの宿命的リンク、エアリスの未来の可否、セフィロスの"リユニオン"に隠された真意――いずれも原作ファンですら答えを知らない未知の展開です。
リメイク第1作(ミッドガル編)で運命の番人を倒し、第2作(リバース)で忘らるる都まで到達したクラウドたちは、もう原作通りには進まないかもしれません。
エアリスが本当に死なずに済む可能性、ザックスが"別の星"から合流しクラウドと衝突するシナリオ、セフィロスの野望を共有する新キャラクターの登場……
どれも公式が明言していないため、ファンが自由に考察できる余地が膨れ上がっています。
しかも、リメイク版は単にストーリーで驚かせるだけでなく、バトルシステムや演出面での現代的進化が顕著で、オリジナルの空気感を残しながら新しい楽しみ方を提供してくれます。
まさに「昔のFF7を懐かしむだけでなく、新規ユーザーも巻き込みながら新たなファン層を生む」プロジェクトといえるでしょう。
もし原作を未プレイの方は、今こそPS版や各ハード向けの移植版を遊んでみるのもおすすめです。
リメイクとの相違点を知ることで、物語における"運命改変"がいかにセンセーショナルなのかを実感できます。
一方、すでに原作を熟知しているプレイヤーなら、思い出深い名場面がどうリメイクされているかを比較し、改変要素に一喜一憂する時間は格別の楽しみになるはずです。
三部作はまだ完結を迎えていませんが、第2作リバース時点のエンディングでも膨大な伏線と謎が提示されています。
次回作でこれらが一気に回収されるのか、あるいはさらに想像を絶する"未知なる物語"が描かれるのか。
FF7原作から四半世紀以上の時を経てもなお、ファンがドキドキワクワクしながら次の展開を待ちわびる――こんな作品はそうそうありません。
名作RPGが現代の技術と解釈を得て再生し、しかもただのリメイクに留まらない"新作"として成長しているのが、この『FF7リメイクプロジェクト』の真髄。
それは原作の運命に立ち向かうクラウドたちの姿そのものを体現しているかのようです。
どんな結末が訪れるにせよ、最後の最後まで目を離せないドラマが待っていることだけは間違いありません。
私も通勤電車の中で昔と今のFF7に想いを馳せながら、「ああ、人生って不思議だな...」としみじみ思います。
27年前、初めてFF7をプレイした時に「27年後もこのゲームにこんなに心を揺さぶられるとは」と言われても信じなかったでしょうね。
これから三部作完結編がどう"超展開"を繰り広げるのか、期待と不安を胸に、あなたもリメイク版FF7の世界を思う存分楽しんでみてはいかがでしょうか。
もしそこに悲しみが待っていたとしても、それすら超えて進む物語こそ、リメイク版FF7が描きたい"新たな運命の物語"なのかもしれません。