2020年に、世界中に拡大してしまった新型コロナウイルス。
多くの人の努力のおかげでワクチンも開発され、海外ではすでに接種が始まっています。
日本ではまだ接種が始まっていませんが、いつから接種できるのか、とても気になりますよね。
そして、そういう時期を狙って発生しているのが
新型コロナのワクチンに絡めた詐欺電話。
人々の『早く安心したい』という気持ちに乗じて、お金をだまし取ろうとする人がいるのです。
ということで今回は
- 新型コロナのワクチンは、日本ではいつから接種できるのか
- 新型コロナワクチンの詐欺電話の手口や対策
について正しくお伝えします。
落ち着いてワクチン接種開始を待つためにも、ぜひ読んでくださいね!
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日本での新型コロナのワクチン接種はいつから?
まず、『日本での新型コロナワクチンの接種がいつから始まるか』についてお話しします。
なお、この情報は、2021年2月13日時点での情報です。
実際の接種開始の時期などは、国や自治体からの、公式で最新の情報をチェックしてくださいね。
ワクチン接種開始のスケジュール
2021年2月13日の朝日新聞によると、厚生労働省の専門部会が2021年2月12日にファイザー社の新型コロナワクチンの製造販売の承認を了承したとのこと。
いよいよ接種の見通しが立ってきましたね。
厚生労働省の自治体向け説明資料や政府の説明によると、全体のスケジュールは、
製造販売を正式に承認(早ければ14日)した後、
2月中旬(早ければ17日から)
⇒医療従事者向けの先行接種(1万~2万人程度)
3月
⇒その他の医療従事者への接種(約400万人)
3月下旬
⇒接種券の郵送開始(高齢者から)
4月以降に
- 高齢者(65歳以上、約3600万人)
- 基礎疾患のある人(約820万人)
- 高齢者施設などの従事者(約200万人)
- 60~64歳以上の人(約750万人)
引用 2021年2月13日朝日新聞掲載の『新型コロナワクチンの接種スケジュール』より
そして、上記以外に該当する人は、60~64歳以上の人への接種の後、『ワクチン供給量を踏まえて広く接種』となっています。
ただし、これはあくまでも現時点のスケジュールです。
状況によっては、早まったり遅くなったりする可能性があります。
なお、
- 接種対象は、16歳以上
- 妊婦に関しては『医師が有益性が危険性を上回ると判断した場合、摂取できる』
とのこと。
詳しくは、国や自治体からの情報をよく確認してくださいね。
新型コロナのワクチンにかかる費用は?
ワクチンを受けるときの費用も、気になりますよね。
新型コロナのワクチンは、全額公費負担なので、無料です。
なので、
- ワクチンを受ける前に『予約金』がかかる
- ワクチンの接種費用を、接種を受ける人が立て替え、のちに還付される
- ワクチンの接種費用を、保健所や自治体が立て替える
といったことはありません。
新型コロナのワクチンに絡めた詐欺電話に注意!
ここからは、
- 新型コロナのワクチンに絡めた詐欺の手口
- 新型コロナのワクチンに関する電話が来た場合の対処法
- 詐欺電話を防ぐ方法
について解説していきます。
新型コロナのワクチン接種に絡めた電話詐欺の手口
まず、新型コロナのワクチン接種に絡めた詐欺の手口です。
自治体や保健所、厚労省の職員を名乗って、
詐欺師
接種費用として10万円を振り込んでください。振り込んだ分のお金は後日返金されます。
詐欺師
ワクチン接種をした日は、医療機関に一泊してもらうことになります。
ワクチンの費用と宿泊日は前払いですが、後日返金します。
詐欺師
1回目の摂取は無料ですが、2回目は1万4千円必要になります。
保健所が接種費用を立て替えるので、振込先の口座番号を教えてください。
といった電話がかかって来たというケースが、すでに発生しています。
河野規制改革相や消費者庁からも、
『自治体などがワクチン接種のためにお金を求めたり、電話で個人情報を聞いたりすることはありません。』
と、注意喚起が出ています。
『ワクチン詐欺の電話』だけで済まない可能性もある
こうした詐欺電話は、
『ワクチンの費用を騙ってお金を要求する電話が来ただけ』では済まず、さらなる詐欺に巻き込まれる可能性もあります。
詐欺や悪徳商法に詳しいジャーナリストの多田文明さんによると、
これまでの詐欺の手口からみれば、この後に、お金を引き落とすための手続きと称して、家にキャッシュカードを騙し取りにくる、また、ATMに呼び出して、電話でタッチパネルを操作させて、多額のお金を振りこませるといった還付金詐欺のような手口も考えられます。
また、コンビニに行かせて、プリペイドカードを買わせることもあるかもしれません。
とのこと
また、
電話の相手と話をしてしまう
⇒話す中で個人情報を聞き出され、詐欺のカモリストに載せられてしまう
お金を振り込んでしまう
⇒『騙されやすい人リスト』に載せられてさらなる被害に遭う
といったリスクもあります。
ですから、次に話す対処法と予防法をよく読んで、実行してくださいね。
電話で『ワクチン』と『お金』の話をされたら
もし電話で『ワクチンの接種費用が必要』『接種にあたって医療機関に泊まる費用が必要』などと言われたら
- すぐに電話を切る
- 警察や消費生活センターに相談する
という対応をしてください。
警察と消費生活センターの連絡先は
警察
⇒『110』
消費生活センター
⇒『188』で最寄りの消費生活センターにつながる
です。
特に、『すぐに電話を切る』ことは、とても重要です。
なぜかというと、先にも書いたように、
話している間に個人情報を聞き出され、別の詐欺に利用されたりする可能性もあるからです。
とにかくすぐに、電話を切ってくださいね。
詐欺電話を防ぐ有効な対策とは
詐欺に遭わないために一番良いのは、『詐欺電話を取らないで済むこと』ですよね。
そのためには
- 詐欺対策機能付き電話機を使ったり、外付けの詐欺電話防止器を付けたりする
- もしくは、常に留守電にしておき、電話帳に登録していない番号からの電話には出ない
この対策を強くおすすめします!
特に、詐欺対策機能付き電話機や詐欺電話防止器を使うのは、有効です。
- 非通知着信を拒否する
- 電話帳に未登録の番号からの着信には、『この通話を録音します』といったメッセージを流す
という設定をしてください。
詐欺電話は、高齢者が特に狙われやすいです。
ですから、高齢者のいる家には、ぜひとも導入してくださいね。
筆者の家でも、迷惑電話防止機能付きの電話を使っていますが、導入して以来、怪しい電話がほとんどかかってこなくなりました。
その通りです!
電話詐欺は、気をつけていても騙されることがあります。
なにしろ相手は騙しのプロで、『気をつける』という予防策を突破できる技術を持っていますから。
となればやはり、迷惑電話防止機能付きの電話機などで、物理的にブロックするのが一番効果的ですよ!
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まとめ
新型コロナウイルスのワクチンは
『2021年2月中旬から、医療従事者向けの先行接種が始まる見通し』
とのこと。
高齢者や一般の人の接種開始は
高齢者
⇒4月以降
一般の人
⇒高齢者、基礎疾患のある人、高齢者施設などの従事者、60~64歳の人の後
という見通しです。
そして、この状況に乗じて登場したのが、『新型コロナワクチンに絡んだ電話詐欺』。
自治体や保健所などがワクチンの費用や個人情報を求める電話をかけてくることは、絶対にありません。
もし電話で『新型コロナワクチンに関係する話』をされたら
- 詐欺と考えてすぐに電話を切る
- 警察や消費生活センターに電話する
という対応をしてください。
そして、詐欺電話予防のためには、
- 迷惑電話防止機能付きの電話機や、詐欺電話防止器を使う
- 留守電機能を活用する
という対策が有効です。
ただでさえ不安の多い時期に、詐欺電話なんかに関わりたくないですよね。
ぜひ対策をして、少しでも安心して過ごしてくださいね!