メールや、はがきで、
『未払いの料金があるので、裁判を起こします。』
という連絡をしてくる詐欺の手口があります。
『架空請求詐欺』という種類の詐欺です。
よくそう言われていますよね。
でも、無視できない架空請求もあるのです。
しかも、対応を間違えると、大変なことになってしまうんですよ!
ということで、この記事では、事例を挙げながら
- 架空請求詐欺の電話での手口
- 架空請求のメールなどを受け取った時の対処法
- 架空請求詐欺を防ぐ方法
について解説します。
大切なお金や個人情報を守るためにも、ぜひ読んでください!
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架空請求詐欺の手口とは?
『架空請求詐欺』とは?
『架空請求詐欺』とは、文字通り
- 利用していないサイトやサービスの利用料
- 買っていない商品の代金
など、『本当は発生していない、架空の料金』を請求してくる手口の詐欺です。
この詐欺は
- メールやSMS、はがき、サイトの表示で、『未納料金がある』という連絡をする
- 『裁判』『訴訟』などの言葉でターゲットを脅して、詐欺師に電話するように仕向ける
- 電話をして来たターゲットを脅し、お金を払わせる
というのが、基本的な手口です。
多くの場合は、詐欺師はメールやはがきでコンタクトしてきます。
でも、突然電話が来るケースも、ないわけではありません。
では、架空請求詐欺の事例を見ていきましょう。
架空請求はどんな文章で送られてくる?
事例を知るには、実際に送られてきた文章を見てみることが、一番です。
ということで、まず
- メール
- SMS
- はがき
の架空請求の文章を読んでみましょう。
メールで送られてきた架空請求
まず、メールで送られて来た架空請求の文章です。
題名:最終通告
本文:
この度、お客様がご使用の携帯電話より以前に登録された【総合情報サイト】にて30日の無料期間内での退会処理を行っておらず、登録料金3000円が発生しており、現状長期未納の状態となっております。
本通達から翌日の正午までにご連絡をいただけない場合、サイトの利用規約を元に下記の手続きに移行いたします。個人調査の開始(携帯電話会社へ発信者端末電子名義認証を行い個人情報の開示等)各信用情報機関に対して個人信用情報の登録。以上の手続きに入らさせていただきますので予めご了承下さい。
※尚、このまま放置されますと身辺調査及び弊社回収員による訪問回収、または弊社による少額訴訟裁判の強制執行となりますのでご了承下さい。
退会処理・ご利用状況の詳細につきましては、下記までお問い合わせ下さい。
営業時間 9:00~19:00(年中無休)
※電話での対応は営業時間内に限ります。
○○株式会社
東京都○○区××-○
03-○○○○-○○○○
担当:顧客管理部○○
引用 警察庁 「架空料金請求詐欺」より
ここで、架空請求の文章の基本的な要素をチェックしておきましょう。
それは、
- 法律用語や難しい言葉を使って、法的に正当な手続きであるかのような雰囲気を出す
- 期限を切ったりして、急いで連絡をさせようとする
- 『放置すると裁判や差し押さえなどの大変なことになる』と脅す
という点です。
この3つの要素は、はがきや画面での表示、電話での架空請求でも共通です。
SMSで送られて来た架空請求
次は、SMSで送られて来た文章です。
ここで挙げるのは、AmazonとYahoo!を騙って送られた架空請求です。
メールだと長文になりますが、SMSではコンパクトな文章で送ってきます。
Amazonを騙ったSMS
会員登録の未納料金が発生しております。本日中にご連絡がない場合、法的手続きに移行します。
Yahoo!を騙ったSMS
登録料金の未納が発生しております。本日ご連絡なき場合、法的手続きに移行致します。ヤフー(株)
事例のように、
- Amazon
- 楽天
- Yahoo!
など、多くの人が利用するサービスの名前を騙って送るケースもあるので、注意が必要です。
はがきで送られてきた架空請求
はがきでの架空請求の文章も、見てみましょう。
消費料金に関する訴訟最終告知のお知らせ
この度、ご通知致しましたのは、貴方の利用されていた契約会社、もしくは運営会社側から契約不履行による民事訴訟として、訴状が提出されました事をご通知致します。
管理番号(わ)〇〇〇 裁判取り下げ最終期日を経て訴訟を開始させていただきます。
尚、このままご連絡なき場合は、原告側の主張が全面的に受理され、執行官立会いの下、給与差し押さえ及び動産、不動産の差し押さえを強制的に執行させていただきますので、裁判所執行官による執行証書の交付をご承諾いただきます様お願い致します。
裁判取り下げなどのご相談に関しましては、当局にて承っておりますので、お気軽にお問合せ下さい。
尚、書面との通達となりますので、プライバシー保護の為、ご本人様からご連絡いただきます様、お願い申し上げます。
※取り下げ最終期日 平成〇〇年〇月〇日
法務省管轄支局 民間訴訟告知センター
東京都△△区△△ 〇丁目〇番〇
取り下げ等のお問い合わせ窓口 03-〇〇〇〇-〇〇〇〇
受付時間 9:00~20:00(日、祝日を除く)
引用 警察庁 「架空料金請求詐欺」 より
そう思いますよね。
なぜ、わざわざはがきで送ってくるかというと、
- 『架空請求メールは無視』という対処法が浸透して、無視する人が多くなった
- はがきだと、受け取った人が『自分の住所も名前も書いてあるから、これは本物なのでは』と信じやすい
ということからです。
PCやスマホに突然請求の画面が表示される事例
架空請求は、PCやスマホの画面に突然現れることもあります。
- サイトにアクセスした途端に請求の画面が出た
- 動画を再生するかどうかの確認で『再生する』を押したら請求の画面が出た
- 表示された料金請求画面が消えない
といった事例があります。
アクセスしただけ、動画を再生しようとしただけで請求画面が出た事例
たとえば、あるサイトにアクセスしたり、動画を再生したりした途端に
架空請求の画面
ご入会ありがとうございます。
登録日より3日以内に、ご利用料金をお振込みください。
料金 ¥3,980円
入会日 2020年〇月×日
個体識別番号 〇〇-〇〇〇〇
端末情報 〇〇〇〇〇
IPアドレス 〇〇〇.〇〇〇.〇〇.〇〇
というように、一見すると個人情報に見える情報が表示されるケースがあります。
でも、この情報も架空です。
実際はアクセスした人の個人情報が知られているわけではありません。
画面から請求の画面が消えなくなる事例
PCやスマホの画面に、架空請求の画面が出て、何をしても消えなくなってしまうこともあります。
ウイルスに感染させて架空請求の画面を出す、という迷惑極まりない手口です。
こうしたウイルスには、
- 違法サイトや不正サイトへのアクセス
- 悪質なアプリやソフトのインストール
などで感染することがあるので、注意が必要です。
電話で突然架空請求をされた事例
『架空請求詐欺』と聞くと、メールやはがきで来るイメージを持つ人が多いですが、
突然、
詐欺師
ご利用のサイトの料金が未納になっていますので、払ってください。
と、電話がかかって来ることもあります。
ところが、それで済まないことが多いのです。
詐欺師は、『身に覚えがない』と断られることは織り込み済みで、その程度では引き下がりません。
詐欺師
確かに登録してあるので、支払いの義務があります。
払わないなら訴訟になりますよ。
などと言って、お金を払わせようとするのです。
ひどいケースになると、ターゲットにされた人が
「昨日電話番号を変えたばかりなので、前にこの番号を使っていた人が登録したのでは?」
と伝え、詐欺師も『ターゲットは契約者本人ではない』という線で話をしているにも関わらず、
- 『あなたが解約手続きをしなければならない』と言って個人情報を引き出そうとする
- 支払いをするように、しつこく言う
という、無茶苦茶な話になった事例もあります。
つまり、
詐欺師は相手の話に柔軟に合わせながらも、強引に『お金を払わせる』『個人情報を言わせる』という方向に持って行こうとするのです。
メモ
詐欺師がどんな風に話をするか興味がある人は、YouTubeで『架空請求業者 突然 電話をかけてきた』で検索してみてください。
万が一、あなたに架空請求の電話が来た時は、すぐに電話を切ってください。
絶対に詐欺師と話をしてはいけません。
個人情報を言わされてしまう危険性があるからです。
実店舗を騙る『架空請求』の事例
『架空請求』は、主にサイトやネット上のサービスの利用料を騙ることが多いですが、
ネット上ではない、実店舗を騙って請求してくることが、まれにあります。
たとえば、家電量販店の店員を名乗って
詐欺師
先日、そちらの〇〇さん(ターゲットの家族)に△△(商品名)をご購入いただいたのですが、まだ代金をお支払いいただいておりません。
と電話をかけてきた事例があります。
これは、詐欺師が店員に成りすました、『なりすまし詐欺』です。
こういった、なりすましでの架空請求詐欺もあるので、
『架空請求詐欺はネット以外でもあり得ること』も、覚えておいてください。
架空請求業者に電話してしまうとどうなる?
架空請求のメールや、はがきに書いてある電話番号に電話するとどうなるのでしょうか?
実害としては
- 電話の中で『訴訟に持ち込む』などと脅されて、お金を払ってしまう
- 『和解金を払えば訴訟しない』と言われてお金を払ってしまう
- 『身に覚えがない』と言っても何らかの形でお金を請求されたり、個人情報を引き出そうとされたりする
- 脅されたり、暴言を吐かれたりする
- 『ターゲットにしやすい人』とみなされ、詐欺師の『カモリスト』に載せられてしまう
- カモリストに載せられた結果、迷惑電話や迷惑メールが増える
といったことが起こり得ます。
さらに、
- 警察を装った、『架空請求詐欺の犯人逮捕に協力してほしい』という詐欺の電話が来る
- 弁護士を装って『詐欺被害回復の支援をする』と騙る詐欺の電話が来る
といった、他の詐欺に巻き込まれる可能性もあります。
つまり、架空請求詐欺は決して甘く見ることができない詐欺の手口なのです。
架空請求への対処法とは?『無視すべし』で大丈夫?
架空請求を無視してはいけない場合、無視して良い場合とは?
『架空請求は無視するのが最も良い』という話がありますよね。
でも、
架空請求の中には、無視してはいけないものもあります。
無視してはいけない場合と、無視して良い場合の違いは
無視してはいけない場合
⇒実在の裁判所から、本物の通知が届いた
⇒PCやスマホの画面で、請求の表示が消せなくなった
無視して良い場合
⇒メールやSMS、はがきでの請求
ということです。
『裁判所』から郵送で通知が来た場合の対処法
もし、裁判所からの郵便物を受け取った時には、
- 本当に裁判所からの通知かどうかを確認する
- 実在する裁判所が送って来たことが確認できたら、専門家に相談する
ということが重要です。
実在する裁判所からの通知かどうかの確認方法
差出人が『裁判所』となっている封書を受け取った時は、必ず
- 差出人の裁判所名をネットで検索して、実在する裁判所かどうかを確認する
- 受け取った郵便物に差出人として書かれている住所や電話番号が、検索で見つけた本物の裁判所のものと一致するか確認する
- 本物の裁判所の電話番号に電話をし、通達を送ったかどうか問い合わせる
という手順で、送られて来た文書が本物かどうかと、内容について確認してください。
はい。
必ずしっかりと確認してください。
なぜかというと、
詐欺師が本当に裁判の手続きをしたことによって、裁判所から通知が送られてくるケースがあるからです。
もちろん、詐欺師が本当に裁判を起こすケースは珍しいです。
でも、本物の裁判所からの通知だった場合は、きちんと対応することが必要です。
ですから、面倒でも必ず確認してくださいね。
メモ
裁判所からの通達は『特別送達』という配達方法で届きます。
特別送達の郵便物には『特別送達』と記されています。
さらに、配達員から手渡しで渡され、署名捺印を求められます。
特別送達でない郵便ならば、差出人が裁判所になっていても、詐欺の可能性が高いです。
裁判所からの通知を放置してはいけない
本物の裁判所からの通知だということがわかったら、必ず『法テラス』などで、法律の専門家に相談してください。
たとえ身に覚えがなくても、絶対に放置してはいけません。
なぜかというと、
放置すると、たとえ詐欺であっても詐欺師側の主張が認められ、お金を払うことになるからです。
だから、受け取った封書が本物かどうかきちんと確認し、対応しなければいけないのです。
本当にそうですよね。
でも、放置すればお金を取られてしまうので、対処せざるを得ません。
専門家の手を借りることもできますから、面倒でもしっかり対応してくださいね。
請求の表示が画面から消えなくなったら
もう1つの『無視できない架空請求』は、
『料金を請求する表示が、PCやスマホの画面から消えなくなった場合』です。
この場合は、ウイルスに感染している可能性があるので、放置してはいけません。
ウイルス対策ソフトを入れ、スキャンして、ウイルスが見つかったら駆除しましょう。
また、自分で対応してもうまく行かない、対応の仕方がわからないという時は、メーカーやサポートに相談して下さい。
そうです!
ウイルスを放置していると、
- 個人情報やクレジットカードの情報など、大事なデータが抜き取られる
- 不具合が起きる
- 動作が重くなる
といった危険性がありますからね。
無視して良い架空請求について
架空請求のうち
- メールやSMSで送られて来た
- サイトにアクセスした途端に表示された
- 動画を再生したら利用料金を請求された
- 突然電話が来て請求された
というものは、無視して大丈夫です。
それ、大事なポイントですよね。
無視して良い理由を知るために、架空請求と正当な請求の違いを比べてみましょう。
架空請求 | 正当な請求 | |
請求する相手 | 請求する相手の氏名が書いていない (文章が誰に届いても『自分に宛てられた』と思わせる意図がある) | 請求する相手の氏名が明記されている (請求する相手だけに宛てて書いている) |
何の料金を請求するか | 『総合情報サイト』『登録料金』など、曖昧に書いてある (請求内容を曖昧にしている) |
といったことが明記されている (請求内容を明らかにしている) |
業者と利用者での契約について |
など (利用者の合意や確認はなく、契約したかどうかを、業者が一方的に決める) | 契約について、
といったことを、利用者に明示し、必要事項を入力させ、さらに利用者が契約内容を最終確認して了承してから契約が成立する (契約する内容や料金について、利用者の確認と合意のうえで契約が成立する) |
つまり、あなたが請求のメールやSMS、電話などを受け取った時に
- あなたの名前を書いていない・言わない
- 何の料金をどれだけ請求するのかが曖昧
- そもそも利用・購入したことがまったくない
という場合には、無視して大丈夫なのです。
見分ける自信がないときは
その気持ち、よくわかります。
そういう時は
- 消費生活センターに相談する
- 自分が利用しているサイトやお店の問い合わせ先に問い合わせる
という方法をおすすめします。
迷ったら『消費生活センター』に相談!
受け取ったメールやはがきが、本当に無視して良い架空請求なのかどうか迷ったら、
消費生活センター(電話番号:188)
に相談しましょう!
いいんです!
こういう時のためにある機関ですから、おおいに頼りましょう。
何より、専門の人に教えてもらってはっきりすれば、安心できますよ。
お店などに問い合わせる時は、必ず本当の連絡先に
たとえばAmazonや楽天、携帯電話会社など、自分が実際に利用しているお店やサイトの名前で架空請求のメールが来た時には、
- 公式サイトに載っている問い合わせ窓口に問い合わせる
- ネットで検索してお店やサイトの問い合わせ窓口を見つけ、その連絡先に問い合わせる
という方法もあります。
この時に気を付けるべきことは
絶対に、架空請求のメールやSMSなどに書いてある問い合わせ先に電話をしてはいけない
ということです。
詐欺師に電話がつながってしまいますからね。
確実に、本当のお店やサイトの窓口で問い合わせるようにしてください。
架空請求を防ぐには
インターネットを使う時に注意すべきこと
スマホでもPCでも、インターネットを使う時には
- ウイルス対策ソフトを入れる
- ファイアーウォール(不正アクセスやウイルス感染を防ぐ機能)を有効にする
- 迷惑メールブロック機能を使う
- アプリやソフトを入れる時には、安全性を確認する
- OSやアプリ、ソフトはこまめにアップロードして、最新の状態にしておく
- 違法サイトや怪しいサイトには入らない
- パスワードを使いまわさない
といったことに気を付けましょう。
さらに、子どもがインターネットを使うなら、
フィルタリング機能を使って、怪しいサイトに入れないようにする
という対策も、ぜひしてください。
はい、そうです。
詐欺師は、相手が子どもか大人かなんて区別をせずに、架空請求を仕掛けてきます。
ですから、子どもが架空請求に遭わないようにすることも、大事です。
また、子どもが何か困ったことがあった時に『親や身近な大人に相談しよう』と思える関係を、普段から作っておくことがとても大切ですよ!
電話でできる対策は?
次に、架空請求詐欺を防ぐために
- 電話をかける時に注意すること
- かかってくる電話に対する対策
について見ていきましょう。
つい電話をかけてしまわないためにできること
架空請求のメールやSMSを受け取った時に、うっかり詐欺師に電話してしまわないためには、
- メールやSMS、はがきに書いてある電話番号は、必ず検索して確認する
- 電話帳や連絡先に登録していない番号に電話をする時には、一旦相手の電話番号で検索して迷惑電話ではないか確認する
これを、『クセ』になるレベルで習慣化しておきましょう。
そこが難しいところですよね。
かかってきた迷惑電話への対策方法は、いくつかあります。
一方、自分からかけてしまうのを防ぐ方法は、なかなかありません。
だからこそ、『かける前に調べる』を習慣にしておくことが大事なのです。
メモ
今、『かかってきた迷惑電話でも、自分でかけてしまった電話でも被害を防ぐ』ことを目指すアプリが開発されています。
親を守ろう・自分でも守ろう・みんなで守ろう 迷惑電話をゼロにするアプリ シェアガード
このアプリがリリースされれば、多くの人を詐欺から守ってくれそうですね!
架空請求詐欺の電話を受けないために
- 突然かかってくる架空請求詐欺の電話
- うっかりかけてしまった後にかかってくる、詐欺師からの電話
を受けないために、できることがあります。
それは
- 非通知着信を拒否する設定にしておく
- スマホなら『迷惑電話ブロックアプリ』、固定電話なら『防犯機能付きの電話機』や『詐欺電話防止装置』を使う
- 常時留守電設定にしておき、知らない番号からの電話には出ない
- 知らない番号からの電話は、留守電のメッセージを聞き、発信元電話番号を検索して相手を確認してから、必要な時だけ折り返す
という方法です。
固定電話の、『防犯機能』や『詐欺電話防止装置』は、
相手に『通話を録音する』と警告メッセージを流し、通話が始まったら録音する
という機能で、詐欺電話や迷惑電話を防いでくれるものです。
警告メッセージと録音だけでも、かなりの迷惑電話を防ぐことができます。
固定電話を使っている人は、ぜひ使ってください。
万が一騙されてしまったら
架空請求に遭って、
- 書いてある連絡先に電話したら脅された
- お金を払ってしまった
- 個人情報を話してしまった
といった時には、すぐに
警察
⇒110番、もしくは最寄りの警察署
消費生活センター
⇒188番、もしくは最寄りの消費生活センター
に相談してください。
相談は、早めにしたほうがその後が楽です。
ぜひ、迷わずに相談してくださいね!
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まとめ
架空請求詐欺の手口は、
- 『未納の料金がある』『裁判を起こす』など騙る文章を、メールやSMS、郵送で送ったり、PCやスマホの画面に表示したりする
- ターゲットを慌てさせ、メールやはがきなどに書いてある連絡先に電話させる
- 電話がかかって来たら、脅したりして強引にお金を払わせる
という手口です。
また、突然電話で架空請求詐欺を仕掛けてくる詐欺師もいます。
架空請求詐欺への対応の仕方は、基本的に『無視』です。
ただし、無視してはいけないケースもあります。
無視してはいけない場合の対処法は
PCやスマホの画面に表示され、消すことができない
⇒ウイルス対策ソフトでスキャンし、ウイルスを駆除する
実在する裁判所から『特別送達』で送られてきた
⇒裁判所に確認し、法テラスなどの専門家に相談する
ということを覚えておいてください。
そして、万が一架空請求の被害に遭ってしまった時は、必ず警察や消費生活センターに相談してくださいね。