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アークザラッド新作の発売日は?リークや続編の噂を超考察!

1995年、当時のゲーム界に颯爽と現れた『アークザラッド』は、まさに「光と音のRPG」という看板をひっさげ、多くのプレイヤーの視線を鷲掴みにしました。

翌年にはシリーズの中でも最高傑作との呼び声高い『アークザラッドII』が発売され、

合計200万本超

という驚くべき売上を記録。

いま振り返っても、

「あの衝撃を上回るRPGはそうない」

と断言する方も少なくありません。

しかしこの華々しいスタートからPS2時代を迎えるあたりで、シリーズは徐々に評価が分かれ始め、長い沈黙を余儀なくされていきます。

2018年にスマホ向け新作として『アークザラッド R』が復活してファンを沸かせましたが、2021年にサービス終了。

またしても

「アークザラッドは、このまま闇へと消えるのか……?」

という不穏な空気が漂い始めました。

ところが、2025年には初代発売から30周年という節目を控えています。

近年は、意外な形でのコラボやサントラのサブスク配信など、

“どうもシリーズを完全には手放していない”

と感じさせる動きがちらほら。

そこで今回は、その名作っぷりを再確認しつつ、新作やリメイク情報の行方、ファンコミュニティの熱狂度合いなどを、余すところなく深掘り考察してみましょう。

どうせなら超論理的かつ超俯瞰的に、そしてちょっとクスッと笑えるユーモアを挟みながら、全情報を網羅していきたいと思います。

なお、本記事はどこまでも「訪問者が知りたい情報」を徹底してお届けする方針でまとめています。

記事の後半には、30周年を迎えるにあたって新作の可能性を検証したり、ファンコミュニティの盛り上がりぶりを紹介したり、リメイク話が浮上した際の期待値とリスクについても触れていきます。

長丁場ですが、最後までお付き合いいただけると幸いです。

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1995~1996年アークザラッドが放った初期衝撃

初代『アークザラッド』が発売されたのは1995年6月30日。

当時のPlayStationはまだRPGのラインナップが少なく、

「あれ、プレステってアクションやレースゲームばっかり?」

みたいな雰囲気が漂っていたころです。

そこに「光と音のRPG」というキャッチーなフレーズを持ち込んだ『アークザラッド』は、ビジュアルや演出面で大きな注目を集めました。

実際、プレイしてみると確かに迫力がすごい。

オープニングムービーの豪華さといい、物語を彩る効果音やBGMのクオリティといい、これが“次世代機”というものかとドキドキさせられたプレイヤーは多かったはず。

とはいえゲーム本編自体はボリュームが控えめで、終盤に差しかかるころには

「え、ここで終わるの?」

と驚くような尻切れトンボな幕引き。

しかし、そこがまた

「続編はどうなるんだろう」

と期待を煽る絶妙な引きになっておりました。

その期待をすぐさま具現化したのが1996年11月1日に登場した『アークザラッドII』。

今度はきちんと大ボリュームで、前作のデータを引き継げる“コンバートシステム”まで導入。

ドラマ性豊かなストーリーライン、戦略シミュレーションRPGをベースとしたやり応えのあるバトル、モンスターを仲間にできるシステムなど、まさに総合力の高いタイトルとしてミリオンセラーを達成します。

Iで導入し、IIで華開く

という巧みなシリーズ戦略は見事に成功。

結局、初代とIIの合計で国内200万本以上の売上を記録し、「PlayStationの初期RPGを語るなら絶対外せない」存在感を確立しました。

BGMも大きな魅力で、

「あの曲を聴くと当時の思い出が蘇る」

というプレイヤーが後を絶ちません。

ちなみに音楽といえば私も、もし朝の通勤ラッシュで一番憂鬱なタイミングに『アークザラッド』の壮大な曲が流れてきたら、思わず心がエルクばりに燃え上がりそうだな……と思うことがあります。

まあ車内でブツブツ口ずさんでしまえば完全に不審がられますけどね。

とはいえ、それだけ耳に残りやすい神曲を大量に内包していたのが初期の『アークザラッド』だったのです。

急伸後の停滞PS1後期~PS2世代への移行

1997年には『モンスターゲーム with カジノゲーム』というファンディスク的な作品がリリースされ、モンスター育成に特化した一方通行な遊びでちょっとした盛り上がりを見せました。

続いて1999年に『アークザラッドIII』が発売。

これは世界を再建する物語がテーマで、主人公やメインキャラを一新したため、前作までとはまた違った雰囲気の作品でした。

『III』の国内売上は約38万本。

初代やIIほどの爆発力はないとはいえ、それでも中堅クラスのRPGとしては立派な数字です。

ただ、一部のファンからは

「アークやエルクたちからは離れちゃうのね」

「シリアス度合いが前作までと比べると軽いのでは?」

といった意見もあった様子。

大きな期待を背負っていた反動もあって、賛否両論が少なからず生まれた時期でもありました。

さらに世代が進み、プレイステーション2(PS2)の時代になると状況が変わってきます。

2002年にワンダースワンカラー向け外伝『機神復活』が出るものの、携帯機ということもあり大々的な話題になったとは言いがたい。

それでも

「別ハードでも出しちゃうの?」

という意外性はありましたが、後続のメインシリーズ展開には大きく貢献するわけでもなく、ちょっとマニア向けの一作といった印象に留まっています。

そして2003年3月に発売されたPS2向け『アークザラッド 精霊の黄昏』は、シリーズでは初の3D作品であり、舞台を千年後に飛ばすという挑戦的な設定。

メタスコア72、ユーザースコア7.9とまずまずの評価ながら、国内売上は18万本どまり。

そのあと2004年末にリリースされた『ジェネレーション』はさらに苦戦し、アクションRPGへの方向転換やオンライン要素を導入するも、国内3万本台という厳しい数字に終わってしまいました。

この時点で、

「アークザラッドはもう難しいんじゃないの?」

という悲観論がファンの間で漂い始めます。

私自身も、職場の昼休みなんかに同僚とゲーム雑談するとき、

「ねえ、PS2のアークザラッド買ってみた?」

なんて聞いても

「ああ、なんか評判アレだし、買ってない」

という反応ばかり。

朝から晩まで働いて、家事や子育てもこなし、限られた余暇の中で遊ぶゲームを選ぶなら、やっぱり万人が高評価するタイトルに流れてしまうのも仕方なし、ですよね。

とはいえ、『精霊の黄昏』も『ジェネレーション』も、これまでのシリーズらしさを模索した形跡はしっかりあるんです。

3D表現やアクション化で新しい風を吹かせようと努力した結果、逆に旧来ファンが離れ、そこまでシリーズを知らない人には魅力をアピールしきれないという難しい事態に陥ったという見方もできます。

長き沈黙からの復活スマホ向け『アークザラッド R』

「もう本当に新作は打ち止めなの?」

と多くのファンが諦めかけた頃、2018年に彗星のごとく発表されたのがスマホ向け『アークザラッド R』。

リリース当初、

「マジで?!この時代にアークザラッド新作!?」

と驚いた方は多かったことでしょう。

開発はオルトプラス、配信元はフォワードワークス。

なかでも注目だったのは、

初代・IIの主要スタッフが再結集

していた点でした。

プロデューサーに土田俊郎氏、シナリオに米坂典彦氏らが

「今だからこそ描ける続編」

という旗を高々と掲げ、『II』から10年後の世界を描き、

「正統続編ですよ!」

とアピールしながら華々しくスタート。

事前登録30万人を集め、配信から6日間で50万ダウンロードを突破したといいますから、シリーズファンだけでなく新規ユーザーも取り込むことに一定の成功を収めたといえます。

ただ、基本無料のガチャ型スマホゲームというビジネスモデルゆえ、長期運営には安定的な課金が必要。

旧作ファンの多くは

「そういうシステムはちょっと……」

という抵抗感も少なくなかったようで、最終的に2021年6月末にはサービス終了という結果になってしまいました。

ストーリーはオフライン版で追える形に落ち着きましたが、オンライン運営ならではの熱狂は長続きしなかったわけです。

とはいえ、『R』が果たした役割は決して小さくありません。

「アークザラッド」というIPが完全に忘れ去られたわけではない、と再確認させてくれた意義は大きいでしょう。

古参ファンの中には

「やっぱり公式が動けば僕らだって応援するんだよ!」

と改めてアピールする機会になった、と肯定的に受け止める声も少なくありません。

私自身も、スマホRPGを空き時間にちまちま触るのが好きなタイプではあるんですが、『R』がリリースされたときは

「いやもうこれは入れて遊ぶしかないでしょ!」

と妙にテンションが上がりました。

息子が寝たあと、深夜に布団の中でこっそりプレイしたのもいい思い出です。

オンラインが終わってからはやや寂しいですが、シリーズが復活できる可能性はまだある――そんなポジティブな予感も同時に残してくれました。

30周年を前に漂う動き近年のコラボや配信の意味

2025年6月に、初代『アークザラッド』はついに30周年を迎えます。

ここに向けて、2024年ごろから少しずつ「アークザラッド」に関連する小さなニュースがいくつか報じられているのは見逃せないところ。

例えば2024年1月には、PS5向け『The Last of Us Part II Remastered』で、

アークザラッドのロゴTシャツ

がキャラ衣装としてひょっこり登場。

公式からは大々的な告知はなく、プレイしている人が

「え、こんなコラボ服あるんだけど……?」

とSNSで話題にし、それがファンコミュニティに広がる形でした。

なぜそんなシャレを?という疑問が湧きますが、SIEがアークザラッドのIPを保有しているからこそできる粋なコラボと言えなくもないでしょう。

さらに2024年9月に出た『アストロボット』では、PlayStationの歴史に関わるキャラクターをモチーフにしたスペシャルボットが大量に登場。

その中に『アークザラッド』の主人公アークをモデルにしたボットもいて、

「え、アークまで!?」

とファンがしれっと興奮。

これも大々的に宣伝こそしていませんが、そこにチラ見せしているあたりが、ファンとしては

「ソニーさん、アークをまだ忘れてないんだね?」

と思わずニヤリとするポイントでした。

また、同年秋には『アークザラッド サウンドトラック コンプリート』がApple MusicやYouTube Musicなどのサブスクで一挙配信されることに。

これには初代・IIの名曲が満載で、

「やっと正式にストリーミング解禁か!」

と喜んだ方も多いでしょう。

ファンにとって、やはりあの音楽をいつでもどこでも聴ける環境が整ったのは大きいです。

こうした動きは、新作を直接示唆するわけではないにせよ、

「何らかの形でシリーズを30周年に向けて盛り上げる可能性がある」

という期待を抱かせる材料になっています。

私だって今、

「夫が突然『アークザラッドTシャツ着るからね』と言い出したらどう反応するか」

なんて、どうでもいい妄想を日常でふとするくらいには、このIPの行方が気になって仕方ありません。

公式発表はゼロ新作や続編の噂はどうなってる?

ただ、具体的な新作発表や商標出願などの動きは

いまのところ皆無

というのが現実です。

ファンの期待は高まりつつある一方で、SIEやフォワードワークスなど、権利や開発を担いそうな企業の公式声明を見る限り、

「アークザラッド新作が動いています」

とは一言も言っていない。

商標や特許情報を追っている熱心なファンが

「『Arc The Lad〇〇』みたいな新規タイトル名が登録されてないか?」

とチェックしていても、ここ数年そんな報道はなく、

「更新どころか新しい登録自体が見当たらない」

とのこと。

開発スタッフがインタビューで明かすなどのケースも一切見られません。

リークに関しても、海外の有名リーカーや国内の信頼ある筋から発信された情報はゼロに等しい状況。

匿名掲示板やSNSで

「今度PS5でアークのリメイクあるらしいよ」

と囁かれても、その裏付けは一切ない――そんな感じです。

こうなるとファンコミュニティは、期待と不安が入り混じった空気感に包まれます。

「30周年には何かあるはず」

という希望がある一方、

「結局は記念ライブやコラボグッズで終わり、ゲーム新作は来ないのでは?」

という懐疑論も払拭できない。

私としては、仮に30周年で何もなしなら、あまりに惜しいIPだと思ってしまいます。

子どもに

「昔は本当に面白いRPGがあったんだよ」

なんて語りたい気持ちも大きいですし、それを後世に伝える新作やリメイクが出たら最高ですよね。

ただ、ビジネス的な問題や制作体制の課題も山積みだろうから、

「そう簡単にはいかないのかもしれない」

という冷静な視点も忘れないようにしています。

SNSや動画サイトで飛び交う噂は現実味がある?リーク検証

実績ある大手インサイダーがどこかで

アークザラッド新プロジェクトが始動

なんてリークでもしてくれれば一気に盛り上がるのでしょうが、そういった事例は見当たらない模様。

たとえば海外で有名なJason Schreier氏なども、「Arc The Lad」について発言したことは確認されていません。

YouTube上でも「リーク!」という言葉を使った動画が作られることがありますが、内容を精査すると

「過去の噂の寄せ集め」

「確たる情報源なし」

といったものがほとんど。

以前、スマホ版『R』が発表直前に

「アークザラッド復活か?」

と海外サイトでフライング報道されたケースがありましたが、あのときとは状況が大きく異なり、今回は裏取りすらされていないレベルという感じです。

それでもファン心理としては、ちょっとしたゴシップでも嬉しくなってしまいますよね。

「新作がPS5でシミュレーションRPGに戻るらしい」

と聞けば、

「マジか!今度こそ据置で腰を据えてやりたい!」

なんて思いが先に立つ。

私も家族が寝静まった後、一人で動画サイトを漁りながら

「そんな都合のいい話あるかなあ……」

とニヤニヤしたりします。

結局、今の段階では何も出てきませんが。

要するに、ここまで具体的な手がかりがないなら、やはり

「まだ開発が動いていないか、相当うまく隠されているかの二択」

というのが正直なところ。

あまり期待しすぎると肩透かしを食らう可能性も大いにあるので、過度な盛り上がりは禁物というわけですね。

RTA大会やVTuber配信の活発さファンコミュニティの熱量

その一方で、ファン主導の盛り上がりはむしろ高まっています。

国内最大級のRTAイベント「RTA in Japan」で『アークザラッドII』が取り上げられたときは、SNSで「アーク2」がトレンド入りしたほど。

RTA(リアルタイムアタック)としてガッツリやりこまれるということは、作品自体のゲーム性が未だに評価されている証拠でもあります。

また、YouTubeやTwitchでレトロRPG配信をするVTuberも、近年は『アークザラッド』シリーズを楽しんでいる姿が見受けられます。

重厚なシナリオを一章ずつ配信していくスタイルが好評で、視聴者からは

「自分も昔ハマったわ」

「神BGMが懐かしすぎて涙」

といったコメントが多数寄せられるようです。

SNS全般でも、「アークザラッド総合」みたいなハッシュタグやコミュニティが一定の活気を帯びていて、

「私が初めて心打たれたRPGはこれ!」

といった思い出話が熱く語られたり、

「もし今リメイクするなら戦闘はどう変える?」

という妄想トークが盛り上がったりしています。

「コンシューマーで復活してほしい」

という意見は非常に多く、また

「スマホはやめてほしい」

という声も根強い。

基本無料ガチャ型だと時間やお金との付き合いが難しいという人が多いのかもしれません。

私としては、子育てや仕事をこなしながら遊ぶスタイルだと、

「サクッと遊べるスマホゲーも便利だけど、やっぱりRPGの大ボリュームは据置機で楽しみたいなあ」

という気持ちが理解できます。

特に愛着のあるIPなら、腰を据えてじっくり世界観に浸りたいんですよね。

売上データ・開発パターンが示唆するもの

シリーズの売上をざっと振り返ると、PS1時代(初代&II)で国内ミリオン連発、そこから『III』が約38万本、『精霊の黄昏』が18万本(海外含め約37万本)、『ジェネレーション』は3万本台という右肩下がりが明確に見えます。

スマホの『R』はDL数50万以上を叩き出したものの、サービス終了を迎えてしまった。

これだけ見ると、

初期の二部作が突出して凄かった

ということも改めて分かります。

当時はPlayStationへのRPG需要が高かったのも追い風でしたが、それだけではなく、完成度や注目度が飛び抜けていたのも確か。

また、開発会社は時代によって変遷し、PS2世代ではキャトルコール、スマホ版ではオルトプラスが担当したというように、SIEがすべて内製で作り上げてきたわけではありません。

つまり、もし新作を出すなら、またどこかのスタジオに委託ないし共同開発する可能性が高いと言えます。

ただ、今のSIEはグローバル向けのAAAタイトルやオンラインサービスの拡張に力を入れており、

「JRPGにそこまでリソースを割くか?」

という疑問は拭えません。

なかでも「売上が見込めるかどうか」は大きな壁となりそうです。

さすがに初代・IIのミリオンを再び狙うのは非現実的に思えますが、リメイクや続編で国内外にどこまで受け入れられるかは未知数。

それこそファンは大歓迎でしょうが、大量の開発費や宣伝費を投じて回収できなければビジネスとして成立しません。

そのあたりをクリアする妙案があるならともかく、リスクを怖がって動きが鈍くなるのも仕方ないかもしれません。

そうはいっても、スクエニやコナミなどが90年代RPGのリメイクやリマスターで成功を収めているのも事実。

うまくニッチな需要を拾い、HD-2Dやフルリメイク技術で当時のファンと新規層を同時に取り込む例がどんどん増えていますから、

「アークザラッドもやれば絶対売れるのに!」

と考える人が多いのも頷ける話です。

ファン妄想いろいろリメイクか完全新作か

もしSIEや関連企業が動くとしたら、「初代&IIのリメイク」は最有力候補ではないでしょうか。

何しろシリーズ最高評価を得ている二部作であり、しかもストーリーの連続性が独特(初代が序章、IIが本番のような構成)なので、これをまとめてリメイクしてくれたら素晴らしいですよね。

例えばグラフィックスに関しては、FFVIIリメイク並にフル3D化するのか、それとも『ライブアライブ』『タクティクスオウガ リボーン』のようにHD-2Dでレトロなドット感を保ちつつ美麗にするのか――どちらもファンをわくわくさせる要素になります。

BGMについてもフルオーケストラや新規録音でパワーアップさせたら、あの名曲たちが現代のサウンドでよみがえるわけですから、想像するだけで鳥肌もの。

一方、新作を期待する声も当然根強いです。

特に『R』で描かれた

大崩壊から10年後の世界

のその先を、今度こそ据置RPGとして楽しみたいという希望は、コミュニティを覗けば山のようにあります。

ただ、問題は「シリーズの世界観をどう継承するか」。

過去に『精霊の黄昏』や『ジェネレーション』でガラッと時代やシステムを変えた結果、ファンが離れた実例もあります。

だからこそ、

「またトンデモ路線に行ったら嫌だ」

という声が強いわけです。

戦略RPGとしての本筋をしっかり引き継ぎ、かつ新しい魅力を盛り込む――ここがプロジェクトの難所でしょう。

私のようなライトゲーマーからすれば、プレイ時間をがっつり確保するのは年末年始や夏休みなど限られた時期。

だからこそ、じっくり腰を据えて遊べる骨太RPGのリメイクや新作を出してくれたら嬉しいです。

もしその発表があれば、家族にはしばらくゲーム優先を宣言してしまうかもしれません。

「ごめん、母ちゃん今からアークザラッド世界に旅立つから、晩ご飯は適当にどうぞ!」

みたいな。

ファンの声こんなアークザラッドが見たい

SNSやコミュニティで見られる「復活するならこんな形がいい!」という声は多岐にわたります。たとえば:

  • 完全据置向けの本格RPGとして制作してほしい(スマホ向けガチャゲーは嫌だ)
  • 戦略シミュレーションRPG路線をしっかり継承。アクション化はもう懲り懲り
  • 初代&IIのリメイク+アークやエルクの物語を補完し、キャラ総出演のお祭り要素も期待
  • 音楽をフルオーケストラでアレンジし、「光と音のRPG」を再定義してほしい
  • オリジナルスタッフを最大限に再集結させて、過去作との整合性や世界観を保持

実際問題、すべてを叶えるのは難しそうだけど、ファンの希望としては非常に真っ当。

あの頃の懐かしさを保ちながら、現代の技術でパワーアップさせるという夢を抱くのも自然でしょう。

復活を阻む大きな課題や懸念

とはいえ、ここまで語ったように今のところ動きがないということは、それなりにハードルが高いのでしょう。

大きく以下のような懸念が考えられます。

  • SIEの開発方針とのギャップ
    AAAタイトルやオンラインサービスに注力するSIEが、JRPGのリメイクや新作にどれほどリソースを割く気があるのか不透明です。
  • 売上の不確定要素
    海外でのブランド力は強くなく、国内でもPS1初期ほどの勢いは期待しづらい。
    大きな投資を回収できるか?
  • ファンの意見が多様すぎる
    戦略RPGへの回帰派、完全新作で新キャラ希望派、あくまでI&IIリメイク派など、どこかは妥協が必要になりそう。
  • スマホ版『R』のサービス終了イメージ
    ガチャ課金や短命の印象が定着し、再度スマホでやるなら相当な改善策が要る。

たとえば、

「せっかくリメイク出したのに海外ではまったく売れず、日本国内だけで細々と終わってしまった」

なんてシナリオもありえますから、投資対効果を考える企業側の気持ちも痛いほど分かります。

ファン心理としては理想を求めてしまいますが、ゲームづくりは慈善事業じゃありませんからね。

俯瞰で考察光と音のRPGはどう進化できる?

ここで超論理的かつ超俯瞰的に、

「もしアークザラッドシリーズを現代基準で生まれ変わらせるなら」

という視点で考えてみましょう。

アークザラッドが象徴するキーワードは「光と音」。

つまり視覚演出と聴覚演出の融合が最大の強みでした。

当時はムービーやBGMのクオリティが突出していましたが、現在なら4K解像度や立体音響、レイトレーシングなどで、さらに劇的なビジュアル体験を提供できるはず。

ダンジョンや戦闘で光が降り注ぐエフェクトや、オーケストラが響き渡る魔法演出など、次世代機の能力をフルに使えば、

「これぞまさに光と音の真髄!」

とプレイヤーが感動しうる土壌があります。

ストーリーについても、I&IIの時点で相当重厚な世界観が用意されていたので、リメイクの際はその原作ラインを大きく損なわないようにしつつ、フレーバーテキストやキャラクター同士の絡みを増やし、イベント演出を上乗せするなどの工夫をすれば、当時以上の没入感が得られるかもしれません。

一方で、旧ファンが愛していたドット絵や2D演出を完全に捨てると

「これはもう別物だ」

と反発されるリスクもあります。

HD-2D的なアプローチで新旧バランスをとるのか、それともFFVIIリメイクのようにガラリと刷新しつつも原作の魂を継承するのか、その判断が難しいところでしょう。

「戦略バトルをどう3D空間で見せるか」

「複雑なUIをいかに快適にするか」

といった設計面でも、今のゲームデザインとは隔たりがあるため、丁寧に再構築する必要があります。

超論理的に言えば、ここが大きな労力を要する箇所で、企業からすれば相応のコストをかけて果たしてリターンが見合うかという問題が立ちはだかるわけです。

ファンコミュニティが支えるアークザラッドの未来

いま公式が大きく動いていなくても、ファンコミュニティは盛り上がりを保ち続けています。

例えば

  • 二次創作やファンアートの投稿(PixivやSNSで定期的に新しいイラストがアップされる)
  • RTAイベントの定期開催や個人企画配信(実況者が縛りプレイやRTAに挑む)
  • 「署名活動」や「SIEに手紙を送る」などの草の根運動

こうした底力は、過去の他タイトルでも新作やリメイクを呼び込むきっかけになった事例があります。

『ワイルドアームズ』や『ポポロクロイス物語』も同様に「ファンがくすぶり続けたIP」ですし、海外では『スイコデン』のリマスター化など、復活の動きが見られます。

だからこそ、

「アークザラッドもきっと……!」

というモチベーションを失わずに声を上げる人がいるのです。

一方で、この声がどこまで企業に届くかは未知数。

とはいえ私自身も

「熱意が無駄だってことはないんじゃない?」

と感じます。

特に30周年というタイミングで、もしファン側から盛り上がりが目に見える形で盛り上がれば、さすがにSIEや関連企業も

「ここまで求められてるなら検討してみるか」

と動きだす可能性はゼロではないはず。

もちろん、希望的観測で終わるかもしれないです。

でも何もしないよりは、“やったもん勝ち”の勢いも大事ですよね。

かくいう私も、地元の友人たちにアークザラッドの布教をしており、

「もしリメイク出たら一緒にやろうね!」

と謎の約束を取り付けています。

「いや、出るの?」

と聞かれると

「んー、まあ分かんないけど希望は捨てたくない!」

と言い切るのみです。

30周年説~今後のシナリオを大胆予測発売日はいつになる

ファンがよく話題にするのは、

「2025年30周年の年にリメイクor新作発表→翌年あたりに発売」

というシナリオA。

確かにいちばん期待値が高い理想ルートです。

例えば同じくレトロRPGのリマスターやHD-2D化が数年単位で動いていることを考えれば、30周年記念で発表して1年後リリースというペースはあり得なくないかもしれません。

逆に、シナリオBとして

「またスマホ向け新作か?」

という推測もときどき飛び交います。

スマホRPG自体は市場が大きく、運営次第では大きな利益を得る可能性はありますが、ファンのスマホ疲れとガチャ課金への抵抗を考えると、かなり不安材料が多い気がします。

そしてシナリオCとして「何もなし」という、ある意味で最悪の未来も否定はできません。

30周年を迎えるからコンサートくらいはあるかもしれませんが、新作ゲームの企画は一切動かず終わる。

そうなると、これまで盛り上げてきたファンもがっかり感を隠せず、SNSで

「結局来なかったか……」

と落胆する展開になりそう。

私個人としては、せめてCは回避してほしい。

せめてDとして

設定資料集復刻、グッズ販売、サウンドトラック完全版、PS5向けに旧作移植のダウンロード販売

くらいはやってくれたら……

なんて考えてしまいます。

でもそこからさらに一歩踏み込んでリメイクや完全新作の発表があれば最高ですよね。

光と音のRPGは再び世界を照らせるか?総括

今回、かなり濃密に『アークザラッド』シリーズの歩みや現状について語ってきました。

1995年に派手なデビューを飾り、初期二部作でミリオンヒットを連発しながらも、PS2時代以降は苦戦や迷走が続き、スマホの『R』もサービス終了という形でストップ。

しかしながら、30周年を間近に控えたここへきて、コラボやサウンドトラック配信、ファンコミュニティの盛り上がりなど、火種は再び揺らめいているように見えます。

現在公式からは「新作が来る」という兆しは一切出ていないのが現実。

いわゆるリークもないし、開発スタッフも沈黙したまま。

一方で、レトロRPGの復活が他社で相次ぐ昨今、

「アークザラッドだけ何もなし」

というのは惜しすぎる気もします。

ファンコミュニティが積み上げてきた情熱を見るに、

「あの名作をもう一度、コンシューマー機の大画面と大音響で楽しみたい」

「リメイクや続編で、昔の仲間や新しい物語に会いたい」

という叫びは非常に根強いです。

30周年という大きな区切りが終わってしまえば、シリーズへの関心もまた薄れてしまうかもしれません。

だからこそ、この時期にサプライズ発表があったら最高にドラマチックですよね。

もちろんビジネスの面から見て簡単ではないでしょう。

過去にPS2時代で苦杯を嘗めたことを思えば、企業としてはリスクを嫌うのも仕方ない話。

でも「アークザラッド」というIPにこそ見出せる価値があると信じるファンがいることも事実です。

かつて「光と音のRPG」と謳われたタイトルが、現代のグラフィックやサウンド技術と融合したら、どれほど眩い輝きを放つのか――誰もが見てみたいではありませんか。

最後に私が言いたいのは、

希望を持ち続けることがファンの特権

だということ。

シリーズの前には長い沈黙や苦い失敗がありましたが、それでも『アークザラッド』はPlayStation黎明期を象徴するほどの大成功を収め、いまなお熱心なコミュニティを形成している。

そこに目を向ければ、30周年を迎えるこのタイミングこそ大いにチャンスだと感じられます。

「光と音のRPG」――このフレーズは単なるキャッチコピーではなく、当時のプレイヤーの心を震わせるほどの力を持っていました。

もし新作あるいはリメイクによって、その力が再び解放される日が来たなら、きっと多くのゲーマーが我が家のテレビの前で膝を打ち、懐かしさと新鮮さに胸を打たれることでしょう。

そして、そのときこそ、通勤電車の中でふとBGMを思い出してはニヤけ、息子に

「実はこんな面白いゲームがあったんだよ」

と熱弁し、夫には

「ちょっとゲームにどっぷり時間使うけど、許してね」

と宣言し、お義父さんお義母さんにも

「こんなのがあるんですよ!」

なんてPRしちゃう未来があるかもしれません。

少なくとも私は、その可能性をまだ信じ続けたいのです。

公式がいつ動くのか、あるいは動かないのか。現時点では何も約束されていません。

けれどファンコミュニティに灯っている火は簡単には消えないでしょう。

この記事を読んで興味を持った方がいれば、ぜひ過去作やサウンドトラック配信をチェックしてみてください。

過去を知ることで、未来への期待も膨らむはずです。

アークザラッドが再び大きな「光と音」を放つその日まで、私たちは粘り強く待ち続け、もし奇跡が起きれば全力で迎え入れたい。

どうかこの「光と音のRPG」が、もう一度大きな舞台で花開くことを願って、この記事を締めくくりといたします。

-その他