「神への反逆」「魂の救済」「運命を超越する旅路」——。
こんにちは!今日は私の人生の約4分の1を吸い取った(笑)三大ゼノシリーズについて、徹底解説していきます。
満員電車で
「ゾハルとは一体…?」
とぼんやり考えていたら、気づいたら終点で駅員さんに起こされた経験が何度あることか。
夫は
「また変なゲームの話してる…」
と引き気味ですが、息子はすでに刷り込み成功で
「ママ、ゼノブレイドの新作まだ~?」
と聞いてくる始末。
もはや我が家の食卓の定番話題です。
今回は「ゼノギアス」「ゼノサーガ」「ゼノブレイド」という3作品の繋がりと謎について、私なりの解釈を交えつつご紹介します。
シリーズ未経験の方も、プレイヤー歴20年超えのベテランさんも、どうぞお付き合いください!
スポンサーリンク
表面上は全く別物、だけど…ゼノシリーズとは何か?
一見すると、「ゼノギアス」「ゼノサーガ」「ゼノブレイド」の3作品は、ハードも会社も発売時期も違う「赤の他人」みたいな存在です。
でも、ちょっと目を凝らすと…
あれ?なんかソックリな黄金装置(ゾハル)が出てきたり、「神と人間」「運命への反逆」というテーマがリンクしてたり。
「これって繋がってるんじゃ…?」
東京の片隅の我が家で深夜に考察しすぎて、翌朝の会議で寝落ちするという禁断のループに陥った日々もありました(笑)。
夫の実家のリビングで義母に「ゾハルって何?宝石?」と聞かれて30分熱弁したら「ごめん、もう寝るわ」と言われたのもいい思い出。
この3つの作品に共通して関わっているのが、高橋哲哉氏というクリエイター。
ただし、版権は別々の会社が持っているので、公式に「繋がってます!」とは言えない微妙な立ち位置なんですよね。
そこがまた妄想を掻き立てる…!
これから各シリーズの魅力と謎を掘り下げていきますが、「わたしの脳内トランポリン」全開でお送りしますので、ご了承ください!
1998年に生まれた革新的RPG『ゼノギアス』
発売当時の衝撃と"未完成"が生む神秘
1998年に発売された『ゼノギアス』、あの頃私はまだ長崎の実家でプレステにかじりついてました。
当時のRPGとしては斜め上を行く内容で、
「ロボット操縦してるはずが、いつの間にか神学と心理学のレポート書いてる」
みたいな不思議体験ができる作品でした。
「最初はファンタジーRPGかな?ん?ロボ?え、神学?心理学?!」
友達と感想を言い合った時、誰一人として同じ解釈をしていなかったのが面白かった。
「フロイトって誰?」
「デカルト読んでないと分からんとよ」
みたいな高校生らしからぬ会話が飛び交ってました(笑)。
特に有名なのがディスク2で突然テキストメインの「語り部」スタイルになる展開。
当時は「制作費が足りなくなったの?」と噂されましたが、逆にそれが「アート的な意図があるのでは?」とカルト的人気を生んだんですよね。
ゲーム開発の予算不足がカルト人気に繋がるって、なんとも皮肉な話ですが、「終わり良ければ全て良し」とばかりに今や伝説的RPGとして語り継がれています。
フェイ・エリィ・ゾハル・そして神への挑戦物語の要点
ストーリーの中心は、記憶喪失の主人公フェイと、彼の運命の人エリィの物語です。
二人は「ゾハル」という無限のエネルギー源と、「デウス」という神的存在の謎に巻き込まれていきます。
デウスからすれば人間なんて「復活のための道具」程度。
ある日突然
「あなたの人生の意味は、わたしのパーツになることです」
って言われたら、そりゃあショックですよね。
義母の「あなた洗濯物たたんでくれる?」と比べたら可愛いものですが…。
フェイは幼少期のトラウマで別人格「イド」を抱えているという設定もあり、「自分とは何か」というテーマも深く掘り下げられています。
エリィは何度も転生を繰り返すヒロインで、物語終盤では神の器として利用されてしまいます。
二人の絆が「神をも超える力」になるという展開は、後のゼノシリーズでもよく見られるパターンですね。
未完が深めるファン考察
『ゼノギアス』は当初から
6部作構想があった
と言われていますが、実際にゲーム化されたのは「エピソードV」に該当する部分のみ。
「パーフェクトワークス」という設定資料集では他のエピソードの概要も語られていますが、ゲームとしては日の目を見ないまま25年以上が経ちました。
この「もやっとした未完感」が、ファンの妄想エンジンに高オクタン燃料を注ぎ続けています。
毎朝の通勤電車で
「エピソードIVの設定って、ひょっとしてゼノブレイドのあのキャラと…?」
なんて考えてると、いつの間にか終点で一人取り残されてるんですよね(遅刻の言い訳にはなりませんでした)。
宇宙へと拡張したSF三部作『ゼノサーガ』
バンダイナムコ×モノリスソフトの大企画
『ゼノサーガ』は2002年から2006年にかけてPS2で展開された3部作。
高橋哲哉氏がスクウェアを離れ、ナムコ(現バンダイナムコ)傘下でモノリスソフトを立ち上げ、産みだした「新生ゼノ」です。
「ゼノギアスの続編作りたいなぁ…でも版権はスクエニにあるなぁ…せや!名前変えたろ!」
…という流れだったのかは定かではありませんが(笑)、ファンとしては「お!来たな!」と興奮したものです。
当時は出張で東京に来ていた私、発売日に秋葉原に直行して購入した記憶があります。
ホテルで一晩中プレイして、翌日の商談で「すみません、昨日あまり眠れなくて…」と言い訳したのは今となっては笑い話。
こちらも当初は6部作の予定だったとか。
結局エピソードI~IIIで完結してしまいましたが、3作品でも十分すぎるほど壮大なスケールの物語が展開されました。
シオン・KOS-MOS・そして宇宙規模の神秘ストーリー概観
人類が地球(作中では「ロストエルサレム」と呼ばれる)を喪失した未来世界。
銀河連邦が統治する中、謎の霊体「グノーシス」との戦いが描かれます。
主人公シオン・ウヅキは超巨大企業ヴェクター社の天才研究者。
彼女が開発した戦闘用アンドロイドKOS-MOS(コスモス)と共に宇宙を巡る冒険が始まります。
研究者と無機質アンドロイドの旅
と聞くと地味そうですが、話が進むにつれ
「銀河の歴史」「神の正体」「高次存在U-DO」…
とスケールがどんどん拡大していくのがゼノサーガの特徴。
最初は「ロボット開発する話かな?」と思ってたら、気づいたら「宇宙の真理」について考えさせられる、そんな壮大さ。
これ、会社の企画会議でも同じパターンあるある。
「簡単な案件の話し合いのはずが、いつの間にか会社の存在意義について議論してる…」みたいな(笑)。
エピソードI[力への意志]
シオンとKOS-MOSの出会いから始まり、宇宙規模の陰謀が徐々に明らかになります。
KOS-MOSは感情がないはずなのに、なぜかシオンを守ることを最優先にする不思議な一面も。
まるで義母が「あなた好きにすれば」と言いつつ、実は細かく気にかけてくれてるのと似てるかも…?(そんな例えはおかしい)
エピソードII[善悪の彼岸]
キャラクターたちの過去が掘り下げられる編。
特にJr.(ジュニア)とアルベドという兄弟の悲しい過去は涙なしには見られません。
システム面が大幅に変更され、ファンからは賛否両論でしたが、個人的には「お風呂のシャンプーの位置を変えられた時の微妙な違和感」くらいで、すぐに慣れました(笑)。
エピソードIII[ツァラトゥストラはかく語りき]
宇宙の真理や神への到達を巡る戦いがクライマックスに。
「ウィルヘルム」という存在が"永劫回帰"を試みる中、KOS-MOSの正体や、シオンの恋人ケビンの裏切りなど、複雑な展開が畳みかけます。
結末では、人類はリセットの危機を免れ、シオンたちが「ロストエルサレム(地球)」を探す旅に出るところで終了。
「え、続きは?」
というもやもや感満載のままシリーズは幕を閉じました。
このモヤモヤ感、夫の「明日片付けとくから」が一生実行されない感じに似てますね(夫すみません)。
ゾハルの再解釈と"神"のさらなる上位領域
『ゼノギアス』の「ゾハル」は世界創造に関わる装置でしたが、『ゼノサーガ』では"オリジナルゾハル"という宇宙の根幹に関わる存在として描かれます。
さらにニーチェ哲学をモチーフにしたエピソードタイトルや、キリスト教の聖人を思わせる名前が大量登場。
哲学と神学の混合ジュースをゴクゴク飲まされる感じで、消化不良になりかけましたが、それが癖になる不思議な魅力がありました。
小学2年生の息子に「ママ、U-DOって何?」と聞かれた時は、「これは大人になってから調べようね」と濁しました。
説明する自信がなかったんです(汗)。
任天堂ハードで大進化したRPG『ゼノブレイド』
広大な世界と"神を超克"する物語新時代の幕開け
2007年頃、モノリスソフトが任天堂の子会社となり、Wii向けに開発されたのが『ゼノブレイド』。
当初は「Monado(モナド)」という開発コード名でしたが、任天堂の提案で"ゼノブレイド"となったそうです。
従来のゼノシリーズの雰囲気を残しつつも、より遊びやすく、爽快感のあるアクションRPGに進化。
「重たいテーマは残しつつも、もっと気軽に楽しめる」
という絶妙なバランス調整がされていて、「さすが任天堂!」と膝を打ちました。
ゼノブレイド(2010, Wii/2020, Switch版DE)
人類が「巨神」と、「機神」という二柱の巨大生命体の上で暮らす世界。
主人公シュルクは「モナド」という剣を手に入れ、近未来を見通す力を得ます。
物語後半、「ザンザ」という神が復活し、人間を自分の糧にしようとしていたことが判明します。
シュルクたちが「神なんていらない!」と言わんばかりにザンザを打ち倒す展開は、長崎の実家で親に「ゲームばっかりしよって!」と言われ続けた反抗期の自分を思い出させました(笑)。
ゼノブレイドクロス(2015, Wii U)
地球が滅亡し、生き残った人類が惑星ミラに不時着する物語。
オープンワールドで自由度が高く、メカ(スケイル)に乗って広大なマップを探索できるのが魅力。
とにかく「広い」の一言。
東京から実家までの距離を往復するくらいの広さを感じました(大げさですが)。
ただ、ストーリー終盤で多くの謎が未回収のまま終わり、「続編はよ!」という声が今も多い作品です。
ちなみに私もその一人。
夫の両親の前では「ゼノブレイドクロスの続編まだかなぁ」と言い続けるのが、小さな趣味になってます。
ゼノブレイド2(2017, Switch)
雲海に浮かぶ巨神獣の背に人々が暮らす世界。
主人公レックスと、特殊な剣である「ブレイド」のホムラ/ヒカリが楽園を目指す旅を描きます。
終盤には「コンジット」という装置が登場し、これが
「ゾハルにそっくり!」
とファンの間で大騒ぎに。
さらに、世界を創った「クラウス(Architect)」が実はゼノブレイド1の「ザンザ」と同一人物だったことが判明し、
1と2が並行世界だった
という衝撃の事実が明らかに。
「ちょっと待って、これってつまり…」
と深夜に息子を寝かしつけた後、スマホで考察記事を読み漁ったのはいい思い出。
翌朝の会議で寝落ちするリスクを冒してでも知りたかったんです!
ゼノブレイド3(2022, Switch)
『1』と『2』の未来世界が融合した「アイオニオン」が舞台。
ここでは人々は10年しか生きられず、永遠の戦いを強いられています。
主人公ノアたちの冒険を経て、最後には世界が再び分離するという結末。
ラストシーンは、ノアとミオが別々の世界に戻りながらも、どこかで繋がっている可能性を匂わせる感動の展開。
これを見て号泣する私の横で夫は「ゲームで泣くなんて」と呆れ顔。
でも息子は一緒に泣いてくれました。
この子、将来有望です(親バカ)。
シリーズ横断のキーワード「ゾハル」とは何か
ゾハルの多面性
「Zohar(ゾハル)」はヘブライ語で「光輝」を意味する言葉。
シリーズを通して黄金色の立方体として登場し、
無限のエネルギー源や世界創造の鍵
として描かれます。
『ゼノギアス』では神的存在デウスの動力源、『ゼノサーガ』では宇宙の根幹に関わる「オリジナルゾハル」、『ゼノブレイド2』では「コンジット」という名称ながら見た目も機能も酷似。
もしこれらが同一物だとしたら、
作品の垣根を越えて次元移動している
という驚愕の設定になりますが、公式には何も語られていません。
高橋哲哉氏は
「遊び心で入れています」
と言うのみ。
「大人の事情」ってやつですね。
私も会社の部署間の微妙な空気感を「大人の事情ですね~」と言ってごまかすことがあります(笑)。
ファンによる超次元考察
海外掲示板RedditやTwitterでは、日々「ゾハル大解析スレ」が立ち、熱い議論が交わされています。
「ゼノギアスのあのシーンとゼノサーガの設定書を照らし合わせると、ゾハルが次元転移してゼノブレイド世界を創った可能性が…!」
みたいな、大真面目かつぶっ飛んだ理論が飛び交う様は圧巻。
私もかつて深夜に夢中になって英訳ツールを片手に海外の考察を読みあさった結果、朝起きられず会社に遅刻したことがあります。
上司に「電車が遅延して」と言いましたが、実際は「ゾハルが次元転移して」が原因でした(冗談です)。
なぜストーリー解説や考察がこんなに求められるのか
難解さ×未回収要素=最高の妄想温床
ゼノシリーズはいずれも「神」「輪廻転生」「高次存在」といった重いテーマをふんだんに盛り込んでいます。
1周プレイしただけでは「え、結局何だったの?」となることも多く、逆に「分からないから考察したい」という好奇心を刺激します。
この「もやもや感」が、1998年から25年以上経った今でもファンを虜にしている秘密。
私の場合、夫の靴下の行方不明も気になりますが、それ以上に「ゾハルの正体」が気になるという本末転倒な日々を送っています(笑)。
シリーズ歴史の長さと企業間の壁
ゼノギアス(1998)→ゼノサーガ(2002~2006)→ゼノブレイド(2010~)という流れで20年以上の時間が経過。
さらにスクウェア・エニックス、バンダイナムコ、任天堂という別企業が関わるため、公式の繋がりは明かされません。
「あのキャラとこのキャラ、似てますよね?」
と公式に聞いても
「版権の関係でノーコメント」
という回答しか得られない。
それゆえファンは自力で推理し、コミュニティで盛り上がるしかないのです。
まるで会社の部署間の「あの情報、共有してほしいんだけど…」「申し訳ありません、セキュリティポリシー上…」みたいなやりとりを思い出します。
シリーズを横断する"繋がり"と"独立性"の整理
法的には完全に別物
- ゼノギアス : スクウェア・エニックス
- ゼノサーガ : バンダイナムコ
- ゼノブレイド : 任天堂(モノリスソフト)
この企業間の壁を超えるのは、まさに「ゾハルの力が必要」なレベルの難題。
高橋哲哉氏は
「それぞれ別の世界」
と繰り返し述べつつも、
特定の用語やデザイン、設定を流用するファンサービス
を続けています。
テーマやキーワードの不思議な共通性
見方を変えれば、3シリーズには多くの共通点があります:
- 神と人類の対決(デウス、ザンザ、ウィルヘルム)
- ゾハルという超装置(事象変異機関、オリジナルゾハル、コンジット)
- 輪廻転生・意識の集合(フェイとエリィ、グノーシス、ブレイドの再生成)
「これらは偶然?それとも意図的?」
という疑問は、ファンの想像力を刺激し続けています。
まるで義母の「あら、この料理どこで覚えたの?」に「えっと…テレビで…」と答えつつ実は友人のレシピをパクった時の微妙な心境に似ています(自己投影しすぎ)。
ストーリーを深く知るためのポイント
キャラクターの内面変化
ゼノシリーズでは、世界観がどれほど壮大になろうとも、中心にあるのは
「自分は何者か?」
を問い続ける登場人物たち。
フェイの分裂人格、シオンのトラウマ、レックスの成長などは、私たち自身の悩みや葛藤と重なる部分があります。
特に「自分の存在意義」に苦しむ主人公たちの姿は、毎日1時間の通勤電車で「人生このままでいいのかな」と考える私自身にも強く響きました(会社の方、見てたらごめんなさい)。
用語や裏設定を知る
公式資料集や開発者インタビューには隠れた設定が満載。
一例を挙げると、ゼノサーガの「メモリーキューブ」という一見単なるアイテムが、実はゾハルと連動していたという設定が後から明かされたり。
こういった細部にまで目を配ると、プレイ経験がより深まります。
私の場合、息子の連絡帳チェックより熱心に設定資料を読み込んでいた時期があります(反省)。
音楽・演出の力
ゼノシリーズは音楽面も素晴らしく、光田康典氏や梶浦由記氏など有名作曲家が参加。
クライマックスで流れる曲の破壊力は絶大で、「泣きながらボタン連打」という珍現象が多発します。
私の場合、ゼノブレイド3のラストで号泣しすぎて、翌朝目が腫れた状態で出社。
同僚に「大丈夫?何かあった?」と心配され、「ちょっと夜更かししすぎて…」と言い訳しました。
真実は「ノアとミオの別れに号泣した」なんて言えませんからね…。
ファンコミュニティの情報交換
RedditやTwitterなどには、シリーズの時系列や伏線を細かく分析した記事が多数。
「クラウスはゼノサーガの○○に繋がる」
「グラーフは実はあの人の転生」
など、公式では語られない自由な解釈が飛び交います。
「でも楽しいからアリ!」という寛容な雰囲気も魅力的。
私が会社の飲み会で「ゼノシリーズの繋がりについて」と話し始めると、同僚たちの笑顔が固まるのとは大違いです(笑)。
さらに少しだけ掘り下げ代表的な名シーン紹介
ゼノギアス
- ラハン村でのギア暴走
フェイが乗ったギアが暴走し、故郷を壊滅させる衝撃の冒頭。後に明かされる「イド」の存在と合わせ、「あれはフェイ自身の闇だったのか」と背筋が凍るシーン。
当時プレイした私は「いきなりヘビーすぎる…」と動揺したものです。 - ソフィアの殉教
エリィの前世である巫女ソフィアが、世界を救うため自ら犠牲になるシーン。
それを見たラカン(フェイの過去生)が絶望から「グラーフ」という破壊の存在へ変貌する過程は胸が締め付けられます。
愛が憎しみに変わるプロセスを目の当たりにした時、電車で読んでいた少女漫画を思わず閉じました。
比較対象が違いすぎる…。 - エンディングでの2人の帰還
最後にフェイとエリィが神的存在を打ち破り、本来の姿で再会するシーン。
「長き輪廻からの解放」を象徴する感動の結末です。
プレイ後、夫に「ゼノギアスクリアした…」と呟いたら「何それ?」と言われ、説明を諦めました。
この感動、共有できる人がいないのが辛い…!
ゼノサーガ
- KOS-MOS初起動
シオンを救うため、KOS-MOSが自己判断で起動するシーン。
感情がないはずのロボットに見えて、どこか人間らしさを感じさせる不思議な魅力。
このシーンを見た当時の私は「ロボットなのに、なんだかジーンとくる…」と感動しました。
家の掃除機が勝手に起動したら怖いけど、KOS-MOSなら嬉しい、という複雑な心境。 - Jr.とアルベドの対決
U.R.T.V.として生まれた兄弟の悲しい因縁が描かれる名シーン。
アルベドの狂気に満ちた行動の裏に、孤独と絶望があったことが明かされ、善悪の境界が曖昧になる瞬間。
これを見たとき「兄弟って難しいなぁ」と思いながら、一人っ子の自分にはピンと来ない部分もありました(笑)。 - 永劫回帰との対決
ウィルヘルムの「宇宙を救うためには時間を巻き戻すしかない」という計画に、シオンたちが「未来を信じる」と立ち向かうクライマックス。
「運命に抗う」というゼノシリーズの真髄を感じる場面です。
私も朝の満員電車で「今日も同じ日々が…」と思いながら、ふとシオンたちの勇気を思い出し、小さく頷いたりします。
ゼノブレイド
- ザンザ覚醒
シュルクの身体を器に神ザンザが復活。
世界を支配しようとするザンザに対し、シュルクたちが「神はいらない!」と立ち向かう場面は鳥肌モノ。
息子にこのシーンを見せたら「ママ、神様って悪い人なの?」と聞かれ、宗教観についての親子論争に発展するという予想外の展開がありました。 - クラウスの告白と世界の分断
世界の創造主クラウスが「ある実験でゼノブレイド1と2の世界を同時に生み出した」と告白するシーン。
ファンの「やっぱり繋がってた!」という興奮が最高潮に達する名場面。
これを見た時の衝撃は、義母が「実はあなたの料理、前から食べられなかったの」と告白してきた時より大きかったです(そんな告白はされてません)。 - ノアとミオの別れ
ゼノブレイド3のラストで、世界が再び分離し、ノアとミオも別々の世界に戻るシーン。
「一度だけ交わった奇跡の瞬間」への想いが切ない名場面です。
電車で思い出してウルッとくる危険シーンNo.1。
会社のトイレで「ノア…ミオ…」と呟いている怪しい女がいたら、それは私かもしれません。
ファンコミュニティの存在感
Reddit・SNSでの超細分化考察
海外のファンは本当に情熱的で、時系列表を何十ページも作ったり、イベント台詞を無数に引用した考察記事を書いたり。
日本のファンも負けじと参加し、国境を越えた「ゼノ愛」の大合唱が生まれています。
私も「#XenoFan」タグをフォローして、夜な夜な海外ファンの考察を翻訳ツールで読み漁っています。
「この外国人、めっちゃ鋭い…!」
と唸りつつ、「あ、明日早いから寝なきゃ」と葛藤する日々。
そして結局寝不足で会社に行く…このループからなかなか抜け出せません。
リマスター要望・署名活動
ゼノギアスやゼノサーガのリマスターを求める声は今も絶えず、時折署名活動やSNSでのハッシュタグ運動が行われています。
私も「#RemasterXenogears」を何度リツイートしたことか。
夫に「そんなに欲しいの?」と言われ「生きる意味が変わる」と真顔で答えたら、少し引かれました。
もっと楽しむためのアドバイス
好きなタイトルから始めてもOK
初めてゼノシリーズに触れる方は、手に入りやすいハードのタイトルから始めるのがおすすめ。
私の場合は
ゼノギアス
→ゼノサーガ
→ゼノブレイド
と年代順でしたが、逆からプレイしても十分楽しめます。
ただし、どっぷり味わいたいなら古い作品にも挑戦を。
「こんな伏線があったのか!」という発見があなたを待っています。
息子には「小学生のうちにゼノギアスやっておきなさい」と言いたいところですが、さすがに早すぎますね(笑)。
設定資料や開発者コメントを拾う
『パーフェクトワークス』や公式ガイドなどを読むと、ゲーム中では語られない設定が満載。
「え、そういう意味だったの!?」と目からウロコの体験ができます。
私は結婚式のウェディングドレス選びより熱心に『パーフェクトワークス』を探し回ったことがあります。
今や希少価値の高い資料ですが、図書館や古書店で見つけたときは小躍りしました。
夫には「そんなに喜ぶなら、プロポーズの時にあのゲームの設定資料渡せばよかった」と言われましたが…冗談ですよね?(不安)
ネタバレには注意
どのタイトルも終盤に大きな展開があるため、初めての方はできるだけネタバレを避けてプレイするのがおすすめ。
特にゼノブレイド2と3は「え、そういうことだったの!?」という驚きが醍醐味です。
私はゼノブレイド2のネタバレを食らってしまい、プレイ中に「あ、ここがあの場面か…」と冷静に分析してしまう悲しい経験をしました。
それでも面白かったですが、サプライズは大事。
息子にはネタバレ厳禁のルールを課してます。
音楽と映像演出を味わう
ゼノシリーズの音楽は本当に素晴らしい。
イベントシーンで流れる曲がキャラの感情と完璧にシンクロし、涙腺崩壊するシーンが数多くあります。
特に交響的な壮大な曲調と、繊細なピアノの旋律が特徴的。
通勤中にサントラを聴くと、駅に着く頃には感情が高ぶって「よし、仕事頑張るぞ!」という気持ちになります。
逆に悲しい曲を聴くと、会社に着く前に憂鬱になるので要注意です(笑)。
今後の展望と結び
リマスターや新作の可能性
現時点では、ゼノサーガやゼノギアスのリマスター計画は公式には発表されていません。
スクウェア・エニックスとバンダイナムコの協力が必要なため、実現は難しいとも言われています。
「夢のコラボ」という言葉そのものですね。
義母の手料理と私の手料理のコラボくらい難しい(まだそのネタ引っ張る)。
一方、ゼノブレイドシリーズは任天堂の看板タイトルとして成功を収めており、今後も何らかの形で続いていく可能性は高いでしょう。
私としては「Switch2」が出たらぜひ新作を…!
という期待を胸に、貯金を始めています(夫には内緒です)。
"異質なもの同士の交錯(Xeno)"シリーズの根底
高橋哲哉氏によれば、"ゼノ"の名は「異質」を意味するギリシャ語に由来し、「異なる存在が交わることで生まれるドラマ」がコンセプト。
確かに各作品とも、異質なものの衝突から物語が生まれています。
私自身、ゼノシリーズと出会って「ゲームという枠を超えた体験」をしたと感じています。
通勤電車でも、家事の合間でも、時々思い出しては「あのシーン、良かったなぁ」と微笑んでしまう。
それが25年も続いているというのは、やはり「何か特別なもの」がこのシリーズにはあるのだと思います。
東京のマンションで、家族に「また変なゲームの話してる…」と言われながらも、ひそかにゼノ愛を育て続ける日々。
長崎の実家に帰省した時、押し入れから出てきた古いゼノギアスの説明書を見て「青春だ…」と感傷に浸る瞬間。
そんな「ゼノと共に生きる人生」も、悪くないなと思うのです。
神と人間の関係、魂の行方、運命への抗い——そんな大きなテーマを抱えた壮大な物語の数々は、これからも多くの人の心を掴み続けるでしょう。
もし本記事で少しでも興味を持たれたなら、ぜひ一度プレイしてみてください。
あなたの人生に、新たな"ゾハル"のような輝きをもたらすかもしれませんよ!
もし通勤電車で「ゾハルって何?」と考え込んで終点まで行ってしまったら、そっと教えてください。同志として心から共感します。