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ゼノサーガ1のストーリーあらすじから結末まで完全ネタバレ【エピソードⅠ】

壮大なSF叙事詩として語り継がれ、映画さながらのムービー群と数多の哲学的モチーフが詰め込まれた『ゼノサーガ エピソードI[力への意志]』。

シリーズ第一章ながら、すでに惑星一つが消滅しそうな騒動が巻き起こり、アンドロイドは勝手に起動して暴れ回り、どこを切り取っても波乱万丈。

今回は、そのストーリー内容を完全ネタバレで解説します。

伏線や裏設定、キャラクターの深層心理にいたるまで盛り込みましたので、未プレイの方はくれぐれもご注意を。

すでにプレイ済の方には、懐かしい情景や突拍子もない設定を再認識していただきつつ、ここでしか読めない深堀り情報もあわせてご紹介。

もしかしたら"グノーシス"以上に未知との遭遇かもしれませんが、どうか最後までお付き合いください。

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ゲーム概要と背景世界

『ゼノサーガ エピソードI』の全貌

『ゼノサーガ エピソードI[力への意志]』は、2002年にPS2向けRPGとしてモノリスソフトが開発し、ナムコ(現バンダイナムコエンターテインメント)から世に送り出されました。

ディレクターは高橋哲哉氏。

かつて『ゼノギアス』で大胆なSF世界を構築した開発陣が新会社を立ち上げ、「ゼノギアスでやりきれなかった構想を改めてやりますよ」という意気込みで作ったのが「ゼノサーガ」。

当初は「全6部作」説も噂されましたが、最終的には三部作(I~III)として完結し、本作はその第一章にあたります。

副題「力への意志」はフリードリヒ・ニーチェの哲学書タイトルから拝借。

後のエピソードIIは「善悪の彼岸」、IIIは「ツァラトゥストラはかく語りき」と、どこかスベらない感のあるネーミングが連続。

ゲーム内に大量の宗教・哲学モチーフをぶち込むのが特徴です。

長崎産のカステラの中に激辛ワサビを仕込むような、分かる人だけ分かる要素が満載(いや、どんな例えや)。

そんなわけで、一見「宇宙規模の壮大SF」と思いきや、中身は相当ディープな物語が待っています。

舞台は宇宙…地球?どこ行った?

物語の時代は、20XX年に地球で発掘された「ゾハル」という金色の謎プレートが引き起こした異常事象により、人類は地球を捨てて宇宙に飛び出しました。

その後何百年・何千年もの歳月が流れ、T.C.4767年ごろ(Transcend Christ歴)には銀河連邦が成立し、多数の惑星に人類が散って暮らしている。

けれども「グノーシス」という恐るべき霊体のような存在が出現し始め、日夜人々を怯えさせます。

公式設定によれば、グノーシスは通常兵器がまるで効かない"謎の白い怪物"で、何なら戦艦が一瞬で白化してサヨウナラ、みたいな恐怖の対象です。

我が家の冷蔵庫の奥からたまに出てくる謎の白いカビよりもある意味タチが悪い...なんて例えを使うと夫に「またその変な表現」と言われるので自粛しておきます。

地球は「ロストエルサレム」と呼ばれ、いずこへともなく姿を消した状態。

いったい何が起こったのか、シリーズを通じて明らかになるのですが、とりあえずエピソードIの時点では「ああ、地球はもう無いんだね」とぼんやり理解しておけば大丈夫(後から結構重要な要素になりますが)。

ゾハルとグノーシス混沌の原因

そもそもゾハルという謎の装置が発掘されて以来、妙な事件が多発しています。

惑星アリアドネが丸ごと消失するとか、時には軍艦を巻き込み、何でも破壊の限りを尽くすような嫌な予感が漂う厄介な代物。

しかもこのゾハル、オリジナルのほかに「ゾハルエミュレーター」という模造品が12基だか量産されている事実が発覚。

コピーロボみたいなものを量産してどうする気なのか、軍事利用目当てなのか、教団が信仰の対象として崇めたいのか、そのへんはいろいろな勢力の思惑が錯綜しカオス状態。

うちの息子が「ママの手作りお弁当」という名目で給食をクラスメイトと物々交換しまくってる昼休みと同じくらい混沌としてます。

(先生、ごめんなさい)

その一方で、グノーシスが出没して「大量殺戮」「白化現象」などを引き起こし、人類は恐怖に震え上がります。

そこで銀河連邦に務めるシオン・ウヅキという研究者や、彼女の会社ヴェクター社が切り札として作り上げたのが「KOS-MOS(コスモス)」という対グノーシス用アンドロイド。

「もう幽霊でも何でも殲滅できる無敵サイボーグを作ればよくね?」という安直な発想かと思いきや、実際ものすごい火力と不思議な力を秘めているため、ストーリーの中心人物(?)となっていきます。

ムービーが長いRPG

エピソードIは、当時としては大容量片面2層DVD-ROMを採用し、合計8時間超とも言われるムービーを詰め込みました。

映画並みの演出が魅力…

というか、ゲームしてる時間より映像見てる時間が長いとまで揶揄されるレベル。

アクション苦手でも安心!

と思いきや、いちいちムービーが盛大で"力への意志"を感じる仕様です。

私が会社から帰宅して「料理作ってる暇ないから今日はお惣菜」と言い訳しながらゲームしてると、30分後に義母さんが「あらまだ動画見てるの?」って言ってくるくらいムービーが長い。

結局その間に義母さんが夕食作ってくれてて申し訳なくなるパターンが週3くらいで発生してました。

しかし、その映像表現が実際ストーリーをより劇的に見せてくれるのも事実であり、派手なカメラワークやBGMが盛り上がる要素にもなっています。

ちょっと気を抜くと30分以上ほぼ操作なし、ということもあるため、プレイ環境によっては「一旦お茶を淹れにいく余裕すらある」RPGでした。

完全ネタバレ時系列あらすじ

※ここから、エピソードIのストーリーを一気に振り返ります。

相当に長いですし、未来作品で判明する真相も軽く補足しますが、あくまでメインは「エピソードI時点で何が起こるか」。

ネタバレに心当たりのある方は念のためお気を付けを…。

地球・20XX年プロローグ

舞台は20XX年。

ケニアのトゥルカナ湖で発掘中の考古学者が銀色のプレートをはめ込むと、湖底から怪しげな構造物が出現し、同時に金色のプレート状物体が実体化。

それが後に「ゾハル」と呼ばれる謎の根源です。

「どうしてそんなん湖に仕込んでんの!?」とツッコミたいところですが、何やら宇宙創世レベルの代物らしく、人類が振り回されるきっかけとなります。

私もよく物忘れして「あれどこ置いたっけ?」ってなるけど、惑星規模の遺跡を湖底に置き忘れるとか、その発掘者マジ運命の人ですよね。

やがてゾハルが引き起こす不可解な現象の拡大で地球圏は危険地帯となり、人類は地球を捨て宇宙へ拡散することを余儀なくされました。

いきなり壮大すぎて戸惑いますが、これが『ゼノサーガ』全体のファーストシーン。

銀河連邦時代T.C.4767年

ゾハル発見から約4000年後。

「銀河連邦」が成立し、多くの惑星に人々が暮らしています。

ストーリーは連邦軍巡洋艦ヴォークリンデ号を舞台に幕を開けます。

ここでヴェクター社研究員のシオン・ウヅキがKOS-MOS起動実験を行っている最中、軍上層部から「実戦投入?まだ早いんじゃないか?」と釘を刺されたり、シオンが仮想空間テストで謎の少女ネピリムに出会ったりと、どことなく一筋縄で行かない雰囲気が漂います。

ところがある日、ヴォークリンデ号の艦隊が大量のグノーシスの襲撃を受け大惨事に。

通常の物理攻撃は通じず、艦が次々と白化現象で壊滅していく。

「おいおい、目の前で乗組員が喰われてるよ…」なんて状況。

さらにKOS-MOSが勝手に起動し、グノーシスを撃退しつつも味方のヴァージル中尉を射殺するという衝撃展開。

何だこのアンドロイド、強すぎるし暴走気味じゃないか。

最終的にシオン、アレン、チェレンコフ中佐など数名が脱出ポッドで辛くも逃げ延び、民間貨客船エルザ号に拾われます。

ゾハル(正確にはエミュレーター)を積んでいたヴォークリンデ号はほぼ全滅。

ゾハル本体もグノーシスに奪われた状態に。

幕開けにして血なまぐさい展開ですが、これが後の運命を大きく動かす事件となります。

東京駅の朝ラッシュで乗り過ごした時よりもカオスな状況です。

私も先日、息子の勉強をみてたら夫の実家の宿題レベルが高すぎて「これ、ママにも解けない...」みたいな状況に追い込まれましたが、いくらなんでもグノーシスに襲われるよりはマシなはず。

ジギー&モモ小惑星プロレマ救出作戦

同じタイミング、接触小委員会なる組織が義体人間ジギーを使い、U-TIC機関に拉致された少女リアリアン・M.O.M.O.(モモ)を救い出す作戦を開始。

モモは天才科学者ヨアキム・ミズラヒ博士が作った100シリーズ観測ユニットであり、体内に"Y資料"を隠し持つ特別なリアリアン。

彼女の存在が今後の人類の運命に深く関わるという謎設定(天才科学者がやりがちな世界を揺るがす趣味)。

ジギーはハードボイルドなサイボーグおじさまで、プロレマ基地に潜入してモモを救出成功するも、追撃を受けて宇宙空間へ放り出されます。

そこをまたしてもエルザ号が通りかかり保護。

こうしてジギーとモモはシオン、KOS-MOSらと合流します。

うちの夫が「電車が遅延してたら会議に遅れる」って焦ってるとき、「大丈夫よ、たった5分の遅延でしょ?」って私が言うと、「それが命取りなんだ!」って言うけど、宇宙空間に放り出される事態に比べればラッキーですよね?

でも会議室ではグノーシス並みの上司が待ち構えてるのかもしれませんが。

ちなみにジギーはかつての生身時代(ヤン・ザウアー)に妻子を失っており、死にたいけど死ねない義体人生を送っているという救いがたい境遇。

モモが「おじさま」と慕い始めることで彼の氷の心が溶けていくのも今作の見どころ。

エルザ号、聖堂船へ飲み込まれる

シオンたちが乗るエルザ号が第二ミルチアへ向かう途中、ハイパースペースを強制的に引きずり出されて膨大なグノーシス群に囲まれます。

なんなんですかこの宇宙、危険すぎる…

というツッコミは置いといて、一行は大ピンチ。

しかも直後にエルザ号ごと超巨大グノーシス「聖堂船」の内部へ丸呑み。

そこは崩壊した都市や船が取り込まれる異界で、一見すると先に消えた惑星アリアドネがまるごと取り込まれているかのよう。

気が遠くなるほど鬱屈した空間です。

まるで義実家の仏壇の奥から出てきた「あなたが産まれる前の家系図」みたいな、古く重厚で不気味な雰囲気。

いや、うちの義両親は本当にいい人たちだからこんな例えはないんですけどね(汗)。

艦内を探索すると、奪われたゾハルエミュレーターを発見。

チェレンコフ中佐がゾハルの発する謎波動を浴びてグノーシス化し、仲間に襲いかかります。

やむなく彼を撃破するシオンたちですが、チェレンコフはグノーシスの心象空間「虚無の浜辺」に消え、そこに一時の安らぎを見いだすという切ない幕引き。

直後にさらに大量のグノーシスが波状攻撃を仕掛けてきて絶体絶命。

そこへ謎の少年Jr.(ジュニア)率いる民間艦デュランダルが援護射撃を行うも数で圧倒されます。

万事休す…の瞬間、KOS-MOSが莫大なエネルギーを解放し、周囲のグノーシスを容赦なく吸収・殲滅。

もう何でもアリの超性能アンドロイドを見せつけ、エルザ号は聖堂船を脱出成功。

ゲーム中盤の大きな山場となるイベントです。

この展開、息子の運動会で私が応援に夢中になってスマホを忘れてきて、夫が取りに来てくれたと思ったら上司も連れてきて、さらに私のママ友も合流して、気づいたら私だけ置いてみんなで打ち上げに行った時の混乱レベルを超えています。

まあ、ゲームならではの壮大さですね。

第二ミルチア到着とエンセフェロン・ダイブ

エルザとデュランダルは目的地第二ミルチアへ到着。

ところが、謎の陰謀でクーカイ・ファウンデーション(Jr.の組織)が連邦に敵対したとデマが流れ、連邦軍の砲撃を受ける等、厄介なトラブルが発生。

Jr.たちが潔白を証明するため、シオンはKOS-MOSの内部に残されたAAAクラス記録を提出しようと考えます。

ところが深層領域にセキュリティロックがあり、外部からは読み出せません。

そこで登場するSFチック技術が「エンセフェロン・ダイブ」。

意識をKOS-MOSの記憶領域に飛ばし、内部に格納されたデータを直接のぞき見する荒業。

すると14年前の旧ミルチア戦争時代の街並みが再現され、そこにネピリムという少女やレアリエンのフェブロニアが現れて、シオンらに

「妹を助けて」

「KOS-MOSがウ・ドゥと激突したとき星が砕けるかも」

など意味深発言を残します。

何やらもうアブストラクトすぎて頭が追いつきにくいですが、要は旧ミルチアで重大事件が起きた過去をダイブ体験することでデータを取り出し、連邦の疑いを晴らすことに成功したのです。

これ、ちょっと意味わからんけど、夢の中に飛び込んで証拠を探す感じですかね。

うちの息子がお菓子を食べた証拠も、こうやって記憶の中からでも取り出せたら便利なんですが。

アルベド・ピアソラの狂乱ネピリムの歌

一方、U-TIC機関の中心人物であるアルベド・ピアソラがついに暗躍開始。

アルベドはJr.(本名ルベド)と同じURTVと呼ばれる特殊人造体で、肉体を切り刻んでも再生する不死性を持つ怪人物。

「死に対する恐怖を喪失した結果、脳内が完全にイッちゃった」という設定はシリーズ屈指のインパクトを誇ります。

彼はモモを強奪してY資料(旧ミルチア座標データ)を読み取り、さらに不気味な「ネピリムの歌」という周波で周囲にグノーシスを呼び出すという暴挙を繰り返します。

さらにアルベドは旧ミルチア遺産兵器「天の車」を起動し、第二ミルチアを砲撃しようと画策。

人類相手に無差別破壊を仕掛け、Jr.たちと壮絶バトルへ。

モモの精神内での攻防やJr.との因縁など、精神世界と現実世界双方で激しい戦いが繰り広げられました。

やっぱり不死身系ヴィランはやることが派手。

地球で例えるなら、東京タワーを使って日本全国に電波撒き散らして、国民全員に「ワタシハアナタノトコロヘムカッテイマス」って念話送ってくるレベルの狂気です。

夫が夜中に突然冷蔵庫を物色して「あれ、ケーキどこ?」って言ってる時に似た恐怖を感じますが、宇宙規模ということでは比較になりませんね。

エンディングKOS-MOSの大気圏突入シーン

最終的にシオンたちは天の車の動力炉を破壊し、アルベドは高笑いのまま退場。

制御不能で大気圏へ落下する兵器をエルザ号は必死に脱出しようとしますが、衝撃で航行不能に陥り、機体が大気圏で燃え尽きかける寸前。

そこにKOS-MOSが甲板に立ち、シールドを展開してエルザを丸ごと守り切ります。

うわー、ドラマチック。

カッコいい。

そうして無事に地表へ着陸成功。

第二ミルチアも破壊を免れました。

一方、ゾハルの行方やU-TIC機関の背景、旧ミルチア封印、アルベドの計画、ウ・ドゥの正体など幾多の謎が残り、"続きはエピソードIIへ"という感じで物語は終了。

クリア後、「なんだ色々明かされないままじゃん!」と思いつつも、一部のキャラが散っていったシーンは衝撃的で、シリーズの幕開けとしては充分インパクト大です。

宇宙船の甲板で立ちはだかるKOS-MOSの勇姿、マジで格好良すぎです。

私が夕方の満員電車で疲れてふらふらしていたら、突然席を譲ってくれたイケメンサラリーマンくらい心強い存在。

いや、それ以上に命の恩人レベルですね。

主要キャラクター解説

シオン・ウヅキ

ヴェクター社第一開発局の研究者で本作の主人公。

家族を旧ミルチア戦争で失い、さらに2年前には恋人ケビンをKOS-MOS開発中の事故で亡くすなどハードな過去を背負っています。

表向きは明るい性格だけど、過度の仕事熱心はトラウマの裏返しだったり。

一方でKOS-MOSには単なる兵器以上の存在意義を見出そうとし、彼女が人間らしい行動を示すと「何が原因なの?」と真剣に模索するなど科学者としての探究心も旺盛。

私みたいにフルタイムで働きながら副業もするタイプの人間にとって、彼女の仕事熱心さはちょっと共感できる部分があります。

私は家族を守るためにキツくても頑張りますが、彼女の場合は失った家族や恋人の代わりにKOS-MOSを大切にするっていうのが切ないですよね。

でも人って何かに執着することで前に進めることもあるから、彼女なりの生き方なのかも。

ストーリー序盤でグノーシス大群に襲われた際、KOS-MOSが独断起動して命を救われる。

自分の保身だけが理由でヴァージルが犠牲になったことに苦しむが、その後もKOS-MOSを信じ続けようとする。

彼女の視点から見た"KOS-MOSの謎"は、やがてシリーズ全体における重要テーマへ発展していきます。

KOS-MOS(コスモス)

ヴェクター社がグノーシス対策で開発した戦闘用アンドロイド。

赤い眼、青い髪、スタイリッシュな装甲をまとい、銃火器やビームサーベルまで内蔵。

しかも自己判断で戦闘モードに入ったり、シオンを守るために味方を殺すという極端な行動をとったり、かなり謎めいた存在です。

実は彼女のコアには単なるAIではなく、ケビンの意図や超越的な意志が仕込まれていて、シリーズ全体を通して「一体何者なのか?」が大きな焦点となるキャラクター。

本編中盤~終盤で聖堂船のグノーシスを一斉殲滅したり、天の車墜落時にエルザを防御したり、数々の超人芸を見せます。

しかもゲーム中でしれっとヒルベルトエフェクトなる特殊障壁を展開できるため、通常では触れられないグノーシスを実体化してぶった斬れるという超便利能力。

終始クールな口調ながら、ときおりシオンへ不意に親しげな言葉をかけたりと、ちょっとした人間性もチラ見えする点が興味深い。

私もたまに家族に「今日の晩ごはんはシュニッツェルよ」とか急に難しい料理名を言ってみたりするんですが、みんな「は?」って顔するんですよね。

KOS-MOSもそんな風に周りを困惑させるけど、いざという時はめちゃくちゃ頼りになる...そこまでは私も目指したいところです。

ジギー(ジグラット8)

生前はT.C.4667年頃の連邦捜査官ヤン・ザウアーだったが、愛する家族を失い自殺。

その脳髄と人格を回収され"義体人間"として再利用された悲劇の男。

百年ほど生きているため、精神は悟りを開いたかのように寡黙で、生に対する執着が希薄。

接触小委員会の依頼を受けて、モモ救出任務に参加します。

当初は任務完了後に安らかな死を欲していたが、モモに「おじさま」と慕われるうちに失っていた父性を思い出し、「もう少し生きるか…」と変化していく展開は感動。

ゲーム上では斧やバトンっぽい武器で戦い、A.G.W.S.(人型機動兵器)も乗りこなす。

そのクールな雰囲気と内面に抱える絶望を併せ持つ渋いキャラクター。

夫の父(つまり義父)も無口で渋いタイプなんですが、息子が「じいじ!」って呼ぶとなぜか顔がほころぶんですよね。

ジギーもモモに「おじさま」って呼ばれるとほんのり嬉しそうにするあたり、この歳になるとわかる感情です。

まあ、義父は自殺して義体にされたわけじゃないですけどね!(当たり前だ)

M.O.M.O.(モモ)

ヨアキム・ミズラヒ博士が創り出した少女型リアリアン(人造人間)。

外見は11歳ほどの可憐な子どもだが、100シリーズ観測ユニットとしてY資料を秘匿する戦略的価値を持つ。

アルベドに狙われるが、ジギーやシオンらと行動を共にし、持ち前の健気さで仲間を明るく支えます。

彼女を通して「リアリアンは人間と同じ心を持つのか」というテーマも描かれ、涙腺崩壊するシーンもあるかもしれません。

うちの息子も「ママ、大好き!」って言いながらハグしてくるとき、このモモに似た純粋さを感じます。

でも息子の場合、その直後に「新しいゲームほしいな~」とか言うからちゃっかりしてるんですけどね。

モモは純粋に周りを思いやるタイプで、そのぶん傷つきやすさも持っているキャラクターです。

Jr.(ジュニア)/アルベド

この二人はURTVという人工的クローン一族。

ウ・ドゥなる高次存在を抑制するために生み出された過去を持ち、Jr.は外見13歳でも実年齢は26歳相当(成長が止まっている)。

一方アルベドは完全に狂っており、不死身再生能力を振りかざして猟奇的な行動に走ります。

二人は幼少期こそ兄弟同然だったが、ウ・ドゥ接触事件を経て決定的に道を違え、今や最凶の宿敵同士。

エピソードIでもアルベドがモモをさらい、"天の車"で第二ミルチアごと消し飛ばそうとするなどカオスそのもの。

ひどい双子キャラです。

見た目は若いのに実年齢は大人という設定は、アラフォーの私が「心は永遠の乙女」とか言いながら若作りする気持ちに通じるものがあります...って、それとはまったく違うか。

Jr.の方は常識人なんですが、アルベドはもう何もかもがアウトな行動しかしません。

よくあるんですよね、兄弟でこうも性格違うことって。

ケイオス

エルザ号の船員の青年。

柔和な性格ながら、グノーシスを素手で消滅させる不思議な力を持ち、正体不明感がすごい。

本名は「Yeshua(イェシュア)」とされ、ウ・ドゥとの因縁が深い調停者的存在。

エピソードIでは詳しく語られず、察するに何か神懸かった何者か、くらいの認識でOK。

後のストーリーで一気に存在感を示します。

うちの会社にもいるんですよ、なんか謎の力で社長の機嫌をコントロールできる総務のKさんみたいな存在。

社内のトラブルも一瞬で鎮めるし、誰も彼女の素性を詳しく知らない...みたいな(笑)。

ケイオスも一見普通の青年なんですが、いざという時に謎の力を発揮するから、実は最重要人物なんです。

ウィルヘルムとテスタメント

本作で直接大きく関わらないものの、裏でKOS-MOS計画を指揮するヴェクター社CEOウィルヘルムが存在。

物語終盤にはアルベドの前に青いマント姿の男が現れますが、これは冒頭で死亡したヴァージル中尉が"テスタメント"として蘇った姿。

"死者を蘇らせウィルヘルムに仕える兵"が複数いるという設定で、こちらも後のシリーズで徐々に判明する恐怖の真実。

伏線だらけです。

これ、会社の組織図で言えば、表向きは別部署なのに裏で全部糸引いてる役員みたいなものでしょうか。

IT企業で働いてる私の感覚だと「見えない上層部の意向」って言葉がぴったりきますね。

死者を蘇らせて部下にするとかブラック企業の極みですが...。

開発裏話と制作体制

モノリスソフト新体制

スクウェア在籍の高橋氏らが独立し、ナムコが出資した新会社モノリスソフトが発足。

初作品として打ち出されたのが『ゼノサーガ エピソードI』。

野心的プロジェクトと同時に新エンジン開発などもやっていたため、開発は相当タイトだった模様。

その結果、長大ムービーやシナリオ重視の形に落ち着いたとされています。

ゲーム会社の独立って、私が前職を辞めて転職したときの緊張感に似てるかも。

でもこっちは会社丸ごと立ち上げるわけだから、プレッシャーハンパないですよね。

「とにかく初作品で成功しなきゃ」っていうプレッシャーが、このゲームの濃密さを生み出したんでしょうね。

ムービー満載の賛否

ゲーム内カットシーンが余りに多く、「RPGなのにほぼ観るだけ…?」と批判されがち。

一方で当時はPS2クオリティの3Dムービーが新鮮で、リアルな人間ドラマを表現する上で効果的だったともいえます。

「プレイアブルにする予定だった箇所をムービーに置き換えた」

という噂もあり、エンジン開発難航の裏事情が影響。

映画的演出がお好きなプレイヤーには好評でした。

これって開発スケジュールがカツカツだったんでしょうね。

私のウェブライター仕事でも、納期直前になると「ああもう、この部分は定型文で行くわ!」ってなることあるから気持ちわかるわ~。

でも結果的に映画みたいな演出になって、それはそれで魅力になったんだから、失敗を成功に変えた例と言えるかも。

シナリオ陣

高橋氏とソラヤ・サーガ(加藤=田中香)氏が中心。

ソラヤ氏はジギーやURTVの背景など多くの世界観設定を作り込み、エピソードIに重厚なストーリーベースを与えましたが、エピソードIIから外れたことで若干路線変更が生じたそう。

のちにエピソードIIIで高橋氏が再び統括して完結編にまとめます。

シナリオ作家が途中で変わるって、ドラマの脚本家が変わるようなものですよね。

息子が大好きなアニメも、シリーズによって作風が変わると「え、なんか違う...」って不満げにしてることがあります。

でもゲームはもっと大掛かりだから、その影響も大きいんでしょうね。

売上と影響

日本国内約45万本、海外版も併せて一定数売れ、PS2時代のRPGとしてまずまずの成功。

しかし製作費やシリーズの大風呂敷っぷりからナムコとの折衝は厳しく、続編制作で苦労が多かったとか。

最終的に三部作で完結しましたが、その挑戦は後の『ゼノブレイド』シリーズなどに繋がる大きな一歩だったと評価されています。

45万本って今のインディーゲームから見たら「神か!」レベルの数字でしょうけど、開発費考えるとギリギリだったんでしょうね。

うちの夫が会社の予算会議から帰ってくると「また上からムチャぶりされた」って愚痴るの思い出します。

でもそんな苦労の上に現在の『ゼノブレイド』がある...これぞ「先人の苦労の賜物」というやつですね。

他メディア展開とスピンオフ

TVアニメ版『Xenosaga THE ANIMATION』

2005年にTVアニメ化。

全12話でエピソードIの筋を追いますが、当然尺が足りず、一部キャラの出番削減やエピソード圧縮が顕著。

ヴァージル中尉と人型リアリアンの交流などアニメ独自脚色もあり、賛否両論。

ただし主題歌や音楽は雰囲気が良く、番組としてはまとめられているので、一種のダイジェスト感覚で楽しめる作品。

あんなに長いムービーがあるゲームなのに、12話にまとめるのってムリがありますよね!

息子が好きなマンガがアニメ化されると「原作と違う!」って怒ってますが、このアニメもファンからすれば「あれどこ行った?」ってなったんじゃないかな。

でもアニメだけ見た人にとっては入門編として機能したかも。

私も全部見たけど、音楽が特に良かった記憶があります。

ニンテンドーDS版『ゼノサーガI・II』

2006年発売。

エピソードIとIIのストーリーを2D化し、追加・補完シーンを多数盛り込んだリメイク版。

チェレンコフ中佐の内面描写やU-TIC側エピソードなど本編で足りなかった部分を大幅拡充。

シナリオ再構成で分かりやすくなった反面、グラフィックはドットなので好き嫌いが分かれる。

海外では未発売で、現在は入手困難です。

これ、ちょっとレトロな雰囲気だけど、ストーリーが補完されてるから価値あるんですよね。

私、通勤電車でDSやってた時代あったな~。

今思えば、ドット絵でもこの壮大なストーリーを表現したって凄いことですよね。

ちなみに今うちの息子が私の古いDSを発掘して「ママこれなに?」って言ってきたときは懐かしさで震えましたよ。

小説版・漫画版

エピソードIIのノベライズにエピソードIエッセンスを回想的に収録する形や、コミックZERO-SUM連載の漫画版が存在。

漫画版はゲーム準拠のストーリーをなぞりつつ心理面を深く描いており、本編で断片的だったシオンやKOS-MOS、Jr.の思考が分かりやすくなっています。

漫画版って、キャラの心理描写が深くなるから好きなんですよね。

私も小説や漫画でゲーム原作のものを読むことがありますが、ゲームだとサクサク進むところを、じっくり内面掘り下げてくれるのって貴重です。

シオンやKOS-MOSの関係性も、漫画だとより感情的な部分が見えますよね。

外伝アプリ『Xenosaga Pied Piper』

ジギーの生前(ヤン・ザウアー時代)を描いた携帯電話アプリRPG。

ヤンが何故家族を失い、そこから自殺へ至り義体化されたかや、生命再生法という闇制度など、エピソードIでは詳述されない背景を補完。

配信終了しているため、ファンの間では幻の物語扱い。

ジギーへの理解を深める重要作でした。

携帯アプリでこんな深いストーリー展開していたなんて...今じゃスマホゲームは当たり前ですけど、あの時代にこんな試みをしてたんですね。

特にジギーって、悲壮感漂うキャラだから、彼の過去を知るとより感情移入できそう。

配信終了してるのが残念です。

今の時代なら「アーカイブとして残してよ!」って声が上がりそうですよね。

ストーリー上の伏線・考察

ゾハルとゾハルエミュレーター

本来のゾハル(オリジナル)は旧ミルチアに封印されて所在不明。

エピソードIに登場するのはエミュレーターの一つで、これでも惑星消失を起こすくらい強力。

シリーズ全体で「なぜゾハルは存在し、何のために作られたのか」が大きな謎となります。

神の力を再現する装置なのか、宇宙崩壊の引き金なのか…。

もしも私の手元に「家事エミュレーター」があれば、料理も洗濯も一瞬でできて最高なのになぁ...なんて妄想してしまいますが、ゲーム内のゾハルエミュレーターはろくなことしませんね。

コピー品でこれだけの力があるなら、本物はどれだけヤバいんだろう...っていう恐怖感が絶妙に演出されてます。

ウ・ドゥ (U-DO)

アルベドやURTVの口からたびたび出る謎ワード。

実態は高次元波動存在で、グノーシス現象の根源とされる。

14年前、ヨアキム・ミズラヒ博士が旧ミルチアでウ・ドゥを呼び出したことで大惨事が起き封印されたという裏設定。

シリーズを通じて人類とウ・ドゥの因果関係が最終的なテーマへ繋がっていきます。

これ、いわゆる「絶対に呼んじゃいけないものを呼んじゃった」系のクライシスですよね。

科学者あるある...って言っちゃいけないけど。

実際、自分の研究に没頭しすぎて周りが見えなくなる人っていますよね。

私の前職の開発チームにもいましたよ、「この方法で世界が変わる!」って言って暴走気味だった人...まあ宇宙規模の災厄は起こしませんでしたけど。

ネピリムの歌

不気味な旋律「ネピリムの歌」が流れると大量のグノーシスが呼び寄せられる。

ネピリム自体はエンセフェロン世界でシオンに警告を与え続ける少女。

死者の魂を集める存在?

あるいはウ・ドゥに近しい位置なのか?

このへんはエピソードIIIで真相が語られます。

これって、怖い話の「口笛を吹くと幽霊が来る」みたいな都市伝説を宇宙規模にしたような...。

でも「歌」っていうのが芸術的で良いですよね。

うちの息子が夜中に謎の歌を口ずさんでるとゾッとしますが、それでグノーシスが来たら絶対引っ越します。

KOS-MOSの内なる人格

ヴォークリンデ号事件で勝手に起動したり、シオンを最優先に守ったり、聖堂船で恐ろしい程の破壊力を見せるなど、単なる戦闘AIにしては不可解すぎ。

ケビンの想いが宿っているのか、謎の"アニマの器"と繋がっているのか。

とにかくエピソードIでは詳細不明ながら、「KOS-MOSの正体って何?」という疑問をプレイヤーに突き付けます。

私の仕事用パソコンも「なんでこのタイミングでフリーズするの!?」とか「なぜか今日だけ動作が速い」とか謎の波があって、ときどき人格があるんじゃないかって疑いますが、KOS-MOSはガチで何か秘密を持ってますよね。

ただのアンドロイドじゃなくて、何か特別な存在だっていうのが伝わってくる...これがミステリー要素としてプレイヤーを引き込む魅力になってます。

テスタメント

死者が蘇り、ウィルヘルムに仕える不死の4騎士。

青いマントの男=冒頭で死んだヴァージル中尉だと匂わせる終盤シーンが衝撃でした。

アルベドも別の色になる?

エピソードII以降で全員出揃い、KOS-MOSやウ・ドゥと絡む大事件に発展していきます。

これ、一度死んだキャラが別の姿で再登場するっていう「え!?」ポイントですよね。

オン・ザ・ミステリー!

ドラマでいうところの「実は死んでなかった」展開より「死んだけど別の形で生きてる」っていう哲学的な要素もあって、ゼノサーガらしいです。

うちの夫に「テスタメント」の話したら「遺言書のこと?」って真顔で聞かれましたが、全然違いますからね!

ファンコミュニティと評価

難解ストーリーへの萌芽

発売当時、「ムービー多い」「設定が複雑すぎ」という声もありつつ、逆にそれがファンの考察意欲をくすぐりました。

特にインターネット掲示板や攻略サイトで

「ゾハルの正体は〇〇?」

「KOS-MOSは△△?」

など大喜利的に盛り上がり、公式ガイドブックや設定資料集も好調な売れ行きを記録。

これ、今で言う「考察厨」が喜ぶコンテンツですよね。

私も当時ネットで「ゾハルって何なんだろう」とか調べまくった記憶があります。

どんどん深掘りしていくと新しい発見があって...これぞRPGの醍醐味!

夫に熱く語りすぎて「もう寝るよ」って言われたことも何度か(笑)。

ストーリーが難解なのはデメリットでもあるけど、熱狂的なファンを生み出す要因にもなるんですよね。

海外での注目

英語版もリリースされ、北米ユーザーからも「Heavy story but epic!」という評価。

SFやキリスト教的モチーフ、ニーチェの哲学ネタなど「エヴァンゲリオン的匂いがあるRPG」と言われ、国内外で根強い支持を獲得。

2025年現在でも海外フォーラムでゼノサーガ考察スレが動いているほど。

海外の人って、日本の複雑なストーリー展開にハマるタイプ多いですよね。

私の海外の友人もアニメとかゲームの深い設定が大好きで、「日本人はなんでこんな複雑なものを作れるの?」って感心してました。

ニーチェの哲学とか宗教モチーフとか、外国の人からすると「クールジャパン」な要素なのかも。

20年以上経っても語り継がれるってすごいことですね。

HDリマスターの声

2025年現在もリマスターを望む声は絶えず、Twitterや署名運動でバンナムやモノリスソフトへ要望が出ています。

過去にプロデューサーの原田氏が社内で提案したが難航したらしく、今のところ正式アナウンスは無し。

それでも「KOS-MOSが新ハードできれいに蘇ったら絶対買う!」というファン多数ゆえ、いつか奇跡が起きるかもしれません。

これは私も切実に望んでます!

あの映像がフルHDで見られるなら...息子にも「ママの青春のゲーム」として見せたいですよね。

著作権とか色々あるんでしょうけど、バンナムさん、モノリスさん、お願いします!

うちの家計から捻出してでも買いますから!(夫には内緒で)

トリビアと知的財産の話

哲学書タイトルを商標登録

「力への意志」「善悪の彼岸」「ツァラトゥストラはかく語りき」等、バンダイナムコ(旧ナムコ)がゲームタイトルとして商標出願。

このユニークさは話題を呼びました。

哲学書の題名をゲームソフトの副題で独占的に使うケースは珍しいので、当時"何でもアリかよ"と一部で突っ込まれたとか。

まさか哲学書のタイトルが商標登録できるとは!

ニーチェも天国(または地獄?)で驚いてるでしょうね。

「私の著作がゲームになるとは...」って。

でも真面目な話、こういうユニークな発想が日本のゲーム業界の強みなんだと思います。

私が学生時代に哲学の授業で「ニーチェの『力への意志』について論じなさい」って課題が出たとき、同級生に「それってゲームでしょ?」って真顔で聞かれたのはいい思い出です。

KOS-MOSデザイン

キャラデザは田中久仁彦氏。

機械的かつ女性的なフォルム、青い髪や武器の収納ギミックなど、一目で心掴まれる独特スタイル。

立体化商品も数多く、PVCフィギュアやガレージキット、食玩など多様に展開。

意匠登録したかは定かではないですが、商品ごとに版権許諾を受けている模様。

KOS-MOSって、今でこそ青髪の美少女ロボはよくいるけど、当時としては斬新でしたよね。

機械的なボディスーツと女性らしさが絶妙に融合してて...私も真似して青い髪にしたいと思ったけど、会社的にNGだろうなぁ(笑)。

今でもフィギュアが出るってことは、デザインの普遍性がある証拠ですよね。

永遠のアイコンキャラです。

作中の"特許ネタ"

ゲーム中でヴェクター社の社員ミユキが「今回もまた発明を特許出願したの!」とメールで自慢するシーンがある。

妙にリアルな描写で、遥か未来でも特許制度が健在という裏設定。

さすが超巨大企業ヴェクター、発明や研究で稼ぎまくりそうですね。

これ、今でいうベンチャー企業のエンジニアが「特許取ったぜ!」ってSNSに投稿するような感じでしょうか。

私も以前のIT企業で働いてた時、開発チームが新機能の特許取ったって浮かれてたなぁ...。

未来でも知的財産権があるっていう設定、妙にリアルですよね。

宇宙にいっても資本主義は健在ということか...。

総括と次なる展開

『ゼノサーガ エピソードI[力への意志]』は、ムービー中心のRPGとして当時のプレイヤーを驚かせ、哲学的で難解な設定とキャラドラマに満ちた作品でした。

KOS-MOSが救ったシオンの命、その一方で連邦軍やU-TIC機関が巻き起こす陰謀、グノーシスの正体不明な恐怖、アルベドの狂気など、一章にしてあまりにも濃い要素がぎゅっと詰め込まれています。

感想としては「まだシリーズの序盤なのにこんなに事件起きて大丈夫?」という印象さえあるほど。

しかし、伏線は多く回収されないまま終幕を迎え、エピソードII・IIIへと直接繋がる形になりました。

KOS-MOSの起動の真意、ネピリムの予言が示唆するウ・ドゥの脅威、アルベドとJr.の兄弟喧嘩(スケールは惑星規模)など、どれも「おいおい気になりすぎるだろ!」と言いたくなる仕込みばかり。

実際、エピソードIIではURTVの過去が重点的に語られ、IIIでウィルヘルムやウ・ドゥとの最終決戦が展開される流れです。

2025年となった今も、「HDリマスターorリメイク版が出れば新規ファンも入りやすいのに…」と思う方は多いでしょう。

残念ながら実現していませんが、一方でモノリスソフトはNintendo Switch向けに『ゼノブレイド』シリーズを続々展開しており、そこに『ゼノサーガ』キャラがゲスト参戦(KOS-MOSがブレイドとして登場)するなど、シリーズの灯は細く長く受け継がれています。

もし本記事で興味を覚えたなら、ぜひ「エピソードI → II → III」と三部作を通してプレイしてみるのも一興。

KOS-MOSが最後に見せるその姿、シオンやJr.が辿る運命、ゾハル&ウ・ドゥの結末…多くの問いに対する答えが待っています。

これまで膨大な文字数でお届けしましたが、それでも『ゼノサーガ』世界のすべてを語り尽くすには足りません。

唯一無二の壮大SFロマンとして語り継がれるこの作品、未プレイの方でもストーリー把握後に実機やPS2互換機等でぜひ体験を。

グノーシスとの絶望感あり、キャラ同士の愛憎劇あり、謎掛け満載、そして神(?)との決別まで含んだ時空を越えたドラマを存分に味わえるはずです。

発売から20年以上経てもなお、ファンコミュニティで考察が絶えない理由が、この濃厚さにあります。

力への意志、ここに極まれり…

ということでしょうか。

映画を見る感覚で楽しめるRPG、あるいはムービーが長いゲームと言われますが、内容は奥深く、愛すべき癖の強いキャラクターと世界観に酔いしれることうけあい。

私自身、当時はプレイしながら「こんなに夢中になるなんて」と驚いたものです。

夜遅くまでプレイして、翌日の出勤がツラかった思い出も...。

でも、それほど惹きつけられる魅力がこの作品にはあります。

どうかこの記事を読んで、あなたも『ゼノサーガ』の壮大な世界に触れてみてください。

そして、どうか素晴らしき宇宙の旅を――グノーシスとゾハルに囲まれる前に、十分ご注意くださいませ。

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