お疲れ様です!
東京砂漠の片隅で、今日もキーボードを叩くウェブライターの私です。
いやはや、毎日満員電車に揺られて会社行って、帰ってきて家族サービスして、お義父さんお義母さんにご挨拶して…ってやってると、たまにはね、現実逃避したくなるんですよ。
そう、広大な宇宙とか、剣と魔法の世界とかに!
そこで思い出すのが、やっぱり名作RPG。
特に私の心の故郷(長崎だけど)とも言えるのが『スターオーシャン』シリーズ。
で、その全ての始まり、『スターオーシャン1 First Departure R』(SO1FDR)ですよ!
1996年のスーパーファミコン版から数えて…
って、歳がバレますね、やめましょう(笑)。
とにかく、この色褪せない名作のストーリーを、あらすじから衝撃の結末、そして「え、そんなこと考えてたの!?」って引かれるレベルの超次元考察まで、まるっと全部、完全ネタバレでお届けしちゃおうっていうのが、この記事の趣旨でございます!
この記事は、いわば「SO1FDRストーリーの解体新書(ネタバレまみれ・考察過積載バージョン)」。
これを読めば、あなたも明日からスターオーシャン博士(自称)! 感動をもう一度味わいたいベテランさんも、これからプレイするけど予習(という名のネタバレ吸収)は欠かさないわ!っていう計画的なあなたも、どんとこいです!
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※重要※
この記事には、『スターオーシャン1 First Departure R』のストーリー、登場人物の運命、隠し要素、ラスボスの正体、エンディングの内容など、物語の根幹に関わる全ての情報が、これでもか!というレベルで含まれています。
初見プレイの感動を1ミリたりとも損ないたくない方、自力でエンディングにたどり着きたい純粋な冒険者の方は、今すぐブラウザバック推奨! マジで! 本当に!
ここで引き返さないと、あなたの冒険は始まる前に終わる可能性があります。
「警告は読んだぞ!」という覚悟完了な方のみ、自己責任でこの先へお進みください。
クレームは受け付けません!(キリッ)
よし、覚悟は決まりましたね? では、コーヒーでも淹れて、お気に入りの椅子に深く腰掛けちゃってください。
これから、星の海を巡る、最高にドラマチックで、ちょっぴりシュールで、そしてとんでもなく奥深い物語の旅へ、ご案内いたします! レッツ・スターオーシャン!
~惑星ローク、災厄の序曲~平穏なんて、RPGではプロローグで終わるのがお約束
物語の始まりは宇宙歴346年(西暦だと2432年!)。
私たちがまだ「電気自動車? 何それ美味しいの?」とか言ってる時代を遥かに超えた未来。
場所は、地球から遠く、遠ーーーく離れた、緑と水の惑星「ローク」。
ここは、進んだ文明を持つ「銀河連邦」から見れば、まだ発展途上の「未開惑星」。
人々は剣や弓を手にし、「紋章術」っていう、まあ、ファンタジーで言うところの魔法を使って暮らしています。
なんだか、古き良きRPGの世界って感じですよね。
この星には、私たち人間(ヒューマン)みたいな見た目の種族もいますが、主人公たちは「フェルプール族」。
猫耳としっぽがチャームポイントの、なんとも愛らしい種族です(息子に見せたら絶対「飼いたい!」って言うやつ)。
主人公は、辺境の田舎町クラトスに住む、正義感あふれるナイスガイ、ラティクス・ファーレンス(通称ラティ)、19歳。
彼には、回復系の紋章術が得意で、心優しい幼なじみのヒロイン、ミリー・キリート。
そして、もう一人の幼なじみで、パーティのムードメーカー(になりそうな雰囲気だけは醸し出している)快活な青年、ドーン・マルトーがいます。
この青春真っ盛りな三人は、町の自警団として、たまに魔物退治なんかをしながら、それはもう平和な毎日を送っていました。
「今日も一日、頑張るぞー!」みたいな、キラキラした日々ですよ、ええ。
…が! 皆さんご存知の通り、RPGにおける平穏な日常なんて、オープニングイベントか、せいぜい最初の町を出るまでがお約束。
そのお約束通り、彼らの平和は突如として、しかも非常にタチの悪い形で終わりを告げます。
隣村のクールから、「人が次々と石みたいに固まっちゃう奇病が発生した!」との報せが。
原因不明、治療法不明。
後に「石化病」と呼ばれるこの病は、凄まじい感染力で瞬く間にローク中に広がり、人々を恐怖のどん底に突き落とします。
想像してみてくださいよ、昨日まで笑い合ってた隣の奥さんが、カッチカチの石像になってるんですよ? ホラーですよ、ホラー。
ミリーのお父さんであり、クラトスで一番偉い(たぶん)紋章術師のマルトスさんが、「わしが行って原因を突き止めてくる!」と勇ましくクール村へ向かうんですが…戻ってきた伝書鳩が運んできたのは、絶望的なメッセージでした。
「ダメだ、こりゃ。紋章術じゃ治せん。しかも触るだけで感染る。…すまん、俺も感染った」
…お父さーーーん!!(涙)ミリーにとってはたった一人の家族ですよ? しかも頼みの綱の紋章術師がこれじゃあ、もう打つ手なし。
普通ならここで「完」ですけど、そこはRPGの主人公たち。
「父さんを助ける!」「俺たちが行くしかない!」
ラティ、ミリー、ドーンの三人は、どんな病にも効くっていう、眉唾モノの伝説を持つ薬草を求めて、北のメトークス山へ向かうことを決意します。
まあ、こういう時の「伝説の〇〇」って、大体見つからないか、見つかっても効果ないかのどっちかですよね(経験則)。
そして案の定、というか、お約束通りというか…。
山を登る途中、クラトスからの緊急連絡。
「ドーンの様子がおかしい! 石化が始まってる!」
…ドーーーーン!!(本日二度目)
仲間の一人が、リアルタイムで石になっていく恐怖! これはもう、薬草探しどころじゃない! 急いで山頂を目指しますが、そこで彼らが見たものは…伝説の薬草? いいえ、違います。
空からピカーッ!と光が降りてきて、中から銀色の服着たイケメンと美女が登場!
「我々は銀河連邦の者だ。宇宙船カルナス艦長、ロニキス・J・ケニー」「副官のイリア・シルベストリよ」
…はい、出ました! SF展開、キターーー(゚∀゚)ーーー!!
剣と魔法の世界に、いきなり宇宙船と異星人ですよ! このギャップ! これこそがスターオーシャン! ロニキスさんとイリアさんは、遠い宇宙からロークの異常事態(石化病パンデミック&なんかヤバいエネルギー反応)をキャッチして、調査に来たんだそうです。
本来なら「未開惑星保護条約」とかいう面倒なルールがあって、あんまり手出ししちゃいけないらしいんですが、「これはヤバすぎる」と、ルール破る覚悟で降りてきてくれた、と。
まさにヒーロー登場! …でも、ちょっと待って? 条約破ってまで介入するってことは、それだけヤバい状況ってことですよね?
ラティとミリー(ドーンはもう…)は、藁にもすがる思いで、この胡散臭…じゃなくて、頼もしそうな異星人たちに助けを求めます。
「故郷を! 仲間を助けてください!」
ロニキスさんはクールに頷きます。
「最善を尽くそう」
こうして、ロークの片田舎の少年少女は、思いがけず宇宙規模の事件に巻き込まれ、未知なる星々の海へと漕ぎ出すことになったのでした。
いやー、人生、何が起こるかわかりませんねぇ(しみじみ)。
~カルナス号の悪夢~宇宙船は男のロマン? いやいや、陰謀と絶望の缶詰でした
さて、ロニキス艦長とイリア副官に連れられて、ラティとミリーが足を踏み入れたのは、彼らの母船である宇宙船「カルナス」。
もうね、想像してくださいよ。
木と石でできた家しか知らない子たちが、いきなり金属と光の塊みたいな宇宙船に入るんですよ?
「うわー! ドアが勝手に開いた!」「壁が光ってる!」「なんかボタンがいっぱい!」って、そりゃあもう、おのぼりさん状態ですよ。
私だって初めて都心のオフィスビル入った時、ちょっとキョロキョロしましたもん(笑)。
まあ、感動も束の間。
カルナスの中にあるメディカルラボで、石化病のサンプルを解析した結果、出てくるのは絶望的な情報ばかり。
- 原因? なんかヤバいウイルス。感染者の体を内側から石に変えちゃう。
- 目的? ただ殺すんじゃなくて、石化させて「保存」するっぽい。…何のために?
- 治療法? ありません。銀河連邦の最新医療技術でも無理ゲーです。
…詰んだ? いやいや、RPGですから、まだ希望はあります。
唯一の希望は、このウイルスの「宿主(オリジナル)」、つまり最初に感染した人(?)を見つけ出すこと。
その人の血液からなら、特効薬、血清(ワクチン)が作れるかもしれない、と。
でも、その宿主が誰で、どこにいるのか、全くの手がかりなし。
大海原で特定のイワシ一匹探すようなもんですよ、これ。
そんな重苦しい空気の中、追い打ちをかけるように船内に警報! 「未確認生命体、侵入!」 ゲル状のキモい生物「フェルワーム」がワラワラと襲ってきます。
イリアさんが最新兵器のフェイザーガン(ピストル型の光線銃)を撃つんですが、これがなぜか効かない! 「え、マジで!?」ってなりますよね。
そこでラティが「どけっ!」と剣で斬りかかるんですが、この時、ちょっとしたアクシデントが。
ラティがかすり傷から流した血が、フェルワームの一匹にかかっちゃったんです。
すると…あら不思議! そのフェルワームの姿が、ロニキスさんとイリアさんには見えなくなっちゃった! ラティには見えてるのに!
後でラティの血液を調べたら、びっくり! ロークのフェルプール族とかの血液には、地球人とは違う銅ベースのヘモグロビンと、未知の元素が含まれてて、それがなんと、光学迷彩効果(=姿を消す効果)を発揮することが判明!
…ちょっと待って? フェイザーが効かない生物兵器。
ローク人の血で姿を消せる能力。
これって…もしかして? イリアさんの顔が曇ります。
「誰かが、ローク人の血液を利用して、対連邦用の新しい生物兵器を作ろうとしてる…?」考えただけで背筋が凍りますよね。
そして、さらに追い打ち! カルナスのセンサーが、ローク地表からとんでもない情報をキャッチします。
なんと、石化していたはずの人々の「石像」が、約2000万体も、忽然と消えてるっていうんですよ!
2000万体ですよ!? ちょっとした国の人口ですよ!? 石化させて「保存」して、姿を消す技術を使って、密かに「回収」してた…?
もう、ただの病気じゃないことは確定。
これは、ローク人を「材料」か何かとして拉致・収集するための、計画的で、悪質極まりない、大規模な生物兵器テロだったんです! 一体誰が、何のために…?
そんな、サスペンス劇場も真っ青な展開に打ちのめされているラティとミリーに、さらなる悲劇が。
故郷クラトスに残してきた親友、ドーンの石化が最終段階に入ったとの連絡が!
慌てて転送装置でクラトスに戻る二人。
でも、間に合わなかった…。
ドーンは最後の力を振り絞って、ミリーに形見のオルゴールを託すと、彼らの目の前で、完全に石になってしまいました。
「ドーーーーン!!!」 ラティの悲痛な叫び。
ミリーの嗚咽。
もう、涙なしには見られません…。
必ず助けるって誓ったのに…。
この無力感、プレイヤーも一緒に味わうことになります。
つらい。
失意のままカルナスに戻ると、今度は外部から通信が。
相手は「レゾニア星」。
…誰? って思ったら、なんと、地球連邦とずーっと戦争してる敵対勢力だっていうじゃないですか! なんで敵が通信してくるの!?
レゾニアの司令官曰く、「我々も被害者だ!」と。
なんでも、「第三勢力」とかいう謎の連中に、同盟星を破壊されたり、脅迫されたりして、無理やり連邦と戦争させられてるんだとか。
で、ロークへの生物兵器攻撃も、その「第三勢力」の仕業だろう、と。
…話がややこしくなってきましたよ! 第三勢力って誰よ!? ロニキス艦長が「じゃあ、その石化病の宿主の情報よこせ! そしたら停戦も考えてやる!」と交渉しますが、レゾニアから返ってきた答えは、とどめの一撃でした。
「石化病の宿主の名は『魔王アスモデウス』。
記録によると、300年前の惑星ロークにいたはずだ」
…はぁ!? 魔王!? しかも300年前!?
アスモデウスって、ロークの古い言い伝えに出てくる、大昔に勇者に倒されたはずの伝説の魔王の名前ですよ! それが石化病の元凶? しかも300年前って…どうしろと!? 現代にいないんじゃ、血液採取なんて不可能じゃないですか! 血清作るの、完全に無理ゲーじゃん!
この絶望的な状況を受けて、地球の銀河連邦本部のお偉いさんたちは、非情な決断を下します。
「もうロークはダメだ。これ以上被害が広がったり、ヤバいウイルスとか技術が漏れたりする前に、あの宙域ごと完全封鎖しちゃえ!」…つまり、見殺し決定。
ひどい! 大企業(連邦)の現場軽視! 中間管理職(ロニキス)の苦悩! …って、なんか生々しい話になってきた(笑)。
「そんな…! ドーンも、父さんも、みんなも、もう助からないのか…」ラティとミリーは完全に希望を失いかけます。
その時!
我らがロニキス艦長、立ち上がりました! 「まだ手はある!」 彼が提案したのは、禁断中の禁断、奥の手中の奥の手! 連邦が厳重に管理してる古代文明のヤバい遺産、惑星ストリーム(別名:スティクス。
なんか名前からしてヤバそう)にある「時空転移ゲート(タイムゲート)」を使って、300年前の過去のロークにタイムスリップ!
そして、まだ生きてる魔王アスモデウスから直接、血液をゲットしてこよう! …っていう、とんでもない作戦!
もうね、完全に軍法会議モノですよ。
バレたらクビどころか、一生牢屋か、最悪処刑レベル。
失敗したら歴史が変わって、自分たちの存在が消えるかもしれない。
ハイリスク・ハイリターンどころじゃない、ハイリスク・ノーリターンまであり得る超絶デンジャラスミッション!
でも、ロニキス艦長は覚悟を決めていました。
「私が全責任を負う」 かっこいい! さすが艦長! イリアさんも「どこまでもついていきます!」と即答。
そして、ラティとミリーも。
「俺たちも行きます!」「お願いします!」
連邦本部の命令なんてクソくらえだ!(とは言ってないけど、たぶん心の中では叫んでたはず) カルナスは一路、禁断の惑星ストリームへ! そこにあったのは、天を突く巨大な門、タイムゲート! ゲートはロニキス艦長の呼びかけに応えるかのように、ゴゴゴ…と開き、内部には光とエネルギーが渦巻く時空のトンネルが!
未来への希望と、とてつもない不安を胸に、四人は光の中へ! さあ、次は300年前のロークで、どんな冒険(とトラブル)が待っているんでしょうか!? ドキドキしますね!
~300年前ローク珍道中~時代劇? いや、ファンタジー時々SF!
タイムゲートをくぐった衝撃で、残念ながらパーティは二手に分かれてしまいました。
あるあるですね、こういう展開。
ラティが目を覚ますと、隣にはイリアさん。
ミリーとロニキス艦長の姿はありません。
「うわー、どうしよう!?」ってなりますが、ここは300年前のローク。
まずは情報収集と、はぐれた仲間探しです。
降り立った「ホート村」(未来のクール村あたり)を出て、街道を歩いていると、見るからに腕っぷしの強そうな剣士が登場! その名もシウス・ウォーレン! 口は悪いけど、なんか憎めない兄貴分タイプ。
彼はアストラル王国っていう大国の名門武家の息子らしいんですが、家出して放浪中だとか。
まあ、よくある設定ですね(笑)。
未来から来たっていうラティたちの話を「はぁ?」とか言いながらも、なんだかんだで面倒を見てくれて、結局、アストラル王国まで一緒に行くことになります。
こういう出会いがRPGの醍醐味ですよね!
道中、港町ポートミスへ向かう途中で、海賊に絡まれてる小さな女の子を助けます。
彼女はペリシー。
レッサーフェルプールっていう、ラティたちよりさらに小柄な種族の子で、めちゃくちゃ元気! 「おにいちゃん、ありがとー!」って懐かれちゃって、もう可愛いのなんの!(※条件次第で仲間にできます。ぜひ!)
海を渡ってアストラル大陸へ。
闘技場のある町タトローイでは、これまた強烈なキャラクターが登場。
アシュレイ・バーンベルド。
見た目はおじいちゃん、でもその剣の腕は超一流!っていう、渋くてカッコいい老剣豪です。
彼はラティの剣筋に何かを感じたらしく、「ほう、面白い若造だ」と目をつけられてしまいます。
ここで、プレイヤーは究極の選択を迫られます! シウスと旅を続けるか? それとも、シウスと別れてアシュレイを仲間にするか? …ええーっ!? どっちも魅力的なのに、どっちかしか選べないの!?
そうなんです、これがスターオーシャン。
選んだ仲間によって、ストーリーも、使える技も、人間関係も変わってくる。
悩ましい! 実に悩ましい! (※ここではシウスを選んだテイで進めますが、アシュレイを選ぶとまた違った面白さがありますよ!)
さて、シウスと共にアストラル王国の首都に到着すると、いきなり事件発生! なんと、シウスの幼なじみで、王国の騎士団長を務めるクールビューティー、フィア・メルさんが、何者かに操られて(というか、偽物にすり替わられて)、シウスのお父さん(王国将軍!)を襲撃! 「フィアが親父を!?」 シウス、大ピンチ!
ラティたちが駆けつけて、偽フィア(正体は魔物)を撃退し、事なきを得ます。
いやー、RPGは休む暇がないですね!
このお手柄のおかげで、アストラル国王に謁見! 王様から、はぐれたミリーたちを探すヒントになるかもしれない、伝説の秘宝「真実の瞳(Eye of Truth)」の情報をゲット! なんでも、持ち主が念じたものの場所が分かる、超便利なアイテムらしい。
(…本当にそんな便利なものがあるなら、もっと早く教えてほしかった、なんて言っちゃダメですよ?)
「真実の瞳」が眠るという古代遺跡「パージ神殿」へ向かう途中、またまた新たな出会いが! 今度は、背中に美しい翼を持つ「有翼人(フェザーフォルク)」の生き残り、ヨシュア・ジェラン青年。
彼は、故郷を滅ぼし、両親を殺し、最愛の妹エリスを連れ去った仇敵、「真紅の楯」なる謎の剣士を探して、復讐の旅をしているんだとか。
重い! 重すぎるよ、ヨシュア! でも、大切な人を失った(あるいは失いかけている)彼の気持ちは、ラティたちも痛いほど分かる。
ということで、彼も仲間に加わります。
パーティがどんどん賑やかになってきましたね!
仲間も増えて、いざパージ神殿の奥へ! …しかし、そこに「真実の瞳」はありませんでした。
ガッカリ。
代わりにいたのは、ルーンと名乗る3体の古代の精霊さんたち。
「真実の瞳は、場所を探すアイテムじゃないよーん」って言われちゃいます。
ええー、話が違うじゃん、王様!
でも、精霊さんたち、完全に役立たずではありませんでした。
「お前たちが未来から来たのはお見通しだぞ」とか言いながら、サービス(?)で、ミリーとロニキス艦長の居場所を幻でチラッと見せてくれたんです!
二人は、見知らぬ女性(誰だ?)と一緒に、雪国ヴァン王国に向かっているらしい! よかったー! 生きてたー! 行くべき場所も分かった! 精霊さん、ありがとう! 結果オーライ!
一方、その頃。
ミリーとロニキス艦長も、無事に300年前のロークにいました。
彼らは彼らで、道中でマーヴェル・フローズンという、ミステリアスな雰囲気の美人槍使いと出会い、行動を共にしていました。
不思議なことに、彼女もまた、ヨシュアと同じ「真紅の楯」に家族を奪われ、復讐のためにヴァン王国を目指しているんだとか。
…なんか、この「真紅の楯」さん、やたらと恨み買ってますね。
よっぽど悪い奴なんでしょうか? それとも、何か裏がある…?
ともあれ、別々だった二つのパーティは、運命の糸に導かれるように、雪と氷の国、ヴァン王国へと向かいます。
そこで彼らを待ち受けるのは、感動の再会? それとも、新たな謎と陰謀…? 物語はまだまだ序盤! 次の章も目が離せませんよ!
~ヴァン王国、ムーア人の大いなる遺産~再会は雪景色の中で
凍える寒さの北の大国、ヴァン王国。
ようやくこの地にたどり着いたラティたち一行は、城下町の賑わいの中で、ついに探し求めていた顔を見つけます。
「ミリー!」「ラティ!」 時空を超え、不安な日々を乗り越えての再会に、思わず涙腺が緩みますよね。
ロニキス艦長とイリアさんも、無事を確認し合ってホッと一息。
そして、ミリーたちの隣には、あのミステリアスな槍使い、マーヴェルさんの姿も。
こうして、二手に分かれていた冒険者たちは、雪降るヴァン王国で、ついに一つになったのです! いやー、よかったよかった!
…と、感動ムードに浸りたいところですが、どうもマーヴェルさんの様子がおかしい。
再会を喜ぶ輪から少し離れて、警戒するように周囲を見回したり、特にアシュレイ(もし仲間なら)やロニキス艦長に対して、妙にピリピリした態度を取ったり…。
何か隠してる? それとも、人見知り?
後に、彼女は意を決したように、数人(プレイヤーの選択によってメンバーは変わるかも)にだけ、衝撃の告白をします。
「実は…私のこの体、借り物なんです。
本当の私は、別の場所に…」って、えええ!? どういうこと!?
しかも、「奴の気配がする…! 『真紅の楯』が近くにいる!」と、突然、復讐のオーラ全開で飛び出そうとする始末!
すると、待ってましたとばかりに、あの赤い甲冑の剣士「真紅の楯」が登場! ヨシュアも「貴様!」と激昂しますが、真紅の楯は「お前たちの家族を殺したのは俺じゃない。
恨む相手を間違えるな」と、またしても謎めいた言葉を残して去っていきます。
えー、じゃあ誰なのよ!? そしてマーヴェルさんの正体は!? もう、ミステリー要素満載すぎ!
一行は、ヴァン国王に謁見し、これまでの経緯と、魔王アスモデウス討伐への協力を要請します。
王様は、未来からの来訪者という事実に驚きつつも、彼らの力に期待し、協力を快諾。
しかし、問題は魔王の居場所「魔界」への行き方。
魔界への扉は、普通は内側からしか開かないらしい。
外からこじ開けるには、ロークの古代先住民族「ムーア人」が遺した伝説の秘宝「真実の瞳」の、本当の力が必要なんだとか。
ここで、ヴァン王からロークの古代史に関する、とんでもない話が飛び出します。
ムーア人は、元々ロークの住人じゃなくて、別の星から来た超文明人だったこと。
故郷に帰るために「真実の瞳」を作ったけど、実験に失敗して、魔界への扉を開いちゃったこと(大迷惑!)。
それが原因で「魔界大戦」が勃発しちゃったこと。
ムーア人は責任を感じて、魔界と戦うための力や知識を、ロークの四つの王国(ヴァン、シルヴァラント、アストラル、ムーア)に「紋章石」として託して、姿を消したこと…。
…壮大すぎる! そしてムーア人、うっかりがすぎる! 自分たちの失敗の尻拭いを、子孫(?)に丸投げですか!? まあ、おかげでRPGとしては面白い展開になってるわけですが…。
というわけで、新たなミッション発生! 魔界への扉を開くため、ローク各地に散らばった四つの紋章石を集めることになりました! アスモデウス討伐の前に、まずは宝探し(?)です!
紋章石探しの旅の途中、さらに仲間が増えるチャンスも! 格闘技の町タトローイでは、虎に変身する「リカントロープ」族のセクシーなお姉さん格闘家、ティニーク・アルカーナと拳で語り合えば(物理的に)、仲間にできるかも!
また、以前助けた元気っ子ペリシーとも再会イベントがあり、彼女の寂しさに寄り添えば、パーティに正式加入させることもできます。
(※二人とも任意加入。パーティ編成の幅が広がりますね!)
さて、紋章石集め。
まずは氷の国シルヴァラント王国へ。
ここで一つ目の紋章石をゲット! さらに、王国の地下深くに封印されていた古代ムーア遺跡への鍵も入手します。
遺跡の奥に進むと…そこには、巨大な氷の中に封じられた、黄金の翼を持つ美しい女性の姿が!
その姿を見た瞬間、ヨシュアが叫びます。
「エリス…! 僕の妹、エリスだ! 生きていたんだ!」 長年探し求めていた妹との、まさかの再会! …ですが、なんで氷漬けに?
ヨシュアが駆け寄ろうとすると、「待って! 近づかないで!」とマーヴェルさんが必死に止めます。
「どうして!?」「ダメなの!」 二人が揉み合ううちに、マーヴェルさんが大事そうに持っていた謎の宝石が、ポロリと落ちて、パリン!と割れてしまいます。
「あっ…!」
すると、マーヴェルさんの体から淡い光(魂?)が抜け出し、氷の中のエリスの体へと吸い込まれていきました…! そして、氷の中のエリスの目が、ゆっくりと開かれ…
「……お兄…ちゃん……?」
…えええええええ!? まさかの!?
そう、マーヴェルさんの正体は、なんとエリス本人だったんです!! 故郷を襲われた時に瀕死の重傷を負ったけど、秘術(他人の体に魂を乗り移らせる的な?)を使って生き延び、「マーヴェル・フローズン」として兄を探し、復讐の機会を窺っていた…と!
この遺跡で、偶然、氷漬けになってた自分の本来の体を見つけ、魂の繋ぎ止め役だった宝石が割れたことで、魂が元の体に戻った…ということらしい! …いや、展開がすごすぎる! 昼ドラもびっくりですよ!
ともかく、ヨシュアとエリスは涙の再会! よかったねぇ…(涙)。
本来の姿を取り戻したエリス(もうマーヴェルさんとは呼びません)も、兄と共に戦うことを決意し、正式にパーティイン! これでフェザーフォルク兄妹、揃い踏みです!
その後、一行は、かつてムーア人が栄えたというムーア王国(今は砂漠と遺跡だけ)と、シウスたちの故郷アストラル王国を巡り、残りの紋章石を全てゲット! さらに、アストラル王国では、ムーア人が遺したという謎の予言詩が書かれた古文書も発見します。
四つの紋章石、謎の予言詩…。
全てのピースは揃いました! いよいよ、「真実の瞳」の本当の力と、ムーア人の秘密に迫る時! 一行は、全ての始まりの場所(?)パージ神殿へと、再び足を向けるのでした! 一体どんな真実が待っているんでしょうか!? ワクワクが止まりません!
~ローク創世記と地球の影~まさかのSF超展開! 真実の瞳は○○だった!?
パージ神殿に三度目の正直! 四つの紋章石を祭壇にセットすると、ゴゴゴゴ…と地響きがして、隠し通路が出現! 精霊ルーンに導かれて進んだ先は…あれ? ここ、本当に古代遺跡? っていうか、完全にSFチックなハイテク施設じゃないですか!?
壁には謎の配線、床には光るパネル、空気清浄機まで動いてるっぽい! まるでロニキス艦長の宇宙船の中みたい…いや、それ以上かも?
「ロークにこんな場所があったなんて…」一行、唖然。
施設の中心には、巨大な球体の装置と、それを操作するコンソールが。
これが…「真実の瞳」の本体? イリアさんがコンソールをいじってみますが、パスワードが必要。
「むむ、手強いわね…」と思ったら、アストラル王国でゲットした、あのムーア人の予言詩!
あれがパスワードのヒントだったんです! 「『星々の導き…月の満ち欠け…』なるほど、解けたわ!」 さすがイリアさん、頭脳明晰!
パスワードを入力すると、装置がウィーンと起動! 部屋の中央に、青白い光で巨大な立体映像(ホログラム)が映し出されました!
最初に映ったのは、美しい海に浮かぶ巨大な大陸。
高度な文明が栄えてるっぽい。
…と思ったら、次の瞬間、空から巨大な火の玉(隕石?)がドーーーン! 大陸、崩壊! 海にズブズブ沈んでいく…! なんてこった!
そして、古代ムーア人っぽい服装の、威厳ある人物のホログラムが登場。
彼(彼女?)は、静かに語り始めます。
「我々はムーア。かつて、この宇宙の別の星系、水の惑星…『地球(テラ)』に栄えた文明の民である」
…ち、地球(テラ)!?
ロニキス艦長とイリアさんの故郷の名前が、ロークの古代民族から!? え、どういうこと!? パニック! パニック!
ホログラムは続けます。
「我らムー大陸の民は、高度な文明を築いていたが、約2000年前、天からの厄災で故郷を失った。その時、時空が歪み、我々の一部はこの未知の惑星、ロークへと飛ばされてしまったのだ」
…つまり、ムーア人 = 太古の地球人(ムー大陸の住民) だった!?
故郷を失い、見知らぬ星に漂着したムーア人たちは、必死に地球へ帰る方法を探します。
そして開発したのが、時空の穴(ワームホール)を作り出す装置…それこそが、「真実の瞳」の正体だったんです! 場所を探す瞳じゃなくて、次元転移装置だったとは!
しかし! 彼らの帰還をかけた実験は、大失敗! 開いたワームホールの先は、故郷・地球ではなく…悪魔たちがうじゃうじゃいる「魔界」だった! あちゃー! これが原因で、魔物たちがロークに侵攻してきて、「魔界大戦」が始まっちゃった、と。
…ムーア人、やっぱりうっかりがすぎる…。
自分たちのミスでロークに大迷惑をかけたムーア人たちは、せめてもの償いにと、魔界に対抗するための知識(紋章術の基礎とか)や技術、そして「真実の瞳」を正しく使うための鍵(=紋章石)をロークの王国に託し、「いつか、我々と同じように、別の世界から来る者が現れるだろう。
彼らが真実を知り、ロークを導くことを願う」的な予言を残して、歴史から姿を消した…。
ラティたちこそが、その予言の「別の世界からの来訪者」だった、というわけです!
いやー、壮大な真実! ロークの古代文明のルーツが地球にあったなんて! ということは、ロークの民(特にフェルプールとか?)と、ロニキスさんたち地球人は、遠い遠い親戚だったのかもしれないってことですよね? ロマンがあるなぁ!
全ての謎が解け、一行は「真実の瞳」(装置本体)をゲット! これで魔界への扉を開ける! アスモデウス、待ってろよー!
…と、意気揚々とシルヴァラント王国に報告に戻ったら、衝撃のニュースが! 魔界の幹部っぽい奴が現れて、「ウチのボス(アスモデウス)、最終兵器完成させたから! ローク、オワタ\(^o^)/」って捨て台詞吐いて消えたらしい!
しかも、その直後、D峡谷近くのドゥルス村が、謎の巨大エネルギー攻撃で一瞬にして消滅したって!! ま、マジかよ!?
アスモデウス、ただの魔王じゃなかった! こいつも科学技術(ムーア人の遺産? それとも別の何か?)を手に入れて、とんでもない兵器を作り上げてたんです! 村一つを消し飛ばす威力って…核兵器レベルじゃないですか!? これが街中に撃ち込まれたら…考えるだけで恐ろしい!
もう一刻の猶予もありません! ロークの未来、そして300年後の未来を救うため、一行は魔界へのゲートがあるという南の孤島へ、急いで向かうのでした! いよいよ魔王との最終決戦! 勝てるのか、ラティたち!?
~アスモデウス城、衝撃のラスト(仮)~魔界だよ!全員集合!?
南の孤島、古代ムーア遺跡の祭壇で、ついに「真実の瞳」を起動! グォォォ…と空間が歪み、禍々しい紫色のゲートが開きます。
いざ、魔界へ突入!
魔界の中は…あれ? なんかイメージと違う。
もっとドロドロしてて、悪魔がウェーイ!ってしてる感じかと思ったら、やたらとメカメカしい! 通路にはパイプライン、壁にはコンソール、警備ロボットまでうろついてる! アスモデウスさん、意外とハイテク好きだったんですねぇ。
魔界の奥へ進むと、出ました! 因縁のアイツ! 赤い甲冑の剣士「真紅の楯」! アシュレイさん(仲間なら)の元戦友で、ヨシュア&エリス兄妹の仇! 「ここで会ったが百年目!」とばかりに、最後の決戦です! さすがに強いですが、今のラティたちなら! 仲間との連携で、見事、撃破!
…と思ったら、真紅の楯、死に際に不吉なことを。
「フフフ…俺を倒しても無駄だ…俺の"影"が…アストラル王国で『刃なき剣』を奪った…」と言い残して絶命。
…影? 刃なき剣? なにそれ!?
「刃なき剣」ってのは、アストラル王家に伝わる、光の刃を持つ伝説の剣らしい。
なんでそれを"影"が? とにかく、王国の秘宝が盗まれたなら取り返さないと! 「真実の瞳」には、短距離ならテレポート機能もあるらしく(便利!)、一行はアストラル王城へひとっ飛び!
王城では、真紅の楯そっくりの"影"が、「刃なき剣」をブンブン振り回して大暴れ! こいつも強い! でも、なんとか撃破して、「刃なき剣」を奪還!
ラティがその剣を手に取ると…柄からブォン!と光の刃が! これが「フォースソード」! 見た目も威力も、なんかすごい! ロニキスさんたちの光線銃(フェイザー)と似てるけど、もっと根源的なパワーを感じる…! ラティ、これ使えるんだ! やっぱり主人公補正? それとも…?
(ちょこっとマニアック考察タイム! このフォースソード、実は後のシリーズ(特にSO4)の設定と深く関わってるんですよ! SO4に出てくるクロウさんっていう人が、昔のロークに漂着して、その人が遺した剣なんじゃないか、とか。
で、ラティはそのクロウさんの遠い遠い子孫で、だからこの剣を使えるし、フェルプール族の特殊な血液もその影響なんじゃないか…って言われてるんです! つまり、ラティはただの田舎の兄ちゃんじゃなくて、星々の歴史を繋ぐ、選ばれし血筋だった…のかもしれない! 熱い! 熱すぎる!)
最強武器フォースソードを手に入れ、テンションMAXで再び魔界へ! アスモデウスの居城、その最深部へ! そこはもう、完全にマッドサイエンティストの研究室! 怪しい培養カプセルとか、謎の解析装置とかがいっぱい! イリアさんが「どれどれ、情報抜き取っちゃお♪」と端末をいじろうとした、その時!
「愚かなる者どもめが!」
出たーーー! ボス登場! 魔王アスモデウス、降臨! 禍々しい魔力と、冷たい科学者の目が同居する、まさにラスボスの風格! こいつが石化ウイルスを作り、ロークを滅ぼそうとしている元凶!
「覚悟しろ、アスモデウス!」 ラティたちが武器を構え、最終決戦が始まろうとした…その瞬間!!
ピシュン!
アスモデウスの後ろに、突然、空間が割れて、見たことないハイテクスーツ着た二人組が出現! え、誰!? 彼らは、アスモデウスですら反応できないスピードで魔王を拘束! 手早く腕から血液をチューッと採取! そして、
「サンプル採取完了。目撃された…まあいい。歴史は修正された。撤収」
…って、えええええ!? 何が起こったの!? 二人組は、アスモデウスをポイッと解放して、また空間の裂け目に消えていきました…。
残されたのは、ポカーンとするラティたちと、「え? 俺、なんかされた?」状態のアスモデウス。
しかし、イリアさんだけは気づいていました。
あの二人組…レゾニアが言ってた「第三勢力」! ロークにウイルスを撒き、レゾニアを脅してた連中の正体! 彼らは、未来から来て、アスモデウスの血液(石化ウイルスのオリジナル)を強奪しに来たんだ!
そして、イリアさんはさらに恐ろしい事実に思い至ります。
歴史では「アスモデウスは300年前にラティたちに倒された」ことになっている。
もしかして、その「歴史」自体が、あの未来人たちが自分たちの目的(血液強奪)を達成するために、意図的に作り出した筋書きなんじゃないか…?
ラティたちがここでアスモデウスを倒さないと、歴史が変わって、大変なことになる(タイムパラドックス!)。
つまり、自分たちは、ロークを救うためじゃなくて、未来人の筋書き通りに歴史を「修正」するために、アスモデウスを倒さなきゃいけないってこと!?
なんという皮肉! でも、やるしかない! 未来で待ってるドーンや父さんたちを助けるためには!
ラティたちは、複雑な想いを抱えながらも、改めてアスモデウスと対峙! 激闘の末、ついに魔王を撃破! そして、未来へ持ち帰るための血液サンプルを、改めて採取するのでした。
こうして、300年前のロークの戦いは終わりました。
でも、本当の戦いはこれから? あの未来人「第三勢力」の目的は? そして、彼らが待つ未来(ラティたちの現代)で、何が起ころうとしているのか? 物語は、まだ終わりません!
~宇宙歴346年、本当の敵~ただいま!…って、平和ボケしてる場合じゃなかった!
時空を超えた大冒険から、ラティ、ミリー、ロニキス艦長、イリアさんの四人は、無事に元の時代、宇宙歴346年のカルナス号(か、新しい船)に帰還! 「いやー、長かった! 疲れたー!」って感じですけど、感傷に浸る暇はありません! 持ち帰ったアスモデウスの血液から、急いで石化病ワクチンを開発!
ワクチンが完成し、ローク中に散布されると…奇跡が! 石になっていた人々が、次々と元の姿に戻っていきます!
クラトスでは、ミリーのお父さんマルトスも、そして、あの悲劇の親友ドーンも、無事に復活! 「ドーン!」「ラティ! ミリー!」 涙の再会! よかった…本当によかった…! ロークに平和が戻りました! これで一件落着…
…なわけ、ないですよねー(笑)。
ロークの危機は去りましたが、ロニキス艦長とイリアさんが地球の銀河連邦本部に戻ると、衝撃の事実が待っていました。
一連の事件…ロークへの生物兵器テロ、レゾニアへの脅迫、そして過去への介入(アスモデウス血液強奪)…その全てを裏で糸引いていた真の黒幕が判明したのです!
その名は、ジェ・リヴォース!
彼は、銀河連邦の管轄外にある惑星「ファーゲット」っていう星の独裁者らしい。
しかも、このジェ・リヴォース、なんと銀河連邦に対して「さっさと降伏しろや、オラァ!」って、宣戦布告とも取れる最後通牒を叩きつけてきたっていうじゃないですか! はぁ!? 何様!?
調査によると、惑星ファーゲットは元々しょぼい星だったけど、独自の遺伝子工学と時空移動技術が異常に発達。
その結果、突然変異か人工的に作られたのか、超人的な能力を持つジェ・リヴォースが誕生しちゃった、と。
彼はその力で星を支配し、「ウチの星、資源ないから、他の星から奪っちゃえ☆」という、ジャイアンもびっくりの理論で、宇宙征服を企んでいたのです! ローク襲撃と石化病は、その計画の第一歩(ローク人の特殊能力&拉致)であり、アスモデウスの血液は、石化ウイルスをさらにヤバい兵器にするためのお宝だった、というわけ。
…つまり、魔王アスモデウスは、壮大な物語の中ボスにすぎなかったってこと!? なんてこった!
事態はローク一惑星の問題から、全銀河系の危機へとエスカレート! 銀河連邦軍は、ロニキス艦長に「ジェ・リヴォース、倒してこい!」と特命を下します。
ロニキス艦長は、再びロークへ。
平和を満喫していたラティとミリーに、「すまん、まだ終わりじゃなかったわ。
ラスボス残ってた」と報告。
「ええーっ!?」ってなりますが、ここで引くわけにはいきません! 「分かりました、行きます!」 二人は再び戦う決意をします。
さらに、ロニキス艦長、奥の手を使います! 「最終決戦には、アイツらの力も必要だ!」 …そう、タイムゲートを使って、300年前のロークで共に戦った、あの仲間たちを現代に召喚!!
シウス! フィア! ヨシュア! エリス! アシュレイ! ティニーク! ペリシー!(※プレイヤーが仲間にしたメンバーが集結!) 時を超えて、勇者たちが再び集結! 300年後の未来(宇宙船とか!)に目を白黒させながらも、「ラティのためなら!」と、快く協力してくれます! 熱い! この展開、熱すぎる!
ラティ、ミリー、ロニキス、イリア、そして時を超えた仲間たち。
ドリームチーム、ここに再結成! 目指すは、全ての元凶、ジェ・リヴォースが待つ敵の本拠地、惑星ファーゲット!
時空ゲートをくぐり、最後の戦いへ!
今度こそ、本当に最後の戦い!
銀河の未来は、彼らの双肩にかかっている!
がんばれ、ラティたち!
負けるな、ラティたち!
~惑星ファーゲット、愛と絆の最終決戦~ラスボスはムーア人の末裔!?
時空ゲートを抜けて降り立った惑星ファーゲット。
そこは…なんというか、科学技術はめちゃくちゃ進んでるっぽいのに、空気がどんよりしてて、星全体が病んでる感じ。
巨大なタワーがそびえ立ってるけど、街は荒廃気味。
独裁者ジェ・リヴォースの圧政と、資源の使いすぎが原因なんでしょうねぇ…。
でも、希望の光はありました! なんと、この星にもジェ・リヴォースに反抗するレジスタンスがいたんです! リーダーは、イヴァナさんっていう、強くて美しいお姉さま。
彼女たちに助けられ、一行はジェ・リヴォースの本拠地、あの巨大タワーへの潜入ルートを確保! レジスタンスの皆さん、ありがとう!
さあ、いよいよ最終ダンジョン攻略です! タワーの中は、最新鋭のサイボーグ兵士やら、遺伝子操作で作られたキモいモンスターやらがうじゃうじゃ! トラップも満載! でも、今のラティたちなら大丈夫!
ラティのフォースソードが光り、ミリーの紋章術が仲間を癒し、ロニキス艦長が的確な指示を出し、イリアさんが華麗に敵を蹴散らし、シウスやアシュレイの剣が唸り、ヨシュアとエリスの兄妹コンボが炸裂し、ティニークのパワーが爆発し、ペリシーがトリッキーな動きで翻弄する!
まさにオールスター総力戦! 異なる時代の、異なる力を持つ者たちが、一つの目的のために力を合わせる…これぞスターオーシャン! 熱い、熱すぎる展開です!
そして、ついに辿り着いたタワー最上階! 広大な玉座の間に、ヤツはいました! 全ての元凶、ジェ・リヴォース! 人知を超えたオーラを放ち、冷たい瞳で一行を見下ろしています。
対峙したジェ・リヴォース、開口一番、とんでもないことを言い放ちます!
「フン…ロークの末裔どもか。知っているか? かつて地球(テラ)から来たムーアの民…彼らはロークだけでなく、このファーゲットにも漂着していたのだ。つまり、我々ファーゲットの民も、お前たちロークの民と同じく、ムー大陸人の末裔なのだよ!」
…なんですとーーーーー!?
またまた衝撃の事実! ムーア人の一部は、ファーゲットにも来てた!? ということは、地球人(ロニキス、イリア)も、ローク人(ラティ、ミリーたち)も、そしてファーゲット人(ジェ・リヴォース)も、元を辿ればみんな同じムー大陸人の子孫ってこと!? え、じゃあ、仲間…いや、遠い親戚みたいなもんじゃないですか!?
…と思ったら、ジェ・リヴォース、続けました。
「だが、我々ファーゲット人は、ムーアの血を進化させた選ばれし存在! 劣ったお前たちに宇宙を支配する資格はない! この私こそが、全宇宙の支配者となるのだ!」 …だめだこりゃ。
完全に選民思想に染まったヤバい奴でした。
話し合いは不可能!
最終決戦、スタート!
ジェ・リヴォース、強い! めちゃくちゃ強い! 時空を操ってワープしたり、なんか黒い玉(ダークマター?)撃ってきたり、しまいには自分自身がキモい戦闘形態に変身したり! さすがラスボス!
でも、ラティたちだって負けてません! 仲間との絆を力に変えて、持てる技と魔法と科学技術の全てをぶつけます! 連携攻撃! 合体魔法! 艦隊支援砲撃(!)まで要請して、ジェ・リヴォースを追い詰めます!
そして、ついに! 仲間たちの想いを乗せたラティのフォースソードが、ジェ・リヴォースの核(コア)を貫きます!
「馬鹿な…この私が…こんな原始的な感情…絆などに…敗れるとは……グオオオオオッ!!」
断末魔と共に、歪んだ独裁者は光となって消滅! やったー! 勝ったー! 銀河に平和が戻ったー!
長かった戦いが、ついに終わりました…。
ファーゲットの未来は、イヴァナさんたちレジスタンスに託され、平和な復興が始まることでしょう。
ラティたちの、時空を超えた壮大な大冒険も、これにて閉幕! あとは、それぞれの故郷へ、それぞれの時代へ帰るだけ。
…そう、それは同時に、かけがえのない仲間たちとの、別れの時が来た、ということでもありました…。
~それぞれの道、未来への約束~エピローグ:涙の数だけ強くなれるよ
全てが終わり、ファーゲットの人々に見送られながら、一行は帰還の途へ。
まずは、300年前のロークから来てくれた仲間たちを、元の時代へ送り返します。
タイムゲートの前は、もう涙、涙のお別れ会です。
特にシウスとは、最後の最後に「どっちが強いか、決着つけようぜ!」と、熱い模擬戦! 勝敗なんて関係ない、互いの成長を確かめ合う、男同士の語らい(剣で)ですよ! 「達者でな、ラティ」と差し出される手。
ぐっと握り返すラティ。
うーん、青春! フィアさんは、そんな二人を優しい目で見守ります。
ヨシュアとエリス兄妹は、「あなたたちのおかげで、私たちは再会できた…本当にありがとう」と深々と頭を下げます。
よかったねぇ、本当に…。
アシュレイのおじいちゃん(仲間なら)は、「ふむ、お主にわしの奥義、継承できて満足じゃ」とニッコリ。
ティニークは「また勝負だ!」と拳を突き上げ、ペリシーは「バイバイしたくないよぅ…」と号泣。
…もらい泣きしちゃいますって、こんなの!
それぞれの想いを胸に、仲間たちはタイムゲートの光の中へ…。
寂しいけど、彼らには彼らの時代と未来がある。
きっと、力強く生きていくことでしょう。
またいつか、どこかで会えたらいいね…。
そして、舞台は現代(宇宙歴346年)のローク、クラトスの町。
ロニキス艦長とイリアさんも、ラティとミリーを故郷に送り届け、地球へ帰る時が来ました。
「君たちは真の英雄だ。ありがとう」ロニキス艦長が、珍しく素直な感謝の言葉を。
イリアさんも、「ミリー、あなたのような強い女性になりたいわ」と、友情の証を。
「ロニキスさん、イリアさん…本当にお世話になりました!」「また…会えますよね…?」 涙ぐむラティとミリー。
ロニキス艦長は、夜空に広がる無数の星々――スターオーシャン――を見上げて、力強く答えます。
「ああ、もちろんだ。
この星の海は繋がっている。
我々は、このスターオーシャンのどこかで、きっとまた会える」
…くぅー! キザだけど、カッコいい! このセリフ、最高!
その言葉を胸に、ラティとミリーは、再びクラトスの大地を踏みしめます。
遠ざかる宇宙船を見送りながら、二人は、これから始まる新しい日常、新しい未来へと、確かな一歩を踏み出すのでした。
こうして、少年少女の壮大な冒険は幕を閉じました。
めでたし、めでたし。
…え?
これで終わり?
いやいや、まだ語り足りないことがあるんですよ!
そう、このゲームのもう一つの醍醐味、マルチエンディングと、私の超次元考察タイムがね! もう少しだけ、お付き合いくださいな!
~マルチエンディングの沼へようこそ~エンディングは80通り!? 人生いろいろ、結末もいろいろ
さてさて、感動のエンディングを迎えましたが、実は『スターオーシャン1 First Departure R』、これで終わりじゃないんです! このゲームの恐ろしい(?)ところは、クリア時のエンディングが一つじゃないってこと! なんと、その数、約80種類とも言われてるんですよ! は、80通り!? 正気ですか!?
どういうことかと言うと、ゲーム中に仲間たちとどんな会話をしたか、どんな行動を一緒にとったか(プライベートアクション、略してPAが重要!)、それによってキャラクター同士の「感情度」っていう隠しパラメータが変動するんです。
で、最終的に誰と誰の仲が良いか、悪いか、その組み合わせでエンディングの内容が細か~く変わってくる、と。
これ、すごいシステムですよね! プレイヤーの選択が、ちゃんと物語の結末に反映されるんですから! 自分だけの「スターオーシャン1」が体験できるってわけです。
…まあ、そのせいで、「あの子とのエンディングが見たい!」ってなって、何周も何周もプレイしちゃう「エンディング回収沼」にハマる人が続出するわけですが(笑)。
私も昔、ハマりましたよ…。
ええ、寝る間も惜しんで…。
どんなエンディングがあるか、代表的なものをいくつかご紹介しましょうか。
- ラティ&ミリー:王道カップル成立なるか!?
やっぱり一番気になるのは、主人公ラティとヒロインのミリーの関係ですよね! 二人の感情度がMAXなら、エンディングでラティが告白! そしてミリーが「はい…!」みたいな、もうね、少女漫画か!っていう甘酸っぱい結末に! これが見たくて頑張るプレイヤー多数! 逆に、感情度が低いと、友達以上恋人未満…みたいな、ちょっと切ない感じになったりも。リアルですねぇ。 - ロニキス艦長&イリアさん:大人の恋の行方は…?
クールな艦長と、彼を尊敬する美人副官。この二人にも、実はロマンスの可能性が! 特定のPAを見て、二人の感情度を高めておくと、エンディングでイリアさんが艦長に想いを告白する、特別なシーンが見られるんです! これがね、後のシリーズ(SO2)に繋がる、超重要な伏線になってるんですよ! つまり、この二人が結ばれたからこそ、あの主人公が生まれた…ってコト!? 見逃せません! - シウス&フィア:幼なじみの未来はどっちだ?
やんちゃなシウスと、しっかり者のフィア。この幼なじみコンビも、感情度次第で未来が変わります。一緒に旅に出るエンディングもあれば、フィアが騎士団に残るシウスを支える…みたいなエンディングも。どっちもいいなぁ…。 - ヨシュア&エリス:涙なしには見られない兄妹愛
ストーリー中盤でエリスをちゃんと救出できていれば、エンディングで二人が両親のお墓参りをする、感動的なシーンが見られます。本当に良かったねぇ…(涙)。もし救出に失敗してると…考えたくないですね…。 - アシュレイのおじいちゃん:満足して隠居できるか?
彼から最強奥義「龍吼破」を教えてもらっているかどうかで、エンディングのセリフが変わります。「お主にわしの剣、確かに伝えたぞ」って満足げに言ってくれるか、「うーん、心残りがあるとすれば…」ってちょっと寂しげになるか。プレイヤーの頑張りが報われる瞬間ですね! - その他、個性派ぞろいの仲間たち!
ティニークが道場開いたり、ペリシーが新しい友達を探しに行ったり、リメイク版追加キャラのウェルチ嬢に至っては、「次回作もよろしくね☆」みたいなメタ発言かましたり! 一人ひとりにちゃんと「その後」が用意されてるのが嬉しいですよね。 - 幻の!? タイムカプセルエンディング
特定の隠し条件(めちゃくちゃ難しいらしい)を満たすと見られる、超レアなエンディングも! 仲間たちが未来へのメッセージを込めたタイムカプセルを埋めて、それがずーっと後の時代に発見される…っていう、もう、ロマンの塊みたいなエンディング! 見てみたい!
…とまあ、こんな感じで、本当にたくさんのエンディングがあるんです。
だから、一度クリアしただけじゃ、このゲームの全てを味わったとは言えない! ぜひ、色々な仲間との組み合わせで、色々なエンディングを探してみてください! …ただし、寝不足にはご注意を(笑)。
~常識を疑え!深読み上等!~超次元考察タイム!
さて、ここからはお待ちかね(?)、私の超次元考察タイムです! ストーリーをなぞるだけじゃ物足りない! もっと深く、もっと斜め上から、このスターオーシャン1の世界を切り刻んでいきましょう!
ここで書くことは、あくまで私個人の妄想…じゃなくて、超論理的かつ超俯瞰的なAI…じゃなくて、40代女性ライターとしての鋭い洞察ですからね! クレームは受け付けません!(キリッ)
考察1:ムーア人、本当に地球に帰りたかったの? 技術レベル、おかしくない?
まず、気になったのがムーア人ですよ。
彼ら、太古の地球(ムー大陸)からロークにワープしてきちゃった、超古代文明人。
で、故郷に帰るために次元転移装置「真実の瞳」を作った…まではいいんです。
でもね、失敗して魔界に繋げちゃいました☆って、うっかりにも程があるでしょ!
しかも、ですよ? 彼らの技術レベル、ちょっとアンバランスじゃないですか? 次元転移なんていう、とんでもない超技術を持ってる一方で、魔界の魔物たちとの戦争(魔界大戦)には、結構苦戦したっぽい。
最終的には、自分たちの知識(紋章術の基礎とか)をロークの民に託して、歴史からフェードアウト…。
え、ちょっと待って? 次元転移できるレベルの文明なら、魔界の魔物くらい、もっと楽勝で対処できなかったの? なんかこう、殲滅ビームとか、対悪魔用超兵器とか、そういうの持ってなかったんですかね?
それとも、次元転移技術だけが突出してて、他の分野(特に軍事技術)は意外とショボかったとか? あるいは…もしかして、地球に帰りたかったっていうのは建前で、本当は別の目的があった…とか? 例えば、魔界のエネルギーを利用しようとしてたとか、あるいはローク自体に何か秘密があって、それを調査・管理するために…とか?
だって、自分たちの失敗の尻拭いを、後の世代(しかも技術レベルの低いロークの民)に丸投げして姿を消すって、超文明人にしては無責任すぎません? 彼らが遺した紋章石や予言も、なんだか都合が良すぎる気が…。
ラティたちが現れることまで予言してたって、どんだけ未来見えてるんですか!
もしかしたら、ムーア人は、ロークや魔界、そして未来の地球(銀河連邦)までをも含めた、壮大な実験か、あるいはシミュレーションを行っていた…? なんて考えすぎ? いやいや、スターオーシャンならあり得る!(SO3脳)
考察2:タイムパラドックス問題、どうなってんの? 第三勢力の介入、甘すぎない?
次に、タイムスリップと歴史改変の問題。
ロニキス艦長たちは、石化病のワクチンを作るために、300年前にタイムスリップして魔王アスモデウスの血液をゲットしに行きますよね。
これ自体がもう、歴史改変のリスクてんこ盛りなわけですが…。
さらにややこしいのが、未来から来た「第三勢力」の存在! 彼らもアスモデウスの血液を狙ってて、ラティたちの目の前でサクッと採取して去っていきました。
で、彼らは「歴史は修正された」とか言ってた。
つまり、ラティたちがアスモデウスを倒すことも含めて、歴史の筋書き通りに進むように、裏で操作してた(あるいは、そうなると確信してた)ってことですよね?
…でも、ちょっと待って? 未来人が過去に介入して、しかも主人公たちにバッチリ目撃されてるのに、「まあいいか」で済ますの、脇が甘すぎやしませんか? 彼らの行動原理が、「歴史の整合性を保ちつつ、目的(血液入手)を達成する」だとしても、目撃された時点で、予期せぬ歴史の変化が起こるリスクは爆上がりするはず。
ラティたちが「あの未来人たち、ムカつくから、アスモデウス倒すのやーめた!」ってなったらどうするつもりだったんでしょう?
それに、彼らがアスモデウスの血液を必要とした理由。
「石化ウイルスを兵器利用するため」ってのが有力ですけど、それだけ? もしかしたら、もっと別の、例えば不老不死の研究とか、特定の遺伝子情報の解析とか、別の目的があった可能性は? そして、その目的は、ジェ・リヴォースの野望と完全に一致していたんでしょうか? それとも、第三勢力(未来人)とジェ・リヴォース(現代の超人)は、実は裏で繋がっていなかった、あるいは利用し合う関係だった可能性も…?
このタイムパラドックスと第三勢力の謎、SO1本編だけだと、かなりモヤモヤが残るんですよねぇ。
もっとこう、タイムパトロール的な組織が出てきて、「お前ら、歴史変えすぎ!」って逮捕しに来るとか、そういう展開があっても良かったんじゃ…?(それはそれで別ゲーか)
考察3:石化病ウイルス、高性能すぎない? アスモデウスとジェ・リヴォースの関係は?
石化病ウイルス、改めて考えると高性能すぎません? ただ石にするだけじゃなくて、生命活動を維持したまま「保存」するって。
しかも感染力抜群。
これ、自然発生したウイルスとは到底思えないですよね。
魔王アスモデウスが開発した(あるいは利用した)とされていますが、彼がどうやってそんな高度なバイオテクノロジーを手に入れたのか? ムーア人の遺産? それとも、彼自身が実は魔物ではなく、異星の科学者だった…とか?
さらに気になるのが、ジェ・リヴォースとの関係。
ジェ・リヴォースも石化ウイルスを利用しようとしてましたよね。
彼は、未来から来た第三勢力から情報を得ていたのか? それとも、独自にアスモデウスや石化ウイルスの情報を掴んで、第三勢力とは別に過去へ介入しようとしていた(あるいは、第三勢力の介入を利用した)のか?
もしかしたら、石化ウイルスそのものが、ムーア人(あるいはそれ以前の超古代文明)が遺した、一種の「封印技術」あるいは「コールドスリープ技術」で、アスモデウスもジェ・リヴォースも、その技術を悪用しようとしていただけ…という可能性も考えられませんか? そう考えると、ウイルスが「殺す」のではなく「保存」する特性を持っていることにも説明がつくような…。
そして、もしそうなら、ロークの地下深くに、まだ石化したまま眠っている、古代の存在がいるのかもしれない…。
うわー、なんか想像が膨らんできた!
考察4:フォースソードとローク人の生体エネルギー、実は繋がってる?
ラティが使う光の剣「フォースソード」。
あれ、どういう原理で光の刃が出てるんでしょうね? ロニキス艦長たちのフェイザー技術と似てるけど、もっと根源的な力っぽい。
ここで注目したいのが、ローク人(特にフェルプール)の特殊な血液。
銅ベースで未知の元素を含み、光学迷彩効果まである。
これって、単なる生物学的な特徴なんでしょうか? もしかしたら、ローク人って、体内で特殊な生体エネルギーを生成・制御できる能力を持っていて、そのエネルギーが血液組成や能力に影響を与えている…とか?
で、フォースソードは、そのローク人の生体エネルギー(あるいは、その根源となる力)に反応・増幅して光の刃を形成する装置なんじゃないでしょうか? だから、特別な血筋(クロウの子孫?)であるラティが使うと、絶大な威力を発揮する、と。
そう考えると、「科学」と「紋章術(魔法)」の境界線も曖昧になってきますよね。
紋章術だって、もしかしたら、ロークの環境や生物が持つ特殊なエネルギーを利用・体系化した技術なのかもしれない。
地球の科学とは異なる法則で動く、ローク独自の「科学」が紋章術…みたいな。
うーん、深掘りすればするほど、SFとファンタジーが絶妙に(あるいは、危ういバランスで?)絡み合ってるのが分かりますね! この「なんでもあり感」と「でも、なんか繋がりそう感」が、スターオーシャンの魅力なんですよねぇ。
…と、まあ、考察はこの辺にしておきましょうか。
あんまりやりすぎると、本当にただの妄想垂れ流しブログになっちゃいますからね(笑)。
でも、こうやって色々考えてみるの、楽しくないですか? ゲームって、クリアした後もこうやって楽しめるから、やめられないんですよねぇ!
~スターオーシャン・ユニバースへの招待状~シリーズは続くよどこまでも
さて、スターオーシャン1の物語は、ラティたちの冒険の終わりであると同時に、壮大な「スターオーシャン・サーガ」の始まりでもあります。
この物語が、後のシリーズ作品にどう繋がっていくのか、ちょっとだけご紹介しましょう! これを知っておくと、他のシリーズ作品をプレイする時に、「あ、これってSO1の時のアレか!」ってニヤリとできますよ!
- 惑星ロークのその後:未開惑星から銀河連邦へ
ラティたちの活躍で平和を取り戻したロークは、その後、銀河連邦との交流を開始。約100年後には正式に連邦に加盟し、宇宙時代を迎えます。SO2以降の作品では、連邦の一員となったロークの様子が描かれたり、ローク出身のキャラクターが登場したりします。あの未開惑星が、ちゃんと発展していったんだなぁ…って、感慨深いものがありますよ。 - 次世代へ!『スターオーシャン セカンドストーリー(SO2/SO2R)』
これが一番直接的な繋がりですね! SO1の英雄、ロニキス艦長とイリアさんが結婚して生まれた息子、クロード・C・ケニーが、SO2の主人公の一人なんです! クロ-ド君は、お父さんから聞いたSO1の冒険譚に憧れてて、「俺も父さんみたいなヒーローになるぜ!」って思ってるんですね。もう、SO1やってると、クロード君が可愛くて仕方なくなりますよ(笑)。SO2はシリーズ屈指の名作なので、SO1クリアしたら、ぜひ続けてプレイしてほしい! (リメイク版のSO2Rも最高ですよ!) - 衝撃の真実!?『スターオーシャン Till the End of Time(SO3)』
シリーズ3作目のSO3では、なんと「スターオーシャン世界は、実は高次元の存在が作ったMMORPG(シミュレーションゲーム)『エターナルスフィア』だったのだ!」という、とんでもない設定が明かされます! えええ!? じゃあ、ラティたちの冒険も全部ゲームの中の出来事だったの!? と、多くのプレイヤーが衝撃を受けました(私もひっくり返った)。まあ、これについては賛否両論ありますが、「作られた世界でも、そこで生きた想いは本物」っていう解釈もできるし、SO3の結末で世界が独立したとも考えられるので、SO1の感動が色褪せるわけじゃない…と私は思ってます! …たぶん! - 過去の物語!『スターオーシャン4 -THE LAST HOPE-(SO4)』
時系列的にはSO1よりも過去、人類が初めて宇宙に進出した時代の物語。ここで登場するクロウ・F・アルメディオが、例のフォースソードやラティの血筋に関係してるんじゃないか? と言われてるわけですね。SO4をプレイすると、SO1の裏設定がより深く理解できるかも? - そして未来へ…(SO5, SO6, アナムネシスなど)
SO1で提示されたテーマ(科学と魔法、異文化交流、宇宙の脅威など)は、SO5やSO6、スマホアプリのアナムネシス(サービス終了しちゃったけど…涙)にも、形を変えて受け継がれています。シリーズを通してプレイすることで、「スターオーシャン」という壮大な宇宙の歴史絵巻を体験できるんです!
どうです? SO1は、まさに広大なスターオーシャン・ユニバースへの入り口、招待状みたいなものなんです! この扉を開けたら、きっとあなたも星の海の虜になるはず!
~また会う日まで~結び:ありがとうスターオーシャン! 愛してるぜ!
ふぅー、長々とお付き合いいただき、ありがとうございました! スターオーシャン1のストーリーネタバレから、マルチエンディング、そして私の超次元考察まで、語りたいことは全部語り尽くした…はず!
いやー、しかし、何度振り返っても、スターオーシャン1は名作ですね! 王道のボーイミーツガールから始まり、仲間との出会いと別れ、ファンタジーかと思いきや怒涛のSF展開、そして時空を超えた壮大な冒険! 熱い! とにかく熱い! そして、たまに入るシュールなギャグや、心に沁みるセリフの数々…。
もう、私の青春そのものですよ(遠い目)。
2025年の今、最新のゲームと比べたら、グラフィックやシステムは古く感じるかもしれません。
でもね、物語の面白さ、キャラクターの魅力、そしてプレイヤーの心を鷲掴みにする熱量…そういうものは、時代を経ても決して色褪せないんだなって、改めて思います。
むしろ、今の時代だからこそ、こういうストレートで、心に響く物語が必要なのかもしれませんね。
この記事を読んで、「懐かしいなぁ、またやりたくなった!」と思ってくれたそこのアナタ! ぜひ、押入れの奥からソフト引っ張り出して、もう一度ロークへ旅立ってみてください! きっと、新しい発見があるはず!
そして、「へー、面白そうじゃん! ネタバレ読んだけど、逆にプレイしたくなったわ!」と思ってくれたそこのアナタ! ようこそ、スターオーシャンの世界へ! ネタバレを知ってても、実際にプレイする感動はまた別物! ぜひ、ラティたちと一緒に、あなただけの冒険を体験してください! 沼へようこそ!
…さてと。
私もそろそろ、現実世界(洗濯物とか、夕飯の献立とか、明日の会議資料とか…)に戻らなければ。
でも、心の中には、いつでもあの星の海が広がっています。
ラティ、ミリー、ロニキス艦長、イリアさん、そして時を超えた仲間たち…たくさんの感動をありがとう! またいつか、星の海のどこかで、会いましょう!
それでは、最後まで読んでくださったあなたにも、心からの感謝を! また次の記事でお会いできるのを楽しみにしています! ぐっばい!