広告 その他

スターオーシャン6のストーリーあらすじから結末まで完全ネタバレ!

重要警告

そこのあなた!

この記事、開いちゃいましたね?

あのですね、ここから先は『スターオーシャン6 THE DIVINE FORCE』の物語の核心、つまりネタバレのフルコースとなっております。

ええ、前菜からメインディッシュ、デザート、なんなら食後のコーヒー(カフェイン強め)まで、全部ネタバレです。

未プレイの方、自分の力で星の海を泳ぎ切りたい硬派なあなた、今すぐブラウザバック推奨!「読んじゃったじゃないの!」って後で言われても、私、責任取れませんからね? いいですね? 約束ですよ?

いやはや、奥さん(…って、つい言っちゃうけど、読者の皆さんね!)、聞いてくださいよ。

『スターオーシャン6』、発売されたのが2022年の秋でしたっけ? ついこの間のような気もするし、遥か昔のような気もする…。

時の流れって、小学生の息子の成長くらい早いものですわ。

あの頃、私もね、毎日の満員電車に揺られ、会社でカタカタ仕事して、家に帰れば家事育児、さらに副業のウェブライター稼業…って、一体いつ寝てるんだ?って生活の中、必死で時間を作ってプレイしたんですよ。

ええ、睡眠時間を削ってね! だって、面白かったんだもん!

SFとファンタジーの絶妙なブレンド具合、これぞスターオーシャン!って感じで。

しかも今回は、イケイケ(死語?)の輸送艦艦長レイモンドと、凛とした未開惑星の王女様レティシア、どっちの視点でも遊べるっていうじゃないですか。

もうね、どっちから始めるか、それだけで数日悩みましたわ。

結局、最初は「やっぱ主人公は男でしょ!」っていう短絡的な理由でレイモンドから始めたんですけどね(笑)。

そして、あの謎の浮遊物体、DUMA(デューマ)! 彼(?)がまたイイ仕事するんですよ。

広ーいフィールドをビュンビュン飛び回れる爽快感! 戦闘でのアシストっぷり! もうね、DUMAなしの生活なんて考えられない!ってくらい、私、DUMAに依存してました。

一家に一台、いや一人に一体DUMA欲しい。

切実に。

さて、前置きが長くなりましたけど、この記事では、そんな愛すべき『スターオーシャン6』のストーリーを、出会いの胸キュン(?)シーンから、手に汗握る中盤の展開、銀河を揺るがすクライマックス、そして涙なしには語れない結末まで、ぜーんぶ、洗いざらい語っちゃいます!

それだけじゃなくて、私なりの、ちょっと斜め上からの深掘り考察もたっぷり盛り込んじゃいますからね。

忙しい日常の合間に、もう一度あの星々の冒険に浸ってみませんか? コーヒーでも淹れて、ゆっくりしていってくださいな。

ただし、ネタバレは自己責任で!

スポンサーリンク

運命は突然に、しかも空から降ってくるアスター4号星での奇跡(?)の出会い

物語の始まりは、宇宙。

イケイケの若き艦長、レイモンド・ローレンス(CV: 木村昴)が、家業の輸送会社「ローレンス・ロジスティクス」の、なんかすごそうな最新鋭輸送艦「イーダス」で、これまた重要そうな任務についてるところから。

隣にはクールビューティーなアンドロイド副官エレナ(CV: 種﨑敦美)。

もうね、この時点で「あ、この二人、何かあるな?」って勘繰っちゃうのが、乙女心(…って、もう40代だけど)ってやつですよ。

ところが、順風満満かと思いきや、突如現れた銀河連邦のピッカピカの戦艦「アストリア」に、問答無用でボッコボコにされるイーダス。

え? なんで? 民間船ですよ? しかも相手、連邦軍の正規艦っぽくない? え? 理由? そんなの知らん! とばかりに撃ってくる。

この理不尽さ、なんか社会の縮図を見てるようで、ちょっと胃がキリキリしましたわ…。

結局、レイモンドはエレナたち仲間とはぐれ、脱出ポッドで未知の惑星に不時着。

そこが、剣と魔法(みたいな理術)が息づく未開惑星、アスター4号星だったわけです。

SFからファンタジーへの、この急転直下の展開! たまりませんわね! 持ってるブラスター銃一つでさえ、この星のルール(未開惑星保護条約)を破っちゃうヤバい代物。

レイモンド君、いきなりハードモードです。

仲間を探しつつ、自分の技術を隠しつつ、なんとか生き延びなきゃいけない。

彼の内心、めちゃくちゃ焦ってたでしょうねぇ。

一方、そのアスター4号星では、美しき第一王女レティシア・オーシディアス(CV: 水瀬いのり)が、お国のピンチに頭を悩ませていました。

お隣のイケイケ軍事国家「ヴァイル帝国」がガンガン攻めてきてて、もう王国、ヤバいんですって。

お父さん(国王)は病気で寝込んじゃうし。

そこでレティシア様、自ら剣(二刀流!)を取り、信頼できる幼馴染の護衛役アベラルド・ベルグホルム(CV: 花江夏樹)だけを連れて、状況を打開できるかもしれないっていう伝説の賢者を探しに、お忍びで城を抜け出すんですよ。

この行動力! さすが王女様!

で、そんな二人が森の中を進んでいると…ドッカーン! レイモンドの乗った脱出ポッドが、文字通り「空から降ってきた」わけです。

いやもう、運命の出会いって、大概こんくらいドラマチックじゃないとね!

【奥様的・深掘り考察タイム①:出会いは必然? それともただの事故?】

さてさて、このレイモンドとレティシアの出会い。

これって単なる「宇宙船事故で不時着したら、たまたまお姫様が通りかかった」っていう、ご都合主義的な偶然なんでしょうかね?

もちろん、物語を動かすためのキッカケとしては、それで十分面白いんですけど、もうちょっと深掘りしてみません?

まず考えたいのが、DUMAの存在です。

後々明らかになりますけど、DUMAって、ただの便利メカじゃなくて、実はスコピアムっていうヤバい存在に関わる、超重要アイテム(?)だったわけじゃないですか。

しかも、自我を持ってるっぽい。

もしかしたらDUMAは、スコピアムの脅威に対抗できる「何か」を探して、無意識のうちにレイモンドを導き、そしてレティシアという「星の意志」を体現するような存在の元へと引き寄せた…なんて考えられなくもない? DUMAが不時着場所を微妙にコントロールした、とかね。

考えすぎ? いやいや、SFファンタジーの考察は、これくらい飛躍しないと面白くないんですよ!

それから、異文化接触っていうテーマ

レイモンドは科学技術の最先端、レティシアは剣と理術の世界。

水と油みたいに違う二人が出会って、最初は警戒し合って、でも協力せざるを得なくなって、その過程で互いの価値観を理解していく。

これって、現実の世界でも起こってることですよね。

国際結婚とか、海外赴任とか(うちの夫も昔…って、これは個人的すぎますね)。

言葉は通じても、常識や文化が違う相手とどう向き合うか。

レイモンドが自分の技術を使うことに躊躇したり、レティシアがレイモンドのやり方に戸惑ったりする描写は、すごくリアルだなって思ったんです。

この物語の根底には、「未知なる他者との対話と理解」っていう、普遍的なテーマが流れているんじゃないかしら。

レイモンドとレティシアの出会いは、そのテーマを象徴する、まさに「運命の交差点」だったんじゃないかって、私は思うんですわ。

あと、単純に、空からイケメンが降ってくるってシチュエーション、ロマンチックじゃないですか? え? そうでもない? 失礼しました…。

そんなこんなで、レイモンドは「仲間を探して船を直したい」、レティシアは「この異星人の力(特にDUMA)を借りて国を救いたい」っていう、それぞれの思惑(と、ちょっぴりの好奇心)から、奇妙な共同戦線がスタートするわけです。

そして、例の黒い球体、DUMAが起動! ブゥン…って浮き上がって、なんか喋りだした時の衝撃ね! ここから、彼らの、そして星々の運命が、大きく、大きく動き出すことになるんですわ…!

DUMAのVA(ヴァンガード・アサルト)のおかげで、移動も戦闘も、今までのRPGとは一味違う、立体的なアクションが楽しめるようになる。

このシステム、本当に秀逸でしたわねぇ。

王国の危機、迫る陰謀の影仲間との出会いと、まさかの裏切り

さあ、レイモンド、レティシア、アベラルド、そしてDUMAの一行は、レティシアの目的である賢者ミダス・フレグリード(CV: 東地宏樹)を探す旅に出ます。

道中、いろんな出会いがありましたわね。

まず、ラーカス地方で出会ったのが、健気で可愛い施療理術士のニーナ・デフォルジュ(CV: 高橋李依)ちゃん! もうね、パーティの癒し担当。

彼女がいるだけで、ギスギスしがちな男所帯(?)に花が咲くってもんですよ。

回復役としても超優秀だし、彼女のひたむきさには、レティシア様も私も(?)元気をもらいましたわ。

そして、目的のミダス爺さん(失礼!)。

これがまた、絵に描いたような偏屈ジジイでねぇ(笑)。

でも、知識と技術は超一流。

特に、レイモンドが持ってきた未知のテクノロジー(DUMAとか)には興味津々で、結局なんだかんだ言いながら仲間になってくれる。

ツンデレってやつですかね? 彼の強力な呪印術(魔法みたいなやつ)は、戦いにおいて頼りになること、山のごとし!

でもね、順調な旅ばかりじゃないのが人生、そしてRPG。

彼らの行く手には、常に怪しい影がチラついてました。

そう、あの不気味な仮面をつけた三人組、「ヴィープス」と名乗る連中ですわ! ガストン、ベランジェ、ロラ

彼らがもう、しつこいのなんのって! 何度も何度も現れては、やたらとDUMAを欲しがるんですよ。

「DUMAを渡せ!」って。

何なんですかね、彼ら。

しかも、妙に強い。

時々、敵対しているはずのヴァイル帝国と協力してるような素振りも見せるし…。

彼らの存在が、このアスター4号星の戦争が、単純な国盗り合戦じゃない、もっと大きな、得体のしれない何かが裏で動いていることを匂わせていて、ゾクゾクしましたわねぇ。

さらに、レイモンドにとっては嬉しい再会も。

不時着時にはぐれた副官、アンドロイドのエレナさん! 彼女、ちゃんと生きてました! しかも、相変わらずの冷静沈着ぶりで、的確な分析と援護射撃でパーティをサポート。

エレナがいると、なんか安心感が違うんですよね。

そして、主人公によって仲間になるキャラが変わるのも、SO6の面白いところ。

レイモンドを選んでいると、全身サイボーグ(?)みたいな寡黙な剣士JJ(ジェイジェイ)(CV: 麦人)っていう、渋くてカッコいいおじ様が仲間に。

レティシアを選んでいると、彼女に忠誠を誓う真面目な騎士テオ・クレムラート(CV: 佐藤拓也)が仲間になる(ただし、彼にはちょっと複雑な事情が…後述)。

こういう分岐があると、周回プレイしたくなりますわよねぇ。

さて、仲間も増えて、パワーアップした一行は、いよいよ王都オーシディアスに帰還! …したんですが、そこで待っていたのは、まさかの悪夢。

ヴァイル帝国軍の総攻撃! 城内は大パニック!

しかも、信じられない裏切りが発覚するんです。

なんと、王国の宰相ネヤンと、あの騎士団長テオ(レティシア編では仲間になるはずの彼が!)が、帝国側に寝返っていたんですよ!

もうね、この展開はキツかった…! 特にアベラルド君。

彼、テオのこと、兄みたいに慕ってたじゃないですか。

そのテオが裏切った。

「なぜだ、テオ殿!」って叫ぶアベラルド君の声が、今でも耳に残ってますわ…。

ネヤンは権力欲、テオは…まぁ、いろいろあったんでしょうけど(主にコンプレックスとか)、それにしても、ねぇ…。

【奥様的・深掘り考察タイム②:裏切りは必然? ヴィープスの本当の目的は?】

この中盤の「裏切り」展開。

これもまた、物語に深みを与える重要な要素ですよね。

テオやネヤンの裏切りって、単に「悪い奴がいた」で片付けちゃっていいんでしょうか?

私はね、彼らの裏切りもまた、ある種の「必然」だったんじゃないかって思うんです。

もちろん、個人の野心や嫉妬、弱さがあったのは間違いない。

でも、それだけじゃなくて、ヴァイル帝国の侵攻によって王国が追い詰められていたっていう「状況」が、彼らの心の隙間に付け入る隙を与えたとも言えるんじゃないかしら。

特にテオなんて、アベラルドに対するコンプレックスとか、いろいろ抱えてたみたいだし。

追い詰められた状況って、人の弱い部分を増幅させますからねぇ…。

これは、会社とか、ママ友関係とか(!)でも、なきにしもあらず…って、話が逸れました。

つまり、個人の資質だけでなく、社会や組織の歪みが、ああいう悲劇を生み出す土壌になっていたんじゃないか、と。

考えさせられますわ。

そして、ヴィープスですよ、奥さん! 彼ら、一体何者なんでしょうね? DUMAを執拗に狙う理由。

これも、ただ「悪い奴らがすごいメカを欲しがってる」だけじゃないはず。

彼らの言動の端々から、何か悲壮な覚悟というか、過去に対する強い怨念みたいなものが感じられませんでした? 彼らの仮面の下には、きっと壮絶なドラマが隠されている…そう思わせるだけの存在感がありました。

彼らが使う技術がアスター4号星のものではないことからも、彼らが「星外の存在」であり、DUMAやスコピアムと何らかの深い因縁を持っていることは、この時点で予想できた方も多いんじゃないでしょうか。

彼らの存在は、「この物語の本当の敵は、ヴァイル帝国だけではない」ということを、プレイヤーに強く印象付ける役割を果たしていたように思います。

もしかしたら、彼ら自身も、何かの大きな力に利用されているだけなのかもしれない…そんな疑念すら抱かせました。

さて、物語に戻りましょう。

裏切りによって王都は陥落、国王は捕虜に、レティシア様も絶体絶命! …と思いきや、ここでレイモンドたち仲間が大活躍!

DUMAのVAを駆使した電撃作戦! ミダスのド派手な呪印術! ニーナちゃんの必死の回復! エレナの正確無比な援護! そして、レティシア編では、土壇場で良心を取り戻した(?)テオが、自らを犠牲にしてレティシアを逃がすっていう、泣ける展開も…!(まぁ、彼は後でちゃんと生きてましたけどね! よかった!)

命からがら王都を脱出したレティシア様。

そりゃあ落ち込みますわよね。

でも、彼女は強い! レイモンドや仲間たちの励ましを受けて、再び立ち上がるんです。

「必ず王都を取り戻す!」って。

この不屈の精神、見習いたいものですわ…。

そこからは、反撃のターン! 散り散りになった兵士たちをまとめ上げ、DUMAの機動力を活かしたゲリラ戦で、じわじわと帝国軍を追い詰めていく。

そしてついに、王都奪還作戦!

ここ、燃えましたねー! 激しい戦いの末、裏切り者ネヤンを討ち取り、国王様を救出! 見事、オーシディアス王国を取り戻すんです!

これで一件落着、めでたしめでたし…とは、いかないのがスターオーシャン。

そう、あの逃げたヴァイル皇帝ボルドールが、不気味な言葉を残していたじゃないですか。

スコピアム」…と。

この言葉が、これから始まる、もっともっと大きな戦いの、ほんの序章に過ぎなかったことを、私たちはまだ、知る由もなかったのです…。

星々の海へ、新たなる脅威スコピアム計画の全貌と宇宙への旅立ち

アスター4号星に一応の平和が戻ったのも束の間。

逃げ延びたヴァイル皇帝ボルドールの口から、ついに恐るべき「スコピアム計画」の全貌が語られます。

これがまた、トンデモない計画でしてね、奥さん。

なんでも、「個々の肉体なんていう不自由なものからはサヨナラして、みんなの意識をネットワークで繋げて、知識も経験もぜーんぶ共有しちゃう、究極の集合知性体になろうぜ!」っていう、壮大な(そして、ちょっと気持ち悪い)計画らしいんですよ。

一見すると、なんかすごい進化みたいに聞こえなくもないですけど、ボルドールの本当の狙いは、そのネットワークを自分が支配して、文字通り「神」になること。

全生命体を自分の意のままに操る、究極のディストピア計画だったわけです。

自分の考え以外は認めない、多様性なんてクソくらえ!っていう、独裁者の典型ですわね、まったく。

そして、ここでヴィープスたちの悲しい過去と、DUMAを狙う理由も明らかになります。

彼らは、なんと、別の星でこのスコピアムによって故郷を滅ぼされ、仲間を吸収された種族の生き残りだったんです!

彼らにとってスコピアムは、全てを奪った不倶戴天の敵。

そしてDUMAは、スコピアムが他の星を侵略(進化、と彼らは呼ぶ)する際に使う、情報収集用の尖兵ユニット(の一種)だったらしいんですね。

だから、第二の故郷滅亡を防ぐために、DUMAを破壊しようと躍起になっていた、と。

なるほど、彼らのあの悲壮感と執念は、そういうことだったのか…と、ここで腑に落ちました。

彼らもまた、被害者だったんですわねぇ。

でもね、レイモンドたちと関わるうちに、ヴィープスたちも気づき始めるんです。

目の前にいるDUMAは、もはや単なるスコピアムの尖兵じゃない、独自の意志を持っているっぽいぞ? って。

それに、ボルドールのやり方は、なんか自分たちの故郷を滅ぼしたスコピアムとは違う、もっと個人的な野心に満ちているぞ? って。

この辺りのヴィープスたちの心境の変化も、なかなか見ごたえがありましたわ。

敵だった相手と、共通の目的のために、もしかしたら手を取り合えるかもしれない…そういう展開、燃えますよね!

さて、話はアスター4号星だけにとどまりません。

ここで颯爽と登場するのが、あの銀河連邦軍の美人副長、マリエル・L・ケニー(CV: ファイルーズあい)! そう、あの伝説のケニー家の末裔ですわよ!

スターオーシャンファンなら、この名前にピンと来ますよね! 彼女、実はレイモンドの船を襲った「アストリア」に乗ってたんですけど、あれは艦長の独断じゃなくて、連邦軍内部のヤバい派閥「総統派スコピオン」のリーダー、レミントン提督っていう、これまた頭の固そうなお偉いさんの指示だったって言うじゃないですか!

しかも! このレミントン提督、なんとアスター4号星のボルドール皇帝と裏で繋がってて、スコピアム計画を銀河全体に広げようとしてたって言うんですよ! もう、話がデカすぎて、ついていくのがやっとですわ!

彼ら曰く、「スコピアムによる完全なる秩序こそが、銀河に平和をもたらすのだ!」ですって。

いやいやいや、それはどう考えてもヤバい思想でしょ! しかも、レイモンドの故郷、ベグアルド星系も、そのスコピアム化のターゲットに入ってるっていうじゃないですか! こりゃ、他人事じゃなくなってきましたよ!

【奥様的・深掘り考察タイム③:スケール拡大の意味と、ケニー家の"呪縛"】

物語の舞台が、アスター4号星っていう一つの惑星から、一気に銀河全体へと広がっていくこの展開。

これもまた、スターオーシャンシリーズのお約束であり、醍醐味ですよね。

でも、このスケール拡大って、単に「話がデカくなった!すごい!」っていうだけじゃないと思うんです。

アスター4号星っていう「未開惑星」で起こっていた紛争や陰謀が、実は銀河全体の、もっと大きな「先進文明」の問題と地続きだった、っていう構図。

これって、「自分たちの身の回りの小さな問題だと思っていたことが、実は世界全体の問題と繋がっている」っていう、現実社会にも通じる視点を示唆しているんじゃないかしら。

例えば、環境問題とか、経済格差とか。

ローカルな視点とグローバルな視点、ファンタジー的な世界観とSF的な世界観、それらが交錯することで、物語に奥行きとリアリティが生まれているように感じます。

そして、銀河連邦っていう存在。

本来は宇宙の平和と秩序を守るはずの組織の中に、「総統派スコピオン」みたいな過激派が存在し、しかも裏で未開惑星の独裁者と手を組んでヤバい計画を進めてるっていう、この皮肉。

これもまた、現実の国際社会や大きな組織が抱える矛盾や腐敗を、デフォルメして描いているのかもしれませんね。

正義を掲げる組織が、必ずしも一枚岩ではない、という。

マリエルみたいに、組織の中で苦悩しながらも正義を貫こうとする存在がいるからこそ、救いがあるわけですけど。

あ、そうそう、マリエル・L・ケニー! 彼女の存在も、考察しがいがありますわよね。

「ケニー家」っていう、偉大すぎる血筋。

それは彼女にとって誇りであると同時に、とてつもないプレッシャー、ある種の「呪縛」でもあったわけじゃないですか。

常に「ケニー家の人間として、かくあるべし」っていう周囲の期待に応えようとして、自分自身を見失いかけていた。

でも、レイモンドたちとの出会いや、連邦の闇との対峙を通して、彼女は「ケニー家のマリエル」ではなく、「マリエル・L・ケニー」という一人の人間として、自分の意志で道を切り開いていく。

この成長物語、グッときますわよねぇ。

伝統や家柄っていうのは、確かに大切かもしれないけど、それに縛られすぎて自分を見失っちゃいけない。

そういうメッセージも込められているのかもしれません。

うちの息子にも、将来、家柄とか気にせず、自分の好きな道に進んでほしいものですわ…って、また脱線。

というわけで、レイモンドにとっては故郷と仲間、レティシアにとっては自分の星と民、そして新しくできた宇宙の友達(?)を守るため、彼らは銀河規模の戦いに身を投じることを決意します。

幸い、レイモンドには頼れるお兄ちゃん、アントニオ・ローレンスがいて、彼が手配してくれた超高性能な宇宙船「アルダス号」で、いざ、星々の海へ!

アスター4号星の仲間たち(レティシア、アベラルド、ニーナ、ミダス)と、宇宙からの仲間たち(エレナ、マリエル、JJ or テオ)が一つの船に乗り込んで、宇宙へ旅立つシーン。

レティシア様たちが初めて見る宇宙の景色に感動する姿、可愛かったですよねぇ。

ここから先、どんな冒険が待っているのか。

期待と不安が入り混じる、最高の船出でしたわ!

最終決戦、銀河の運命を賭けてスコピアムの巣へ、そしてDUMAの真実

さあ、アルダス号で星の海へと漕ぎ出したレイモンド一行! まず彼らの前に立ちはだかったのは、やっぱりあの銀河連邦のヤバい派閥、レミントン提督率いる「総統派スコピオン」の艦隊ですわ。

ここからはもう、宇宙戦艦ヤ○トも真っ青(?)な、ド派手な宇宙戦が繰り広げられます!

マリエルが連邦内の良識派に連絡を取ったり、エレナが敵の動きを解析したり、レイモンドが艦長としてビシッと指示を出したり。

アスター組も黙っちゃいません。

ミダス爺さんがアルダス号のシステムをハッキングまがいにいじって敵艦の機能を妨害したり、ニーナちゃんが(どうやったのか知らんけど)乗組員の士気を高めたり(?)。

もう、艦内、てんやわんやの大騒ぎですよ!

でも、この総力戦って感じが、またイイ! 激しい戦いの末、なんとかレミントン提督の野望を打ち砕き、総統派スコピオンを壊滅させることに成功します。

ふぅ、やれやれ。

でも、これで終わりじゃない。

本当の黒幕、全ての元凶である皇帝ボルドールが、まだ生きてるんですから! 一行は、ボルドールが潜む「スコピアムネットワーク」の中枢へと向かいます。

そこはもう、なんというか、機械と有機物がグッチャグチャに融合した、生理的にちょっと受け付けない感じの、巨大な宇宙構造物。

まさに「悪の巣窟」って感じですわ。

そして、この最終決戦の地で、ついにDUMAの真実が明かされる時が来ます。

DUMA自身が、重い口を開く(比喩ですよ、口ないけど)んです。

DUMAは、元々は、はるか昔にスコピアムが生み出した存在だった、と。

スコピアムが他の文明を見つけて、効率よく「進化」(つまり吸収)させるために、情報を集めたり、環境を整えたりする、いわば「尖兵ユニット」の一つだったらしいんですね。

なるほど、だからヴィープスたちはDUMAを敵視してたわけだ。

でも、DUMAは、他の尖兵ユニットとは違った。

長い長い時間を経るうちに、ただのプログラムされた存在であることを超えて、個としての「自我」、独自の「意志」を持つようになったんですって!

そして、スコピアムのやり方、つまり他の生命体の意志を無視して無理やり吸収していくやり方に疑問を感じて、スコピアムの集合意識から離反した、と。

レイモンドの脱出ポッドに潜り込んでいたのも、単なる偶然じゃなくて、スコピアムの脅威に対抗できる誰か、あるいは自分を理解してくれる誰かを探していたのかもしれない… DUMAはそう語るんです。

もうね、この告白、泣けましたわ…。

ずっと一緒に旅してきた、あの便利で可愛い(?)DUMAが、そんな壮絶な過去と、深い葛藤を抱えていたなんて…。

機械が心を持つのか、なんていうのはSFの永遠のテーマですけど、DUMAが見せてくれたのは、紛れもなく「心」そのものだったんじゃないかって、私は思います。

【奥様的・深掘り考察タイム④:スコピアムとは何か? DUMAの自己犠牲の意味】

さあ、ラスボス戦の前に、もう一丁、考察いきましょうか! この物語の核心、「スコピアム」と「DUMA」について、もうちょっとだけ深く考えてみません?

まず、スコピアム計画

個々の肉体を捨てて、意識だけをネットワークで繋げる集合知性体。

これって、ある意味、究極のコミュニケーションであり、究極の知識共有ですよね。

争いも、誤解も、孤独もなくなるのかもしれない。

ボルドールのやり方は完全にアウトですけど、スコピアムっていう概念自体は、一概に「悪」だと言い切れるんでしょうか?

現代社会を見てくださいよ、奥さん。

インターネット、SNS、そして最近話題のAI。

私たちは既に、ある種の「集合知」の恩恵を受けたり、あるいはその奔流に飲み込まれたりしながら生きてるわけじゃないですか。

知識は簡単に手に入るようになったけど、フェイクニュースに踊らされたり、匿名の中傷に心を痛めたりもする。

スコピアムの世界って、そういう現代社会の延長線上にある、一つの「ありえたかもしれない未来」の姿を、極端な形で描いているんじゃないかしら。

個であることの自由と、集合体であることの効率性・安定性。

その間で揺れ動く、生命の根源的な問いを、スコピアムは私たちに突きつけているように思うんです。

ボルドールが歪んでしまったのは、彼が「個」の価値を全く理解できず、ただ「全体」の支配だけを求めたから。

もし、個々の意志を尊重したまま繋がれる「優しいスコピアム」みたいなものがあったとしたら…? なんて、妄想が捗りますわね。

そして、DUMAの自己犠牲

これがまた、涙腺を刺激するんですよ…。

最後に、自分を犠牲にしてスコピアムネットワークを破壊するわけですけど、これって一体、どういう意味を持つんでしょうか?

DUMAは元々、スコピアムの一部だった。

いわば、生まれながらにして「全体」に属する存在だったわけです。

でも、彼は「個」としての自我に目覚め、レイモンドたちという「他者」との絆を知った。

そして最終的に、その「個」としての意志で、「全体」であるスコピアムを破壊することを選んだ。

しかも、それは「仲間たちを守るため」という、極めて人間的な、あるいは人間以上の「利他的」な動機に基づいてる。

これって、「機械が心を持った」という事実を示すと同時に、「個であることの尊さ」を、DUMA自身が身をもって証明したってことじゃないでしょうか。

スコピアムが否定した「個」の価値を、皮肉にもスコピアムから生まれたDUMAが、命を懸けて肯定してみせた。

そう考えると、彼の犠牲は、単なる悲劇ではなく、この物語のテーマを象徴する、非常に重要な意味を持っているように思えてくるんです。

ありがとう、DUMA…君のことは忘れない…(涙)。

さて、感傷に浸っている場合じゃありませんでした。

物語はクライマックスへ! スコピアム本拠地の最深部で、ついに皇帝ボルドールと最終対決!

もうね、彼、完全に人外の化け物になっちゃってます。

スコピアムエネルギーと融合しちゃって、なんかもう、グロテスクで強い! 「進化を受け入れよ!」とか叫んでますけど、どう見ても退化してるようにしか見えませんわ!

仲間たちとの連携、DUMAのサポート、そしてプレイヤーであるあなたの華麗な(?)操作によって、激しい、本当に激しい戦いの末、なんとかボルドールを追い詰めます! やったか!? …って、フラグ立てちゃダメだって、あれほど言ったのに!

追い詰められたボルドール、最後の悪あがきで、なんとアスター4号星の地表に、超巨大な「スコピアムタワー」を出現させちゃうんですよ! もう、やることがデカすぎる!

このタワー、星のエネルギーを吸い上げて、惑星そのものをスコピアム化しようとしてるんですって! 故郷が! レティシア様たちの故郷がヤバい!

最終決戦の舞台は、まさかの、始まりの地、アスター4号星! 急いでアルダス号でUターン! あの禍々しいタワーに突入します!

タワーの中はもう、異次元空間。

強い敵がわんさか出てくるし、トラップもあるし、大変! でも、仲間たちと励まし合い、助け合いながら、一歩一歩、最上階を目指します。

ここの仲間たちの掛け合いとか、共闘感、最高でしたわね!

そして、タワーのてっぺん。

そこにいたのは、最終形態に進化した(?)ボルドール! もう原型とどめてません! 言葉も通じません! ただただ、破壊の限りを尽くそうとする、エネルギーの塊みたいになっちゃってます!

絶望的な力の差! 仲間たちがバタバタと倒れていく…! もうダメか…! と思った、その時!

…そう、ここで、あのDUMAの、涙の自己犠牲シーンが来るわけです…(詳細は前述の考察を参照)。

DUMAの命と引き換えに、スコピアムタワーは崩壊し、ボルドールは完全に消滅。

アスター4号星は救われ、銀河にも平和が訪れました。

長かった戦いが、ついに終わったのです…。

残されたのは、勝利の安堵感と、大切な友を失った、どうしようもない喪失感…。

でも、前を向かなきゃね。

DUMAのためにも。

選ぶのはあなた!全16通りの結末星々のエピローグ、それぞれの未来

戦いが終わり、平和が戻った世界。

アスター4号星では、レティシア様が立派に女王(あるいは次期女王)として国を治め、アベラルド君が相変わらずそばで支え、ニーナちゃんが人々の心を癒し、ミダス爺さんが(多分)研究に没頭する、そんな日常が戻ってきました。

銀河連邦でも、マリエルさんたちの頑張りで、悪の派閥は一掃され、クリーンな組織へと生まれ変わりつつあるようです。

ケニー家の呪縛からも解き放たれた彼女、きっとこれからもっと活躍するんでしょうね。

そして、別れの時。

レイモンド、エレナ、マリエル、JJ(レイモンド編)は、アスター4号星の仲間たちに別れを告げ、アルダス号で故郷へと帰っていきます。

港での別れのシーン、切なかったなぁ…。

特にレイモンドとレティシア様。

二人の間には、友情以上の何かが芽生えていたように見えましたけど…? 再会を誓い合ってましたけど、果たして…?

…と、ここで物語は一区切り。

でも、『スターオーシャン6』は、これで終わりじゃないんです! そう、本作の大きな魅力の一つ、マルチエンディング

ゲーム中に、仲間たちとの「好感度」っていう隠しパラメータがあって、これが一番高いキャラとの、特別な後日談が見られるんですよ!

この好感度、どうやったら上がるかっていうと、主に街とかで発生する「プライベートアクション(PA)」っていう、仲間との個別イベントでの選択肢とか、戦闘中に助けたり、一緒にカッコいい連携技(VAT)を決めたりすることで変動するらしいんです。

でも、数値が見えないから、狙った子のエンディングを見るのは、なかなか大変! 意識して、その子とのPAをこなしたり、戦闘でひいきしたり(笑)しないとね。

しかも、レイモンド編とレティシア編で、仲間になるキャラもPAも違うから、それぞれ8種類ずつ合計で16種類ものエンディングが用意されてるっていうんだから、もう大変!

コンプリート目指すとなると、何周プレイしなきゃいけないの!? って感じですけど、それだけの価値はあるんですわ、これがまた。

【エンディング、ちょこっとだけネタバレしちゃいます?】

全部語るとキリがないので、ほんの一部だけ、ね?

  • レイモンド ⇔ レティシア: やっぱり気になるこの二人! エンディングでは、お互いの星で頑張ってる二人が、遠い空を見上げて想いを馳せる…みたいなロマンチックな展開とか、数年後にレイモンドが約束通りアスター4号星を再訪して、女王になったレティシア様と感動の再会!…みたいな王道展開が期待できますわね! もう、結婚しちゃえよ! って思ったのは私だけじゃないはず!
  • レティシア ⇒ アベラルド: 幼馴染で、ずっとレティシア様一筋だったアベラルド君。彼の想いが報われるエンディング。女王様とその夫(あるいは筆頭騎士)として、二人で国を治めていく…みたいな、安定感抜群の幸せな未来が描かれそうですわ。

    よかったね、アベラルド君!

  • レイモンド ⇒ エレナ: クールなアンドロイドのエレナが、レイモンドへの淡い恋心(?)に目覚める…みたいな展開、萌えませんか? レイモンドの片腕として、公私ともにパートナーになる…なんて未来もあるかも? 種族を超えた愛!
  • レティシア ⇒ ニーナ: 戦友として固い絆で結ばれた二人。女王レティシア様と、その側近として医療や福祉で国を支えるニーナちゃん。女性二人が手を取り合って、国をより良くしていくっていう、シスターフッド的なエンディングも素敵ですわよね。
  • レイモンド ⇒ マリエル: ケニー家のプレッシャーから解放されて、生き生きと活躍するマリエルさん。レイモンドと良きライバル、あるいは戦友として、宇宙の平和のために協力していく…みたいな、爽やかなエンディングが似合いそう。
  • ミダス爺さん: エンディングでも、きっと研究バカは治らないんでしょうけど(笑)、レイモンドたちがもたらした新しい知識や経験に刺激を受けて、何かとんでもない発明をしたり、意外と後進の育成に目覚めたりするかも?
  • JJ(レイモンド編): 寡黙な彼のことだから、エンディングでも多くは語らなそう。風のように去っていくのか、それともレイモンドへの義理立てで、しばらくローレンス・ロジスティクスを手伝ったりするのか…? 想像が膨らみますわ。
  • テオ(レティシア編・生存時): 裏切りの過去を乗り越えて、再びレティシア様のために剣を振るう彼の姿は、きっと感動的でしょうね。騎士として忠誠を誓い続けるのか、それとも別の形で償いの道を探すのか…。彼の再生の物語。

…とまぁ、こんな感じで、どのエンディングも、そのキャラクターらしさが詰まっていて、本編の物語を補完してくれる、素敵な後日談になっているんです。

だから、ついつい周回プレイしちゃうんですよねぇ、時間ないのに!

【奥様的・深掘り考察タイム⑤:マルチエンディングがもたらすもの】

最後の考察タイムですわよ! このマルチエンディングっていうシステム、ただ単に「やり込み要素」っていうだけじゃないと思うんです。

プレイヤーがゲーム内で取った行動(主にPAでの選択)が、エンディングっていう形で物語の結末に影響を与える。

これって、プレイヤーに「自分の選択が物語を作っているんだ」っていう、当事者意識を強く持たせる効果がありますよね。

私たちはただ物語を追体験する傍観者じゃなくて、レイモンドやレティシアを通して、その世界に介入し、未来を形作る一員になれる。

この没入感こそが、RPGの醍醐味の一つだと思うんです。

それに、たくさんのエンディングがあるってことは、それだけ「多様な未来の可能性」が示されているってことでもありますよね。

本編の結末は一つ(DUMAの犠牲によって平和が訪れる)だけど、その後のキャラクターたちの人生は、一通りじゃない。

誰とどんな関係性を築くかによって、幸せの形は変わってくる。

これって、なんだか私たちの現実の人生にも似ていませんか? 決まったレールがあるわけじゃなくて、誰と出会い、どんな選択をするかで、未来は無限に枝分かれしていく。

マルチエンディングは、そんな人生の多様性や可能性を、ゲームの中で体感させてくれる装置なのかもしれません。

あと、単純に、「推しキャラ」とのハッピーエンドを見たい!っていう、ファン心理に応えてくれるっていうのも大きいですわよね(笑)。

自分の好きなキャラが幸せになる姿を見届けたい。

そのために頑張って好感度を上げる。

これぞ愛!

星の海の彼方に見た、希望の光と未来への問い総括

ふぅーっ。

いやはや、語りましたわねぇ…。

『スターオーシャン6 THE DIVINE FORCE』。

本当に、骨太で、感動的で、そして考えさせられる、素晴らしい物語でした。

宇宙から来た科学技術の担い手レイモンドと、未開惑星の伝統と理術を背負うレティシア。

全く異なるバックグラウンドを持つ二人が出会い、反発し合いながらも惹かれ合い、共に成長していく。

その過程で出会う、個性豊かで魅力的な仲間たち。

彼らとの絆が、絶望的な状況を何度も打ち破る力になっていく。

この「絆」の力っていうのは、やっぱり王道だけど、何度見ても胸が熱くなりますわ。

そして、DUMA。

彼の存在なくして、この物語は語れません。

最初は便利な移動・戦闘ツールくらいにしか思っていなかった(ごめん、DUMA!)彼が、実は物語の核心に関わる重要な存在で、しかも最後にはあんな形で…。

彼の存在は、「機械に心は宿るのか」「生命とは何か」という、SF永遠の問いを、改めて私たちに投げかけてくれました。

スコピアム計画が提示した「進化」の形と、それがもたらすディストピアの恐怖。

銀河連邦に見る「組織」の光と影。

ケニー家の「伝統」という名の呪縛。

ヴィープスの「復讐」の連鎖。

物語の随所に散りばめられたこれらのテーマは、決してゲームの中だけの話ではなく、私たちが生きる現実社会とも地続きの問題として、深く考えさせられるものばかりでした。

【最後の奥様的・総まとめ考察:SO6が現代に問いかけるもの】

結局のところ、『スターオーシャン6』って、私たちに何を伝えたかったんでしょうね? いろんな解釈ができると思うんですけど、私が一番強く感じたのは、「多様性を受け入れ、対話することの大切さ」かなぁ、と。

レイモンドとレティシアのように、全く違う文化や価値観を持つ者同士が、どうすれば手を取り合えるのか。

スコピアムのように、自分たちの価値観だけを押し付け、多様性を否定した先にあるのは、破滅しかない。

ヴィープスのように、過去の憎しみに囚われ続けても、未来は拓けない。

銀河連邦のように、大きな組織の中でも、異なる意見に耳を傾け、対話しなければ、道を踏み外してしまう。

今の世の中も、いろんな価値観がぶつかり合って、なかなか大変じゃないですか。

ネットを見れば、自分と違う意見はすぐに叩かれたり。

でも、この物語のキャラクターたちは、ぶつかり合いながらも、必死で相手を理解しようとし、対話し、そして最終的には協力して、より大きな脅威に立ち向かっていった。

その姿に、私たちは希望を見出すことができるんじゃないかしら。

違いを認め合い、尊重し合い、そして対話を通じて、より良い未来を一緒に作っていく。

言うのは簡単だけど、実行するのは難しい。

でも、それを諦めちゃいけないんだよって、『スターオーシャン6』は、壮大な星々の冒険を通して、私たちに優しく、そして力強く語りかけてくれているような気がするんです。

…なんて、ちょっと真面目に語りすぎちゃいましたかね? ま、たまにはいいでしょ!

というわけで、長々とお付き合いいただき、ありがとうございました! この記事が、あなたの『スターオーシャン6』の思い出を、より一層豊かなものにするお手伝いができていたら、ライター冥利に尽きますわ。

さーて、私もそろそろ夕飯の支度しなきゃ! 今夜は長崎皿うどんにでもしようかしらね!

それでは、またどこかの記事でお会いしましょう! ネタバレ、大丈夫でした?(笑)

-その他