!!警告!超・完全ネタバレ警報発令中!!
この記事を開いてしまったそこのアナタ!
もしあなたが『ドラゴンクエストIX 星空の守り人』(通称:ドラクエ9)をまだクリアしていない、もしくは「自分の手で結末を見届けたいんじゃい!」というピュアなハートの持ち主なら、今すぐブラウザバック推奨!
マジで!
ここから先は、物語の最初から最後、隠し味から裏メニュー、なんなら厨房の秘密まで、ぜーんぶ書いちゃってますからね!
「え? そんなこと言われても気になる…」って?
しょうがない人ですねぇ…
でも、後悔しても知りませんよ?
あの日のDSでの冒険を懐かしむ人も、物語の深淵を覗きたい人も、覚悟を決めてお進みください。
それでは、星々の記憶を巡る、ちょっぴり長くて、たぶん面白い(といいな!)旅へ、いざ出発!
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世界のへそ曲がりな始まり方と、天使たちのわりとブラックな日常プロローグ
さてさて、この世界の始まりのお話から。
まずね、創造神グランゼニスっていう、とんでもなく偉い神様がいたんですわ。
この方が世界とか人間とかをバーン!
と創ったわけですが、どうも人間が気に入らなかったらしい。
「こいつら、失敗作じゃん!」とか言い出して、ポイッと捨てよう、いや滅ぼそうと考えちゃった。
…いきなり神様、パワハラ気質というか、モラハラ気質というか。
世知辛いですね。
で、そんなお父ちゃん(グランゼニス)に「待った!」をかけたのが、娘さんの女神セレシア。
この方は心がチョー広くて、人間ラブ!
だったんですね。
「お父様、人間って意外とかわいいところもあるんですよぉ?
滅ぼすなんて、やーめーてー!」と、自らの身を挺して巨大な世界樹に変身!
これにはさしものグランゼニス様も「…娘がそこまで言うなら」と、人間滅亡計画を一旦保留。
いや、娘の自己犠牲見てから思い留まるって、結構ギリギリですよね?
そして、グランゼニス様は「じゃあ、娘の代わりに人間を見守るやつら、作るか」と、天使たちを創造。
彼らは天空に浮かぶ天使界に住み、基本的に人間界にはノータッチ。
影からそっと見守るのがお仕事。
そのお仕事内容ってのが、また涙ぐましい。
人間たちが「ありがとー!」とか「マジ感謝!」って思った時に出るキラキラしたやつ、「星のオーラ」を集めて、世界樹(=セレシア様)にせっせと納品するんです。
目標納品数を達成すると、世界樹に黄金の「女神の果実」が実って、そしたらセレシア様も元の姿に戻れて、天使たちも「神の国」っていう、たぶん天国みたいなところ(福利厚生バッチリだといいな!)へ行ける…らしい。
これ、何百年、いや何千年も続けてるんですよ?
ある意味、超絶ブラック企業じゃないですか?
天使たちのモチベーション維持、どうなってたんでしょうね。
ボーナスとかあったのかな。
でもって、この世界、平和ボケしてるわけじゃない。
約300年前には、魔帝国ガナンっていう、ヤンキー漫画に出てきそうな名前の帝国が「世界、シメるんで夜露死苦!」と大暴れ。
その時、正義の味方光の竜グレイナルが「てめぇら、調子に乗んな!」と、帝国の番長闇の竜バルボロスとガチバトル。
結果、ガナン帝国は滅びた…ってことになってる。
でも、こういうのって大体、火種は燻ってるもんですよねぇ。
そして、この300年前のゴタゴタの中で、もう一つ、忘れちゃいけない悲劇が起きてました。
ナザム村っていう村を守ってたエルギオスっていう、それはそれは心優しいイケメン上級天使がいたんです。
彼は人間大好きで、村の娘ラテーナとは特に仲良し。
見てるこっちが「おやおや~?」ってなるくらい。
しかし、ガナン帝国が村に攻めてきた時、村人たちは「村を守るには、エルギオス様を差し出すしか…」という苦渋の、いや、正直どうかと思う決断をしちゃう。
ラテーナは「エルギオス様を戦わせたくない!」一心で、彼にこっそり眠り薬を…。
良かれと思ってやったことが、裏目に出るパターン、人生にはよくありますよね(遠い目)。
結果、エルギオス様は抵抗できずに帝国に捕まっちゃうんです。
暗い牢獄で、エルギオス様に伝えられたのは「お前、村人とラテーナに裏切られたんだぜ」という、ねじ曲げられた情報。
信じてた人たちに裏切られた(と思い込んだ)ショックと絶望、そして憎しみ…。
元々が純粋で優しい人ほど、闇堕ちすると手がつけられないって言いますけど、まさにそれ。
彼は、この後300年間、復讐の炎を燃やし続ける堕天使へと、その魂を歪めてしまうのです。
この、壮大な「こじらせ」、どうすんのよ…?
物語は、ここから始まるのです。
~ドタバタ地上ライフ、始めました~第一幕:翼、落っこちましたけど?
さて、場面は現代の天使界。
我らが主人公(=あなた)は、見習い天使として、師匠のイザヤール(寡黙だけど、たぶん良い人)の下で絶賛OJT中。
担当はウォルロ村。
村人たちの安全を見守りつつ、地道に「星のオーラ」を回収する日々。
これ、ノルマとかあったんですかね?
営業成績とか。
そんなある日、ついに!
長年の天使たちの努力(と残業?)が実り、世界樹にピッカーン!
と「女神の果実」が実ったのです!
天使界は「うぉぉぉ!ボーナスだ!いや、神の国だ!」と大歓喜。
これで長年のブラック労働から解放される…!
そう思った矢先ですよ。
ドッカーーーーーン!!!
地上から放たれた、見るからにヤバい紫色のビームが天使界を直撃!
地震か隕石か!?
いや、もっと禍々しい!
天使界は大パニック、世界樹はグラッグラ。
そして、せっかく実った女神の果実は、無情にも四方八方へパーン!
と弾け飛び、世界中に散らばっちゃった!
え、待って、何かの嫌がらせ?
主人公もこの衝撃で「うわぁぁぁ!」と、大切な天使の翼と頭の輪っか(これ、ないと天使って認識されないらしい。
社員証みたいなもん?)を失い、意識もろとも人間界へ、まっさかさま!
これ、労災認定されますかね?
気がつくと、そこは見慣れない宿屋の天井。
助けてくれたのは、担当エリア・ウォルロ村の宿屋の看板娘、リッカちゃん。
あらやだ、天使の翼と輪っかがないと、普通の人間にしか見えないのね、私(主人公)。
ちょっと村の外の様子でも…と歩いていると、目の前に現れたのは、レトロフューチャーな列車、「天の箱舟」。
そして、そこから飛び出してきたのが、金髪(たぶん)に日焼け肌(たぶん)、そして「ちょーベリバ!」とか言いそうな(実際はもっと現代的ギャル語)妖精、サンディ!
「アンタが新しい守護天使? つーか、翼なくね? マジウケるんですけど!」…
初対面でそのテンション、コミュ力お化けか。
サンディ曰く、主人公の今のミッションは3つ。
1.世界中に散らばった「女神の果実」を全部拾ってくること(落とし物探し?)。
2.天使界を攻撃した不届き者の正体を突き止めること(犯人捜し?)。
3.最終的には天使界に帰ること(元の職場復帰?)。
…なんか、いきなりヘビーじゃないですか?
しかもこっちは翼なし、ただの人間なんですけど。
でも、サンディが「アタシがナビってやるから、ダイジョブだって!」と妙に自信満々なので、この自称「超イケてる」妖精と、元・天使の私(主人公)の、前途多難なデコボココンビによる地上ライフが、こうして幕を開けたのでした。
通勤電車に揺られる毎日よりは、刺激的…かな?
~七つの願いと人間のアレコレ劇場~第二幕:女神の果実狂騒曲
さあ、始まりましたよ、地上での大冒険!
…というか、女神の果実っていう名の落とし物回収ミッション。
これがね、ただ落ちてるだけじゃないのがミソ。
どうやらこの果実、人間の「願い」と化学反応を起こしやすい体質みたいで、各地で「えぇ…」ってなるような事件を引き起こしてるんですわ。
人間の欲望とか、悲しみとか、そういう生々しいものに触れる旅、始まり始まり~。
ウォルロ村とセントシュタイン:最初の一歩と、まさかの王家スキャンダル
まずは故郷ウォルロ村で小手調べ。
土砂崩れで困ってる人を助けたりしてたら、隣国セントシュタインの兵士に「ウチの酒場の女将、ルイーダさんを探してくれ!」と頼まれごと。
ルイーダさん、リッカちゃんのお父さんの知り合いでもあるらしい。
遺跡で魔物に襲われてたルイーダさんを無事救出!
これで得た「星のオーラ」は、なんかこう、心に染みる温かさ。
天使時代のノルマ達成感とは違うわねぇ。
ルイーダさんはお礼に、セントシュタインで仲間を集めるための「リッカの宿屋」開設をプロデュースしてくれることに。
これでソロ活動卒業!
やったね!
で、そのセントシュタイン。
今度は王女フィオーネ様が、夜な夜な現れる謎の黒騎士レオコーンにストーキングされてると。
物騒!
王様から直々に「なんとかして!」と依頼され、仲間(酒場でスカウト)と共にいざシュタイン湖へ!
黒騎士、めちゃくちゃ強いけど、なんとか撃破!
…と思ったら、この騎士、300年前に滅びたルディアノ王国の騎士で、愛するメリア王女と悲恋に終わった人だった。
しかも、なんか知らんけど現代に蘇っちゃって、記憶が混濁してフィオーネ姫をメリア姫と勘違いしてた、と。
…いや、設定が重い!
レオコーンは真実を知って消えちゃったけど、フィオーネ姫は「何かある!」とピンときたらしく、ルディアノ王国跡地の調査を依頼してくる。
姫様、聡明すぎる。
フィオーネ姫と二人で、森の奥のルディアノ城跡へ。
そこでレオコーンとメリア姫の魂が300年ぶりの再会!
うぅ、泣ける…。
二人は光になって天へ。
めでたしめでたし…と思いきや!
フィオーネ姫、城跡の古文書でとんでもない事実を発見!
なんと、300年前、セントシュタイン王家はガナン帝国が怖くて、魔神を召喚して、その生贄に同盟国だったルディアノ王国を差し出してた!
えげつな!
しかもその事実、隠蔽してた!
うわー、これ、国会で追及されたら大炎上案件ですよ!
フィオーネ姫、お父ちゃん(国王)に「ちゃんと謝って償おうよ!」って言うんだけど、「国の威信がー!」とか言って聞かない。
もうね、娘の真っ直ぐさが眩しい。
姫は「私がやる!」と、王家の宝を持って一人で償いの旅に出ちゃう。
かっこいいけど、心配!
この一連の事件、女神の果実は絡んでないけど、人間の業の深さを見せつけられた感じ。
七つの果実、七つの人間ドラマ(時々、悲喜劇)
ここから本格的に、女神の果実ハント開始!
行く先々で、果実が人間の願いを、なんともまぁ斜め上の方向に叶えちゃってる現場に遭遇します。
- ベクセリア&【果実1】: 疫病でみんなゲッソリ。
原因は100年前に封印した病魔が、地震(たぶんあの天使界ビームの余波)で復活しちゃったこと。
人々の「病から解放されたい」願い+果実パワー=病魔復活!
って、本末転倒すぎ!
病魔パンデルムを倒して、1つ目の果実ゲット。
願いって難しい。 - ダーマ神殿&【果実2】: 転職の聖地が機能停止中。
大神官様が行方不明…と思ったら、塔のてっぺんで魔物ジャダーマが「ワタシが大神官デース!」と成りすまし営業。
人々の「強くなりたい」欲望を果実で増幅してた。
ジャダーマをシバいて、2つ目の果実ゲット。
これで心置きなく転職できる! - ツォの浜&【果実3】: 海の神"ぬしさま"に生贄捧げて楽して暮らしてた村。
…って、それ絶対アカンやつやん!
案の定、ぬしさまの正体は、果実で巨大化したイカ魔物。
「楽したい」が生んだ悲劇(?)。
ぬしさまをイカ焼き(比喩)にして、村娘オリガ救出。
体内から3つ目の果実発見。村人、猛省すべし。 - 石の町&【果実4】: 自分の芸術を認めてほしい老彫刻家。
「永遠に称賛されたい」と願ったら、果実が人間を石像に変えて、彼だけのファンクラブ(石像)を創設。
ホラーか!
石像たちの心の叫びを聞き、番人ゴーレムを破壊。
人々解放。じいちゃん、反省。4つ目の果実いただきました。
承認欲求、こじらせると怖い。 - サンマロウ&【果実5】: 大富豪の娘マキナちゃんが、遺産目当てのギャングに誘拐!
リーダーは果実で「金のためならエンヤコラ」状態。
ギャング団と毒虫ズオーを倒してマキナちゃん救出。
5つ目の果実ゲット。
マキナちゃん、これを機に強く生きる決意。
うんうん、頑張れ! - グビアナ砂漠&【果実6】: 美貌の女王ディオーネ様。
「永遠の若さを!」と果実に願ったら、見るも無残な巨大モンスター(アノン)に変身!
美への執着、ここに極まれり。
女王(の成れの果て)を倒すと元に戻ったけど、もう心はボロボロ。
「こんなはずじゃ…」と6つ目の果実を託される。
アンチエイジングも程々に、ですね。 - カルバドの集落&【果実7】: 娘を魔物に殺された族長。
「仇を討ちたい!」と強く願ったら、果実が彼自身を憎しみの魔物(シャルマナ)に変えちゃった。
ミイラ取りがミイラに…。
魔物化した族長を倒すと、娘さんの魂が現れて「お父さん、もういいんだよ」と。
うぅ…泣ける…。憎しみから解放された族長から、最後の7つ目の果実を託される。
…ふぅ。
これで七つ揃ったわけですが、どうです?
女神の果実って、なんかもう、アレですよね。
人間の心のスキマに入り込む、たちの悪いセールスマンみたい。
健康、力、楽、承認、富、若さ、復讐…
願うこと自体は悪くないんだけど、それが「楽して手に入る魔法のアイテム」と結びついちゃうと、ロクなことにならない。
これ、現代社会のいろんな問題にも通じる気がしません?
うまい話には裏がある、ってね。
この旅で、人間って本当に複雑で、弱くて、でもだからこそ愛おしい存在なんだなぁって、しみじみ感じたのでした。
~からの、竜よ、お前もか…~幕間:師匠、ガチで裏切ったん!?
さあ!
七つの女神の果実、コンプリート!
長かった地上での苦労もこれで報われる!
サンディと
「やったね!」
「ちょーヤバい!」
とか言いながら、意気揚々と天の箱舟に乗り込み、いざ天使界へカムバック!
…と、思ったんですよ。
えぇ、私もね、主人公もね、たぶん全世界のプレイヤーがね。
箱舟が上昇を始めた、まさにその時!
「待て」
…え?
誰?
って、師匠!?
イザヤール師匠じゃないですか!
行方不明だったのに、こんなところで何して…
「その果実は、私が預かろう。私が責任をもって、世界樹に届ける」
…は?
いや、ちょ、何言ってるんですか師匠?
しかも、なんか目が据わってるというか、いつもの寡黙なイケメン師匠じゃない!
戸惑う主人公(私)から、イザヤールは有無を言わさぬ態度で、そして天使界の絶対ルール
「下位は上位に逆らえない」(これ、労基法的にどうなの?)
をタテに、七つの果実を全部、ぶんどっていったんですよ!
え?
え?
えぇぇぇぇぇ!?!?
信じてた師匠からの、まさか、まさかの裏切り!
頭の中、真っ白!
ポカーン!
…としている暇もなく!
今度は空から、ギャーーーース!
と、あの300年前に滅んだはずのガナン帝国の闇竜バルボロスが、腹心のゲルニック将軍を引き連れて急襲!
しかもですよ、イザヤール師匠、奪った果実を抱えて、当たり前のようにバルボロスの背中にヒョイッ!
「達者でな、元・弟子よ」
とか言い残して(言ってないかもだけど、そんな雰囲気)、闇の中へ消えていった…!
裏切り者とグルだったんかい!!!
もうね、怒りとか悲しみとか、いろんな感情がぐっちゃぐちゃ!
天の箱舟はバルボロスの攻撃でボッコボコにされ、私(主人公)とサンディは、またしても地上へ、今度はナザム地方っていう、なんかジメッとしたところに、ドーーーン!
と墜落…。
もう、なんなのよー!
私、なんか悪いことしました!?
神様、いるなら答えなさいよー!(←元天使)
墜落現場は、よそ者にめちゃくちゃ冷たいナザム村。
村の少年ティル君(この子がまた良い子なのよ…)に助けてもらったけど、村人たちからは「お前、あの黒い竜呼んだだろ!」と白い目。
いやいや、こっちだって被害者ですって!
でも、ティル君は信じてくれて、「村には、昔バルボロスと戦った光の竜グレイナル様の伝説があるんだ!」と教えてくれる。
…そうか!
そのドラゴンさんなら、バルボロスを倒せるかも!
一縷の望みを託して、グレイナル様がいるっていう、火山のてっぺん、ドミールの里へ向かう決意を固めるのでした。
もう、ヤケクソだ!
火山、めっちゃキツい!
汗だくになりながら山頂へ着くと、いたー!
光の竜グレイナル様!
で、でかい!
威厳パネェ!
…けど、第一声が「人間か、うせろ」。
えぇー、塩対応…。
でも、こっちも必死ですから!
なんとか食い下がり、ガナン帝国と戦う意思があること、あなたの好物「竜の火酒」を持ってきたこと(お酌します!)などをアピールして、ようやく話を聞いてもらえることに。
ツンデレか!
グレイナル様、主人公(私)の覚悟を認めてくれて、帝国と戦うためのキーアイテム「ガナンの紋章」を授けてくれました。
やった!
これで反撃の狼煙を…!
と思った瞬間!
来たよ、お約束!
闇竜バルボロス襲来!
ドミールの里、大炎上!
「宿敵よ、300年ぶりだな!」
グレイナル様、主人公(私)に伝説の「竜戦士の装具」(これ着るとなんかパワーアップするらしい)を託すと、バルボロスとの宿命の対決へ!
天空でのドラゴンボールみたいな超バトル!
すごい!
がんばれー!
…しかし、300年の間にバルボロスもパワーアップしてたみたいで、グレイナル様、次第に劣勢に…。
そして、悲劇は起きました。
グレイナル様、里を守るため、そして未来を主人公(私)に託すため、私を背中から降ろすと、自らの巨体を盾にして、バルボロスの最大火力ブレスを、真正面から受け止めたのです!
「若き竜戦士よ…未来を…頼んだぞ…!」
うわぁぁぁぁん!
グレイナル様ぁぁぁぁ!!!
光の竜は、その言葉を最後に光の粒子となって消え、夜空にひときわ強く輝く星となりました…。
目の前で繰り広げられた、あまりにも尊い自己犠牲。
託された竜戦士の装備、ガナンの紋章、そしてグレイナル様の熱い魂。
もう、やるしかない。
打倒バルボロス!
打倒ガナン帝国!
そして、裏切った(と思ってる)イザヤール師匠にも、一言いってやらなきゃ気が済まない!
悲しみを怒りに変えて、私は再び立ち上がる!
絶対に、絶対にだ!
~お宅のボス、出してもらおか!~第三幕:殴り込み!魔帝国ガナン
グレイナル様が命懸けで遺してくれた「ガナンの紋章」。
これがなきゃ、ガナン帝国の本拠地には入れなかった。
アギロさん(天の箱舟の運転手、無事でよかった!)が修理してくれた箱舟で、いざ、敵の本丸、空に浮かぶ禍々しい魔帝国ガナン城へ!
もう気分は、最終決戦前のヤンキー漫画の殴り込みですよ。
「ガナン! 出てこいやー!」(心の中で叫ぶ)
城の中は、そりゃもう敵だらけ。
待ち構えていたのは、ガナン帝国が誇る幹部、ゲルニック将軍(こいつ、箱舟襲ってきたやつ!)と、剣の達人ギュメイ将軍。
「裏切り天使イザヤールに味方するとは、愚かなり!」とか言ってくるけど、こっちだって言いたいことは山ほどあるわ!
ゲルニックのイヤらしい罠も、ギュメイの高速剣技も、もう今の私(と頼れる仲間たち)には通用しない!
グレイナル様の想いを背負ってるんだ、負けられない!
死闘の末、二人の将軍を撃破!
そして、ついに辿り着いた最深部、玉座の間。
そこにいたのは…玉座にデーンと座る、見るからに悪そうなラスボス感満載の暗黒皇帝ガナサダイ!
…と、え?
嘘でしょ!?
その皇帝に、ボロボロになりながらも必死に食らいついてる人がいる!
まさか…イザヤール師匠!?
「エルギオス様は…この私が…必ずお救いする!!」
師匠、裏切ってなかったんかーーーーい!!!
もうね、頭の中「???」ですよ。
パニック!
どういうこと!?
…そう、師匠のあの時の行動は、すべて演技!
帝国に囚われている彼の師匠、エルギオス(なんか聞いたことある名前…)を救うため、そして帝国を内部からぶっ壊すために、あえて裏切り者を演じて、皇帝の懐に潜り込んでたんですって!
女神の果実を奪ったのも、バルボロスと一緒に行動したのも、全部、全部、このための壮大な潜入捜査だったなんて…!
不器用すぎるよ、師匠!
もうちょっとこう、ホウレンソウ(報告・連絡・相談)してくれても…!
でも、そんな感動(とツッコミ)も束の間、皇帝ガナサダイ、めちゃくちゃ強い!
イザヤール師匠、渾身の策もむなしく、深手を負って絶体絶命!
「師匠!!!」
もう見てられない!
今度は私が、師匠の想いを継いで戦う番だ!
暗黒皇帝ガナサダイ、覚悟しろー!
仲間たちとの連携、これまでの経験、師匠への想い…全ての力をぶつけて、ついに!
ついにガナサダイを撃破!
やった!
勝った!
…と、思ったのも、ほんの一瞬でした。
【!!涙腺崩壊注意報!!】
息絶える寸前のガナサダイが、最後の力を振り絞って、主人公(私)めがけて、渾身の、そして防ぎようのない一撃を放ってきたのです!
「やばい!」と思った瞬間、
ドスッ
鈍い音。
…え?
目の前に、イザヤール師匠が立っていました。
私を庇って、皇帝の最後の一撃を、その身に受け止めて…。
「…これで…よかったのだ…」
師匠は、血を流しながら、でも、どこか満足そうに微笑んでいました。
「お前のような…本当に、素晴らしい弟子を持てて……私は……幸せだった……」
彼の瞳から、力が失われていきます。
「忘れるな……お前を……誇りに…思う………」
それが、師匠の最後の言葉でした。
私の腕の中で、彼は静かに、本当に静かに、息を引き取りました…。
厳しくて、口下手で、でも、誰よりも弟子を想い、師を敬愛していた、私のたった一人の師匠…。
ごめんなさい、師匠。
私、あなたのこと、一瞬でも疑って…!
涙が止まりませんでした。
でも、泣いてばかりはいられない。
師匠が命を懸けて守ろうとしたもの、それは彼自身の師、エルギオス。
師匠の遺志を継ぐため、そして全ての元凶に決着をつけるため、私は涙を拭い、エルギオスが囚われているという、この忌まわしい帝国城の、さらに地下深くへと、重い、しかし確かな一歩を踏み出すのでした。
待ってろよ、エルギオス!
~こじらせの極み、300年モノの憎しみを添えて~第四幕:堕天使エルギオス
ガナン帝国の地下牢獄。
そこは、光も届かない絶望の底。
多くの天使たちが、力なく囚われていました。
彼らもまた、帝国の犠牲者なのでしょう。
その最下層、ひときわ厳重な封印の中に、鎖に繋がれた一人の天使がいました。
彼こそが、300年間行方不明だった伝説の上級天使、イザヤール師匠が命懸けで救おうとした師、エルギオス。
ついに、彼を解放する時が来ました。
鎖が砕け散り、自由になったエルギオス。
さぞかし感謝される…と思いきや。
ゆっくりと顔を上げた彼の瞳には、光のかけらもありませんでした。
あったのは、底なしの闇。
氷のように冷たく、全てを拒絶するような、深い深い憎悪の色。
彼は、目の前の主人公(私)を、まるでゴミでも見るかのように一瞥し、静かに、しかし刃物のように鋭く問いかけます。
「…お前は…人間どもに、守る価値があると思うか…?」
その声には、300年分の絶望と侮蔑が凝縮されていました。
それでも、これまでの旅で出会った人々の顔…リッカ、ルイーダ、フィオーネ姫、そして名もなき多くの人々の顔を思い浮かべ、私は、震えながらも「はい」と答えました。
すると、エルギオスは、フッ…と乾いた、狂気を孕んだ笑みを漏らしたのです。
「そうか……ならば、ここで死ね」
エルギオスが強大な力を解放し、襲い掛かってこようとした瞬間、天使の掟「下位は上位に逆らえない」が発動!
体が動かない!
金縛り!
くっ…!
これじゃ、サンドバッグじゃないか!
その無力な姿を、エルギオスは心底楽しむかのように見下ろし、ついに、この一連の事件の、おぞましい真相を語り始めたのです。
天使界を襲ったあの紫色のビーム。
あれは、この俺が、地上から憎しみを込めてぶっ放したんだ、と。
女神の果実を世界中にばら撒いて、天使界をパニックに陥れたのも、全部、俺の仕業だ、と。
全ては、俺を裏切り、絶望させた人間どもへの復讐。
そして、そんなクズどもを甘やかす、腑抜けた天使どもへの粛清のためだ、と!
「くだらぬ人間も、それに与する惰弱な天使も、もはやこの世界には不要だ! 俺が全てを終わらせてやる!!」
うわぁ…言ってること、完全に悪役のそれじゃないですか…。
しかも、ご丁寧に復活させた黒竜バルボロスを呼びつけて、その背に乗り、「じゃあな!」とばかりに、天使たちが目指した聖地「神の国」へと飛び去っていきました。
あそこを乗っ取って、世界征服ならぬ、世界消滅を目論んでるってわけね…!
スケールでかすぎ!
そして、こじらせすぎ!
私が呆然としていると、そこへ一人の女性が駆け寄ってきました。
彼女はラテーナ。
300年前、エルギオスが守っていたナザム村の女性。
ずっと、行方不明になったエルギオスを探し続けていたんだそうです。
そして、彼女の口から語られる、300年前の悲劇の、本当の、そしてあまりにも切ない舞台裏。
300年前、ナザム村を守っていた若き日のエルギオスと、人間のラテーナは、それはそれは仲睦まじかった。
しかし、ガナン帝国が村に迫り、絶望した村人たちは、村の存続と引き換えに、エルギオスを差し出すという苦渋の密約を結んでしまう。
エルギオスを愛していたラテーナは、彼を戦わせたくない、守りたい一心で、彼に眠り薬を飲ませた。
それが、結果的に彼が抵抗できずに捕まる手助けになってしまったとも知らずに…。
牢獄のエルギオスに伝えられたのは、「村人に売られた」「ラテーナにも裏切られた」という、歪んだ情報だけ。
真実は、村人は苦悩し、ラテーナは彼を愛していたのに。
この「伝わらなかった想い」「致命的な誤解」が、彼の心を絶望と憎悪で塗り潰し、300年かけて、復讐の化身である堕天使を創り上げてしまった…。
そして、エルギオスを引き渡したナザム村も、結局は帝国に滅ぼされたという、救いのない結末…。
悲しすぎる。
コミュニケーションって、本当に大事ですよね…。
特に、危機的状況下では。
「お願いです…! エルギオス様は、本当は優しい方なんです…! どうか、あの方を…憎しみから救ってあげてください…!」
ラテーナさんの涙ながらの訴えが、私の胸を打ちます。
そうだ、エルギオスを止めなきゃ。
世界のためだけじゃない。
イザヤール師匠のためにも、ラテーナさんのためにも、そして、もしかしたら、エルギオス自身の魂のためにも。
私は決意を固め、一度天使界へ。
長老に報告するも、「もう我々にはどうすることも…」と絶望的な返事。
終わった…と思った、その時!
世界樹…すなわち、女神セレシア様から、直接テレパシーが!
「あなたの旅、見てましたよ。
あなたが助けた人々の感謝の心が、新たな奇跡を起こします」
見上げると、世界樹に、たった一つ、でも力強く輝く、新しい女神の果実が!
セレシア様は告げます。
「エルギオスと戦うには、あなたも天使の理(ルール)から自由になる必要があります。
その果実を食べ、完全なる人間となるのです。
ただし、それはもう天使には戻れない道。
…選びなさい、あなた自身の意志で」
天使の力を捨て、人間になる。
故郷にも、もう帰れない。
でも、そうしなければ、エルギオスは止められない。
師匠の死も、グレイナル様の犠牲も、無駄になってしまう。
…覚悟は、決まりました。
私は、セレシア様から託された最後の女神の果実を、しっかりと受け取り、そして、口にしました。
眩い光!
体が内側から変わっていく感覚!
背中の翼の感覚が消え、頭上の輪っかの存在感もなくなる。
私は、守るべき者たちと同じ大地に立つ、一人の「人間」になったのです。
さあ、行こう。
最後の戦いへ!
エルギオスの待つ、神の国へ!
~愛と憎しみの最終ラウンド、ゴング!~終幕:星降る夜のフィナーレ
人間として生まれ変わった私(主人公)。
もう私を縛るものは何もない!
仲間たち、そしてサンディと共に、天の箱舟で目指すは、エルギオスが占拠した「神の国」!
…のはずが、到着してみると、そこはもう、神々しい雰囲気ゼロ。
エルギオスのドス黒い憎悪オーラが具現化したかのような、禍々しい魔城「絶望と憎悪の魔宮」に変わり果てていました。
趣味わるっ!
城の中は、エルギオスの魔力でゾンビみたいに蘇った、かつての強敵たちがウヨウヨ。
ガナン三将軍(ゲルニック、ギュメイ)、果ては皇帝ガナサダイまで!
「またお前らか!」って感じだけど、もう負けるわけにはいかない!
師匠の仇!
グレイナル様の無念!
そして私の人間としてのデビュー戦!(違うか)
仲間たちと力を合わせ、ゾンビ軍団を蹴散らし、いざ、魔宮の最奥へ!
玉座にいたのは、意外にも、あの美しい上級天使の姿のままのエルギオス。
…って、油断させといて変身するパターンでしょ、これ!
案の定、人間になった私を見て、「フン、愚かな…」とか言いながら、ムクムクムクーッ!
と、禍々しい魔神形態に変身!
ほらきた!
見るからに強そう!
【最終決戦:ラウンド1】VS 黒竜バルボロス(リベンジマッチ)
魔神エルギオスを追いかけ、魔宮のてっぺんを目指す途中、最後の門番として立ちはだかったのは、やっぱりこいつ!
黒竜バルボロス!
グレイナル様の仇!
しかも前よりパワーアップしてない?
でも、こっちには竜戦士の装備と、仲間がいる!
三度目の正直!
今度こそ完全に息の根を止めてやる!
激しい空中戦の末、ついにバルボロスを完全撃破!
グレイナル様、見てますか!?
【最終決戦:ラウンド2】VS 堕天使エルギオス(こじらせファイナル)
そして、ついに魔宮の頂上!
待ち受けていたのは、完全な魔神と化した堕天使エルギオス!
300年分の憎しみ、絶望、孤独、誤解…ネガティブ感情のフルコースみたいなオーラを放ってる!
これが、本当に最後の戦い!
世界の運命、そしてエルギオスの魂の行方を賭けた、最終ラウンドのゴングが鳴る!
強い!
めちゃくちゃ強い!
闇の魔法とか、物理攻撃とか、もう何でもアリ!
何度も倒されそうになるけど、その度に仲間たちの声が聞こえる。
「しっかりしろ!」
「まだいける!」
「私も頑張る!」
…そうだ、私は一人じゃない!
助けてきた人々の想い、師匠の笑顔、グレイナル様の雄叫び…全部、私の力になる!
いけーーーーっ!!!
全ての想いを込めた一撃が、ついに魔神エルギオスの体を捉えた!
やった…!?
【感動のフィナーレ】愛は憎しみを超える…ってホントだった!
…と思ったら!
倒れたエルギオス、最後の力を振り絞って、「道連れじゃーーー!!」と自爆しようとしてる!
えぇぇ、最後の最後まで迷惑な!
もうダメか…!?
その時!
天から一筋の光と共に、ラテーナさんが舞い降りてきた!
そして、自爆寸前のエルギオスに向かって、必死に、でも優しく、語りかけ、祈り始めたのです。
「エルギオス様! 思い出して! あなたが愛した世界を! 人々を! …私との約束を!」
彼女の言葉は、呪いでも、罰でもなく、ただただ純粋な「愛」。
その温かい光が、300年間憎しみで凍てついていたエルギオスの心を、ゆっくりと溶かしていく…。
彼の脳裏に、ナザム村での穏やかな日々、ラテーナとの笑顔の記憶が蘇る…。
「…ラテーナ……すまなかった……私は……」
魔神の姿が消え、元の美しい天使の姿に戻ったエルギオスは、涙を流していました。
「いいえ、エルギオス様。
もう、苦しまなくていいんです…」
ラテーナさんも涙ぐみながら、彼の手を優しく握ります。
憎しみは消え、赦しと愛が満ちる。
永い時を経て、ようやく二人の魂は一つになり、眩い光となって、手を取り合うように、静かに天へと昇っていきました…。
彼らは夜空に輝く二つの星、「エルギオスとラテーナの星」となり、永遠に寄り添うことになったのです。
…あぁ、よかった。
本当によかったね…。
涙腺、完全崩壊。
星空の守り人たち、そして私は…
エルギオスの憎しみが消え、神の国は元の清らかな姿に。
そして、女神セレシア様も完全復活!
まずは、長年頑張ってきた天使たちに「お疲れ様! これからは夜空の星になって、ゆっくり人々を見守ってね」と、ある意味リストラ、いや、名誉の転職? を言い渡します。
天使たちは光となり、夜空の星々、「星空の守り人」となりました。
そして、セレシア様は私(主人公)に向き直り、 「あなたは人間として、この世界を救いました。
これからは、人間界の守り人として、人々を導きなさい」 と、新たなミッションを与えてくれました。
了解です!
人間界の守り人、拝命いたしました!
天の箱舟で地上へ。
見送ってくれたサンディや仲間たちの姿は、地上に着くと、もう見えませんでした。
そっか、私、本当に人間になったんだ…。
ちょっと寂しいけど、でも、清々しい気持ち。
ここからが、私の、人間としての新しい冒険の始まり!
星空を見上げれば、きっと師匠やグレイナル様、そしてエルギオスとラテーナの星が輝いてる。
みんなに見守られながら、私は大地を踏みしめ、歩き出す。
物語は終わったけど、私の人生は、まだ始まったばかり!
ただいま、地上! ~私の新しい日常~エピローグ
さて、世界を救うという、わりとヘビーなミッションを終えて、私は地上に降り立ちました。
元・天使、現・人間界の守り人(自称)。
振り返っても、もう天の箱舟は見えません。
サンディの「マジウケるんですけど!」も聞こえない。
ちょっとシンミリしちゃいますね。
でも、感傷に浸っている暇はありません。
女神様から「人間界の守り人」なんて、大層な肩書きをいただいちゃいましたが、具体的に何をすればいいんでしょう?
とりあえず、ハローワークに行った方がいい?
いや、まずは生活基盤を整えないと。
住むところは?
食べるものは?
…あれ? 私、無職・無一文・住所不定ってこと!?
世界救ったのに、この仕打ち!?
…というのは冗談(半分本気)ですが、きっと大丈夫でしょう。
だって、これまでの旅で、たくさんの人々と出会い、助け合い、絆を結んできたんですから。
ウォルロ村のリッカちゃんは、きっと温かく迎えてくれるはず。
セントシュタインのルイーダさんの酒場に行けば、仕事くらい見つかるかもしれない。
各地で出会った人々も、きっと私を覚えてくれているはず。
そう、私はもう一人じゃない。
天使の頃は、人間を「見守る」存在だったけど、これからは、人間として、彼らと共に笑い、泣き、悩み、そして一緒に未来を作っていく。
それが「人間界の守り人」ということなのかもしれません。
空を見上げれば、満天の星。
あれは、かつての同僚たちの輝き。
そして、師匠や、グレイナル様や、エルギオスとラテーナの星も、きっとどこかで輝いている。
みんなが見守ってくれている。
そう思うと、なんだか勇気が湧いてきます。
よし!
とりあえず、今日はウォルロ村の宿屋で、リッカちゃんの美味しいご飯をご馳走になろう!
明日から、人間としての新しい毎日だ!
大変なこともあるだろうけど、きっと楽しいこともたくさんあるはず。
だって、私はもう、ただの傍観者じゃないんだから。
この広くて、厄介で、でもやっぱり愛おしい人間界で、私は生きていく。
星空の下で、私の「終わりなき冒険」は、まだ、始まったばかりなのだから。
愛すべき(そして時々ツッコミたい)星々の住人たち主要登場人物ファイル
ドラクエ9の物語を彩ったのは、一癖も二癖もある、魅力的なキャラクターたち!
ここでは、私の独断と偏見(と愛)を込めて、主要メンバーをご紹介しちゃいましょう!
- 主人公(=あなた!): 元・天使界の社畜見習い。
事故で地上に落っこち、なぜか世界を救う羽目に。
基本無口だけど、行動力はピカイチ。
最終的には自らの意志で人間になる道を選ぶ、わりと決断力のあるタイプ。
プレイヤーの数だけ、いろんな主人公がいるはず。あなたの主人公はどんな子でした? - イザヤール師匠: 寡黙なイケメン上級天使。
主人公の師匠であり、エルギオスの弟弟子。
不器用すぎる忠誠心と自己犠牲精神の塊。
「報・連・相」の大切さを、身をもって(?)教えてくれた人。
最期の「お前を誇りに思う」は反則級の泣かせ技。師匠、あなたのことは忘れません…! - エルギオス: 元・超絶イケメン心優しき上級天使。
300年前の悲劇と致命的なコミュニケーションエラーにより、こじらせにこじらせて闇堕ち。
ラスボス。
彼の悲劇は「ちゃんと話し合おうよ!」という教訓を我々に与えてくれる(?)。
最後はラテーナさんの愛で救済。よかったね、と素直に言いたいけど、世界を巻き込むなよ、とも思う複雑な心境。 - サンディ: 自称「超イケてる」ギャル妖精。
主人公の相棒兼ナビゲーター。
その言動は時にウザ…いや、賑やかで、旅の清涼剤(?)的存在。
「ちょー」「マジ」「パネェ」
は彼女の代名詞。
その正体は、未だにファンの間で議論が絶えないミステリアスな一面も。考察は後述! - 女神セレシア: 世界樹に宿る、慈愛に満ちたお母さん的存在の女神様。
お父ちゃん(グランゼニス)の尻拭いをしつつ、天使たちを導き、最終的には主人公に究極の選択を迫る。
結構、肝が据わってる?
最後は世界の守護神にジョブチェンジ。
お疲れ様です! - 創造神グランゼニス: 全ての元凶…と言えなくもない、世界の創造主。
人間を「失敗作」呼ばわりした割には、娘に止められたらあっさり引き下がるあたり、意外と娘に弱い?
本編にはほぼ出てこないけど、存在感だけはデカい。
一度、直接お話を聞いてみたい御方。 - ラテーナ: 300年前のナザム村の女性。
エルギオスの想い人であり、彼の悲劇のきっかけを作ってしまった(不可抗力だけど)人。
でも、その純粋な愛と祈りが、300年の憎しみを溶かし、世界を救った最大の功労者。
彼女がいなかったら、バッドエンド確定だったかも。
真のヒロイン! - リッカ: ウォルロ村の宿屋の看板娘。
地上に落ちた主人公を最初に助けてくれた、天使のような(元天使だけど)女の子。
健気で働き者。
後に「リッカの宿屋」を開業し、冒険者たちの交流の場を提供する、ドラクエ9のもう一人のヒロイン的存在。 - ルイーダ: セントシュタインの酒場の女主人。
頼れる姉御。
シリーズお馴染みの「仲間斡旋所」担当。
彼女がいなければ、主人公はずっとソロ活動だったかもしれない。
感謝! - フィオーネ姫: セントシュタインの王女様。
お姫様らしからぬ(?)行動力と正義感の持ち主。
自国の過去の罪を知り、償いの旅に出る姿は応援したくなる。
彼女の存在が、物語に深みを与えている。 - レオコーン(黒騎士): 悲劇のイケメン騎士。
300年の時を超えて蘇ったはいいけど、記憶喪失でストーカー化。
でも根は真面目ないい人(たぶん)。
最後は愛するメリア姫と魂のランデブー。お幸せに!
緊急考察!サンディの正体、アタシ気になります!
さて、みんな大好き(?)サンディ。
彼女、結局何者なんでしょうね?
作中では「妖精」としか言われないけど、いろいろと謎が多い。
ファンの間では、もっぱら以下の二つの説が有力視されてます。
- 焼かれた世界樹(あめのしま)の精霊説: 300年前、ガナサダイ皇帝の奥さん、サンドネラさんが「夫の暴走を止めねば!」と、彼が大事にしてた「あめのしま」(世界樹みたいな聖地)を焼き払っちゃったんです。
サンディはその時の精霊が転生した姿じゃないか、と。
だからガナサダイにやたら敵意むき出しなんじゃないか、って説。 - 皇妃サンドネラの転生説: もっと直接的に、サンディ(Sandy)=サンドネラ(Sandnella)なんじゃない?
って説。
名前も似てるし、ガナサダイへの憎しみも納得。
処刑されたサンドネラさんの魂が、妖精として生まれ変わった…みたいな。
個人的には、どっちもありそうだなーって思います。
もしかしたら、サンドネラさんの魂が、焼かれた「あめのしま」の精霊と融合してサンディになった…とか?
いずれにしても、彼女がただのギャル妖精じゃないことは確か。
あの軽いノリの裏に、300年分の重い過去を背負ってるのかも…と思うと、ちょっと見る目が変わりますよね。
ようこそ、終わりなきドラクエ沼へ!クリア後の世界
「いやー、感動した! いい話だった!」…で、終わらないのがドラクエ9の恐ろしいところ。
エンディングを迎えた瞬間、それは新たなる、そして底なしの「沼」への入り口だったのです!
そう、クリア後こそが本番!
- 天の箱舟タクシー、運行開始!: 特定クエストクリアで「アギロホイッスル」ゲット!
これがあれば、いつでもどこでもピッピー!
と箱舟が迎えに来てくれる!
行けなかったあの場所、この場所へ、レッツゴー!
世界の隅々まで冒険し尽くせる! - 追加クエストの嵐(※現在は幻): 当時はWi-Fi繋げば、わんさか追加クエストが降ってきたんですよねぇ…。
フィオーネ姫のその後とか、イザヤール師匠の若かりし頃とか、サンディの秘密とか!
今はもう新規で受け取れないのが本当に残念。
タイムマシンがあったら、あの頃に戻って全部受信しときたい! - 宝の地図! 地獄の(?)ダンジョン巡り!: これぞドラクエ9の代名詞!
敵倒したりすると手に入る「たからのちず」。
これに記された場所に行くと、ランダム生成のオリジナルダンジョンが出現!
潜るたびに構造も敵も違う!
そして最深部には強力なボス!
まさに無限地獄、いや無限冒険!- 「まさゆき」「川崎ロッカー」を探して三千里: 数ある地図の中でも、「まさゆきの地図」(メタキンフロア!)と「川崎ロッカーの地図」(お宝ザクザク!)は、まさに伝説!
これを手に入れるため、日本中のプレイヤーがDS片手に街を徘徊したものです。懐かしい!
- 「まさゆき」「川崎ロッカー」を探して三千里: 数ある地図の中でも、「まさゆきの地図」(メタキンフロア!)と「川崎ロッカーの地図」(お宝ザクザク!)は、まさに伝説!
- 歴代魔王、夢のオールスター戦!: 高レベル地図のボスは、なんと!
竜王!
シドー!
ゾーマ!
デスピサロ!
…歴代ドラクエのラスボスたちが「ちーっす」って感じで登場!
しかも、めちゃくちゃ強い!
でも倒せば、ロト装備とか、ファン垂涎のアイテムが手に入るかも!?
これは燃える!
全魔王撃破は、クリア後の勲章でしたね。 - 錬金術! 目指せ最強装備!: 素材を集めて、錬金釜でコネコネ…。
最強の武器「はやぶさの剣・改」や「ぎんがのつるぎ」、防具「しんわのよろい」などを目指して、ひたすら素材集め!
「錬金大成功」した時の脳汁ドバーッ感は、忘れられません! - 転生! レベル99の向こう側へ!: レベル99になったら、ダーマ神殿で「転生」!
レベル1に戻るけど、スキルポイントもらえて、職業マスターの証★ゲット!
全職業★コンプリートを目指して、永遠にレベル上げ…まさに修行!
…とまあ、こんな感じで、ストーリークリア後も、やること、やりたいことが無限にある!
これがドラクエ9沼の恐ろしさであり、魅力なんですよねぇ。
寝不足になりながら、DS握りしめてた日々が蘇ります…。
あの頃、僕らはDSを持って街に出たすれちがい通信狂想曲
ドラクエ9を語る上で、絶対に、絶対に避けて通れないのが、あの「すれちがい通信」という名の社会現象!
ニンテンドーDSの機能をフル活用したこのシステム、マジで革命的でしたよね!
DSをスリープモードにしてカバンに入れとくだけで、近くにいる他のドラクエ9プレイヤーと勝手にデータ交換してくれる。
交換するのは、自分の主人公データ(相手の宿屋に遊びに行く)とか、そして何より、「宝の地図」!
これが、すごかった!
自分が持ってる地図を相手にあげられるし、相手からももらえる(自分の地図はなくならない!)。
おかげで、「まさゆきの地図」みたいな神地図が、人から人へ、口コミならぬ「すれちがいコミ」で爆発的に拡散!
結果、どうなったか?
日本中のプレイヤーが、DSを片手に、すれちがいを求めて街へ繰り出すようになったんです!
特に週末の秋葉原とか、新宿とか、大きな駅の周辺、家電量販店のゲームコーナーとかは、もう「すれちがい広場」状態!
老若男女、みんなDS開いて、すれちがい成功のピコーン!
って音に一喜一憂。
見知らぬ人と
「いい地図、入りました?」
「これ、あげますよ!」
なんて会話が自然に生まれる。
あの光景、今思い出してもちょっと異様だけど、でも、すごく温かくて、楽しかったなぁ…。
ゲームが、現実の人の流れやコミュニケーションを、あそこまで変えたって、後にも先にも、なかなかないんじゃないでしょうか。
私もね、当時、通勤電車の中とか、お昼休みに会社の近くのカフェとかで、必死にすれちがい狙ってましたよ(笑)。
息子(当時はまだ赤ちゃん)をベビーカーに乗せて、近所のショッピングモールを徘徊したりもしましたっけ…。
レア地図ゲットできた時の喜び!
逆に、自分の育てた地図を誰かに渡せた時の、ちょっとしたドヤ顔感!
あれは、ただのゲーム機能じゃなかった。
人と人との、緩やかで、偶然で、でも確かな「繋がり」を生み出す、魔法のようなシステムだったんですよね。
スマートフォンの位置情報ゲーム全盛の今だからこそ、あの頃のDSでの「すれちがい」の特別感が、なんだかキラキラして思い出されます。
ドラクエ9が私たちにブッ刺してきたもの(ガチ考察編)深淵なるテーマ考察
さて、ここからは、ちょっと真面目モードで。
ドラクエ9の物語、ただのファンタジーじゃなくて、実は、現代社会を生きる私たちに、グサグサ刺さるテーマを投げかけてるんですよね。
人気ウェブライター(自称)の端くれとして、そこんところをガチで考察してみたいと思います!
通勤電車の中で考えたネタも含む!(笑)
考察テーマA:「働く」って、結局なんなのさ? ~天使のノルマと人間の生きがい~
ドラクエ9って、妙に「仕事」とか「使命」って言葉が出てくるんですよね。
天使たちの「星のオーラ集め」なんて、完全にノルマ制の業務じゃないですか。
しかも、何百年も。
これ、現代のサラリーマンからしたら「うわぁ…」ってなる設定ですよね。
でも、物語が進むと、地上で自分の仕事に誇りを持って生きている人々(リッカちゃんとか、ルイーダさんとか)が出てくる。
そして、主人公自身も、最後は「人間界の守り人」という、ある意味、無給の(?)でもやりがいのある「使命」を見つける。
これって、「働くこと」の意味を問いかけてると思うんです。
お金のため、生活のためだけに働くのか?
それとも、誰かのため、社会のため、あるいは自分自身の成長や満足感のために働くのか?
天使たちの義務的な「仕事」と、人間たちの(時には泥臭いけど)生きがいとしての「仕事」。
その対比を通して、「あなたにとって『働く』って何ですか?」って、問いかけられてる気がするんです。
…あ、私?
私はもちろん、家族のためと、読者の皆さんの「いいね!」のために働いてますよ!(キリッ)
考察テーマB:善意は必ず報われる…とは限らない!? ~星のオーラと女神の果実のジレンマ~
「星のオーラ」、つまり人々の感謝や善意の心が、世界を救う力になる…っていうのは、すごく美しいテーマですよね。
実際、主人公が集めたオーラが、最後の奇跡に繋がったわけですし。
情けは人のためならず、みたいな。
でも、一方で、「女神の果実」が引き起こした騒動を思い出してくださいよ。
あれ、元々は人々の「純粋な願い」が暴走した結果ですよね?
「病気を治したい」「強くなりたい」「認められたい」…願うこと自体は悪くないのに、そこに強すぎる力が加わると、とんでもない悲劇を生む。
これって、「善意」や「純粋な想い」っていうのも、扱い方を間違えると危ないよ、っていう警鐘じゃないかと思うんです。
良かれと思ってやったことが、裏目に出る。
正しいと信じていることが、誰かを傷つける。
そういうことって、現実にもいっぱいありますよね。
ラテーナさんの行動だって、元はエルギオス様を想う善意だったわけですし。
単純な「良いこと」「悪いこと」じゃ割り切れない、物事の複雑さ、多面性を、このゲームは描いているんじゃないでしょうか。
だからこそ、私たちは常に考え続けなきゃいけない。
「この想いは、本当に誰かのためになっているか?」ってね。
考察テーマC:「赦し」って、誰が誰にするもんなの? ~エルギオス、ラテーナ、そして画面の前の私たち~
ドラクエ9のクライマックス、ラテーナさんがエルギオスを「赦す」シーン、涙なしには見られませんよね。
300年間の憎しみが、愛によって浄化される…。
美しい!
でも、ちょっと待って、と。
エルギオスがしたことって、世界滅亡未遂ですよ?
イザヤール師匠だって、ある意味、彼のせいで…。
それを、ラテーナさん個人の「愛」でチャラにしちゃっていいの?
被害に遭った他の人々は?
亡くなった天使たちは?
…って、考え始めると、結構モヤモヤしません?
でも、じゃあ、エルギオスを断罪して、永遠に憎しみ続けるのが正解だったのか?
それも違う気がする。
憎しみの連鎖は、誰も幸せにしないから。
ラテーナさんの「赦し」は、もしかしたら、エルギオスだけじゃなく、憎しみに囚われそうになっていた全ての人々(画面の前の私たちも含めて)を、その連鎖から解放するための、唯一の方法だったのかもしれない。
「赦し」って、相手のためだけじゃなく、自分自身が前に進むためにも必要なのかもしれない。
でも、それはすごく難しくて、痛みを伴うこと。
ドラクエ9は、その「赦し」という行為の、美しさと同時に、難しさ、そしてそれが持つ深い意味を、私たちに問いかけているように思うんです。
…ま、私なら、とりあえずエルギオスには反省文100枚くらい書かせますけどね!
考察テーマD:不完全だからこそ、愛おしい? ~天使と人間のビミョーな関係~
天使って、完璧な存在…と思いきや、ドラクエ9の天使たち、結構人間臭いですよね。
エルギオス様はこじらせて闇堕ちするし、イザヤール師匠は不器用すぎるし、主人公だって、最初は見習いでドジったりもする(かもしれない)。
一方で、人間たちは、弱いし、欲深いし、すぐ女神の果実に頼っちゃうダメなところもいっぱい描かれる。
でも、同時に、リッカちゃんみたいに健気に頑張ったり、フィオーネ姫みたいに正義感に燃えたり、ラテーナさんみたいに深い愛を持っていたりもする。
これって、結局、「完璧な存在なんていないし、不完全だからこそ、伸びしろがあるし、助け合えるし、愛おしいんじゃない?」ってことなのかな、と。
主人公が最終的に「人間」を選んだのも、そういう人間の持つ「不完全さの中の可能性」に惹かれたからなのかもしれない。
天使の「完成された(ように見える)世界」よりも、人間の「未完成で、ゴチャゴチャしてて、でもだからこそ面白い世界」を選んだ。
そう考えると、なんだか勇気が湧いてきませんか?
私たち人間も、捨てたもんじゃないぞ!
ってね。
考察テーマE(ちょっぴり裏読み):ドラクエ9は、究極の「コミュニケーション不全」と「情報伝達」の物語だった説
ここからは、ちょっと変化球な考察を。
ドラクエ9の物語を動かしている大きな要因って、実は「情報」と、その「伝わり方」なんじゃないか、と思うんです。
考えてみてください。
エルギオスの悲劇の根本原因って、「誤った情報」と「コミュニケーション不足」ですよね?
村人たちの真意も、ラテーナさんの想いも、彼には正しく伝わらなかった。
その結果、300年もの憎しみが生まれてしまった。
イザヤール師匠の孤独な戦いも、彼がもっと周りに相談したり、情報を共有したりしていれば、違う結果になったかもしれない(まあ、それが彼の美学だったのかもしれないけど)。
一方で、このゲームを象徴するシステムが「すれちがい通信」。
これは、まさに「情報(宝の地図など)を交換・伝達する」システムですよね。
そして、この情報交換が、プレイヤー同士のリアルなコミュニケーションや、大きな熱狂を生み出した。
つまり、物語の中では「情報の欠如・歪曲」が悲劇を生み、ゲームシステムとしては「情報の共有・拡散」がポジティブなエネルギーを生んだ。
これって、すごく示唆的じゃないですか?
もしかしたら、ドラクエ9が本当に描きたかったのは、「情報」というものが、いかに私たちの世界や人間関係を左右するか、ということなのかもしれない。
正しく伝われば希望になるし、歪めば絶望になる。
そして、その情報をどう扱い、どう伝えていくかが、すごく大事なんだよ、と。
…なんてね。
考えすぎ?
でも、情報が溢れる現代社会に生きる私たちにとって、結構、刺さるテーマだと思いませんか?
以上、ガチ考察編でした!
ちょっと長くなっちゃったけど、ドラクエ9って、掘れば掘るほど味が出る、スルメみたいなゲームなんですよねぇ。
ゲームの歴史に刻まれた、ちょっぴり変わった足跡ドラクエ9のレガシー
さて、ドラクエ9が発売されてから、もう15年以上。
今改めて、このゲームがゲームの歴史にどんな影響を与えたのか、その「レガシー」について考えてみましょうか。
- 携帯機RPGの可能性、爆発させちゃいました: なんといっても、国民的RPGのドラクエが、本編で初めて携帯機(DS)に舵を切ったってのがデカい。
いつでもどこでもドラクエができる!
しかも、DSの2画面とかタッチペンとか、そして「すれちがい通信」とか、携帯機ならではの機能をガッツリ盛り込んできた。
「RPGは家でじっくり」っていう常識を、ある意味ぶっ壊したんですよね。 - 「ウチの子」が主人公!キャラメイクの自由度MAX: 主人公はもちろん、仲間まで見た目も名前も職業もスキルも、ぜーんぶ自分好みに作れる!
これ、当時のドラクエとしては画期的でした。
「このパーティ、アタシが考えた最強の布陣!」みたいな感じで、感情移入度が半端なかった。
この流れは、今のいろんなRPGに繋がってますよね。 - ゲームがリアルを動かした!「すれちがい」という名の社会実験: 何度も言うけど、「すれちがい通信」はすごかった。
ゲームのデータ交換のために、人がリアルに街に出て、集まって、交流する。
ゲームが現実世界にこれほど影響を与えた例って、そうそうない。
ポケモンGOとか、今の位置情報ゲームの先駆け的な側面もあったのかもしれませんね。 - でも、やっぱり「異色作」?: 革新的だった反面、昔ながらのドラクエファンからは
「ストーリー薄くない?」
「仲間、喋らないじゃん…」
「なんかシステムばっかりで…」
みたいな声も多かったのも事実。
確かに、物語の没入感とか、仲間とのドラマとかは、他のナンバリング作品に比べると、ちょっと違うテイストでした。
だから、今でも「ドラクエ9は好きだけど、ちょっと特別枠」みたいな感じで語られることが多いですよね。
良くも悪くも、シリーズの中で「浮いてる」というか、独自のポジションを築いた作品。 - 次世代へのバトンタッチ(特にドラクエ10へ): ドラクエ9で描かれた神様とか天使とかの世界観設定、あとキャラメイクの思想とかって、後のオンラインRPG『ドラクエ10』に、かなり色濃く引き継がれてるんですよね。
そういう意味では、ドラクエシリーズ全体の物語や世界観を、次のステージに進めるための重要な「橋渡し役」も担っていたと言えるでしょう。
賛否両論ありつつも、ドラクエ9が日本のゲーム史に大きなインパクトを与えたことは間違いない。
あの挑戦があったからこそ、今のゲームの世界がある…のかもしれない。
そう考えると、やっぱりすごいゲームだったんだな、と改めて思うわけです。
星降る夜に、また夢で会いましょう結び
ふぅ…長々とお付き合いいただき、ありがとうございました!
ドラクエ9の物語、そしてその魅力、少しでも伝わったでしょうか?
天使から人間へ。
守る者から、守られる者たちと共に生きる者へ。
主人公の成長物語は、やっぱり何度振り返っても胸が熱くなります。
イザヤール師匠の不器用な愛、グレイナル様の誇り、そしてエルギオスとラテーナの、300年越しの悲しくて美しい結末…。
彼らの物語は、きっとこれからも、私たちの心の中で輝き続けるはずです。
そして、あの「すれちがい通信」の熱狂!
DS片手に街を歩いた日々、見知らぬ誰かと地図を交換した時のドキドキ感。
ゲームが、画面の中だけじゃなく、現実の私たちを繋げてくれた、あの不思議な感覚。
あれは、本当に特別な体験でした。
もしかしたら、ドラクエ9は、完璧なゲームではなかったのかもしれない。
ストーリーにも、システムにも、賛否両論あった。
でも、だからこそ、こんなにも強く、私たちの記憶に残っているのかもしれませんね。
夜空を見上げれば、そこには無数の星々。
あの星の一つ一つが、かつての天使たち、「星空の守り人」なんだと思うと、なんだかちょっとロマンチックな気分になりませんか?
そして、地上で一生懸命生きている私たちも、誰かにとっての、ささやかな光になれるのかもしれない。
この記事を読んで、「あー、ドラクエ9、またやりたくなっちゃったなー」なんて思ってくれたら、ライター冥利に尽きます。
押入れの奥からDS引っ張り出して、またあの世界に飛び込んでみるのも、いいかもしれませんよ?
それでは、またいつか、どこかの物語でお会いしましょう!
星降る夜に、良い夢を!