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フロントミッションシリーズのストーリーを時系列順に結末までネタバレ

こんにちは!

今日は私のゲーム好き魂が震えるほど興奮しているトピックをお届けします。

そう、フロントミッションシリーズです!

朝の満員電車の中で「今日はどんな記事を書こうかな〜」と考えていたら、息子が最近リメイク版をプレイし始めたのを思い出して、「そうだ!フロントミッションを時系列順に整理してみよう!」とひらめいたんです。

夫は「また変なテンションで記事書くの?」と言ってましたが、無視しました(笑)。

フロントミッションって、バラバラにプレイすると「ええと、この国はどこから出てきたの?」「このキャラ、前作で見た気がする…?」となりがちですよね。

そこで今回は、21世紀から22世紀にかけての未来を描くこのシリーズを、完璧に時系列順で解説していきます!

ネタバレ満載ですので未プレイの方は注意してくださいね。

でも、この記事を読めば、複雑に絡み合う政治陰謀や企業の暗躍、そして何より人型兵器「ヴァンツァー」を巡る壮大な物語が一気に理解できちゃいます。

では、いざ未来へ出発!…

あ、ちなみに義理の父は「ヴァンツァーって何?ロボットアニメ?」と聞いてきて、説明するのに30分かかりました。

シリーズファンなら私の苦労、わかりますよね?

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超国家連合とヴァンツァーフロントミッション世界の基本設定

まず押さえておきたいのが、フロントミッション世界の国際情勢。

現実とは違う未来で、「超国家連合」という巨大ブロックが誕生しています。

主な3勢力

OCU(オセアニア共同連合):東南アジア、日本、オーストラリアがドーンと合体した経済圏。

アジアの多様な文化と技術を持ち、軍事力も相当なもの。

USN(統一大陸国家):北米と南米が一緒になった超大国。

元アメリカを中心に南米諸国も巻き込んで、もはや「国」というより「大陸まるごと」って感じ。

EC(ヨーロッパ共同体):EUがさらにパワーアップした感じ。

欧州全域をまとめあげた政治・経済ブロック。

この三大勢力に加えて、旧CIS諸国による「ザフトラ共和国」などもあり、世界はブロック間の衝突や資源争奪戦でギクシャクしています。

そして何より重要なのが「ヴァンツァー」!これは人型兵器で、腕や脚を自由に換装できるカスタマイズ性が魅力です。

私たちプレイヤーにとっては「どのパーツを選ぼうかな〜」というゲーム要素ですが、作中では「戦車や航空機より柔軟に運用できる革命的兵器」として描かれています。

夫に「ヴァンツァーって結局、動くガンダムじゃん」と言われて激怒しましたよ。

違うんです!歩行戦車なんです!息子には「ママが怒ると怖いね」と言われましたが、フロントミッションの設定に対する愛は譲れません(笑)。

2034年アフリカでのヴァンツァー初実戦(Front Mission Alternative)

時系列で最も古い作品は『フロントミッション オルタナティヴ』です。

2034年、アフリカ大陸で実は世界初のヴァンツァー実戦投入が行われていました。

アフリカでは「アフリカ共同国家計画」に反発した武装勢力と、その鎮圧を図る政府側が激突。

OCUやアフリカ諸国連合(UNAS)も介入して、混沌とした戦場が広がります。

プレイヤーはPMC(民間軍事会社)の視点から、リアルタイムに部隊を指揮するという変わったシステムを体験します。

個人的には発売当時「え、フロントミッションなのにターン制じゃないの!?」と驚いた記憶が…。

この物語はPMCがアフリカ各地のゲリラを制圧していく展開で、2035年に紛争は終結。

アフリカ統一への道筋が整います。

でも裏では軍事産業が「おお、このヴァンツァー、使えるじゃん!」と目を付け、後の世界的な兵器開発競争が始まるわけです。

最初のヴァンツァーはまだまだ試作品レベルで、アフリカの砂漠で故障したり暴走したり大変。

義母に「新しい掃除機買ったけど、すぐ壊れちゃった」と愚痴られた時、なぜかこのゲームを思い出しました。

いや、全然関係ないですけどね(笑)。

ハフマン島という運命の地

続いて登場するのが、フロントミッションの"主役舞台"ことハフマン島。

太平洋上に火山活動で生まれたこの島は資源の宝庫で、OCUとUSNが共同開発していました。

でもね、両陣営とも「うちのものにしたい!」と欲張ったせいで、とうとう戦争に発展しちゃうんです。

息子の友達が

「これボクの!」

「いやボクが先に見つけた!」

ってケンカするの、まさにこれと同じ。

国家レベルになると死者も出る大変なことになるんですけどね…。

このハフマン島では**第一次ハフマン紛争(2070年)第二次ハフマン紛争(2090年)**という二つの大戦が勃発。

シリーズの多くのキャラクターが、この地で運命を変えられていきます。

2070~2072年第一次ハフマン紛争

2070年、ついにOCUとUSNの我慢比べに限界が来て、ハフマン島で本格的な軍事衝突が始まります。

最初はOCUが優勢だったものの、国連平和維持機構(PMO)が「もういい加減にしなさい!」と介入。

2072年には停戦が成立し、島は南北(または東西)に分割されます。

「大量破壊兵器は使わないようにしましょうね」

「お互いの領域を尊重しましょうね」

なんて綺麗ごとを並べた条約が結ばれるも、実際には「にらみ合い状態」が続くことに。

夫婦喧嘩で「もう口きかない!」って言った後の微妙な雰囲気を国家規模にしたようなもの…。

私も一度だけ義父母の前で夫と大ゲンカして、3日間家中が凍りついたことがありましたが、ハフマン島の緊張感はその100倍です(余計な話でした、すみません)。

2080年代停戦状態の裏で…

第一次紛争後も島は分割されたまま。

OCUとUSNは表向きは平和を装いつつ、裏では兵器開発を続けます。

世界各地でも紛争やクーデターが起き、小規模衝突が頻発する不安定な時代。

『フロントミッション2089』シリーズ(携帯アプリやDSで発売)では、この小競り合いの状況が詳しく描かれます。

お互い「平和が一番だよね〜」と言いながら、

「ちょっとだけ新兵器テストさせて?」

「あんたもやってるでしょ!」

と言い合う、まるで会社の営業部と経理部みたいな関係です。

企業レベルでも暗躍があり、サカタインダストリィ社などが裏で人体改造や最新ヴァンツァーの研究を進めているウワサが。

テロ組織グリムニルの存在も水面下で…

ホント、平和そうに見えて全然平和じゃないんですよね。

通勤電車内の「皆スマホ見て静か」な雰囲気の裏に、実は複雑な人間ドラマが渦巻いてるのと同じです(強引な例えでごめんなさい)。

2090~2091年第二次ハフマン紛争(Front Mission 1st)

いよいよフロントミッションの顔とも言える初代作品『フロントミッション』(リメイク含め『フロントミッション1st』)の時代です!

2090年、ハフマン島のOCU軍基地「自由の星」が奇襲される事件をきっかけに、再び大戦争が勃発します。

表向きは「OCU vs USN」の国家間戦争ですが、裏では軍や企業のドロドロした陰謀が渦巻いています。

「味方サイドもけっこう黒い」という展開の連続に、当時プレイして「こんなのアリ!?」と衝撃を受けました。

主人公ロイド・クライブは恋人カレンの死の復讐を胸に、傭兵部隊「キャニオンクロウ」を率いて戦場を駆け巡ります。

途中でOCUの内部事情やサカタインダストリィ社の闇を知り、「え、自分の所属する側もこんなことやってたの?」と戦争の真実に気づいていくんですね。

リメイク版『フロントミッション1st』では、USN側視点のシナリオも追加され、少尉ケビン・グリーンフィールドを主人公に逆サイドの事情も明らかに。

カレンを襲ったドリスコルの動機や、OCU上層部の秘密もより詳しく描かれます。

結末は2091年に再び停戦。

ロイドは復讐を果たしますが、グリムニルの存在など大きな陰謀には気づききれず、虚しさを抱えたまま終わります。

島はまた境界線が引かれ、痛み分けという結果に。

私、このゲームをプレイした後、一週間くらい「人間って結局、分かり合えないのかな」とか考えちゃって、夫に「どうした?哲学者か?」とからかわれました。

でも本当に心に残るストーリーなんですよ!

2096年ヨーロッパ・南米での別の火種(Front Mission 4)

第二次ハフマン紛争から5年後の2096年、『フロントミッション4』ではヨーロッパと南米が同時に舞台となります。

ECでの基地襲撃事件:ドイツ軍の複数拠点が同時攻撃され、先端ヴァンツァーが強奪されるという事件が発生。

エルザ・エレアーヌは調査組織「デュランダル」の新人として謎の部隊を追跡します。

結局は東欧のザフトラ共和国が裏で動いていたことが判明。

一方、USN委任統治領ベネズエラでは総督ディアスが独立を宣言してクーデターを起こします。

USN軍は鎮圧に動きますが、混乱に乗じて主人公ダリルたち傭兵が金塊を狙うという、ちょっとコメディっぽい展開も。

気づいたら革命軍のボスを倒してしまうというオチが、なんとも人生の不思議さを感じさせますね。

このストーリーは並行して進み、最後はECとUSN両方で一応決着しますが、「ザフトラ共和国の将軍が裏で暗躍」「クーデターを利用して兵器を横流し」といった火種がまだ残っています。

OCUとUSNのハフマン島だけでなく、「ヨーロッパも南米も問題山積み」という設定がリアリティを増す作品。

私の会社でもいつも「営業部が大変!」と思ったら「え、経理部も人事部も大変なの?」って感じで、世の中どこもかしこも問題だらけなのよね…(余計なことでした)。

2102年アロルデシュ独立蜂起(Front Mission 2)

さらに2102年、OCU加盟国アロルデシュ(旧バングラデシュ)で大規模クーデターが勃発。

これが『フロントミッション2』の舞台です。

アロルデシュはOCUに加盟してはいるものの、実質的に搾取される立場。

貧困と不満が爆発して、軍人ビシュナム(マッカージ)が「アロルデシュ人民軍」を結成し、首都ダッカを占拠するに至ります。

主人公アッシュ・ファルークはOCU兵として現地に取り残され、仲間を集めてレジスタンス活動を展開。

クーデター軍と戦ううちに、軍事企業やOCU情報部の陰謀、そしてテロ組織グリムニルの存在が見えてきます。

物語後半では小型核兵器「フェンリル」が登場。

混乱に乗じて実戦テストを行おうとする勢力も現れ、恐ろしさが増します。

最終的にアッシュたちはクーデターを終結させますが、OCUの腐敗も暴露され、アロルデシュの立場も改善されない中途半端な結末に。

この作品は「敵も味方も立場が複雑」なのが特徴。

主人公サイドの所属するOCUさえ信用できないという点で、「戦争って絶対に正義の味方なんていないよね」というメッセージが強いです。

通勤電車で読んでいたニュースを思い出しました。

「最近の国際情勢」って、結局どこが正義なのか私にはわからない…。

息子に「ママ、正義の味方って誰?」と聞かれて「う〜ん、難しいなぁ」と答えるしかなかったのも、このゲームと同じ気持ちかも。

2112~2115年MIDAS紛争(Front Mission 3)

続いて2112年から2115年の「MIDAS紛争」を描く『フロントミッション3』。

OCU日本が開発した小型高威力爆弾MIDASが事故を起こしたことで、世界規模の危機へと拡大します。

MIDASは核兵器並みの威力を持ちながら小型化に成功した超危険爆弾。

実験中の謎の爆発でパーツが流出し、この技術を狙う勢力が暗躍し始めます。

主人公 高村和樹(カズキ)はOCU日本のヴァンツァーパイロット。

幼馴染のアリサが失踪したことをきっかけに、MIDASを巡る国際陰謀に巻き込まれていきます。

物語は途中で「エマ編」と「アリサ編」に大きく分岐し、エンディングも変わります。

エマ編ではUSN将軍がクーデターを企て、軌道衛星からMIDASを投下してOCUを壊滅させようとする計画が。

カズキらは阻止しますが、爆発は中国圏に起き、重大な変革が…。

アリサ編ではUSN極秘部隊ルカーヴがMIDASを奪い、海上都市オーシャンシティでのテロを計画。

カズキたちは阻止しますが、都市は大ダメージを受けてしまいます。

最終的にどのルートでもMIDASは封印されますが、核級兵器の技術が本当に消えたかは疑問が残ります。

この作品、私が学生時代に必死にプレイしたなぁ…。

当時は「エマ編とアリサ編、どっちが正史?」で友人とよく議論しました。

義父に「ゲームの話をそんなに真剣にして何になる」と言われましたが、それがフロントミッションの魅力なんですよ!

2090~2121年長き戦乱の総括(Front Mission 5: Scars of the War)

ここまで色々な戦争を見てきましたが、いよいよ大団円となるのが『フロントミッション5: Scars of the War』。

2090年の第二次ハフマン紛争から2121年までの約30年間を、一人の兵士ウォルター・フェンの視点で描く壮大な作品です。

ウォルター・フェンは2090年のハフマン島に従軍していたUSN兵。

OCU側についた幼馴染グレン、USN側の幼馴染ランディと戦場で再会するも、悲劇的に別れることに。

心の傷を負ったウォルターは一度は軍を離れますが、再び戻って特殊部隊「ストライク・ワイバーンズ」で多くの紛争に関わります。

シリーズを陰で操っていたテロ組織グリムニルの黒幕が科学者モーガン・ベルナルド

彼は自分の人格をクローンにコピーし、「死を超えた存在」と自称。

戦争を続けることで何かを得ようとする狂気の人物です。

ウォルターは世界中の作戦に参加するうち、この組織と何度も対決します。

2112年には洗脳されたグレンが「炎のグレン」としてウォルターの前に立ちはだかります。

かつての友情を利用されて、ランディを殺してしまうなど、胸が痛む展開の連続。

ウォルターは最終的にグレンを討ち、モーガンのクローンを次々破壊しますが、心の傷は深いままです。

2121年、30年以上も戦乱を見てきたウォルターはグリムニルを壊滅させ、ハフマン島の対立も収束。

長い戦いがようやく終わったように見えます。

しかし最後には誰も乗っていないヴァンツァーが動き出すという謎の演出があり、「戦争の亡霊はまだ消えない」と示唆するラストに。

息子が「お母さん、なんで泣いてるの?」と不思議そうな顔をしていましたが、このゲームのラストは本当に感動的なんです。

30年の時を経て、キャラクターたちの運命がついに交わる瞬間…。

あぁ、またプレイしたくなってきました!

2127年ノヴォスラバ市の一日戦争(Left Alive)

『フロントミッション5』の2121年で物語は完結したように見えますが、外伝的な『Left Alive』が2127年の出来事を描いています。

東欧の架空国同士の衝突で、一日だけの市街戦が繰り広げられる恐ろしい物語です。

ルテニア共和国 vs ガルモニヤ共和国の国境都市ノヴォスラバに突然の軍事侵攻が。

主人公は市警の警官、政治犯、若い兵士という立場の異なる3人。

市民虐殺を含む惨状がわずか数十時間で展開されます。

ここでもやはり軍事研究や裏取引が関係しており、フロントミッションならではの闇が。

主人公たちはサバイバルしながら真実を外部に伝えようとしますが、最終的には多くの犠牲者を出す苦い結末に。

このゲーム、夫に「またそんな暗いゲームして」と言われましたが、人間ドラマとしては本当に考えさせられる内容なんですよね。

電車で隣に座ったおじさんが「政治は結局、市民を守らない」と愚痴っていたのを聞いて、このゲームを思い出したほどです。

パラレルワールド作品『ガンハザード』と『エボルヴ』

フロントミッションシリーズには、本編とは別世界を描くパラレル系タイトルが2つあります。

Front Mission Series: Gun Hazard(1996年)は2064年の架空世界が舞台。

横スクロールシューティングRPGとして展開し、主人公が装甲機を駆って世界中を戦い抜きます。

ロボットアクション要素が強く、本編の政治設定やハフマン島とは繋がりません。

Front Mission Evolved(2010年)は英米合作のTPS型タイトル。

2171年が舞台で、軌道エレベータや衛星兵器を巡る争いが描かれます。

フロントミッション本編の数十年後

と言われますが、設定が異なるリブート的立ち位置の作品です。

これらは本編の補完というより

「もしヴァンツァーを別の形で使ったら?」

「フロントミッションをアクションメインにしたら?」

という実験的試みといえるでしょう。

息子が「ママ、どっちが本当の話なの?」と聞くので「どれも本当よ、でも並行世界ってことで」と答えたら「うーん、頭がこんがらがる〜」と言ってました。

大人でも混乱する設定なのに、小学2年生には荷が重かったかしら(笑)。

ファンが議論する未解決の謎

長いシリーズだけに、いくつかの謎は明確に解決されていません。

ファンの間では、こんな議論がよく交わされます。

 

FM3のエマ編とアリサ編、どっちが正史?

公式は「どちらも正史ではない」という立場。

好きなほうを自分の中の正史として楽しめばOKという仕組みです。

FM5で倒したモーガン・ベルナルドは本当に全滅?

クローン体は3体まで確認されましたが、さらに隠れている可能性もゼロではない。

一応は決着したとみなすのが妥当ですが、続編があれば再登場もありえるかも?

ウォルターが目撃した無人ヴァンツァーの動き(FM5ラスト)

「幽霊説」「AI暴走説」「S型デバイスの反応」など様々な憶測が飛び交いますが、公式解説はなし。

戦争で亡くなった人々の魂を象徴するという解釈が一般的ですが、プレイヤーの想像に委ねられています。

2121年以降の世界情勢

『Left Alive』の2127年でもまだ紛争は続いており、本編はFM5で終了。

OCUとUSNの関係も完全には良好とは言えず、ザフトラ共和国の脅威も。

 

もし新作が出るなら、2121年〜2127年の間の出来事を描く可能性も?

実は私、義母とコーヒーを飲みながら「フロントミッションのラストって結局どういう意味だったと思う?」と真剣に聞いてしまったことがあって、「何の話?ドラマ?」と超困惑された思い出が…。

日常会話に持ち込むのは危険です(笑)。

2025年3月現在のシリーズ動向

2025年3月現在、最も大きな話題はリメイクプロジェクト!『フロントミッション1st: Remake』『フロントミッション2: Remake』が発売され、最新のグラフィックや操作性でオリジナルの名作を楽しめるように。

さらに『フロントミッション3』のリメイクも発表されており、続報が待たれます。

新たなファンを呼び込む絶好のチャンスであり、シリーズの魅力を再発見する機会にもなっています。

完全新作となるFM6(仮称)などの情報はまだ出ていませんが、ファンの間では

「FM5の後を描く作品がほしい」

「グリムニル以外の新たな脅威が出てきたら面白そう」

といった期待が絶えません。

あるいは『Left Alive』のように別の国の紛争を描くのも良さそう。

リメイク版の成功次第では、さらなる展開も期待できるでしょう!

私も息子の誕生日に『フロントミッション1st: Remake』をプレゼントしました。

「ママが昔ハマったゲームだから、一緒にやろうね!」と言ったら「え〜、古いんでしょ?」と最初は渋られましたが、やってみたら「おもしろい!」と夢中に。

世代を超えて楽しめるのがフロントミッションの魅力です。

全体を俯瞰して見えるフロントミッションの本質

シリーズ全体を通して見ると、フロントミッションの物語は単なる「ロボットバトルゲーム」を超えた深みがあります。

共通するテーマをまとめると

1. 戦争の悲劇と個人のドラマ

単純な勧善懲悪ではなく、兵士たちの複雑な事情、軍上層部の腐敗、企業やテロ組織の私欲など、様々な要素が絡み合います。

主人公たちは大義名分を信じて戦場に出ても、最後には「これは何のためだったのか?」と問い直す展開が多いのです。

2. 軍事企業と政治陰謀のリアリティ

ヴァンツァー技術を生み出すのは企業であり、それを利用するのは国家。

しかし国家間だけでなく、企業同士の衝突や、テロ組織の暗躍もあります。

強化兵士の実験や新型兵器開発など、倫理を超えた研究が続く様子は、現実の軍産複合体や兵器開発競争にも通じるものがあります。

3. 終わらない戦争と希望の灯

FM5やLeft Aliveを見ても、一つの戦争が終わっても別の紛争が起こり続けるという厳しい現実を描きます。

しかし同時に、登場人物たちが必死に生き抜く姿や、仲間との絆、平和を願う意志など、わずかながらも希望を示す要素もあるのです。

 

実は先日、息子が学校で「平和について考えよう」という授業をしたそうで、「ママ、戦争はなくならないの?」と聞かれて言葉に詰まりました。

フロントミッションの世界観を噛み砕いて「戦争をなくすのは難しいけど、だからこそ平和のために行動する人が大切なんだよ」と伝えたら、なぜか「ママ、急に熱くなってる」と笑われました。

でも本当にそう思うんですよね…。

フロントミッションの魅力最後に

時系列でフロントミッションを振り返ると、

「各国の動きがどう変化したか」

「どの兵器がいつ開発され、戦場にどう影響したか」

といった連鎖が見えてきます。

一見バラバラに見える出来事が、実は軍事企業やテロ組織を通じて繋がっていたのだと気づくと、シリーズ全体がさらにスリリングに感じられます。

これまでネタバレ満載で語ってきましたが、実際にゲームとして体験する中でこそ味わえるサプライズや感情の変化があります。

すでにプレイした方は「あのキャラの続きが気になる」と思いながらリメイク版を楽しむのも良いでしょう。

未プレイの方も、これだけ情報があってもゲーム本編ではさらなるドラマが待っています!

フロントミッションは戦争ゲームでありながら、登場人物の葛藤や人間関係を丁寧に描いているのが魅力。

そして機体を細かくカスタマイズして戦う戦術性も抜群で、「このパーツを付けると攻撃力が上がるけど、重量オーバーかな?」と頭を悩ませる時間も楽しさの一部です。

2025年3月時点でリメイク版が複数発売されていることもあり、今からシリーズに触れるのは絶好のチャンス。

古い作品でも十分に遊びごたえがあり、2Dやターン制シミュレーションの味わいは現代のゲームとは違った新鮮さがあります。

ストーリーの本質は今見ても色あせず、現代だからこそ

「平和とは何か」

「戦争の根源は何か」

を考えさせられる点も多いでしょう。

ある日の帰り道、息子が「ママ、平和ってどうやったら作れるの?」と聞いてきました。

フロントミッションをプレイした後だったので、「難しい質問ね。

ゲームの中でも答えはないけど、でも諦めないことが大事なのかもしれないね」と答えました。

息子は「むずかしいなぁ」と言いつつも、なんだか少し大人になったような顔をしていました。

ゲームは単なる娯楽ではなく、こうして人生や世界について考えるきっかけにもなる…

それがフロントミッションの素晴らしさなのかもしれません。

皆さんも一度、この壮大な戦争ドラマを体験してみてはいかがでしょうか?きっと心に残る物語が待っていますよ!

「戦争なき世界なんて、当分来ないのかな…」

という虚しさを感じながらも、「それでも前に進む人々」の姿を描く…それこそがフロントミッションシリーズの真髄なのです。

-その他