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フロントミッションの続編はいつ?リメイクや新作の噂を超考察

フロントミッション。

なんともミリタリーっぽい響きですけれど、その実態はロボット・シミュレーションRPG界隈のなかでもいっそう硬派なストーリーや戦略性を備え、多くのファンのハートを射止めてきたことで知られます。

1995年、スーパーファミコン向けに最初の作品がリリースされてから数十年――

「ターン制バトル」

「重厚な世界観」

「ヴァンツァー(人型兵器)カスタマイズ要素」

という三本柱が輝き続け、いまなお根強い人気を維持しているのです。

近年、初期作のリメイク版が立て続けにリリースされたことで

「そろそろ新作は出ないのか?」

「あの Borderscape ってどうなったの!?」

といった疑問や期待がむくむく湧いてきた人も多いはず。

本記事では、そんなフロントミッションシリーズの歴史をふり返りながら、リメイク作品の現状や噂される新作への可能性を徹底的に考察します。

さらに過去の派生作品や、コミュニティで飛び交うさまざまな意見をまるごと絡めつつ、「フロントミッションの未来」に少しユニークな角度からズンズン迫っていきます。

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フロントミッションが再注目される理由

リメイク版での復活ラッシュ

ここ数年、いちばん話題を集めているのが「初代~第3作のリメイク」です。

長らくシリーズが“夏休み”状態だったところに、このリメイク攻勢が始まったので、どうやらただの気まぐれではないらしい。

実際に以下のリメイクが一気に動き出しました。

  • 『フロントミッション ザ・ファースト:リメイク』
    2022年11月、Nintendo Switchで先行発売。
    その後PS4/PS5やXbox、PCにも展開。
    HD化や3Dグラフィックの導入、新たなモードの追加など、オリジナルの良さはそのままに、視覚的・操作的に今風のアレンジが施されています。
  • 『フロントミッション セカンド:リメイク』
    元が1997年のプレイステーション版で、日本国内向けにしか正式リリースされていなかった作品が、2023年にSwitch向けリメイクとして復活。
    しかも海外版がついに本格対応したので、海外ファンは
    「待ってました!」
    と真夜中に小躍りしながら騒いだとか騒がなかったとか。
    2024年以降にPS4/PS5やPCへの展開も順次行われる模様です。
  • 『フロントミッション サード:リメイク』
    1999年発売のPS版をリメイクしており、2024年9月に開催された東京ゲームショウ(TGS)で試遊版がドドンと公開されました。
    ダブルフィーチャー・シナリオが魅力だった3ですが、リメイク版ではグラフィック・UIがさらに強化される予定とのこと。
    発売日こそ未定なものの、試遊版の評判はなかなか好調なようで、ファンの期待感は急上昇中です。

これらリメイク作品が立て続けに発表されている時点で、

「もしかして完全新作への布石じゃないの?」

という声が自然とあがりますよね。

スクウェア・エニックスがIPを完全に切り捨てるつもりなら、こんなに手厚くリメイクはしないのではないでしょうか。

あるいはローリスクで外部開発会社を利用しているだけ、という説もありますが、ともあれファンとしては“再燃フロミ熱”にワクワクせずにはいられないのです。

フロントミッションシリーズの歴史と個性

ターン制ロボットSRPG何がそんなに面白いのか

フロントミッションといえば、やはり

「ターン制バトル」と「戦場のリアリティ」

という組み合わせが際立ちます。

ヴァンツァーという人型兵器をマップ上で駆り、敵の機体と部位ごとに撃ち合う。

腕を壊せば武器が使えなくなるし、脚を壊せば相手の機動力を奪えるし、胴体を壊せば一撃で撃破可能……

なのに、その命中先はランダム要素が強く、ときに予想外のドラマを生むわけです。

「狙ったパーツに攻撃が当たらない」

という苛立ちを感じる瞬間もあれば、

「偶然いいパーツを破壊できたラッキー」

と踊りたくなる瞬間もある。

敵味方共にチャンスとリスクが交錯するため、やりごたえは抜群です。

加えて、政治・軍事・経済の思惑が錯綜する世界観と、陰謀渦巻くシナリオを楽しめるのが特長。

舞台は近未来だけれど、完全なSFというよりは、“現実の延長線にある戦争”という雰囲気。

国々の同盟や企業の横槍、主人公たちが対峙する陰謀や人間模様――そこにリアルロボット的な兵器運用が重なり、独特の雰囲気を醸成しています。

ギラギラしたメカアクションではなく、シミュレーションRPGだからこそ深まる緊張感が、多くのファンを引きつける要因なのでしょう。

過去の本編ナンバリングたち

フロントミッションのナンバリングは以下の通りです。

  1. 初代『フロントミッション』(1995/SFC)
    ザ・ファーストとも呼ばれ、当時はスーパーファミコンの最末期を盛り上げた名作。
    ヴァンツァーのパーツや武器をコツコツカスタマイズしながら、正面衝突する敵を撃破する楽しみは目新しさ満点でした。
    後にPSやDSにも移植され、今回のリメイク版に至るまでさまざまな形で生き延びている作品です。
  2. 『フロントミッション2』(1997/PS)
    前作から数年後の世界が描かれ、ストーリーの複数視点化やステージの大規模化などが進み、戦闘システムもより重厚に。
    ところが海外リリースは行われなかったので、長らく“幻の作品”扱いされていました。
    いまリメイク版で盛り上がっているのは、
    「待望の海外ユーザーがここで正式に遊べるようになった」
    という事情も大きいのです。
  3. 『フロントミッション3』(1999/PS)
    ダブルフィーチャー・シナリオ(エマ編とアリサ編)を採用し、プレイヤーがどこでどう行動を選ぶかによってストーリーが大きく枝分かれします。
    登場キャラや舞台が多彩かつ、インターネット風の架空ネットワーク(エグザネット)で情報収集できるシステムなど、新しい要素が盛り込まれていました。
    海外でも発売され、シリーズ知名度をぐんと押し上げた一作。
  4. 『フロントミッション4』(2003/PS2)
    PS2世代に移行した最初の本編で、グラフィックや演出がパワーアップ。
    新システムの“リンク”などが導入され、チーム同士の連携がカギになる戦闘スタイルが特徴。
    ただし海外での評価はやや賛否両論。
    シナリオ的には3ほどの派手さはなく、地味に戦略性をコツコツ詰め込んだイメージです。
  5. 『フロントミッション5 Scars of the War』(2005/PS2)
    シリーズの集大成感が強い作品。
    歴代キャラや設定とのつながりが散りばめられ、ストーリーの完成度が非常に高いと言われています。
    日本版のみの発売だったため、海外ファンにはおなじみの“悲しい壁”。
    個人の有志による翻訳パッチが出たくらい、海外でもプレイしたい人が多かった作品です。

この5作の本編を中心に、外伝やスピンオフも数多く展開されました。

たとえば『ガンハザード』は横スクロールアクション寄り、『オルタナティブ』はリアルタイムストラテジー寄りだったり、『フロントミッションオンライン』はネットワーク対戦特化など、いろいろな方向で実験が行われてきた経緯があります。

リメイク作品の詳細と評価

フロントミッション ザ・ファースト:リメイク

  • 発売時期・対応ハード
    2022年11月にSwitchで先行リリース。
    その後2023年にはPC(Steam/GOG/Epic Games Store)やPS4/PS5、Xboxシリーズに広げていきました。
    かなり幅広いハード展開が計画的に進められているのが特徴です。
  • 改良点と追加要素
    • グラフィックが3D化されてHDリマスター。
      ドット絵の雰囲気を残しつつも、立体的な視点でマップを見回せるようになりました。
    • クラシックモード/モダンモードという切替機能があり、オリジナルに近い視点で楽しめるか、あるいは現代風にアップデートしたUIとカメラ回転を満喫するか、プレイヤーが選べるのが素敵。
    • 2024年には「Mercenaries」という大型アップデートも実施され、新マップ・新シナリオ・ローカルマルチプレイなどが投入。
      発売後も積極的にコンテンツを拡充する姿勢が伺えます。
  • 評価のポイント
    オリジナル版のストーリーを損なわずに画面が鮮明になったこと、そして操作感が改善された点で高評価を得ています。
    ただし当初のリリースではバグやローカライズの不備が散見され、アップデートで順次修正されるという流れでした。
    また“ヒット部位のランダム仕様”ゆえの戦闘テンポの重さが、今のゲームに慣れたユーザーには多少ストレスだったとの声もあります。
    そのへんはオリジナル版からの伝統要素なので、良くも悪くも「味」と理解されているようです。

フロントミッション セカンド:リメイク

  • 発売時期・対応ハード
    2023年6月にNintendo Switch向けとして登場。
    さらに2024年春以降、PCやPS4/PS5、Xboxへ拡大という流れ。
  • 主な変更点・特徴
    • フルHD化によるビジュアル向上。
      PS時代の荒さがかなりクリアに。
      マップ描写やヴァンツァーのディテールも見やすくなりました。
    • フリーカメラ機能を導入し、戦闘演出時にカメラを動かせるのは嬉しい点。
    • 新しいカラーリングオプションなど、ヴァンツァーの外見を楽しむ要素も追加。
    • 戦闘テンポや読み込み時間の改善が図られた結果、オリジナルよりプレイアビリティが上がっています。
  • 課題
    • ローカライズの品質(翻訳の誤りやテキスト不備)が散見されるという批判があり、一部の海外プレイヤーは
      「せっかく海外対応されたのに……」
      とやや落胆。
    • 戦闘システムのバランス面で、AI挙動が妙に固かったり特定スキルが強すぎたりする問題を挙げる声がある。
    • オリジナル版がかなり骨太かつクセの強いSRPGだったので、それをまるごと忠実に再現してしまうと、現代ユーザーにとって難易度が高く感じられる可能性も。
      ここは賛否が分かれている部分です。

フロントミッション サード:リメイク

  • 開発進捗と期待点
    2024年9月の東京ゲームショウで試遊版が公開され、試遊者からは
    「映像美が想像以上に向上している」
    「UIが見やすくなって操作性が向上した」
    という声が出ています。
    オリジナル版のダブルフィーチャーシナリオ(エマ編とアリサ編)をどう再現・強化するのかが注目の焦点。
    ヴァンツァーのカスタマイズやストーリー分岐の仕組みがさらに拡張されるとの噂もあり、ファンの期待は最高潮です。
  • 発売時期の予想
    公式には日付が示されていませんが、開発がうまく進めば
    2025年には登場するだろう
    というのが一般的な見方。
    「3」は海外人気も高いので、大々的に宣伝を打ち出す可能性があります。
    完成度次第ではリメイク作品の“本命”になるかもしれません。

フロントミッション新作の可能性を徹底考察

FRONT MISSION: BORDERSCAPE(2089)の中止騒動

2022年4月、突如として「FRONT MISSION 2089: Borderscape」なる新作がスマホ/PC向けタイトルとして発表されました。

スクウェア・エニックス監修、中国のBlack Jack Studio(Langrisser Mobile開発実績あり)が主体ということで、海外でも大きく報じられました。

公式Twitterアカウントやサイトが動き始め、ティザービジュアルが公開され、

「2089シリーズの新章だ! これは熱い!」

とファンを煽ったのです。

ところが同年12月、公式サイトやSNSアカウントがさくっと閉鎖。

プロジェクトは別タイトル『鋼嵐(Metal Storm / Mecharashi)』に改名され、フロントミッションの名を剥がされた状態で存続していると判明。

何が起こったのかは明らかにされておらず、

「ビジネス的判断か」

「開発規模で合意が取れなかったのか」

「何かしらライセンス面の不都合が出たのか」

など諸説あります。

ファンにとっては、発表からわずか数か月でポシャったも同然という衝撃展開でした。

待ち望んだ「完全新作」に見えたものが実質的に消滅してしまったわけで、これがシリーズの新作期待に冷や水を浴びせたのは間違いありません。

LEFT ALIVE / EVOLVEDの影

フロントミッションの“新作”と銘打たれた近年のタイトルには、次のような作品が存在します。

  1. FRONT MISSION EVOLVED(2010年)
    海外の開発スタジオが手がけ、TPS(サードパーソンシューティング)スタイルになりました。
    外伝的な扱いとはいえ“フロントミッション”の看板を背負ったため、シミュレーションRPGを期待したファンは
    「コレジャナイ!」
    とズッコケ。
    海外アクションゲームファンにとっても中途半端な仕上がりだったようで、商業的にも成功とは言い難い結果でした。
  2. LEFT ALIVE(2019年)
    フロントミッションの世界観を共有するステルスアクションゲーム。
    メカデザイナーやスタッフ陣に豪華なメンバーが揃っており、発表時は
    「ついにフロントミッション復活か!?」
    と盛り上がったものの、ふたを開ければ操作感や難易度調整の粗さが目立ち、評判は散々。
    “フロントミッション”ブランドを大きく傷つけたとも言われています。

こうした事例が続いた結果、

「下手に新作を名乗るなら、むしろ昔の名作をリメイクしてほしい」

という意見が多くなり、スクウェア・エニックスもそういう方向に舵を切った――という見方は自然です。

“新作”というだけで警戒するファンもいるくらいなのは、ある意味仕方のないことでしょう。

“新作”実現へのハードルと期待

スクウェア・エニックスには有力IPが多く、フロントミッションは決してトップクラスの稼ぎ頭ではありません。

そのため、大規模予算を投じてリブートするにはリスクが高い面も。

「とりあえずリメイクを外部委託で作ってみて、反応を見よう。売れるなら次に考えるか」

といった思惑がある可能性は高いです。

一方で、リメイク版が好調に推移すれば「4」「5」のリメイク、あるいは完全新作の本格プロジェクトへと進む道も十分考えられます。

過去にスクウェア・エニックスは『聖剣伝説3リメイク』や『サガ フロンティア リマスター』など、昔の人気作をリバイバルした後に新作企画へ着手した例があります。

ファンコミュニティ的には

「期待しすぎてもショックが大きいから、落ち着いて待とう」

という雰囲気ではありつつも、リメイク1~3あたりが思ったより売れるなら

「やっぱりフロントミッションはまだイケる!」

とスクウェア・エニックスが確信し、新作構想を本気で練る可能性が高まります。

ファンコミュニティの声と議論あれこれ

リメイク歓迎派 vs 新作熱望派 vs 慎重派

海外フォーラムや国内SNSを見渡してみると、だいたいこんな感じで意見が割れています。

  • リメイク歓迎派
    「過去作をもう一度遊びたかった」
    「初代や2の未プレイ勢なのでありがたい」
    という前向きな意見。
    特に海外ユーザーは2へのアクセスがなかったので、リメイクが出て大喜び。
    ある意味“発掘”の楽しみを満喫している段階です。
  • 新作熱望派
    「いつまでも過去のリメイクだけじゃ物足りない」
    「公式はリメイクで実績作りしてるだけだろうから、早くフロントミッション6か何か出してほしい」
    「アクションとかTPSはやめて、正統派SRPGで挑んでくれ」
    と、強い要望を抱く人々。
    かつて失敗した作品があるとはいえ、だからといって新作を諦めるのは惜しいという立場です。
  • 慎重派
    「新作出るたびにコケた歴史を忘れてはならない」
    「LEFT ALIVEやEVOLVEDみたいなのはもうごめん」
    「むしろ昔の名作をそのままの形で楽しみたい」
    と腰が重い人たち。
    とはいえ根っから否定しているわけではなく、
    “しっかり作り込むなら応援する”
    という隠れた期待はあるようです。

海外ファンが期待するポイント

フロントミッションはもともと海外でもコアなファンを獲得していたシリーズですが、2と5が公式ローカライズされていなかったため、一部のタイトルに触れられないもどかしさがありました。

リメイクをきっかけに

「ようやく正規ルートで遊べる!」

と盛り上がっており、さらには

「この流れで5のリメイクもいってくれ!」

「完全新作もローカライズ頼む!」

と希望の光を見出しているようです。

賑わう考察とアイデア合戦

RedditやDiscordでは

「もし新作が出るなら、XCOM的な基地運営シミュ+ターン制戦闘にすべき」

とか

「AI制御のパイロットを複数育成できるシステムがあったら面白そう」

といった提案が飛び交っています。

まったく別ジャンルに振り切る案もあり、

「ARMORED CORE 6みたいなメカアクションに近づけたらどうか?」

という極端な声も。

もちろん

「それはフロントミッションの味じゃない!」

と否定されることも多く、激論が繰り返されているようです。

そこには、

「なぜ我々はフロントミッションに惹かれてきたのか?」

というシリーズの本質に触れる議論も見受けられます。

他作品のリメイク事例との比較

FF7Rやペルソナ3リロードに見る“手厚いリメイク”

スクウェア・エニックスが同じく手掛ける『ファイナルファンタジーVII リメイク』は、原作を大胆に再構築したうえに分作として世界的に大ヒットした例です。

ただし、これはFFという超大型IPだからこそ実現した潤沢な予算や開発規模であり、フロントミッションとは優先度が違うでしょう。

アトラスの『ペルソナ3 リロード』も、現代向けにフルボイスやバトルシステムを大幅刷新するなど、かなり手厚いリメイクです。

これもペルソナブランドが世界的に拡大しているからこそと言えます。

その点、フロントミッションはそこまで大規模投資されているようには見えないため、外部委託による「コストを抑えたリメイク」で続いている形状況です。

バイオハザードやライブアライブなど

カプコンのバイオハザードリメイクシリーズは、新規ユーザーも巻き込む勢いで売り上げを伸ばし、シリーズ全体の活性化に成功しています。

スクウェア・エニックスの『ライブアライブ』リメイクもHD-2Dという特色を打ち出して目新しさを獲得し、“知る人ぞ知る名作”を大きく再評価させることに成功しました。

もしフロントミッションのリメイクが同じように話題をさらうなら、新作も現実的になるはず。

近年、ロボットゲームとしては『アーマード・コア6』が世界的にヒットしており、「ロボット系タイトルはもう売れない」という定説を覆しました。

これがフロントミッションシリーズの新プロジェクトにプラスの風を吹かせるかもしれません。

検索トレンドから見る続編への注目度

「フロントミッション 新作」「続編 いつ」などのキーワード

リメイク版の発表や発売タイミング、あるいはBorderscape関連でちょっとした動きがあるたびに、

「フロントミッション 新作」

「フロントミッション 続編」

といった検索ワードが浮上します。

大手ゲームサイトや個人ブログ、まとめサイトなどで取り上げられ、

「次こそは本編新作が来るのか?」

という期待や憶測が書き立てられる流れが恒例になりつつあります。

Borderscape騒動時の検索急増

特に2022年後半には

「Borderscape 中止」

「2089 フロントミッション スクエニ」

といったワードで調べる人が多く、

「もうダメか……」

と嘆く書き込みが増えました。

結局のところ、公式が一切説明しないままSNS閉鎖に至ったので、ファンコミュニティは困惑と落胆の嵐。

思わずあちらこちらで

「またやられた……」

という嘆息がもれたのです。

コアユーザー層の強み

このように、フロントミッション関連のニュースが小出しされるだけでも、一気に情報収集に走るファンが一定数存在します。

いわゆるメジャーAAA級タイトルと比べれば母数は小さいものの、コアかつ濃厚なユーザーコミュニティがあることは、シリーズにとって確かな強みです。

リメイクを皮切りにこの層がさらに拡大していけば、続編の実現可能性も高まるでしょう。

続編は本当に出るのか?今後の展開を推測

リメイク作品の売上・評価次第

スクウェア・エニックスにとって、フロントミッションというIPの再評価を図るうえで、リメイク1~3の売上やユーザー反応は非常に重要なデータになるはずです。

もし想定以上に売れれば、次の手として「4」「5」のリメイク、あるいは完全新作の話が具体化するかもしれません。

逆にリメイク版が不調なら、シリーズそのものを再度“長期休眠”に追い込み、ほそぼそとグッズ展開や外伝程度で細々と存続する可能性も否定できません。

まさに「リメイクが勝負どころ」の状況なのです。

完全新作が出るなら、どんな形が理想?

ファンコミュニティ内では、正統続編はやはり

「ターン制SRPG」で作り込んでほしい

という意見が根強いです。

アクションやTPSへ行った過去作があまり上手くいってないのは明白なので、そろそろ“本来の路線”で久々に大作を投下してくれ――というわけですね。

ただ、現代基準で快適に遊べるテンポや演出、オンライン要素なども盛り込まないと、なかなか世界的なヒットは難しいとも言われます。

もう少し冒険的な案としては、

XCOMスタイルの拠点運営+ターン制バトル

をフロントミッション風にまとめ上げるとか、アーマード・コア6で実績のあるメカアクションと融合するか、など多彩なアイデアが出ているところ。

「え、それじゃフロミらしさ消えない?」

という抵抗勢力ももちろんいて、議論は堂々巡りです。

メーカー側の動向

スクウェア・エニックスは大作(FFシリーズなど)かソーシャルゲーム/オンラインゲームにリソースを集中させる傾向があり、中堅IPは外部委託で管理する方針が強まっています。

まさにフロントミッションが今そういうポジションに置かれていると言えるでしょう。

とはいえ、全く見込みがないならこのタイミングで3つもリメイクを走らせたりはしないはず。

既存のミドル級IPを見直し、リメイクを足がかりに復活させる戦略が一定の成果を挙げれば、新作のGOサインも出る可能性が十分にあります。

そこがファンにとっては一縷の望みでもあり、“祈り”を捧げたくなる要素でもあるわけですね。

リメイクと新作への期待まとめ

  1. リメイク版の展開がシリーズ復権のカギ
    フロントミッション1st、2nd、そして今後の3rdリメイクがどう評価され、どのくらい売れるのかが重要。
    良い結果を出せば、4・5リメイクや完全新作のプランが具体化する可能性大。
  2. 過去の新作失敗とBorderscape中止でファンは慎重に
    EVOLVEDやLEFT ALIVEといった作品で痛い目を見た人も少なくなく、Borderscapeの頓挫で拍車がかかったため、期待しすぎると大火傷を負うかもしれない……と自衛している空気があります。
    とはいえ、リメイクが盛り上がれば自然と「次こそは」という声が膨らむでしょう。
  3. “ロボットゲーム冷遇”の時代は終わりつつある?
    アーマード・コア6が世界的ヒットを記録し、「硬派ロボットゲームは売れない」というジンクスが崩れています。
    フロントミッションもターン制ならではの魅力をうまく伸ばせば、新規層を呼び込める可能性は十分にあるはず。
    既存ファンだけでなく、SRPG好きやリアルロボット好きの新規参入を狙う布陣をどう敷くかが課題です。
  4. ファンにできることは“じっくり見守る”こと
    新作を煽るにも情報が乏しい現状ゆえ、まずはリメイクで盛り上がりを作るしかないのが事実。
    前向きに言えば、リメイク1~3を購入して評価を高めることが“続編を引き寄せる”最良のアクションかもしれません。
    無理に突っ走らず、スクウェア・エニックスの公式発表を待ちながら、コミュニティで情報交換しつつ、ヴァンツァーを操縦し続けるのが吉でしょう。

長期的な視点と総評

  • フロントミッションというIPは、決して超メジャーではないものの、独特の硬派ロボット戦略ゲーを求める層が常に応援してきた背景があります。
    リメイクラッシュが始まった2022年頃から大きなうねりが生まれ、二度と動かないと思われていたシリーズが再び脚光を浴びつつあるのは事実。
  • スクウェア・エニックスのリメイク戦略や外部委託の体制を見ると、まだまだ様子見の段階であるようにうかがえます。
    しかし、わざわざ1~3をリメイクさせるということは、早期に投げ捨てる気がないことの裏返しでもありましょう。
  • リメイク3で高い評価が得られれば、その先には4や5のリメイクが続く可能性も十分。
    そして「では完全新作は?」という段階へ、徐々に移行していくかもしれません。
  • 一方、Borderscapeの途中離脱やLEFT ALIVEの失敗など、負のインパクトが残っているのも事実。
    ファンとしては過剰な楽観を避けながらも、前向きに期待するのがベターでしょう。
  • 近年、バンダイナムコの『スーパーロボット大戦』やフロム・ソフトウェアの『アーマード・コア』など、ロボット系ゲームの需要がまだまだ根強いことが再確認されています。
    フロントミッションも「硬派近未来ミリタリーSRPG」という唯一無二のポジションをうまく押し出せれば、今のユーザーにも刺さる可能性を大いに秘めているはず。
  • 結局のところ、フロントミッションの新作が登場するかどうかは、リメイクでの評価・売上・ユーザー熱量にかかっているといえるでしょう。
    オリジナル版を懐かしんでいる人も、新しく興味を持った人も、まずはリメイクを一緒に楽しみながら
    「フロントミッション最高!」
    と盛り上げていくことが続編を引き寄せる近道なのかもしれません。

あとがき的まとめ

本記事で見てきた通り、フロントミッションは長らく続編の情報が途絶えがちな時期を経て、リメイクによる再評価期に差し掛かっています。

真面目で重厚なストーリーと、部位破壊のランダム性がもたらすシビアな戦略性が最大のウリ。

近年のリメイクによって、昔の作品を知らなかったプレイヤーも手を伸ばしやすい環境が整いつつあるのは喜ばしいかぎりでしょう。

ただし「フロントミッション6」(仮)や完全新作のタイトルがすぐ来る、という楽観的な話も今のところは聞こえてきません。

Borderscapeの消滅騒動を見てもわかる通り、スクウェア・エニックスの判断ひとつで企画が白紙になってしまうリスクはあるのです。

リメイク1~3の展開がひと段落する2025年前後に何かしらの動きがあるかどうか――そこが今一番の注目ポイントといえます。

シリーズを愛するファンたちは、昔からの“ヴァンツァー魂”を維持しながらも、新たなプラットフォームやリメイクの改訂点を受け入れて、大きく盛り上げていこうとするムードがあります。

既存ファンと新規ファンが手を取り合い、このリメイク・ムーブメントに乗じてさらに輪が広がれば、スクウェア・エニックスだって「こりゃ新作出すべきか」と本腰を入れてくれるかもしれません。

重厚かつリアルな軍事設定や政治ドラマ、ターン制シミュレーションというクラシックな魅力に加え、現代の技術を使った映像美や快適UI、そして戦場を盛り上げる新たな演出要素が融合する“ネオ・フロントミッション”が誕生する未来を期待してしまいます。

リメイク作を遊びつつ、同時に妄想を広げ、次なるステージでヴァンツァーがどんな活躍をするか――ファン同士でわいわい語り合いながら、続報をじっくり待ちたいところです。

そして何より、リメイク自体がなかなか面白いのだから、まずは目の前にある“新しくなったフロントミッション”をとことん堪能するのが王道でしょう。

ファンコミュニティやネット掲示板を覗けば、攻略情報やカスタマイズ考察、各キャラのセリフ考察、シナリオ分岐の解説などが盛りだくさん。

「どうやってパーツ組み合わせたらオシャレなカラーリングになるか?」

なんて雑談も賑わっているかもしれません。

そうやって遊びながら待っていれば、ふとしたタイミングで「新作制作決定!」の速報が舞い込むかもしれない……

なんて胸の奥でときめきを隠せないのが、シリーズファンとしての性(さが)なのでしょう。

結論

フロントミッションシリーズの“今”は、リメイクによる再評価が熱を帯びています。

完全新作については公式発表がなく、Borderscapeでひどい目(?)に遭ったファンもいますが、リメイクが好調なら“ナンバリング6”や全く新しい展開が立ち上がる可能性は十分にあると考えられます。

ターン制ロボットSRPGの面白さにまだ気づいていない人にとっても、今こそが最高のフロントミッション入門期かもしれません。

ぜひリメイク版をプレイしながら

「続編はどうなる?」

「もし新作が出たらこう遊びたい!」

と妄想してみてください。

荒涼とした戦場に再びヴァンツァーが轟音を響かせる日が、思いのほか近い未来に訪れる……かもしれません。

リメイク版の熱気が冷めず、ロボットゲーに新たな可能性が生まれているこのご時世、フロントミッション復権のシナリオはきっと多くのSRPGファンを魅了することでしょう。

新規にも古参にも手を差し伸べながら、スクウェア・エニックスが次の一手をどう打ち出すのか、コミュニティも戦々恐々としつつ心を躍らせています。

あなたも戦火の世界へ足を踏み入れ、ヴァンツァーを操縦してみませんか?

その興奮が、多くのファンが夢見てやまない「フロントミッション新作」の誕生をちょっぴり後押しするかもしれません。

-その他