「龍が如く」シリーズは、2005年に産声をあげた初代作から数えて、ついに20年近くの歴史を刻むロングラン作品です。
裏社会の人間模様をドラマチックに描きながら、多彩なサブコンテンツやミニゲーム、個性豊かな登場人物が多数登場し、発売ごとに多くのファンを熱狂の渦に巻き込んできました。
2024年1月に発売された最新のナンバリング作品『龍が如く8(英題:Like a Dragon: Infinite Wealth)』は、
世界初週で100万本突破
という驚異的な売れ行きを達成し、シリーズが国内のみならず海外でも非常に注目される存在になったことを証明しています。
そうなると気になるのが、やはり
次のナンバリング作品=龍が如く9はいつ発表されるのか?
という点です。
本稿では「龍が如く9」の発売時期や内容に関する公式・非公式情報、ファンコミュニティで語られている噂やリーク、そして過去のシリーズ傾向や開発スタジオの動向などを網羅的に整理します。
さらに、最新の海外情勢やスピンオフ作品の活発化など、あらゆる角度から深掘りして考察を展開。
「龍が如く9」は果たしてどんな作品になるのか、どのような舞台を描き、誰が主人公となるのか、そしていつ頃発売に至る可能性が高いのか。
ゲームファンなら誰もが気になる疑問に、“超論理的かつ超俯瞰的” な視点で思い切り迫ってみましょう。
「龍が如く9」がここまで注目される理由
龍が如く8の大成功
まず、現行シリーズの最新作として2024年1月にリリースされた『龍が如く8(Infinite Wealth)』が、発売直後から爆発的な売り上げを記録しました。
発売後わずか1週間で全世界累計100万本を突破し、これは従来シリーズの初週販売ペースから考えると飛び抜けた速さと言えます。
さらに海外のレビューサイトでも高評価が相次ぎ、
「前作『7』で確立したRPG要素をさらに磨きつつ、シリーズ伝統の重厚なストーリーや街歩き要素も進化させた」
と評されました。
本編のダブル主人公(春日一番と桐生一馬)による豪華なコラボもファンの心をガッチリ掴み、
「新旧キャラの共演が見られて至福でした」
「大団円的なストーリーをどう続けるのか逆に気になる」
という声もたくさん上がっています。
シリーズの評価や売上が右肩上がりの今だからこそ、
「次のナンバリングである『龍が如く9』はいつ来るのか?」
が大きな話題になるのは当然でしょう。
20周年の節目が近い
初代『龍が如く』がリリースされたのは2005年12月。
2025年でシリーズ誕生からちょうど20周年
を迎えます。
10周年のときにも、新作『龍が如く6』の発表や『龍が如く 極』(初代リメイク)など、ファンを驚かせる大きな企画がありました。
そうした経緯がある以上、
「20周年のタイミングで龍が如く9に関する何らかのサプライズ発表が行われるのでは?」
という観測が広く語られているわけです。
シリーズにとって“アニバーサリーイヤー”は一大イベント。
ファン感謝祭的な催しや特別グッズなどが用意されることも多いので、もしこの機会に「9」を華々しく発表するなら、全世界のファンに大きなインパクトを与えることは間違いありません。
春日一番の物語はまだ終わらない?
「龍が如く7」から主人公の座を引き継いだ春日一番は、ドラクエ好きというほのぼの設定に反し、波乱万丈な人生を歩む姿が描かれました。
従来のシリーズで長らく活躍した桐生一馬とはまた違った魅力があり、
新鮮さ
コメディ+シリアスの融合
といった点が高評価を得ています。
そして、『8』では春日と桐生がダブル主人公として共闘し、ある種の大団円めいたドラマが展開されましたが、ファンの多くは
「春日はまだまだ物語を続けられるはず」
と考えています。
実際、開発者インタビューでは
「春日は短期的に使い捨てるつもりのキャラではない」
といったコメントが出たこともあり、今後も続編で春日の物語が深まるのではないか…
という期待が強いわけです。
公式発表の現状
では肝心の「公式発表」については、2025年2月時点で何か動きがあるのかというと、残念ながら一切ありません。
セガも龍が如くスタジオも、『龍が如く9』に関して具体的なアナウンスを行ったことは現状ゼロです。
たとえば、龍が如くスタジオ代表の横山昌義氏は『8』発売前のインタビューで
「まずは『8』が成功しないと続編は考えにくい」
という趣旨の発言をしていましたが、現実には『8』が大成功を収めてしまったので、続編が作られない理由はどこにもありません。
しかし、それと公式発表はまた別の話。
スタジオは複数プロジェクトを同時進行しており、
外伝作品 や 新規IP
に手をかけている途中というのも確かです。
複数プロジェクトが並行
現時点でわかっている新作・プロジェクトを列挙すると以下の通りです。
- 『龍が如く8外伝 Pirates in Hawaii』
- 2025年2月28日発売予定。
真島吾朗が記憶喪失のまま海賊として暴れまわるスピンオフ。 - ハワイの島々を舞台に船バトルや冒険を繰り広げる内容で、アクション要素が強い。
- 2025年2月28日発売予定。
- 『Project Century』
- 2024年末開催のThe Game Awards 2024で発表された完全新規タイトル。
- 大正時代の1915年を舞台にしたアクションアドベンチャーで、「龍が如く」との直接的関わりは明言されていない。
- ティザー映像やタイトルから、これまでにない歴史的背景を活かした物語が予想される。
さらに
「バーチャファイター新作を龍が如くスタジオが手がけるのでは」
という噂や、『ジャッジアイズ』シリーズ続編の可能性など、スタジオ全体で複数の開発ラインが動いていることは間違いなさそうです。
そうした環境下でも「龍が如く」のメインラインはスタジオの最重要プロジェクトであることに変わりなく、ファンは次作ナンバリングへの期待を募らせています。
非公式情報・噂・リークの実態
公式アナウンスがない一方で、SNSや海外掲示板、ゲーム系サイトでは早くもさまざまな憶測や“リーク”が飛び交っています。
もっとも、それらの中に決定的な証拠を伴う情報は見られず、いずれも
「こういう噂があるらしい」「ファンが勝手に盛り上がっている」レベル
が現状です。
1. 「Pirates in Hawaii」リーク事件
最近の例として、2024年夏頃から海外のフォーラムに
「真島吾朗が主人公で、ハワイを舞台に海賊バトルをする作品が存在する」
という書き込みがあったものの、当初は誰からも相手にされていなかった――というエピソードがあります。
ところが、2024年9月に実際に『龍が如く8外伝 Pirates in Hawaii』として発表され、発売日まで的中していたことがわかり、一気に信用度が上がったのです。
このように、
“突拍子もないリーク” でも的中することがある
のが現代のゲーム業界。
匿名の発信者が本当に開発内部から情報を得ている場合もあれば、完全にデタラメが偶然当たることもあり、一概には判断しきれません。
ただ「龍が如く9」に関しては今のところそうした具体的なリークが確認されておらず、ネット掲示板では
「春日一番がまた主人公?」
「今度はどこが舞台?」
程度の話が散見される程度にとどまっています。
2. 商標登録「Yakuza Wars」の存在
2024年夏、セガが「Yakuza Wars」という商標を出願していたことが明らかになり、ファンコミュニティで話題となりました。
かつてシリーズ海外版のタイトルは「Yakuza: ○○」でしたが、最近は「Like a Dragon」へ改称し始めているので、いまさら「Yakuza」の名を冠した新商標が出てくるのは少々不思議。
そのため
「龍が如く9(海外版)の副題か?」
「まったく別のスピンオフでは?」
「スマホゲームやソーシャルタイトルの可能性もある」
と、あれこれ憶測が飛んでいます。
ただ、商標登録だけで実際に製品化される保証もなく、いまだに正式発表がない以上、真相は謎のままです。
3. 過去のリリース間隔を踏まえた推測
「龍が如く」シリーズは初代から5まではほぼ毎年か1~2年置きのハイペース、
PS4世代に入ってからは3〜4年周期でナンバリングを展開しています。
『7』が2020年1月、『8』が2024年1月というスパンなので、「9」は最短でも
2026年〜2027年になるのでは
という見方が有力。
この推測に、20周年という条件が加わると、より一層
2025年に発表→2026年発売
というシナリオがリアルに感じられるわけです。
もちろん、龍が如くスタジオの開発リソースがどれだけ並行プロジェクトに割かれているかにも依存するため、一概に断定はできません。
「龍が如く」シリーズの魅力と世界的評価
どうしてここまでファンが続編を待望しているのか。
そこには「龍が如く」特有の強烈な魅力が存在します。
1. 裏社会を舞台にしたドラマ性
シリーズの根幹はなんといっても
“裏社会の人間ドラマ”
です。
極道の世界観をリアルかつ誇張気味に描きながら、人情味や義理、家族愛や仲間との絆を重ね合わせる。
そのギャップが生み出す涙あり笑いありのストーリーこそが一番の軸です。
日本の歓楽街をモデルにした架空の街――神室町、蒼天堀、異人町などを歩くだけで、どこか懐かしくも独特な世界観に没入できるのは大きな魅力でしょう。
2. 多彩なサブコンテンツ
メインストーリーのほかにもキャバクラ経営、カラオケ、クラブや雀荘、レトロゲーム筐体など、ミニゲームやサブストーリーが豊富なのも「龍が如く」ならでは。
作品ごとにバリエーションを増やし、牛丼屋やコンビニといった現実さながらの店舗が立ち並ぶ。
プレイヤーはそこで小さな事件に巻き込まれたり、ちょっとしたアルバイト感覚で遊んだりと、メインストーリー以外にも時間を費やせる要素がぎっしり詰まっています。
3. アクションからRPGへ大胆転身
長年にわたり、爽快なアクションバトルがシリーズの代名詞でしたが、
『7』でコマンドRPGに移行
したのは大きな転換でした。
従来ファンには賛否があったものの、海外ユーザーにはRPGとして受け入れられた面が大きく、
『7』と『8』の海外売上が急増した要因
とも言われています。
今後のナンバリングが再びアクションに回帰するか、RPGを深化させるか、それとも何か新しい形態をとるのか――その展望もファンにとって注目の的です。
4. 海外市場での飛躍
かつては国内中心の展開だった「龍が如く」ですが、PS4以降に欧米やアジア市場へのローカライズが進み、急速に海外ファンを拡大しました。
特に『Yakuza 0』や『Kiwami』シリーズがPCゲームとして配信された時期に、大量の新規ユーザーが流入。
いまや「Like a Dragon」という新たなブランド名で海外も含めた売上を牽引するタイトルへ成長したため、セガや龍が如くスタジオが
次回作の開発を渋る理由はほぼない
と言ってよい状況です。
グローバル展開も視野に、どこまでスケールを広げるかが楽しみなポイントでしょう。
「龍が如く9」で注目されるポイント
仮に「9」が制作されるとして、ファンが特に気にしているのは以下のようなトピックです。
主人公の座
「7」「8」で春日一番が実質的にシリーズの顔となり、桐生一馬との共演まで果たしました。
もし「9」でも春日が主役を続投するなら、コマンドRPGスタイルが継承される可能性が高いでしょう。
一方、「8」で一応の区切りがついたと見るファンもおり、「9」で新主人公に一新してしまうシナリオもあり得ます。
また、
「桐生をこれ以上こき使わないで…」
という意見や
「桐生なしでは寂しい」
という根強い要望もあり、どのように落とし所をつけるのかが見ものです。
舞台設定
神室町はシリーズの象徴ともいえる舞台ですが、作品によって大阪・蒼天堀や横浜・伊勢佐木異人町など国内の様々な街をリアルに再現してきました。
さらに最新外伝の『Pirates in Hawaii』でハワイが舞台になったことで、
「9」でも海外に打って出るのでは?
という期待が高まっています。
どこか国内未開拓の大都市を再現するのもアリでしょうし、世界的な知名度をさらに意識して、欧米の大都市をモチーフにすることも大いにあり得ます。
「龍が如く」が海外の街に本格進出したらどんな化学反応が起こるのか――そうした想像が止まりません。
バトルシステム
前述の通り、『7』で導入されたRPGバトルはシリーズ史に残る挑戦であり、多くのプレイヤーから高評価を得ました。
『8』ではダブル主人公で春日(RPG)と桐生(アクション)が役割を分担するような作りにもなっていました。
では「9」はどうなるか?
例えば春日を軸としたRPGをさらに進化させる、あるいはアクションとRPGを融合したハイブリッドなシステムに挑むなど、いろいろな可能性が考えられます。
最新外伝『Pirates in Hawaii』もアクション要素を大幅に刷新しているようなので、その要素が「9」にフィードバックされるシナリオも十分に想定できます。
ストーリーの方向性
シリーズは裏社会を深く描きつつ、思わず笑ってしまうサブストーリーやコミカル要素も多いのが特徴です。
しかし、桐生一馬や真島吾朗といった主要キャラの物語をどこまで続けるかは、ファンの間でしばしば議論の的となります。
「桐生が出ないと龍が如くじゃない!」
という意見もあれば、
「桐生はもう引退させてやってほしい…」
という声も。
開発陣がそこにどんな着地点を見い出すかが「9」のストーリーの肝になりそうです。
また、春日が本格的に“龍”として認められ、桐生に代わる新時代の主役になるのかも注目点です。
スピンオフ・外伝の役割
「龍が如く」シリーズには、ナンバリングタイトルの合間を埋めるように数々のスピンオフや外伝が存在します。
江戸や幕末を舞台にした『見参!』『維新!』、ゾンビものの『OF THE END』、そして最新の『Pirates in Hawaii』など、とにかく遊び心満載。
これら外伝作品は、本編では描ききれないキャラクターの別側面や、実験的なゲームシステムを試す場として機能することが多いです。
たとえば、真島吾朗主役の外伝で新しい戦闘スタイルを確立し、それが次回作ナンバリングに逆輸入されるパターンも過去にありました。
今回の海賊アクションも、もしかすると「9」に何らかの形で影響を与えるかもしれません。
海外市場での需要とセガの販売戦略
シリーズが大ヒットした背景には、“海外市場の開拓”が大きく寄与しています。
PS4世代に入り、旧作リメイク(極)や『ジャッジアイズ』などが立て続けに英語圏で人気を博し、“Yakuza”を経て「Like a Dragon」として知名度を上げました。
セガの近年の中期経営計画でも「ペルソナ」「ソニック」「龍が如く」は世界的IPとして育成する方向が打ち出されており、龍が如くスタジオはハイペースでタイトルを投入し続けています。
2024年には『8』が大成功を収め、さらに
外伝が2025年2月に控え、20周年も迫る
というタイミングですから、ビジネス的にもナンバリングの新作を作らない手はなさそうです。
もし「9」を2026年頃にリリースできれば、そこから数年スパンで「10」への道筋も見えてくるわけで、セガとしてはグローバルで販売本数を積み上げる大きなチャンスになります。
これまでのシリーズ傾向から見る「発売日予想」
改めて過去作の発売スケジュールを眺めてみましょう。
- 『龍が如く』(2005年12月)
- 『龍が如く2』(2006年12月)
- 『龍が如く3』(2009年2月)
- 『龍が如く4』(2010年3月)
- 『龍が如く5』(2012年12月)
- 『龍が如く6』(2016年12月)
- 『龍が如く7』(2020年1月)
- 『龍が如く8』(2024年1月)
初期はほぼ毎年リリースしていたのに対し、PS3後期~PS4時代は3〜4年ペースに落ち着いています。
PS4世代に入ってからはリメイクやスピンオフの活用で毎年何かしらリリースしているものの、本編ナンバリングとなるとじっくり時間をかける路線になっている印象です。
そう考えると、
『8』発売から2年後の2026年あるいは3年後の2027年
が、最も自然な着地点ではないでしょうか。
開発ラインを複数持っている分、クオリティとスピードを両立できる可能性もあるため、早めに発表することもあり得ます。
ファンコミュニティで盛り上がる妄想・要望
「龍が如く9」に向けて、ファンコミュニティ(SNS・掲示板・Discordなど)では様々な妄想や要望が語られています。
ここではその一部を紹介しましょう。
- 春日一番の物語を完結まで描いてほしい
春日が“真の龍”として成長していく様子や、仲間たち(足立、ナンバ、紗栄子、趙など)との絆をより深く掘り下げてほしいという声。 - 海外の都市をフルスケールで再現してほしい
「8外伝」ではハワイを舞台にしつつも外伝という立ち位置。
ならば「9」ではロサンゼルスや香港などをモデルにして、全編海外編に挑戦してほしいという大胆な要望。 - 桐生をどう扱うか問題
桐生ファンは
「やっぱり桐生が出ないと物足りない」
という意見が多い反面、
「彼にもう苦労をさせないでくれ…」
と心配する古参ファンも。 - 複数主人公の復活
『4』や『5』のように複数のキャラクター視点でストーリーが進むのも醍醐味だったので、春日や真島、秋山、あるいは全く新キャラを操作できる形がいいという意見。 - RPG+アクションのハイブリッド
春日のRPG路線と桐生のアクション路線を並行して搭載し、ユーザーが選べるようにしてほしいという要望。
何が実際に取り入れられるかは不明ですが、こうした自由な想像や要望がコミュニティを熱くし、次回作への期待感を高めていることは確かです。
リメイクや派生タイトルとの比較
ゲーム業界では近年、過去作のリメイクがブームとなっており、スクエニの『FF7リメイク』やカプコンの『バイオハザードRE:4』などが大ヒット。
龍が如くシリーズも『極』『極2』で初代・2をフルリメイクして成功しています。
一方、PS3時代の3〜5についてはリマスターで対処し、大規模リメイクには踏み込んでいません。
20周年となる2025年前後に、何かしらのリメイクを仕込む可能性はありますが、ファンの本命はやはり“新しい物語”でしょう。
もし本編「9」とリメイクが同時進行で企画されるなら、10周年時に『極』と『6』を二本立てで発表した前例にならい、20周年でも似たパターンが期待できます。
ただし、セガとしては海外市場を狙ううえで、まったく新しいナンバリングの方がインパクトは大きいはず。
リメイクだけではマンネリ感を拭えません。
やはり「9」をきちんと出す流れが自然でしょう。
発売日シミュレーション
総合的に見て、ファンの多くが
2026年を最有力候補
と考えています。
これは
2025年が20周年→サプライズ発表→翌年発売
という、龍が如くスタジオが得意とする短期発表〜リリースの流れと合致するためです。
過去にも『龍が如く7』が2019年半ばに発表されて2020年1月発売、『龍が如く8』が2022年秋に本格情報公開→2024年1月発売と、大体1〜1年半ほどのリードタイムで突き進む事例が続いています。
もちろん、クオリティアップや開発トラブルなどで遅れる可能性もあり、2027年〜2028年まで伸びる説もあります。
その場合、
20周年では外伝やリメイクで盛り上げ、本編はさらに先に温存する展開
が考えられます。
いずれにせよ「龍が如く9」は既定路線と見られ、実際の発表のタイミングがいつになるかが最大の注目点でしょう。
超俯瞰的かつ超論理的に考える「龍が如く9」の未来
ここからは、さらに先を見据えた考察をしてみましょう。
- シリーズブランドのさらなる拡大
20周年を境にして、龍が如くは世界的人気IPの一角として認知される段階へシフトしそうです。
すでに日本国内より海外の販売数が大きいとも言われるほどで、グローバル規模で新規ファンが続々と増加中。
「9」でどれだけ物語スケールを広げ、国際的なステージを舞台に描けるかが、さらなる飛躍を左右する鍵になるかもしれません。 - オープンワールドの更なる拡張か?
従来の「龍が如く」は複数の街を行き来できる半オープンワールド的な作りですが、海外大作タイトルのように広大なマップを用意する路線にステップアップするかもしれません。
ただし、街を狭く凝縮するからこそ生まれる『龍が如く』らしい濃密な体験を損なわないバランスが重要でしょう。
アジア・欧米いくつかの都市をまとめて再現して、一つの作品に落とし込む――なんて超野心的な試みも、「9」以降なら可能性としてあり得ます。 - マルチプレイヤー要素やオンライン化はあるか?
従来は完全シングルプレイ志向の作品でしたが、『Yakuza Wars』などの商標が指し示すように、オンライン要素を絡めた企画が走っている可能性もあるでしょう。
もし「9」本編とは別で、オンラインモードや協力要素を備えた新感覚の龍が如くが出現すれば、これまでにない層を取り込めるかもしれません。 - コマンドRPG×マルチシナリオの融合?
シリーズを通して語られる物語と、RPGスタイルは非常に相性が良いことが『7』『8』で証明されました。
今後はさらに分岐要素を拡充し、プレイヤーの選択によって春日や仲間の運命が大きく変わる――といった大ボリュームの試みに挑戦してくる可能性もあります。
もっとも、“選択”を入れすぎるとハリウッド映画のような緊張感あるストーリー展開が損なわれる懸念もあるため、そこはスタジオのさじ加減次第でしょう。
龍が如く9はいつ出るのか、そしてどうなるのかまとめ
ここまでの検討を踏まえ、改めて「龍が如く9」の発売時期や内容をまとめてみます。
- 2025年2月時点で公式発表は皆無
- セガや龍が如くスタジオから一切アナウンスがなく、いつ情報が出てきてもおかしくないが、確定情報はゼロ。
- 複数プロジェクト進行中
- 「8外伝 Pirates in Hawaii」や「Project Century」などが2024〜2025年のスケジュールで進行。
- スタジオ内のリソースを考えると、本編ナンバリングの開発も並行して始まっている可能性が高い。
- 売上的にも次作制作は自然な流れ
- 『8』が世界初週100万本突破という大成功を収め、さらに海外人気も絶好調。
- 20周年を迎えるにあたり、さらに売上を伸ばす絶好のチャンス。
- 発売時期は2026年説が有力
- 過去のナンバリング間隔や20周年のアニバーサリー要素を考慮すると、2025年に発表→2026年発売が自然。
- ただしリソース配分やクオリティ追求により2027年以降に伸びる可能性も否定できず。
- 内容面の予想ポイント
- 主人公は春日一番を継続するか、新キャラか。
桐生や真島などのレジェンドキャラをどこまで絡めるか。 - 舞台は国内都市か海外か、それとも複数マップか。
- バトルはRPG継続か、アクション回帰か、ハイブリッド化か。
- 龍が如くスタジオがスピンオフで培った要素をどこまで本編に取り込むか。
- 主人公は春日一番を継続するか、新キャラか。
結論としては、
「公式が何か動くのを待つしかないが、ファンや業界の雰囲気からすれば ‘9’ はほぼ確実に制作されるだろう」
というのが大方の見方です。
これだけの大成功を収めているシリーズを止める理由はなく、むしろ20周年イヤーを盛大に盛り上げるにはナンバリング本編が不可欠。
今はただ、外伝や過去作を復習しながら噂やリークを楽しむのがファンにとっての醍醐味と言えるでしょう。
今後の展開に備えよう最後に
「龍が如く」は長年にわたり日本ゲームシーンを盛り上げてきた看板級タイトルですが、ここ数年はグローバル市場での評価を飛躍的に高め、セガを代表するヒットシリーズへ駆け上がっています。
そんな状況下で誕生が期待される“龍が如く9” は、きっと私たちの想像を超える新たな物語や挑戦をもたらすことでしょう。
- 20周年というメモリアルイヤー。
- 海外ファンをさらに獲得している伸び盛りのフランチャイズ。
- 春日一番という新時代の主人公がどう物語を紡ぐのか。
- 桐生一馬をはじめとした歴代キャラがどう活かされるのか。
- ハワイ外伝や大正時代のProject Centuryを抱える多角的な展開。
これほど盛り上がる要素に満ちたシリーズが、この先どんなサプライズを準備しているのかを考えるだけで、胸がワクワクしてきませんか?
公式からの情報が何もない現状でも、ファンコミュニティやゲームメディアは「9」への期待を高め続けています。
リークや噂話に一喜一憂するのもまた楽しみ方のひとつです。
例えば、海外レーティング機関に突然「RYU GA GOTOKU 9 (WORKING TITLE)」といった表記が出てきたり、セガの商標リストに何かヒントが載る可能性もあるでしょう。
何か動きがあれば瞬く間にネット上で拡散されるはずなので、ファンとしてはアンテナを張っておくに越したことはありません。
いまはとにかく “公式が動くその日” を待ちましょう。
その間に過去作やスピンオフを遊び尽くしてみたり、時代劇スピンオフ『維新!極』や『見参!』に手を出して歴史世界を体験してみたり、「8外伝 Pirates in Hawaii」をがっつりプレイして真島の新たな一面を堪能したり、いくらでも楽しみ方はあります。
20周年に向けて、新たなイベントやコラボ企画が出てくるかもしれませんし、そこから突如「龍が如く9」が姿を見せるシナリオも十二分に考えられます。
いずれにせよ、シリーズの隆盛ぶりと海外ニーズの高まりを踏まえると、
「龍が如く9」は極めて高い確率で、そう遠くない将来にお目見えするだろう
というのが妥当な結論となりそうです。
ファンならば “次なる極道ドラマ” をじっと待ち構えるもよし、“新規プレイヤー” の方々はこの機に旧作を触れて世界観に馴染むもよし。
いざ公式発表が来た際には、驚きと興奮に包まれながら
「やっぱり龍が如くだよな」
と思わず口にしてしまう……そんな至福の瞬間をみんなで迎えられる未来が近づいているのかもしれません。