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バイオハザードシリーズのストーリーを時系列順に結末までネタバレ

1996年に産声を上げたカプコンの『バイオハザード』(海外名:Resident Evil)シリーズは、死者が甦る恐怖だけでは済まされない奥深い物語を長期にわたって展開してきました。

ゾンビやクリーチャーの襲撃に身をすくめつつ、その背景で暗躍する製薬企業アンブレラ社や、奇想天外な研究者たちの理念・野望が絡み合い、世界全体を巻き込む超大規模な"バイオハザード"が連鎖していく——。

毎朝の通勤電車で「これ以上混んだら人類みんなゾンビになっちゃうんじゃ…」と思いながら揺られる私ですが、本記事ではシリーズ各作品のエッセンスと結末までを時系列で丸ごと掘り下げ、最新情報にも触れながら、一気にご紹介します。

夫が「またゲームの話?」と呆れる横で、息子は「ママこわいことかいちゃだめ~」とうるさいですが、今日は無視!

どこから読んでも恐怖と興奮が詰まった壮大なサバイバルドラマに、どうぞお付き合いください。

注意ポイント

※この記事ではネタバレを多分に含みます。ご注意ください。

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1960年代~1998年初頭アンブレラ社の創設と"始祖ウィルス"研究

アフリカ奥地での"始祖花"発見

第二次世界大戦後、オズウェル・E・スペンサー卿をはじめとする天才的な医学研究者たちは

  • 不死
  • 人類の進化

というテーマに取り憑かれました。

エドワード・アシュフォード卿やジェームス・マーカス博士と手を組み、1960年代初頭にアフリカの奥地で「始祖花」を発見。

これが"始祖ウィルス"の源泉となります。

うちの息子が風邪ひいて39度の熱を出した時より焦った顔で、スペンサーは超加速的な研究に乗り出そうと目論みました。

興味深いのは、スペンサーが若き医学生だった頃、とある山奥で"特異菌"を研究する女性マザー・ミランダに助けられていたという裏話です。

彼はミランダの科学的・宗教的とも言える研究思想に影響を受け、「寄生による人類超越」を胸に抱き、彼女とは路線の違いから袂を分かつ形となりました。

義理のお母さんと同居して洗濯機の使い方でケンカするのとはわけが違いますが、その一件がスペンサーに「人をウィルスで進化させる」という発想をもたらしたことが、のちのアンブレラ社設立へ直結するのです。

アンブレラ社設立とウィルス兵器開発

1967年、スペンサー、アシュフォード、マーカスの3人を中心にアンブレラ社が立ち上がります。

世間向けには「新進気鋭の製薬会社」でしたが、水面下では"始祖ウィルス"をもとに生物兵器の開発を推し進める秘密組織でした。

アークレイ山地に"洋館"を偽装した研究所や幹部養成所を建築し、いずれも人体実験を繰り返す闇の舞台へと変貌していきます。

うちの会社の給湯室で陰口言ってる連中より、よっぽど陰湿です。

マーカス博士は幹部養成所の所長に就任し、"始祖ウィルス"から派生する形で"t-ウィルス"を開発。

このt-ウィルスこそがゾンビ化や怪物化を引き起こす主要因として、その後のバイオハザード事件で猛威を振るうことになるのです。

アシュフォード家でも独自に「CODE: Veronica計画」を進め、アンブレラ内では競合・覇権争いが絶えませんでした。

我が家の「今日の夕飯何にする?」問題より、よっぽど深刻な争いです。

マーカス博士の暗殺と若き研究者たち

やがてスペンサーはライバルのマーカスを疎ましく思うようになり、若手研究者のアルバート・ウェスカーとウィリアム・バーキンを使ってマーカスを暗殺。

マーカスの研究成果であるt-ウィルスはバーキンの手に引き継がれます。

これが1988年頃の話。

マーカスは一度死んだはずでしたが、この人物が後年「ヒルとの融合」で蘇るという壮絶な展開を起こすのがバイオハザード世界の恐怖を象徴しています。

一度死んだと思った虫が復活して部屋中を這い回るアレです。

ただし数百倍ヤバい。

スペンサーの「裏切り」や「抹殺」に慣れた冷酷ぶりは、彼が人類進化を目的としながらも、その過程でいくら人命が失われようと微塵も気にしない狂気を物語っています。

職場の人間関係より恐ろしいですね。

洋館事件直前の緊張

1990年代末、ウィリアム・バーキンがt-ウィルスを応用して"タイラント計画"を成功させ、アンブレラ社は軍需産業としての地位を秘かに高めていました。

ただし1998年5月、アークレイ研究所で事故的なウィルス漏洩が発生。

周辺住民にゾンビ被害や猟奇殺人が頻発します。

これを受け、ラクーン市警がS.T.A.R.S.という精鋭部隊を派遣し、隊長アルバート・ウェスカーが山中を調査する段階へ。

そう、ウェスカー自身がアンブレラのスパイでありながら「情報を収集する人員」として動いていたわけです。

通勤電車で「すみません、降ります」と言いながら押し寄せてくる人より遥かに厄介な存在です。

ここから本格的な"バイオハザード"の幕が上がります。

1998年7月洋館事件 – アークレイ研究所の惨劇

バイオハザード0 (Resident Evil 0)

1998年7月23日、S.T.A.R.S.ブラヴォーチームがアークレイ山地の怪事件調査に向かいますが、搭乗ヘリが山中で不時着。

隊員レベッカ・チェンバースは偶然、脱走死刑囚ビリー・コーエンと出会い、呪われた列車「黄道特急」に乗り込むハメに。

ゾンビ化した乗客と戦いながらたどり着いた先は、荒れ果てたアンブレラ幹部養成所。

そこには死んだはずのジェームス・マーカス博士がヒル(ヒルヒル言うヒルです)と融合して復活し、t-ウィルスをばらまいていたという衝撃の事実が横たわっていました。

レベッカとビリーは幾度もの危機を突破し、マーカス変異体を撃破し、養成所も爆破。

その後、ビリーは「死亡」と偽装されて自由の身となり、レベッカは単身「洋館」へ向かうことで、次作『バイオハザード』の物語へ繋がっていきます。

もし「黄道特急」が現実のJRとかで走っていたらと考えると、乗客はたまったもんじゃありませんね。

終電逃して始発まで漫画喫茶で待つより、よっぽど悲惨な状況です。

それはそれでバイオハザードの恐怖エッセンスを想像させます。

バイオハザード (Resident Evil)

7月24日深夜、ブラヴォーの捜索に出動したS.T.A.R.S.アルファチーム(クリス・レッドフィールド、ジル・バレンタイン、バリー・バートン、そしてウェスカーら)は、森の中で謎のクリーチャーに襲われ、洋館へ逃げ込みます。

これ、うちの義父が庭に出てきたムカデを追いかけるのより、はるかに危険な状況です。

じつはこの建物こそアンブレラ社の研究所を隠す迷路のような空間。

内部にはt-ウィルスで生まれたゾンビやハンターなどが徘徊し、洋館地下では"タイラント"という凶悪B.O.W.が待ち構えていました。

ウェスカーはS.T.A.R.S.メンバーを実験データ収集に利用する黒幕でしたが、結果的にタイラントに襲われて自分が瀕死に。

クリスとジルらは「自爆装置」が作動した洋館から脱出し、タイラントもヘリポートで撃破。

ウェスカーは死亡したように見えますが、あらかじめ投与していた始祖系ウィルスの効果で人外の再生能力を得ており密かに生存します。

世界中のゲーマーが「ゾンビと言えばバイオハザード!」というイメージを抱くきっかけになった衝撃の事件が、こうして終幕するわけです。

うちの息子が「お母さん、ゾンビって実在するの?」と聞いてきた時より、ゲーム業界に与えた衝撃は大きかったでしょうね。

洋館事件後、クリスたちはアンブレラの悪行を世に訴えようとしますが、ラクーン警察署長ブライアン・アイアンズがアンブレラと癒着しており、証拠はもみ消されます。

クリスはヨーロッパへ旅立ち、ジルはラクーン市に残る。

この2人の分岐が、後の『バイオハザード2』『バイオハザード3』の物語とも関わってきます。

1998年9月~10月ラクーンシティ壊滅 – G-ウィルス漏洩と市民の悲劇

洋館事件から約2か月後、ウィリアム・バーキン博士が極秘開発した"G-ウィルス"を巡る出来事が発端となり、ラクーンシティは一夜にして地獄絵図と化します。

満員電車での通勤より100倍くらいヤバい状況です。

バイオハザード3 (Resident Evil 3: Nemesis)

9月28日~10月1日頃に起きた出来事。

主人公ジル・バレンタインは、一度ヨーロッパに渡ったクリスとは別行動でラクーンシティに残り、アンブレラを追う調査を続けていました。

ところが市街地はすでにt-ウィルスが大規模拡散し、市民の大半がゾンビ化する惨状に。

さらにアンブレラ社はジルを狙う新型タイラント"ネメシス"を送り込み、S.T.A.R.S.隊員をピンポイントで始末しようとします。

うちの義母が「片付けなさい」と言ってくる執念深さに匹敵するくらいの追跡者です。

ジルは傭兵カルロス・オリヴェイラらと協力しながら、ネメシスとの終わりなき死闘を繰り広げます。

途中でウィルス感染するものの、カルロスが病院でワクチンを見つけてジルに投与しゾンビ化を免れます。

最終的には"パラケルススの魔剣"というレールガンをぶっ放してネメシスを粉砕し、10月1日未明に街から脱出。

ところが、その直後にアメリカ政府はラクーンシティへ核ミサイルを撃ち込む"滅菌作戦"を断行し、10万人規模の市民が犠牲に。

アンブレラが用意した地獄に国も加担した形となり、ラクーンシティは跡形もなく消滅してしまいます。

悲惨すぎて、月曜の出勤が憂鬱な気持ちなんて吹き飛びますね。

バイオハザード2 (Resident Evil 2)

9月29日~30日のラクーンシティを別視点で描く作品。

新米警官レオン・S・ケネディ(初出勤の日がこの惨状!)とクリスの妹クレア・レッドフィールドが主人公。

私なんて初出勤日にコピー機の使い方を間違えただけでへこんだのに、レオンの初日はゾンビだらけですよ?

恐ろしい新人研修です。

街はゾンビで溢れ返り、警察署も陥落。

地下にはアンブレラ社の研究所が隠され、ウィリアム・バーキンは彼自身がG-ウィルスを投与して化け物となり、街に莫大な悲劇をもたらします。

レオンはそこで謎多き女性エイダ・ウォンと関わり、クレアはバーキン博士の娘シェリーを保護。

G生物からの激しい襲撃を潜り抜け、2人はなんとか街外へ脱出。

エイダは崖下へ落ちたかに見えますが実は生存し、G-ウィルスサンプルを手に入れて闇へ消えていきました。

ラクーンシティ消滅

10月1日~2日に行われた「核攻撃」によって、ラクーンシティそのものが地図上から葬り去られます。

これを機にアンブレラ社は世界の信用を急速に失い、後述する2003年の完全崩壊へと繋がります。

とはいえ、彼らが撒き散らしたウィルスやB.O.W.の研究が跡形もなく消えるわけではなく、多くの残党研究員やライバル企業が恩恵を受けて暗躍を始めることに。

いわば、会社の飲み会後に残ったお酒を勝手に持ち帰る人たちみたいなものですが、こちらは人類滅亡クラスの悪影響です。

ラクーンシティ事件(通称「ラクーン事件」)はシリーズ最大級の衝撃であり、ここから先の展開がさらに混迷を深めていきます。

1998年末~2003年アンブレラ崩壊とその余波

ロックフォート島事件CODE: Veronica

1998年12月、クレア・レッドフィールドは兄クリスを探してヨーロッパのアンブレラ拠点に潜入を試みるも捕まってしまい、南海のロックフォート島の収容所へ送られます。

謎の武装集団が島を襲撃し、t-ウィルスが拡散。

島全体が無法地帯化する中、クレアは囚人スティーブ・バーンサイドと協力しながら脱走を企図。

後にクリス・レッドフィールドも救援に現れ、島を支配するアシュフォード家(アルフレッドとアレクシア)の悲劇的な陰謀を追い、物語は極寒の南極基地へ移行します。

南極って聞くと「ペンギンかわいい!」って思っちゃいますが、こちらはかわいくない怪物だらけです。

天才的研究者アレクシア・アシュフォードは「t-Veronicaウィルス」を使って超人化を遂げ、怪物として絶大な力を振るいます。

スティーブが感染で変異・死亡する悲劇も挟み、クレアとクリスはギリギリの死闘を強いられます。

さらに宿敵ウェスカーが突然現れて因縁の再会。

結局、クリスがリニアランチャーでアレクシアを撃破し、ウェスカーは「t-Veronicaのサンプル」を奪って撤退。

兄妹も南極基地崩壊寸前に脱出。

こうしてクレア&クリスによる壮絶サバイバルが幕を閉じますが、ウェスカーはさらなる野望へ邁進することに。

ウチの息子のアイス欲しがりの執念より、はるかに強靭です。

バイオテロ散発とアンブレラへの包囲網

アンブレラ社はラクーン事件で非難されつつも、表向きは裁判で政府と争いながら存続を図ります。

一方、残党や元研究員が世界中で違法なウィルス研究やバイオ兵器テロを繰り返す(『ガンサバイバー』『デッドエイム』など外伝作品)ため、被害は拡大。

合衆国エージェントとして活動を始めたレオン・S・ケネディや元S.T.A.R.S.メンバーらが各地で対処に追われ、世界は"アンブレラ製"の生物兵器の残滓に苦しむ時代へ突入します。

職場で悪口言ってた人が転職しても、その悪口が残り続けるみたいな状況です。

ただし人類滅亡級に深刻。

ロシア拠点制圧アンブレラ崩壊

2003年、ロシアのコーカサス研究所に世界各国が合同で突入する作戦が遂行されます。

ここでアンブレラ社最後の切り札"T-A.L.O.S."と激突し、クリス&ジルが打ち破ることに成功。

さらに、潜入していたウェスカーがアンブレラ幹部セルゲイ・ウラジミールを抹殺し、"U.M.F.-013"という企業データをリーク。

これによりアンブレラ社は裁判で負け続け、完全破綻を迎えます。

スペンサー卿は陰へ逃亡し、世界最大の製薬企業だったアンブレラがその歴史を閉じる瞬間です。

我が家の冷蔵庫の中身より複雑な内情が一気に表ざたになったわけですね。

BSAAの設立

アンブレラが倒れたからといって、世界が平和になるはずもありません。

ウィルスサンプルやB.O.W.技術は闇市場で売買され、新たなバイオテロが次々と発生します。

そこで製薬企業連盟が立ち上げたのが"BSAA(生物災害安全評議会)"という対バイオテロ組織。

クリスとジルらが創設メンバーとして加わり、各地のテロ鎮圧に奔走し始めます。

いわば、アンブレラがまき散らした火種を消すために結成された消火隊。

今後の物語は、BSAAが表舞台で活躍する一方、その内情にも不穏な影が差すという展開に繋がります。

職場の飲み会で「接待費」の話にならないよう気を配るより、何倍も気を使う状況です。

2004年~2010年プラーガと世界規模のバイオテロ勃発

欧州の邪教「ロス・イルミナドス」バイオハザード4

2004年、合衆国大統領令嬢アシュリー・グラハムが誘拐され、新米警官時代から成長したレオン・S・ケネディが救出任務にあたります。

舞台はヨーロッパの寒村と古城、そこには寄生虫"プラーガ"を使った邪教集団「ロス・イルミナドス教団」が巣食っており、教祖サドラーが信徒を完全洗脳して軍団化していました。

村人はゾンビではなく"ガナード"と呼ばれる寄生体ホストで、言葉を喋るし集団戦術も駆使して襲ってくるため、恐怖の質が一段異様になっています。

義母の「あなた、今日ゴミ出し忘れたでしょ」という追及のような恐ろしさですね。

いや、それより何百倍も怖いですが。

レオンとアシュリーも寄生されかけますが、城内で除去治療装置を使いプラーガを排除し、ラモン・サラザールや元仲間ジャック・クラウザーを倒しつつ最終的にサドラーも撃破。

ところが、謎のエージェント・エイダ・ウォンが"支配種プラーガ"のサンプルを横取りし、爆破寸前の孤島からヘリで悠々脱出します。

レオンとアシュリーも小型ボートで辛くも逃げ延びるという結末。

プラーガという新たな生物兵器が世に放たれ、

"アンブレラが消えても世界の脅威は終わらない"

という構図がより鮮明になります。

我が家の冷蔵庫の「賞味期限切れのマヨネーズ問題」より、はるかに深刻な問題ですね。

バイオハザード リベレーションズ – FBCとBSAAの暗闘

2005年、地中海に築かれた都市テラグリジアがテロ組織ヴェルトロに襲撃され、"T-Abyssウィルス"で市民が次々とクリーチャー化。

合衆国の対バイオテロ機関FBCは

衛星兵器で都市ごと焼却する

という最悪の手段を敢行しますが、実はFBC長官モルガン自身が裏で事件を操り自分の権力を誇示しようとしていたことが露見。

最終的にBSAAメンバーによってモルガンは失脚しFBCも解体され、組織再編でBSAAが国連直轄となる流れに。

クリスとジルの活躍が光るエピソードで、ヨーロッパや海洋を舞台にしたバイオハザードの新境地と言える部分です。

会社の部署再編より、はるかに壮絶なドラマが繰り広げられるわけです。

ジル行方不明スペンサー邸事件

2006年、クリスとジルは長らく行方を晦ましていたスペンサー卿の潜伏先を突き止め、洋館で奇妙な男が殺していく恐怖…

というよりも、そこにはアルバート・ウェスカーが先に到着してスペンサーを葬る場面に遭遇。

ウェスカーは"ウェスカー計画"なるものの全貌をスペンサーから聞き出したうえで手にかけたのです。

クリスとジルはもはや戦闘の化身のように強化されたウェスカーと激突するが、ジルはクリスを救うためウェスカーを巻き込んで崖下に身を投げ、行方不明となります。

クリスは相棒を失い絶望のどん底に落ちながらも、ウェスカーへの復讐心をさらに燃やすことに。

通勤電車で座席取られた時の憤りなんて、もはや比較対象になりませんね。

2009年バイオハザード5 – アフリカでの"ウロボロス計画"決着

アンブレラ消滅後も、トライセル社などがB.O.W.研究を受け継ぎ、プラーガ改良種を闇市場に放出。

寄生生物やウィルスが全世界に浸透しはじめ、これまでにない規模でバイオテロが多発します。

クリスとシェバの任務

2009年、BSAA西部アフリカ支部は"キジュジュ自治区"で暗躍する武器商人リカルド・アーヴィングを追う作戦を実行。

クリス・レッドフィールドと新人隊員シェバ・アローマが現地入りします。

ここで多数の住民が"マジニ"というプラーガ類似寄生体に乗っ取られ、凶暴化しているという事態が判明。

さらにクリスには「死んだはずのジルが生きている」という極秘情報があり、焦りも重なって危険な捜査へと突き進むわけです。

うちの息子が夜中にトイレに行きたくなって泣き叫ぶ時の私の焦りより、何百倍も深刻な焦りでしょうね。

ジルの洗脳とウェスカーの野望

アーヴィングを追い詰める中で、巨大クリーチャーへと変異した彼を倒し、「黒幕はウェスカーと金髪の女」というヒントを掴みます。

そこから古代遺跡を改造した地下施設に乗り込むと、洗脳装置で意志を奪われた"ジル"が現れ、ウェスカーに従って攻撃してきます。

クリスは執念でジルの洗脳装置を破壊し救出。

正気に戻ったジルは「ウェスカーを止めて」と告げ、BSAA隊員ジョッシュが彼女を保護。

クリスとシェバはウェスカーが進める"ウロボロス計画"の実態を知ります。

ウェスカーは自らを"神"と称し、"ウロボロスウィルス"で選ばれた人間以外を根絶やしにしようとしていました。

野望への協力者だったエクセラ・ギオネさえも実験体に使い、巨大異形にして始末。

怒りに燃えるクリスとシェバは輸送機での空中戦を経て火山へ墜落させるという離れ業でウェスカーを追い詰め、最終的に溶岩地帯でロケットランチャーを直撃させ決着。

長年のシリーズを支えた"ウェスカー"という史上最強の悪役がここに沈みます。

これでアンブレラの怨念は消え去った…

と思いきや、世界の脅威そのものが根絶されたわけではありません。

夫の「今日は飲み会で遅くなる」という連絡より、はるかに衝撃的な展開ですね。

2011年バイオハザード リベレーションズ2

洋館事件から生還したもうひとりの主要人物クレア・レッドフィールドは、NGOテラセイブでバイオハザード被害者を救済する活動を続けていました。

しかし謎の襲撃部隊に拉致され、絶海の孤島施設に監禁されます。

同行していたバリー・バートンの娘モイラも巻き込まれ、2人には"T-Phobosウィルス"が投与されるというホラー満載の展開。

実はこの実験を裏で仕切っていたのは"アレックス・ウェスカー"――かの"ウェスカー計画"で唯一生き残った別の逸材でした。

まるで悪い義母さんの妹が突然現れて、さらに厄介なことを言い出すような状況です。

アレックス・ウェスカーは恐怖心を媒介に発症するウィルスで、人間の精神や遺伝子を自在に操作しようと企みます。

クレアとモイラは何とか逃げ延び、バリー本人も孤島に駆けつけて娘を探す。

アレックスが怪物化し暴走するなかで最終的に倒されるものの、謎の少女ナタリアへアレックスの人格が部分的に移った可能性が示唆され、不気味な伏線を残したまま幕引き。

バイオハザードの怖さは「敵を倒したら終わり」ではなく「倒した後も何かが残る」ところにあるのかもしれません。

うちの冷蔵庫の「賞味期限切れ食品問題」のように、なかなか根絶できないわけです。

2013年バイオハザード6 – 世界規模の生物テロ

2013年、謎の組織"ネオ・アンブレラ"が"C-ウィルス"を操り、大国を巻き込むバイオテロを連続発生させ、世界が再びパニックに陥ります。

シリーズを彩ってきた主要キャラ――レオン、クリス、シェリー・バーキン、そして新登場のジェイク・ミューラーなど――が世界各地で複数の戦場を舞台に繰り広げる群像劇が展開されます。

トールオークス市の大統領暗殺

レオン・S・ケネディは大統領ベンフォードを護衛していたが、ウィルスガス兵器が散布され、市民や大統領までゾンビ化。

レオンはやむなく大統領を射殺するしかなく、事件の真相を追いかける羽目になります。

政府補佐官シモンズは巨大陰謀組織「ファミリー」として君臨し、さらに黒幕的存在カーラ・ラダメス(偽エイダ)がC-ウィルスを世界へばら撒いていました。

義父母の「もう少し片付けなさい」という呪文より、遥かに悪質な陰謀ですね。

イドニア内戦とクリスの苦闘

東欧イドニア共和国では内戦の最中にC-ウィルスが投入され、傭兵部隊がジュアヴォという怪物兵士へ変異。

BSAA隊長クリス・レッドフィールドは部隊を失い記憶障害にまで陥るが、部下ピアーズの説得で何とか復帰し、ネオ・アンブレラの本拠地を追います。

そこにはカーラが変異兵器を量産し、さらなる惨劇を目論む計画が待ち受けていました。

シェリー&ジェイク

成長したシェリー・バーキンはG-ウィルスの抗体保持者で、政府エージェントとして活動中。

彼女はウェスカーの息子ジェイク・ミューラーを確保する任務を帯びますが、ネオ・アンブレラのB.O.W."ウスタナク"に繰り返し襲われ、2人とも捕らえられ半年以上監禁される羽目に。

ジェイクは父ウェスカーのことを知らず、自らの血液がC-ウィルス対抗ワクチンの鍵と判明しても「金なら払え」とツンツン態度。

だけど、人類存亡が懸かった騒動の中、次第にシェリーと絆を深めていくのが興味深い要素です。

我が家の息子がイヤイヤ期を通り越して少しずつ成長していくのに似てるかも。

ただし世界の命運は懸かってませんが。

カーラとシモンズの最期、ピアーズの犠牲

シモンズは異形化を重ねながらレオンに追い詰められ、最終的に撃破されます。

クリスとピアーズは空母でカーラを止めようとするが、彼女はC-ウィルスを自分に投与して怪物化。

さらに空母から発射されたミサイルが中国・蘭祥市に命中し、住民がゾンビ化して市街地が地獄に。

クリスたちは海底研究所で巨大B.O.W.ハオスと戦い、ピアーズは重傷を負いながら自らウィルスを打ち込み超人的力を得てハオスを道連れに。

クリスは悲壮の脱出ポッドで生還。

ジェイクとシェリーもウスタナクを粉砕して脱出。

一連の大規模バイオテロは終息し、各キャラがまたそれぞれの道へ。

ジェイクは「父とは違う生き方をする」と姿を消し、その後は行方不明。

世界は一見落ち着きを取り戻したかに見えますが、真の平和にはほど遠いことを示唆するラストとなります。

まるで、長かった連休明けの月曜日に「さぁ、また明日から仕事だ…」と思うような、あの微妙な終わり方です。

2017年バイオハザード7 – 特異菌とベイカー家の惨劇

アンブレラ崩壊後も、新たな犯罪シンジケート「コネクション」が姿を見せ始めました。

彼らは特異菌を使った"E型"B.O.W.を開発し、その一体が"エヴリン(E-001)"という少女の姿で制御不能に。

2014年ごろ、移送中に暴走して船を沈め、偶然ルイジアナの沼地に住むベイカー家に救出されたことで、さらなる惨劇が幕を開けます。

イーサン・ウィンターズの訪問

2017年7月、行方不明だった妻ミアから届いた謎のメッセージを頼りに、一般市民イーサン・ウィンターズがベイカー邸を訪れます。

そこはすでに家族全員が"エヴリン"の特異菌に侵され狂気へ染まった"悪夢の巣窟"。

ジャック・ベイカーは不死身のようなしぶとさでイーサンを襲い、妻マーガレットは虫だらけの怪物じみた姿に変質。

イーサン自身も腕を切られたりして悲惨ですが、実はカビに感染していたおかげで半ば不死身。

ほとんどコントのような死闘を繰り返すうち、イーサンはジャックらに捕まっても何度でも"再生"して立ち向かいます。

うちの義母の「片付けなさい」攻撃に何度も負けてしまう私とは大違いです。

ベイカー家の娘ゾイが密かに助力し、イーサンは"血清"を合成するためD型被験体の腕などを集めて奮闘。

結果、最後の1本の血清をミアに使うことを選び、ゾイは救えず。

その後、難破船まで移動したところで"エヴリン"が完全暴走。

最終的にクリス・レッドフィールドが率いる"ブルーアンブレラ"がヘリで急襲し、イーサンとミアは救出されます。

ここに至って初めて判明するのが「コネクション」という組織の存在であり、"エヴリン"が人を洗脳し家族ごっこを続ける恐るべきB.O.W.だったという全貌。

イーサンはなんとか生き延びたものの、シリーズは"新しい脅威"をこれでもかと積み上げる結果になりました。

2021年バイオハザード ヴィレッジ – マザー・ミランダとイーサンの結末

7で生還したイーサンとミアが平穏を取り戻すかと思いきや、2021年2月にはクリス率いる部隊が突如襲撃し、ミアを射殺。

幼い娘ローズと共に護送される途中で何者かに襲われ、イーサンだけが雪山に取り残されます。

辿り着いた先は欧州の辺境にある寒村で、ライカンという狼男クリーチャーや吸血鬼然とした"四貴族"が支配する異形の地でした。

四貴族とマザー・ミランダ

村を牛耳るマザー・ミランダは、かつてスペンサーに"寄生生物で人類を変える"着想を与えた張本人であり、特異菌の根源"メガマイシート"を操る不死の魔女。

ドミトレスク城を治める吸血鬼一族や人形師ベネヴィエント、水棲怪人モロー、鉄を操るハイゼンベルクら"四貴族"がイーサンを怪しく迎え撃ちます。

ミランダはイーサンの娘ローズを「我が愛娘エヴァを甦らせる器」として利用しようとしていました。

ローズは分割されたフラスクの形で保管され、それを集めれば復元できる――という斬新な設定がまたシリーズに奇妙な彩りを添えます。

息子のゲームフィギュアを集めるノリじゃなく、実際に娘の体の一部なのが恐ろしい…。

イーサンは荒唐無稽なほど何度も腕を切り落とされたり、心臓を抜かれたりしながら進軍。

ハイゼンベルクに「一緒にミランダを倒そう」と誘われるも、娘を兵器扱いする案にキレて決裂。

最終的にハイゼンベルクもロボット怪物化して襲うが、イーサンが特製タンクでぶっ壊す。

その後、ミランダ本人が現れイーサンの心臓を抉り出し、イーサンは絶命。

だが彼はすでに"ベイカー邸事件"の時点でカビ感染により"死んでいた"という衝撃の事実が明かされ、身体が崩壊しかけながら奇跡のように再起動。

娘を救うためミランダに挑み、激戦の末に撃破。

メガマイシート破壊のため起爆装置を押すとき、「ローズはクリスに頼む」と告げて自らを犠牲にします。

イーサン・ウィンターズ、ここに散る。

あまりに切ない最期ですが、娘を守るため"普通の人間"だった彼の意志が世界をまたひとつ救うという、シリーズでも屈指の感動的クライマックスです。

まさに「お父さんの背中を見て育て」という言葉がピッタリの、父親の鏡です。

父親じゃなくても涙ぐんでしまいます。

クリスの憤怒とBSAAの謎

ヘリで脱出したクリスは、降下していたBSAA隊員がB.O.W.兵士だった事実を知りショックを受け、「BSAAは何をしている?」と激昂。

イーサンが命を懸けて守った世界を、BSAAという組織が勝手に危険な方向へ進めている可能性が示唆され、クリスは「帰ったら本部に直行する」と決意します。

今後、シリーズで描かれるかもしれない"BSAAの闇"は、多くのファンの注目を集めています。

これは義父が「自分の会社はいい会社だ」と言ってたのに、実は裏でとんでもないことをしてた…みたいな感じですかね。

もちろん義父は普通のサラリーマンですが。

Shadows of Rose(追加DLC)

その後、公式DLCで16歳に成長したローズが再び特異菌の世界と向き合う物語が描かれました。

エヴリンやミランダの残留思念に苦しめられながらも、ローズは自身に秘められた力を受け入れ、"父イーサンの遺志"を感じ取る展開となります。

2025年3月現時点で、ローズの未来やBSAAの問題がどう決着するかは未確定ですが、"バイオハザード"が次にどのようなホラーとドラマをもたらすか、大いに期待が高まるばかりです。

「子育てはホラー」とかよく言いますが、実際のホラーと比べたら子育てなんて可愛いものだと思いませんか?(とはいえ、毎日の弁当作りも十分ホラーですけどね)

キャラクター相関と残される謎

クリス・レッドフィールド

洋館事件から一貫してバイオテロと戦い続ける代表的人物。

BSAA創設メンバーでありながら、『ヴィレッジ』でBSAAがB.O.W.を投入した事実を知り、組織への不信感が爆発。

「正義を掲げる組織までもが堕落するのか?」

という悲哀は、今後の展開に大きく絡む見通し。

私の勤める会社の「社員第一主義」という建前と実態のギャップより、はるかに壮絶なギャップですね。

ジル・バレンタイン

『5』でウェスカーに洗脳される悲劇を経て救出された後、長期療養やリハビリを受けているとされますが、その後公式の場に登場していません。

シリーズを代表するヒロインの一人であり、ファンから「いつ再登場するのか?」と熱望される筆頭キャラ。

レオン・S・ケネディ

初登場時は21歳の警官だったが、今や大統領直属のエージェントとして凄腕に成長。

CG映画やアニメシリーズなどでも活躍が描かれ、常にエイダ・ウォンというミステリアスな存在と因縁を結びながらバイオテロの最前線に。

彼の行く先には常にエイダが現れる、といっても過言ではありません。

まるで私の息子のことを「宿題やったの?」と聞くと必ず「あとでやる」と言う関係のような…いや、そんな生易しいものじゃありませんね。

クレア・レッドフィールド

クリスの妹。

ラクーン事件やロックフォート島など、過酷な体験を潜り抜けながらテラセイブで人道支援活動を続けるタフな女性。

リベレーションズ2でアレックス・ウェスカーに巻き込まれた後は、再び世界のバイオハザードと戦い続ける姿勢を示唆しつつ、近年のメインストーリーに表立っては登場していません。

シェリー・バーキン

G-ウィルスを開発したウィリアム・バーキンの娘。

政府保護下で育ち、『6』でエージェントとして活躍。

ジェイク・ミューラーとの冒険で成長を見せたが、その後の動向は不明瞭。

ジェイク・ミューラー

アルバート・ウェスカーの息子。

『6』でC-ウィルス抗体を持つ重要人物として登場。

父を嫌悪しながらも、シェリーと行動し世界を救う形になるが、事件後行方不明に近い。

今後再登場するならば、ウェスカーの血脈の新しい展開がありそうで、ファンの期待が高まる。

エイダ・ウォン

本名も出自も不明なフリーランスのスパイ。

レオンの前に現れては物語を掻き乱し、すべてをさらって去っていく最強の"影のヒロイン"。

バイオ4や6ではキーキャラクターだったが、『ヴィレッジ』には没案で登場しかけたもののカット。

いずれ「真のエイダの目的」が描かれる日は来るのか、ファン待望のキャラクターでもある。

姑と義父の正体不明な「若い頃の話」より、はるかにミステリアスな存在です。

アルバート・ウェスカー

アンブレラと洋館事件の黒幕的存在で、究極のB.O.W.でもあった男。

2009年の『5』で溶岩に沈みロケットランチャーを食らい、公式に死亡確認。

死んでも復活しがちなバイオ世界ですが、さすがにウェスカーはこれ以上出てこないとされます。

ただし彼の血統(ジェイク)、研究データ(ウェスカー計画)、信奉者など"遺産"は散らばっており、今後のストーリーでまた不穏に顔を出す可能性も否定できません。

コネクション

『7』で"E型"エヴリンを生み出した闇組織。

ルーカス・ベイカーと接触していたが、データ送信をクリスに阻止されました。

組織そのものは壊滅せず潜伏しているはずで、"C計画"なる言葉も暗示されるなど、さらなる追撃があるのか不透明。

BSAAの闇

ラクーン事件後に生まれ、正義の組織として君臨してきたBSAAが、『ヴィレッジ』エンディングでB.O.W.兵士を運用している事実が発覚。

これはレオンやクリスが愕然とするレベルの衝撃で、もはや「バイオテロとの戦い」が"自称・正義組織"同士の暗闘に転換してしまう気配あり。

今後、クリスがこの腐敗をどう糾すのかが注目ポイント。

総合まとめ

バイオハザードシリーズは、1998年の洋館事件・ラクーン事件を端緒に、アンブレラ崩壊までの流れを前半戦、その後の世界規模バイオテロを後半戦として段階的に進行しています。

しかし決して単純な二部構成に留まらず、T-ウィルス以降のG-ウィルス、プラーガ、C-ウィルス、特異菌と次々に新手の病原体が登場し、陰謀を巡らす研究者や組織も増えました。

"人類を選別する"だの"進化させる"だのゴリゴリに危険な思想が渦を巻く中、そこに飛び込む勇敢な主人公たちがシリーズの軸を形成しています。

うちの息子の「ママ、宿題やりたくない」レベルの我儘とは桁違いの危険な考え方ですよね。

近年ではイーサン・ウィンターズという市井の男を主人公に据え、『7』『ヴィレッジ』の物語で"家族を守るホラー"という新しい切り口が確立。

結末でイーサンは命を落としましたが、娘ローズが成長して"新世代"を示唆する流れが新たな可能性を秘めています。

さらに、"BSAAの闇"という伏線が残され、クリス・レッドフィールドがどのように行動するかが見もの。

おそらくバイオハザードはまだ終わらず、この先も大きなストーリー展開が控えていることでしょう。

シリーズを俯瞰してみると、単なるゾンビ&ホラーアクションにとどまらず、

「命の価値」「科学の倫理」「企業の暴走」「人類の未来」など、

さまざまな社会的テーマをはらんでいることに気づきます。

狂気に囚われた研究者たちの裏には「もっと崇高な理想」があったり、国家レベルでの腐敗や隠蔽工作があったり、はたまた「自分の家族を救いたいだけ」という純粋な思いから歯車が狂ったり――そこに魅力的なキャラクター同士の確執や絆が絡むことで、バイオハザードの世界観はより深く複雑になっているのです。

実際、20年以上にわたる継続的シリーズでここまで物語が広がると、新規プレイヤーは「どこから手を付ければいいの?」と尻込みしがち。

夫が片付けを頼まれて「どこから手を付ければいいの?」と言い出すより、はるかに正当な迷いですね。

しかし、逆に言えばどこを切り取っても強烈な印象の作品ばかりで、1作プレイするたびに新たな謎や伏線を掘り下げる楽しみが待っています。

リメイク版も近年盛り上がっており、古い作品を最新技術で味わい直せる点も大きな魅力です。

もし未プレイの方がいらっしゃれば、この記事でざっくりとした時系列を把握したうえで気になる作品に手を出してみるのも大いにアリ。

もうプレイ済みの方も、細かな設定の繋がりや、「あのキャラがあの場面に仕掛けていた伏線」を再確認すると、あらためて"おっと、ここ意外と深いじゃないか"と感動するはずです。

バイオハザードの世界は、狂気と恐怖と魅力が入り混じった巨大な迷宮のようなもの。

ウィルスもキャラクターも無限に変化するので、シリーズが続く限り新たな衝撃とドラマを楽しめることでしょう。

最後に、今後の展開としては

「BSAAの腐敗」「ローズの未来」「クレアやジルらの復帰」「ジェイクの再登場」など、

山ほどの大ネタが残されています。

開発スタッフがどの要素を拾い、どこまで壮大なストーリーに成長させていくのか――想像するだけでもワクワクものです。

バイオハザードを語りだすと夜通し止まらなくなる人も多いですが、そんな語り尽くせない深さが、このシリーズの真骨頂なのかもしれません。

うちの夫の「昔の野球話」より、よっぽど引き込まれる物語だと断言できます。

ここまでの長文を読破したあなたは、もはやバイオハザードシリーズの壮絶な群像劇を一気に体験したも同然。

今後新作がリリースされるたびに、その背景や隠しネタをさらに深く楽しめることでしょう。

どうかこの世界における絶対的なキーワード、「人類とウィルス」との果てなき戦いの行方に注目しつつ、次のバイオハザードを心待ちにしてみてください。

-その他