キングダムハーツシリーズは、ディズニーとスクウェア・エニックスが手を組んで2002年に生み出したアクションRPG。
あれから20年以上経った今でも根強いファンがいるのがすごい!
ただ、あのね、このシリーズ、タイトルが多すぎるのよ。
しかも時系列がグチャグチャで、「え?これって前のあの話とどう繋がるの?」みたいな疑問が出まくり。
さらに時間遡行やデータ世界なんてファンタジー要素てんこ盛りで、主婦の私が夕食の献立考えるより複雑な世界観なんです。
でも、そのややこしさが魅力でもあるのよね~。
だって考えてみて?普通のRPGだったら「悪い奴やっつけてハッピーエンド!」で終わるところを、キングダムハーツは「実は闇も大事だし、光だけじゃダメなんだよ」みたいな哲学まで持ち込んでくるんだから。
ここでは
おとぎ話の時代から「ダークシーカー編」の完結、さらに「ロストマスター編」につながる伏線
まで、時系列順に解説していきますね。
長くなりそうだから、お子さんが学校から帰ってくる前に、もしくは夫が帰宅する前に、ゆっくりコーヒーでも飲みながら読んでくださいな♪
あ、でもうちの夫みたいにキングダムハーツが好きな旦那さんなら、むしろ一緒に読むといいかも!
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世界がまだ一つだったころおとぎ話の時代
マスター・オブ・マスターと予知書
ストーリーの最古層として存在するのが「おとぎ話の時代」。
この頃は世界がバラバラになる前で、光が世界を優しく包んでいました。
まさに「世界平和〜!」って感じ…
のはずが、実はその裏で大変なことが起きていたんです。
謎の大賢者マスター・オブ・マスター(通称MoM)という人物がいて、この人が6人の弟子(イラ、インヴィ、アセッド、アヴァ、グウラ、ルシュ)を育てていました。
彼らに「予知書」という未来を記した書物を渡したんですけど、これがまあトラブルの元。
だって予知書には
「世界は闇に覆われる」
「弟子の中に裏切り者がいる」
なんて不穏すぎる内容が書かれていたんですもの!
会社の飲み会で「この中に来年クビになる人がいます」って言うようなもんよ。
そりゃあ弟子たちも疑心暗鬼になるわけです。
しかもマスター・オブ・マスターったら、ある日突然いなくなっちゃうの。
「ちょっと待って!せめて冷蔵庫にメモくらい残していきなさいよ!」
って感じで、弟子たちはパニック状態になります。
残された弟子はそれぞれユニオンという派閥を率いて世界を守ろうとするんですが、予知書の内容やMoMの真意をめぐって対立が深まって…
ええ、もうグダグダですよ。
我が家の義両親との同居初期みたいな空気の凍りつき方です。
キーブレード戦争と世界の分断
弟子同士の疑惑とぶつかり合いはどんどんエスカレートして、とうとう「キーブレード戦争」という大惨事が起きます。
もう名前からして物騒ですけど、要するに光を守りたいはずのキーブレード使いが大量に戦っちゃう。
この戦争があまりにも激しくて、世界はボロボロに。
闇に飲まれて一度崩壊し、無数の"小さな世界"に分断されてしまいます。
これを今の私たちの生活に例えると、「ボーナスが出るって言われてたのに、会社が倒産して一円も出なかった」くらいのショック度でしょうか。
それでも子どもたちの純粋な心の光のおかげで世界は部分的に再生しますが、この「キーブレード戦争」はキングダムハーツシリーズで何度も「古の悲劇」として語られる重大事件になっているんです。
これ、ほんと「平成の就職氷河期」みたいな扱いよ。
ルシュ(Luxu)の長き旅と黒い箱
6人の弟子のうち1人、ルシュ(Luxu)はマスター・オブ・マスターから特別なミッションを受けていました。
「黒い箱」と「ノーネーム」というキーブレードを未来へ運べという指示です。
これがもうすごく重要なポイントで、後のストーリーでは「え、あのキャラが実はルシュだったの!?」という驚きの展開につながるんです。
黒い箱の中身はシリーズ通して謎のまま…
なんだけど、これがとにかく重要な代物。
私、この黒い箱のくだりを知った時、「あ、これって私が義母に内緒で持ってる"夫の黒歴史アルバム"みたいなものかな」と思っちゃいました(笑)。
それから、Union χ(ユニオンクロス)とか「ダンデライオン」とか呼ばれる若いキーブレード使いたちがデータ世界へ避難していたとか、ヴェントゥスがはるか昔から存在していたとか、
ラーリアム(マールーシャの人間時代)やエルレナ(ラクシーヌの人間時代)
が関わっていたりと、後のゲームにつながる伏線がうじゃうじゃ隠されています。
まさに「伏線の宝庫」よ!
若きゼアノートの苦悩Dark Road
スカラ・アド・カエルムでの修行
世界が再生した後に生まれた「スカラ・アド・カエルム」という都市では、キーブレードマスターを目指す若者たちが修行していました。
ゼアノートとエラクゥスもここで学んでいた時代があって、上級生の失踪事件を調べるうちに「闇」と「光」の深~い問題に直面します。
ゼアノートは闇と世界の矛盾を見て「世界をイチから作り直さないとダメじゃない?」という過激な考えに傾いていきます。
一方、エラクゥスは「光こそ正義!」と信じて疑わないタイプ。
最初は仲良しだった二人ですが、価値観の違いが少しずつ積み重なっていく…。
これ、私と夫が「クローゼットの整理方法」で対立するのと似てる気がする(笑)。
ゼアノートの闇への一歩
この物語(Dark Road)はゼアノートの過去を掘り下げていて、仲間たちが闇に飲まれたり悲劇に巻き込まれる事件を通じて、ゼアノートは「真の光と闇の均衡を取り戻さなきゃ」と考え始めます。
ここから、後に老人マスター・ゼアノートが仕掛ける数々の策略が生まれるわけで、全部の元凶とも言える彼の「闇堕ち」の原因が分かるんですよ。
Dark Roadを知ると「ゼアノートにも言い分があったんだな…」と少し同情してしまうかも。
私も先日、息子の通知表を見て「なんで国語だけこんなに点数低いのよ!」って怒ったけど、実は彼なりに頑張っていたと知って反省したのと似てるかも…。
3人の若き光Birth by Sleep
テラ、アクア、ヴェントゥスとの出会い
『キングダム ハーツ バース バイ スリープ』(以下BBS)は、KH1から約10年前の話。
マスター・エラクゥスの弟子であるテラ、アクア、ヴェントゥスの物語です。
- テラ:闇の力に惹かれやすいけど、心は優しい青年。うちの義父みたいに外見は厳つくても中身は柔らかいタイプ。
- アクア:光の力に優れた才女で、正式に「キーブレードマスター」の資格をゲット。女性の仕事能力は侮れないわよ!
- ヴェントゥス(ヴェン):記憶をなくして、明るく天真爛漫だけどその心は謎めいている。ちょっと息子に似てる…。
彼らは師エラクゥスから修行を受け、ディズニー世界を旅する中で強大な敵"アンヴァース"との戦いに巻き込まれます。
でも裏では老人マスター・ゼアノートが暗躍し、テラを闇へ誘導してヴェントゥスを利用するという複雑な計画を進めていたんです。
ゼアノートのχブレード計画
ゼアノートが企んでいたのは、光と闇がぶつかって生まれる究極の鍵"χブレード"を作り出し、キングダムハーツを開いて世界を作り直すこと。
そのためにヴェンの心から分離させた闇の存在・ヴァニタスを使い、テラには「闇を恐れなくていい」と囁いて利用する。
テラは「闇は悪」と教わってきたけど、ゼアノートの「闇も力だ」という誘いに少し惹かれちゃって、ディズニー世界でちょっとダークな行動をとってしまうんですよね。
アクアは友達を救うために必死で動き回り、ヴェンは自分がχブレード作りの素材にされる運命と戦おうとする。
みんな行き違いながらも「仲間を大事に思う気持ち」だけは共通していて、そこがBBSの良いところです。
私も長崎から上京した時、友達との距離感で悩んだけど、結局大切なのは「思いやる心」だって気づいたわ。
キーブレード墓場での大惨事
BBSのラストは3人が「キーブレード墓場」でゼアノート&ヴァニタスと激突します。
- テラはゼアノートを追い詰めるけど、逆にゼアノートがテラの体を乗っ取って「テラ=ゼアノート」が誕生。テラの意識は鎧に宿って「留まりし思念」になる。夫の体に義父の魂が入ったらこんな感じなのかしら…恐ろしい…。
- ヴェンはヴァニタスとの決闘でχブレードが誕生するけど、不完全なまま壊れて、心が損傷して眠り状態に。
- アクアは二人を救おうと奮闘するけど、テラ=ゼアノートを止めようとして闇の世界に落ちてしまう。
こうして3人はバラバラの運命に。
ゼアノートはテラの体を借りて生き延びる形になり、BBSの結末は悲しい…。
アクアは闇の世界で迷子、ヴェンは永遠の眠り、テラは体を奪われたまま…。
なんだか「子供の独立、夫の単身赴任、私の介護生活始まり」みたいな三重苦シナリオよね…。
でも、後の物語でこの3人がどう復活していくかが楽しみどころでもあるんです!
KH1の前にソラとヴェンの心の繋がり
BBSの冒頭でヴェントゥスの弱った心が幼いソラと繋がるシーンがあります。
これがソラがキーブレードに選ばれた理由の一つで、シリーズ全体でとても重要なポイント。
また、アクアが幼いカイリと出会ってお守りを渡したり、テラが幼いリクにキーブレード継承の素質を与えたりと、KH1につながる伏線がたくさん盛り込まれています。
「BBSを先にプレイしてからKH1をやると理解が深まるわよ」
という意見も多いです。
これ、私が息子に「ママの子供時代の話を聞いてからじゃないと、今の話の面白さが分からないわよ」と言ってるようなもの(笑)。
ソラ、リク、カイリの旅立ちキングダム ハーツ(KH1)
ディスティニーアイランド崩壊
シリーズ第1作『キングダム ハーツ』は、主人公ソラと親友リク、幼馴染カイリの3人が暮らすディスティニーアイランドから始まります。
「外の世界に行きたいね~」
って話してた矢先、突然島が闇の怪物(ハートレス)に襲われて崩壊!
リクは闇の力に取り込まれて姿を消し、カイリはソラの目の前でフッと消えちゃう。
ソラだけが謎の武器キーブレードを手にしながら闇に吸い込まれるの。
目が覚めたら「トラヴァースタウン」という見知らぬ町。
そこでFFシリーズのレオンやユフィ、そしてディズニーキャッスルのドナルド&グーフィーと出会って、「キーブレードの勇者」として各世界の"鍵穴"を封印する使命を担うことになるんです。
東京に上京したての私も、「長崎と全然違う!」って驚いたけど、ソラの驚きはそれ以上だったでしょうね…。
マレフィセントと7人のプリンセス
ソラ、ドナルド、グーフィーは各ディズニー世界を冒険して、闇を撒き散らすハートレスと戦っていきます。
その裏でディズニーの悪役たちを率いているのがマレフィセント。
彼女は「7人のプリンセス・オブ・ハート」を集めて"世界の心への扉"を開こうとしているんです。
実はカイリが7人目のプリンセスで、彼女の心はソラの中に眠っている状態でした。
一方、リクはマレフィセントにそそのかされて「闇の力を使えばカイリを救える」と信じ、ソラと敵対するように。
友情に亀裂が入って、「キーブレードは本来リクが選ばれるはずだった」なんて衝撃の真実も明らかになり、ソラは打ちのめされながらも必死に戦います。
これ、私と高校時代の親友が同じ男の子を好きになって一時的にギクシャクした時を思い出すわ…(遠い目)。
闇の探求者アンセム、そしてソラの自己犠牲
マレフィセントのさらに奥に潜む黒幕が闇の探求者アンセムで、KH1終盤ではアンセムとソラが激突します。
カイリの体はすでに意識を失っていて、ソラは自分の胸をキーブレードで貫いてカイリの心を解放するという驚きの行動に出ます。
カイリは蘇るけど、ソラは心を失ってハートレス化。
でもカイリの光でソラは人の姿に戻り、最終バトルへ。
アンセムはキングダムハーツから闇を引き出そうとするけど、逆に光に焼かれて消滅します。
世界の心への扉を閉じるため、闇の世界側にいたリクと王様ミッキーが扉の内側から、ソラたちは外側から協力して、なんとか封印に成功。
大切な人を再び失ったカイリは元の島に戻され、ソラはリクを助けるために旅を続けます。
KH1は「必ず戻ってくるよ」と約束して別れるシーンで終わるんですが、これが本当に泣ける…。
息子が小1の林間学校で初めて一人で出かけた時、「ママ、帰ってくるからね」って言ってくれた時の気持ちを思い出すわ。
涙腺崩壊必至よ!
忘却の城での記憶操作Chain of Memories
ナミネとXIII機関の陰謀ソラ編
KH1の後、ソラたちがリクと王様を探し歩いていると、謎の男に導かれて「忘却の城」という場所に着きます。
ここでは上の階に進むたびに「大切なものを失う」という記憶操作が行われて、ソラは頭がぐちゃぐちゃに。
実はナミネという少女がカイリの"影"から生まれた特別な存在で、彼女がソラの記憶を改ざんしていたんです。
背後ではXIII機関のマールーシャやラクシーヌが暗躍して、「ソラを操りたい」計画を進めてた。
でもソラはこれを打ち破ります。
最終的にナミネは「ソラの記憶を元に戻すには1年くらい眠ってもらうしかない」と告げて、ソラはドナルド&グーフィーと一緒にポッドで眠りにつきます。
これ、夫が「君の料理の味が変わった気がする」と言った時、「あなたの舌が変わったのよ!」って言い返したけど、実は私が新しいレシピを試してたっていう、あの時の罪悪感を思い出すわ…。
闇を受け入れる選択リク編
一方、忘却の城の地下から目覚めたリクも、アンセムの闇と自分自身の葛藤に苦しみます。
ディズ(この時点では謎の包帯男)や王様ミッキーの助けを得て、リクは自分の闇を排除するんじゃなくて「受け入れる」道を選ぶんです。
「光でも闇でもない、夜明けの道を行く」
と宣言して、アンセムの影響を振り払ったリクは、ソラが目覚めるまでミッキーと一緒に陰からサポートする立場に。
これ、私が「若い頃のキツい性格を直そう」とするより「そういう部分も含めて自分なのよね」って受け入れた時みたいな成長よ。
リクは大人になったのね…。
ソラが眠る間のロクサスとシオン358/2 Days
ロクサスの日常とXIII機関
ソラが1年眠っている間、そのノーバディであるロクサスがXIII機関で活動していたのが『キングダム ハーツ 358/2 Days』の物語。
ロクサスは「自分が何者かも分からないまま、ハートレスを倒して心を集めろ」って言われる日々を送りながら、XIII機関のメンバーであるアクセルと友情を育みます。
さらに14番目のメンバーとして登場した謎の少女シオンとも仲良くなって、3人でトワイライトタウンの時計台に座ってアイスを食べるシーンがとても素敵なの。
会社の飲み会で仲良くなった同期との思い出みたいで、見てるこっちまでほっこりしちゃう…。
シオンの正体と哀しい選択
でもシオンの正体はソラの記憶をコピーしたレプリカ人形で、機関が「ソラを目覚めさせないため」の保険として作った存在だったんです。
記憶が流れ込むほど、シオンは自我を保てなくなって、ロクサスとも衝突するように。
やがてシオンは「このまま生きていたらソラが目覚められない」と悟って、自らロクサスと戦って消えていく道を選びます。
ロクサスは悲しみに暮れながらも、徐々にシオンの記憶を失っていく。
そしてアクセルや機関への不信感も募って、最終的にロクサスは機関を脱走します。
でもその先でリクと戦って負けて、ディズによって仮想トワイライトタウンに閉じ込められるの。
KH2冒頭で彼が「ロクサスの夏休み」と呼ばれる仮想世界にいたのは、こういう経緯があったから。
最後にロクサスはソラと一つになって、ソラが目覚めるきっかけになります。
これ、子供が産まれた時、「私の自由な時間が消えて別の命になった」感じに似てるかも…。
物悲しいけど美しいストーリーよね。
XIII機関との全面対決キングダム ハーツII
ロクサスの夏休みとソラの目覚め
KH2はロクサス視点の「仮想トワイライトタウン編」から始まります。
ハイネやピンツ、オレットという友達と普通の夏休みを過ごすロクサスだけど、少しずつこの街が偽物だと気づいていきます。
アクセルやノーバディが現れたりして混乱が深まる…。
最終的にロクサスは自分の正体を知って、ソラと一つになる運命を受け入れ、ソラは1年間の眠りから目覚めます。
そして再びドナルド&グーフィーと旅を始めることに。
なんだか「美容院でイメチェン失敗して1年間帽子被り続けた後、ようやく髪が伸びて元の私に戻れた!」みたいな爽快感があるわね(経験者は語る…)。
人工キングダムハーツとゼムナス
新たな敵として登場するのがXIII機関。
リーダーはゼムナスで、彼は実はマスター・ゼアノートのノーバディなんです。
XIII機関はソラがハートレスを倒すたびに放出される心を集めて、巨大な"月"のようなキングダムハーツを作ろうとしていました。
ソラはディズニー世界を巡りながらノーバディと対峙して、ホロウバスティオン(レイディアントガーデン)では大量のハートレスと壮絶な戦いを繰り広げます。
その過程でアクセルはロクサスの面影を持つソラと再会して、「友達を守るため」に自分を犠牲にして散るっていう切ないシーンも…。
長い付き合いの友達が突然「引っ越すから」って別れを告げられた時の気持ちに似てるかも。
「また会えるよね?」って思いながらも、どこか寂しいアレよ。
リクとの再会と最終決戦
カイリをXIII機関に連れ去られたソラは、存在しなかった世界(ザ・ワールド・ザットネバーウォズ)に乗り込んで、そこでリクや王様ミッキーと再会します。
でもリクは闇の力を使った影響でアンセムの姿になっていたの。
最終的にソラ、リク、そして仲間たちはゼムナスを倒します。
ソラとリクは闇の狭間に閉じ込められるけど、カイリの手紙に導かれて無事ディスティニーアイランドに帰還。
KH2は仲間たちが浜辺で再会するハッピーエンドで終わります。
でもエンディングでは王様からの新しい手紙が届いて、次の冒険を匂わせるの。
夫が「今度の連休どこも予定ないよ〜」って言った直後に義母から「温泉行きましょう」ってLINEが来た時の「あら、また冒険が始まるわね…」感に似てるわ(笑)。
ジミニーメモと"眠りし心"Re:coded
データ化された冒険
KH2の後、王様ミッキーたちはソラの冒険記録「ジミニーメモ」に謎のメッセージが追加されてるのを発見します。
「彼らの痛みを癒やせ」という意味深なフレーズを解読するため、メモをデータ化して仮想世界を調査することに。
データ上に作られた「データ・ソラ」は、バグだらけのディズニー世界を修正しながら真相に迫っていき、「ソラの中には眠り続ける痛みや記憶を抱える人々がいる」とわかります。
具体的にはテラ、アクア、ヴェン、ロクサス、シオン、ナミネなどの存在です。
スマホのアプリが突然バグってデータ復旧したら、消えたはずの昔の写真が出てきた時のドキドキ感に似てるかも。
「あ、これ懐かしい…」って。
ソラへのメッセージ
最終的にナミネの意志が「ソラにはまだ救うべき仲間がいる」という事実を示していて、それを王様ミッキーがソラに手紙で伝えるんです。
KH2エンディングでソラが受け取った手紙はこれで、
"眠りについた人々を救う"
という使命が明確になります。
この段階で「そういえばテラやアクアやヴェンはどうなったんだっけ?」って思ってたファンにとって、Re:codedは"眠った心を救う物語がこれから始まるよ"っていう予告編みたいな作品でした。
夫婦喧嘩の後で、夫が「実は母さんが入院してて…」って打ち明けた時の「ああ、だから不機嫌だったのね…」という謎解き的な感覚に似てるわね。
ソラとリクのマスター試験Dream Drop Distance
眠りに閉ざされた世界を解放する
『キングダム ハーツ 3D [Dream Drop Distance]』は、ダークシーカー編完結に向けて大きく物語が動く作品。
イェン・シッドはマスター・ゼアノートの復活を感じ取って、ソラとリクにキーブレードマスター承認試験を課します。
その内容が
"眠りに閉ざされた世界を解放する"
というミッション。
二人は別々の夢世界を巡り、ディズニー作品をモチーフにした眠れる世界の鍵穴を開いていきます。
途中、ソラは急に眠くなったり、リクはソラの夢の中にDiveして助けたりと、かなり複雑な展開が続きます。
そこに登場するのが「青年ゼアノート」という過去からやって来た謎の人物。
これ、私が仕事のプレゼン前日に「眠い…でも資料作らなきゃ…でもどうしても眠い…」ってなってる時、夫が「俺が仕上げとくから寝なさい」って言ってくれるのに似てるかも。
そういえば夫も若い頃は今より優しかったのよね…(遠い目)。
新生XIII機関と時間遡行
物語の後半で明かされるのは、ゼアノートが「時間遡行」を使って、過去の自分やアンセム、ゼムナスを含めた13の闇を集結させようとしてる計画。
つまり新生XIII機関を結成して、「13の闇」と「7つの光」をぶつけて真のχブレードを作り出そうとしてるのよ。
ソラはその13番目の闇にされかけるけど、リクや王様、さらにはリア(人間に戻ったアクセル)が救いに来て危機一髪で助かります。
ゼアノートたちは「いずれ決戦の時が来る」と言って退却するの。
なんか「義両親と同居決定→義両親と息子が意気投合→私だけ蚊帳の外→夫が気づいて仲裁」みたいな家族劇場を思い出すわね…(笑)。
リクの合格とソラの再出発
試験の結果、リクはソラを救った功績もあって晴れてキーブレードマスターに認定されます。
でもソラは闇に取り込まれかけて失敗。
でもソラは落ち込まず「自分は自分のやり方で強くなる」と再出発を決意するんです。
同時に、カイリにもキーブレードの素質があると分かって、光の7人を揃える準備が整ってきます。
「大丈夫かしら…?」
という不安と「いよいよか!」というワクワク感が混ざった空気の中、物語はKHIIIへと続くのです。
これ、息子の受験シーズンで「塾に行かなくても自分のペースで勉強する!」って宣言されて心配したけど、案外自分で頑張ってくれた時の気持ちに似てるわ。
子供って意外と自分の道を見つけるものよね。
ダークシーカー編の完結キングダム ハーツIII
7人の光と13人の闇
『キングダム ハーツIII』では、ソラ、リク、カイリ、アクア、ヴェントゥス、リア(アクセル)、そして王様ミッキーの7人が「光の守護者」として集結して、マスター・ゼアノート率いる「新生XIII機関」の13人と最終決戦をするのが物語の軸です。
でもソラは3Dの試験で力を失っていて、まず「目覚めの力」を取り戻さなきゃいけない。
アクアは闇の世界に取り残されたまま、ヴェンは眠ったまま、テラなんて行方不明という状態。
一方、ゼアノート側はアンセム、ゼムナス、若きゼアノート、シグバール(実は…)らが着々と闇の13を集めています。
これ、大掃除で「今年こそ片付けるぞ!」と意気込んでも、まず「この前の洗濯物が…」「子供の部屋が…」「夫の書類が…」と次々問題が出てくるあの感じよね。
アクア救出とヴェントゥス復活
ソラはドナルド、グーフィーと各ディズニー世界を旅しながら、闇の世界に囚われたアクアを救おうと奮闘します。
リク&ミッキーも手分けして闇の世界を探すけど、深い闇に染まったアクアはほとんど絶望状態…。
ついにソラたちが闇の海岸でアクアと出会い、ソラが光で彼女を浄化。
アクアは闇から解放されて、すぐに「忘却の城」の封印を解いて、眠ってるヴェンのところへ向かいます。
そこへヴァニタスが襲ってくるけど、ソラの声に反応してヴェンが目覚めて、久しぶりに仲間が再会するの。
このシーンはBBSプレイヤーなら絶対泣いちゃう感動の瞬間よ!結婚式で10年ぶりに再会した友人に抱きついた時の感覚に似てるわ…。
キーブレード墓場での最終決戦
光の7人が揃い、マスター・ゼアノートは13の闇を集め、舞台は再び「キーブレード墓場」へ。
そこでゼアノートが望む
χブレード創造
を実現しようとするけど、最初の突入でソラたちはハートレスの津波(デビルズウェーブ)に飲まれて、いきなり全滅…。
でもソラの心は最終世界へ飛んで、時間を巻き戻したり世界線を修正したりします。
過去のBBSで散った無数のキーブレード使いの意志(Union χの力)を借りてハートレス軍を打ち破り、戦いをやり直すことに成功。
その後、XIII機関メンバーとの連戦が始まって、テラの体を奪ったゼアノートを倒したり、シオンが復活してロクサス&アクセルと涙の再会があったりと、感動シーンが連発するのよ!
家族旅行で最初は「天気悪いし、宿も微妙だし…」と不満だらけだったのに、突然の晴れ間に恵まれて、思いがけない絶景に出会えた時のような感覚かしら。
ゼアノートの最期とソラの代償
最後はマスター・ゼアノートが完成したχブレードを使ってキングダムハーツを開こうとします。
戦場は「スカラ・アド・カエルム」に変わって、ソラと仲間たちが総力を挙げて挑みます。
ゼアノートは敗北を認めて、旧友エラクゥスの説得もあって闇の野望を手放し、二人とも光の中へ消えていくの。
キングダムハーツは閉じられて世界は救われる…
でも、ソラは「目覚めの力」を使いすぎた代償として、この世界から消えてしまうんです。
エンディングでは島のシーンでカイリと一緒にいるかと思ったらソラはふっと消えて、カイリの涙が零れる…。
本当に
"ダークシーカー編完結の余韻"
を残す衝撃のラストよ。
これ、息子の卒業式で「成長してくれたなぁ」と感慨深く見てたら、突然「実は留学が決まりました」って発表されたみたいなショック…嬉しいけど寂しい、複雑な感情よね。
もう一つの時間修正Re Mind
ソラが見せた執念
KH3本編の補完DLC『Re Mind』では、ソラが最終決戦で仲間を救う過程をさらに詳しく描いています。
ソラはカイリの心の欠片を探すために何度も時間をさかのぼり、各守護者の戦闘に干渉してベストな未来を作り出す。
でもその代償としてソラ自身が消えてしまう事実は変えられない…。
ソラは「仲間を救うためなら、自分が消えても構わない」と覚悟を決めるんですが、そこにシリーズ一貫した"自己犠牲""繋がり""友情"のテーマが詰まっているの。
これって、私が「息子の将来のために田舎から出て、都会で頑張ろう」って決意した時の気持ちに似てるかも。
大切な人のためなら、自分の居心地よさを犠牲にできるっていう…。
リミットカットとソラ行方不明の手がかり
DLC後半のリミットカットエピソードでは、ソラを失った後の世界でリクや仲間たちがソラの行き先を探ります。
データ世界で機関メンバーの再現データと戦って、フェアリーゴッドマザーと"名もなき星"からヒントを得て、リクはクァッドラトゥムという謎の都市へ行く方法を手に入れるの。
これがロストマスター編への導入となって、「ソラは別の世界に飛ばされてるんだ」という大きな伏線がここでまとまるんです。
夫が突然転勤で行方不明(?)になって、息子と「パパのタンスから手がかりを探そう」って探偵ごっこしてるみたいなワクワク感があるわね(そんな経験ないけど)。
カイリの視点と新たな扉Melody of Memory
カイリの夢の中でのゼアノート
2020年発売の『キングダム ハーツ メロディ オブ メモリー』は、音楽ゲーム的な遊びの中で、カイリが眠りの中で見た記憶を追体験する物語が挿入されています。
そこでは、カイリ自身がゼアノートの幻と対峙して、ソラがいる世界が「私たちの常識を超えた虚構の世界」だという確信を得るんです。
王様ミッキーはスカラ・アド・カエルムの古文書を調べに行き、リクは独自にクァッドラトゥムへ行く手段を見つけて先に向かう。
カイリはさらなる修行を続ける…
という形で物語は終わります。
つまり、ソラ捜索が「ロストマスター編」の中心になりそうって期待が高まるの。
夢の中で「大丈夫、あの人は無事よ」って啓示を受けて、目が覚めたら「よし、私も頑張ろう!」って決意するような…そんな女性の直感みたいなものかしら。
ロストマスター編と現在(2025年3月)の展開
シグバール=ルシュが動かす未来
KH3エピローグで明かされた大きな真実が「シグバールの正体はルシュ(Luxu)だった」という驚き。
かつておとぎ話の時代に黒い箱とノーネームを任されていた弟子が、姿を変えながら現代まで生き延びていたんですね。
彼はキーブレード墓場に黒い箱を置いて、他の予知者(イラ、インヴィ、アセッド、グウラ)を呼び戻します。
「アヴァはどうした?」
「お前はルシュなのか?」
「箱の中身は?」
といった質問にあいまいに答えるシグバール=ルシュ。
これは間違いなく次の
"ロストマスター編"
の鍵になる要素で、ファンの間でも考察が止まりません。
これ、義母の「あの箱には私の宝物が入ってるから開けないでね」って言われ続けた箱の正体が気になる感じに似てるわ…(ちなみに中身は夫の幼少期のアルバムだったみたい)。
クァッドラトゥムとヨゾラ
KH3のシークレットムービーやRe Mindのシークレットエピソードで、ソラが現実世界そっくりの大都市「クァッドラトゥム」で目覚めるシーンが描かれます。
そこに登場するのが
ヨゾラ
という謎の青年。
ヨゾラは「VERUM REX」という架空のゲームの主人公として『KH3』トイボックス世界にちょっと登場していたキャラでもあるの。
シークレットボスとしてソラと戦うシーンはFFヴェルサスXIIIを思わせる演出で、ファンは大興奮!これからヨゾラがどう物語に関わるのか、マスター・オブ・マスターはクァッドラトゥムで何を企んでいるのか、気になることだらけです。
東京に初めて来た時、「ビルの海、人の波…ここは本当に日本?」って感じたのと似てる。
長崎との違いにびっくりして「これが都会か…」ってね。
ソラもそんな気持ちかも。
Missing-Linkとキングダム ハーツIV
2022年4月の20周年イベントで、スマホ向け新作『キングダム ハーツ Missing-Link』と
キングダム ハーツIV
の制作が正式発表されました。
Missing-Linkはスカラ・アド・カエルム時代が舞台で、『Union χ』や『Dark Road』の要素を引き継ぎつつ、ロストマスター編へつなぐストーリーになるそうです。
そしてKH4はクァッドラトゥムを舞台に本格的に「ソラの行方」「ロストマスター編」の核心部分が動くと予想されるけど、2025年3月現在も詳細は謎だらけ。
開発チームのコメントやトレーラーに映ったリアルなビル街のグラフィック、巨大ハートレスとの戦いなど、期待と妄想が広がりまくってる状態よ。
これって「息子の進路が決まったけど、具体的に何をするのかはまだ謎…でも将来有望!」みたいな、親のワクワク感に似てるわね(笑)。
超俯瞰的な光と闇の行方大いなる考察
ここで超次元的な視点から、シリーズ全体を一歩引いた目で見てみましょう。
- 光と闇の在り方
キングダムハーツシリーズでは、光=善、闇=悪という単純な区分けではなく、「闇も含めて心の一部」という考え方が早くから示されています。
BBSのテラや3Dのリクが良い例よね。
ゼアノートも「光と闇の均衡」を求めた結果、極端な破壊と再構築を目指したわけで、料理で「もうちょっと塩を…」と思ったら全部塩まみれにしちゃったような暴走っぷり(経験あり…)。 - 繋がりこそ力
ソラの口癖「繋がる心が俺の力だ!」はシリーズ全体のテーマ。
眠っている仲間を救うために自分を犠牲にしたり、ロクサスやシオンが"友達として過ごした時間"を大切にしたり、痛みも喜びも分かち合うことで光を見つけるという構図が強調されています。 - 時間移動やデータ世界などのSF的要素
どんどん複雑になるのがKHの面白いところ。
時間遡行やデータ世界が導入されてから、「もう何でもアリでしょ!」ってツッコミが効かなくなるくらいの超展開が続きます。
でも、それこそがダークシーカー編をクライマックスへ導く重要な仕掛けになってるんだから、侮れないわよね。 - ロストマスター編はどこへ行く?
クァッドラトゥムが"虚構"と呼ばれて、ディズニー世界とは別次元になりそうな描写もあります。
MoMが黒い箱を通して何を狙ってるのか、予知者たちが再集結してどんな動きをするのか。
XIII機関とは別の新しい勢力が生まれる可能性や、ディズニー作品以外の世界との融合がどうなるかも興味深いポイントよね。
まとめ:終わらない冒険へ
ここまでおとぎ話の時代からダークシーカー編完結、そしてロストマスター編へのつながりを時系列順で追ってきました。
- おとぎ話の時代:キーブレード戦争と世界の崩壊、MoMと弟子たちの伏線。
- Dark Road:若きゼアノートの揺れ動く心。
- Birth by Sleep:テラ、アクア、ヴェントゥスの悲劇的運命。
- KH1:ソラ、リク、カイリの出会いと冒険の始まり。
- Chain of Memories:忘却の城とナミネの記憶操作。
- 358/2 Days:ロクサスとシオン、時計台の儚い友情。
- KH2:XIII機関との激闘、ゼムナス撃破とソラの帰還。
- Re:coded:ジミニーメモの謎と"眠りし心"を救う予兆。
- 3D:ソラとリクの試験、新生XIII機関の計画発覚。
- KH3:ダークシーカー編の最終決戦、ゼアノートの野望終焉、そしてソラの消失。
- Re Mind:時間修正によるカイリ救済とソラの自己犠牲の補完。
- Melody of Memory:カイリ視点でソラ失踪の行方を探り、クァッドラトゥムへ繋がる。
- ロストマスター編:シグバール=ルシュ、予知者たち、MoM、クァッドラトゥム、ヨゾラ…新たな局面へ。
一度「ダークシーカー編」は完結したけど、主人公のソラがいなくなって、まだまだ解けない謎がたくさん残ってます。
2025年3月現在、『キングダム ハーツIV』や『Missing-Link』などの続報にファンは胸を高鳴らせてる状態です。
シリーズを追うのが大変なほど膨大なストーリーだけど、「だからこそハマる人はとことんハマる」中毒性があるのも事実。
ディズニー作品への愛情たっぷりの世界観×スクウェア・エニックスのファンタジーテイストという独特の組み合わせがここにしかない魅力を生み出してるんですよね。
次の冒険では、光や闇という概念をさらに超えて、"現実世界に似た虚構"や"神の視点を持つMoM"がどう関わってくるのか。
世界再構築以上のとんでもない展開が待ってそうな予感がするし、ソラと仲間たちが再び笑顔で集まる日は来るのか…大きな期待が膨らみます。
最後に
キングダムハーツの一番のポイントは「キャラクター同士の絆」に尽きると言ってもいいでしょう。
闇に囚われても、どれだけボロボロになっても、仲間を想う心や自己犠牲が新しい道を開いて、光をもたらす。
そのテーマ性が作品内のディズニーの世界観と絶妙に合って、「友情」や「諦めない心」がどれほど大切かを感じさせてくれます。
もしストーリーが複雑すぎて挫折しそうになったら、「そういえばソラって一度も簡単に諦めたことないよね」って思い出してみるといいかも。
これからのロストマスター編では、もっと大掛かりな仕掛けが出てきそうで、今までの枠組みがガラッと変わるかもしれません。
でも、シリーズを通じて大事にされてきた根本のメッセージ——"仲間との繋がりこそ力"——は、きっと最後まで変わらないはず。
いつかソラがクァッドラトゥムから帰ってくる光景を夢見ながら、私たちも一歩一歩進んでいきましょう。
キングダムハーツの物語はこれからが新たな始まり。
闇の先にある光は、まだまだ眩しく輝き続けることでしょうね!