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ラングリッサーシリーズのストーリーを時系列順に結末までネタバレ

ねぇ、聞いてくれます?

毎日毎日、満員電車に揺られて会社行って、帰ったらご飯作って、子供の宿題見て、お義父さんお義母さんの話し相手して…って、気づいたらもう深夜!

正直ヘトヘトですよ。

でもね、そんなクタクタな夜に、ついコントローラー握っちゃうゲームがあるんです。

そう、それが『ラングリッサー』。

剣と魔法の世界で、イケメン騎士や可愛い巫女さんを育てて、頭使いながら敵を倒していくシミュレーションRPG。

1991年の第一作登場以来、もう30年以上!
私がまだ長崎で鼻垂らしてた頃ですよ(嘘です、もうちょっと後です)。

それなのに、今プレイしても全然色褪せないんですよね。

むしろ、年齢重ねた今だからこそ、グッとくる部分があったりして。

光の女神様と闇の神様の代理戦争とか、伝説の聖剣と呪われた魔剣とか、もう設定だけで白飯3杯いけそうな重厚ファンタジー。

でも、ラングリッサーの本当の魅力って、それだけじゃないと思うんです。

主人公たちはみんな、「光輝の末裔」なんていう、ちょっと厨二…いえ、カッコイイ宿命を背負わされてるんだけど、決してスーパーマンじゃない。

迷ったり、間違ったり、時には仲間とぶつかったりしながら、それでも自分の信じる道を選び取ろうとする。

その姿がね、なんかこう…グッとくるんですよ。

「わかるー!エルウィン、その気持ち!」とか、「レオン様、マジ理想の上司…うちの部長に見習ってほしい(涙)」とか、思わず画面に向かって語りかけちゃったり。

そして、シリーズを通して描かれる「選択」と「継承」のテーマ。

どのルートを選ぶかで未来がガラッと変わっちゃうドキドキ感(セーブデータめっちゃ増えるやつ)。

親から子へ、師から弟子へ、そして時代を超えて受け継がれていく想い。

これって、私達のリアルな人生にも通じるものがある気がしません?
子供の成長を見てると、「ああ、こうやって繋がっていくんだな」って、しみじみ感じたりするんですよね(遠い目)。

この記事では、そんなラングリッサーシリーズが織りなす、千年にも及ぶ壮大な歴史絵巻を、公式の時系列順(III→I→II→IV→V→モバイル)に沿って、各作品の結末、重要な展開、キャラクターの運命に至るまで、一切の遠慮なく【完全ネタバレ】で紐解いていきます!
聖剣ラングリッサー誕生の秘密から、光と闇の永きにわたる戦い、そして2024年にメインストーリーが完結を迎えた『ラングリッサー モバイル』で描かれた「マジか!」な結末まで、全部ぶちまけます!
さらに、今回は私の(自称)超俯瞰的視点による深掘り考察もマシマシでお届け!
「え、そんな解釈アリ!?」って驚いちゃうかも?

あなたが、かつて指揮官として戦場を駆け巡った歴戦の勇士であれ、これからこの伝説の世界に足を踏み入れようとしている新たなる光輝の末裔であれ、この記事がラングリッサーという宇宙をより深く味わうための一助となることを願っています。

ただし、重ねて申し上げますが、この記事はシリーズ全作品の核心的なネタバレを大量に含みます。

もし、あなたがまだ見ぬ物語の結末を自分の目で確かめたいと願うなら、ここでページを閉じることを強くお勧めします。

マジで!

覚悟はよろしいでしょうか?
それでは、時空を超えた壮大なサーガの旅へ、いざ出発しましょう。

聖剣が照らし出す光と、魔剣が纏う闇の交錯する物語の深淵へ、共に分け入ってまいりましょう。

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時系列と基本の「キ」第1章:ラングリッサー宇宙まるわかり講座

さあ、壮大な物語の旅に出る前に、まずは基本を押さえておきましょう!
ラングリッサーの世界って、結構ややこしいですからね。

ここをしっかり理解しておけば、後の展開が「なるほど!」って腑に落ちるはず。

地図とコンパスなしで冒険に出るわけにはいきませんから!

【舞台はどこ?】

物語の主な舞台は、エルサリア大陸イェレス大陸 という二つの大きな大陸。

時代によって国の名前や勢力図は変わるけど、この二つの大陸がメインステージです。

特にエルサリア大陸はシリーズ初期からの中心地ですね。

【根源的な対立構造:光 vs 闇、秩序 vs 混沌】

ラングリッサー世界の全ての出来事の根底には、二柱の超存在の対立があります。

  • 光の女神ルシリス: 慈愛、秩序、創造を司る女神様。基本的には人類の味方で、聖剣ラングリッサーを通じて英雄たちに力を貸してくれます。でも、ちょっと融通がきかないというか、自分の正義を押し付けがちな一面も…?(独立ルートとか見るとね…)
  • 闇の神カオス: 混沌、破壊、自由(?)を司る神様。魔族を従え、魔剣アルハザードを使って世界を闇に染めようとします。絶対悪として描かれることが多いけど、もしかしたら彼なりの理屈があるのかも…?(深読みしすぎ?)

この二柱、直接バトルするんじゃなくて、地上の人間や魔族を代理人にして、ずーっと喧嘩してるんです。

迷惑な話ですよね、ホント。

宇宙規模の派閥争いに巻き込まれる地上の人々、たまったもんじゃありません。

【運命を左右する二振りの剣:希望の象徴と破滅のトリガー】

この代理戦争の象徴であり、物語の最重要アイテムが、この二振りの伝説の剣!

  • 聖剣ラングリッサー: ルシリス様の聖なる力を宿し、邪悪を打ち破る希望の剣。光の血統を持つ者、「光輝の末裔」に無限の力を与えます。まさに光の切り札! 選ばれし者の剣ってわけですね。

    厨二心くすぐられます!

  • 魔剣アルハザード: カオス様の邪悪な意志を体現し、所有者を狂気と破壊に導く破滅の剣。「闇の皇子ボーゼル」と呼ばれるカオスの代行者が振るいます。こっちもこっちで、ダークヒーロー的な魅力があったり…?

この二振りの剣を巡って、「どっちが手に入れるか」「どうやって使うか(あるいは封印するか)」っていうのが、シリーズ通しての大きな争点になります。

【重要キーワード解説】

  • 光輝の末裔 (Descendants of Light): ラングリッサーを扱える特別な血筋、またはその精神を受け継ぐ英雄たちのこと。レディンやエルウィンが代表格だけど、血縁だけじゃないのがミソ。詳しくは後述!
  • 闇の皇子ボーゼル (Dark Prince Böser): カオスの代行者で、魔剣アルハザードの使い手。特定の個人名じゃなくて、代々受け継がれる「役職名」みたいなもの。しぶとい! とにかくしぶとい! 何度倒しても蘇ってくる、シリーズ名物(?)の宿敵。
  • ジェシカ (Jessica): シリーズほぼ皆勤賞! 不老不死(正確には転生を繰り返す)の大魔術師のお姉さま(お婆さま?)。ルシリス様の命を受けて、ずーっと光の勢力を導いてきた、まさに生き字引。彼女がいなかったら、物語は繋がりません。

    超重要人物!

  • ガイフレーム (Guyframe): 『IV』『V』で登場する人型兵器。古代の超技術の産物らしい。いきなりファンタジー世界にロボ!?って驚くけど、これがラングリッサー世界の奥深さ。

    魔法と科学が共存(あるいは対立)する世界なんです。

【公式時系列:この順番で読めば完璧!】

さて、本題の時系列。

ラングリッサーの物語は、発売順とは違う、この順番で進んでいきます。

これを頭に入れておけば、混乱すること間違いなし…じゃなくて、スムーズに理解できるはず!

  1. ラングリッサーIII (聖剣誕生! 全ての始まり) - Iの約600年前
  2. ラングリッサーI (レディン王子、立つ!) - IIIから数百年後
  3. ラングリッサーII (エルウィンの選択! マルチバース開幕?) - Iから約200年後
  4. ラングリッサーIV (新大陸! メカ! 陰謀!) - IIから約200年後
  5. ラングリッサーV (伝説、完結! 宇宙へ…?) - IVとほぼ同時期
  6. ラングリッサー モバイル (新世代! 伏線回収! 真のフィナーレ!) - Vから約150年後

どうです? この壮大なスケール感!
千年ですよ、千年!
私達の一生なんて、ジェシカさんから見たら瞬きする間もないくらいなんでしょうね…。

さあ、基本はバッチリですか?
では、いよいよ物語の源流へ。

聖剣と魔剣が生まれた、神話の時代の扉を開きましょう!

創世の光と闇、二振りの剣の誕生秘話第2章:古代

さてさて、全ての物語には始まりがあるもの。

ラングリッサーサーガの壮大な歴史も、この神話の時代から幕を開けます。

まだ世界が若く、神々の力が今よりもずっと強く地上に影響を与えていた頃のお話。

【天上の代理戦争、地上への影響】

この世界の創造に関わったとされる二柱の超存在、光と秩序を司る 女神ルシリス と、闇と混沌を司る 神カオス

このお二方、どうも性格が真逆だったらしく、世界のあり方を巡って、そりゃもう激しい対立をしていたんですって。

でも、直接ガチンコ対決!…とはならなかったみたい。

なんでかって? うーん、もしかしたら、直接やり合うと宇宙がヤバいことになるから、とか?
あるいは、お互い高次元すぎて、低次元の存在(人間とか)を使ってチェスでもしてる気分だったのかも。

なんて考察はさておき、とにかく彼らは地上の人間や他の種族の中から「代理人」を選び出して、自分たちの力を与え、代わりに戦わせていたんです。

迷惑な話ですよねぇ。

巻き込まれる方はたまったもんじゃありません。

【運命の剣、誕生す】

この神々の代理戦争の切り札として、あるいはその力の象徴として、二振りのとんでもない剣がこの世に生み出されました。

これこそが、ラングリッサーサーガの核となるアイテム!

  • 聖剣ラングリッサー: 女神ルシリス様が、「これぞ!」という英雄のために、自らの聖なるパワーと、当時の最高技術(魔法的なものか、あるいは失われた超科学か…?)を結集して鍛え上げたとされる、ピッカピカの希望の剣。邪悪を浄化し、持つ者に勇気と無限の力を与えると言われています。まさに光の切り札! ただ、誰でも使えるわけじゃなくて、ルシリス様に認められた特別な魂の持ち主じゃないと、ただの重い鉄の棒…らしいです。

    選民思想、ちょっと感じますね?

  • 魔剣アルハザード: 一方の闇の神カオス様も負けちゃいません。自らの邪悪で混沌としたエネルギーをギュギュッと凝縮して作り出したのが、この漆黒の大剣。もう見た目からしてヤバいオーラ出まくりです。

    持つ者に人智を超えた破壊力をもたらしますが、同時に精神を蝕み、血と狂気に飢えたバーサーカーにしちゃうという、超ハイリスク・ハイリターンな代物。

    まさに諸刃の剣、というか呪いの剣。

この二振りの剣、単なる武器じゃないんです。

もしかしたら、世界の法則そのものに干渉するような、特殊なデバイスだったのかもしれませんね。

ラングリッサーは「秩序」や「進化」を促進するプログラム、アルハザードは「混沌」や「破壊によるリセット」を促すプログラム、みたいな。

…なんて、SF的に考えすぎ? でも、後の展開を見ると、あながち的外れでもない気がするんですよね。

【最初の英雄王と初代闇の皇子】

さて、伝説によれば、この二振りの剣が初めて激突したのが、「エルスリードの戦い」と呼ばれる古代の大戦争。

光の側についたのが、最初の偉大なる英雄王 ジークハルト(シグルートとも呼ばれる)。

彼がルシリス様の助けを得て、聖剣ラングリッサーを手に取り、闇の勢力に立ち向かいました。

対する闇の側のリーダーが、最初の 闇の皇子ボーゼル

ここで大事なのは、さっきも言ったけど、「ボーゼル」は個人名じゃないってこと。

カオス様に仕えて魔剣アルハザードを振るう、いわば「闇の代理人ポジション」の称号なんです。

この初代ボーゼルがどんな人物だったのか、詳しいことはあまり伝わっていませんが、とにかくジークハルトと死闘を繰り広げたらしい。

結果は、英雄王ジークハルトの勝利!
初代ボーゼルは打ち破られ、カオス様の最初の侵攻は阻止されました。

めでたしめでたし…とは、残念ながらならなかったんですねぇ。

【残された火種とメサイヤ・ユニバース構想】

戦いに勝ったジークハルトは、聖剣ラングリッサーを後の世に託し、魔剣アルハザードは世界のどこかに厳重に封印した、と伝えられています。

でも、カオス様もボーゼルも、完全に消滅したわけじゃなかった。

これが、千年続く戦いの始まりの火種となったわけです。

ちなみに、この古代の時代の話、ラングリッサー本編では断片的にしか語られないんですが、開発元のメサイヤが昔出してた『エルスリード』とか『ガイアの紋章』っていうPCゲームが、もしかしたらこの時代の物語を描いてるんじゃないか? っていう説が根強いんです。

もしそうなら、ジークハルトって、実は『エルスリード』の主人公だったりして…?
ラングリッサーの世界って、実はメサイヤが作ってた他のゲーム(SFロボットものの『重装機兵ヴァルケン』とかも!)と、壮大な裏設定で繋がってる「メサイヤ・ユニバース」の一部なんじゃないか?
なんて考えると、もうワクワクが止まりませんよね!
公式には明言されてないけど、こういう「行間を読む」楽しみがあるのも、ラングリッサーの魅力の一つだと思います。

さて、神話の時代は終わり、聖剣と魔剣は伝説となりました。

しかし、歴史は動き続けます。

数百年後、世界に再び闇が忍び寄る時、聖剣ラングリッサーがいかにして「再誕」したのか?
物語の歯車は、全ての始まりの秘密が明かされる『ラングリッサーIII』へと動き出します!

聖剣よ、今こそ生まれいでよ!(Iの約600年前)第3章:ラングリッサーIII

さあ、いよいよラングリッサーサーガの具体的な物語が始まりますよ!

時系列で一番古いのが、この『ラングリッサーIII』。

後の時代に伝説として語られる、あのピカピカの聖剣ラングリッサーが、実はこの時代に「作られた」っていう、衝撃の事実が描かれるんです。

いわば、聖剣誕生秘話ですね!

【舞台は魔法と「魔導技術」が混在する時代】

物語の舞台は、後のエルサリア大陸。

この時代は、魔法はもちろんのこと、「魔導技術」と呼ばれる、なんかすごそうな古代の科学技術もまだ現役で使われていた、ちょっと不思議な時代設定なんです。

  • ラーカス王国: 物語の中心となる国。女神ルシリス様への信仰が厚い、平和で豊かな国…だったんだけどね。首都には空に浮かぶ巨大な浮遊城があって、そこには「魔導砲」っていう、一撃で敵の大軍を吹き飛ばせるヤバいビーム砲みたいなのが装備されてました。

    まさに古代の超兵器!

  • リグリア帝国: 北方にある好戦的な帝国。ラーカス王国の魔導技術を狙って、虎視眈々と侵略の機会をうかがっています。
  • バーラル王国: 南方にあるラーカスの友好国。後々、主人公たちの助けになります。
  • ベルゼリア: 東方に広がる魔族の国。人間とは敵対関係にあります。ここのボスが、例のあのお方…。

【悲劇の幕開けと若き騎士の誓い】

主人公は、ラーカス王国に仕える真面目で熱血な若き騎士、ディハルト・クラウスくん。

彼がね、浮遊城で「今日から君も正式な騎士だ!」っていう、晴れの叙任式に出てる、まさにその時!
リグリア帝国が奇襲を仕掛けてくるんです。

タイミング悪すぎ!

  • リグリアの侵攻: 攻撃を指揮するのは、リグリア帝国の野心家、皇子ギザロフ(IVのギザロフとは別人? それとも…?)と、帝国最強の呼び声高いクールな将軍アルテミュラー。このアルテミュラーがまた、めちゃくちゃ強い上に、ディハルトにとって因縁の相手になっていくんです。
  • ラーカス滅亡: 奇襲は大成功。ラーカス王は戦死、浮遊城はボロボロ、自慢の魔導砲も破壊され、ラーカス王国はあっけなく滅亡…。ディハルトは、仲間たちの犠牲のおかげで、なんとか生き延びます。

    もうね、どん底からのスタートですよ。

    でも、彼は諦めなかった! 亡き王と祖国のために、リグリア帝国に復讐し、ラーカスを再興することを固く誓うのです。

    熱い!

【頼れる仲間たち(と、お馴染みのあの方)】

一人じゃ何もできない!
ディハルトくんの元には、彼の熱意に引かれて、頼もしい仲間たちが集まってきます。

  • ソフィア: ルシリス神殿の巫女さんで、ディハルトの幼馴染。おしとやかで心優しいヒロイン…かと思いきや、実はルシリス様の意志を代行する「転生者」の一人。物語の超重要人物です。
  • ティアリス: ソフィアと一緒に神殿で育った、元気いっぱいの妹系巫女見習い。ディハルトにベタ惚れ。彼女もまた、ただの女の子じゃない、特別な使命を背負ってるんです。
  • ルイン: ラーカス王国の騎士。ティアリスのことが好き。ディハルトの親友であり、頼れる右腕。

    彼とティアリスのカップルが、後の「光輝の末裔」の血筋の始まりになります。

    ここ、テストに出ますよ!

  • ハイン: ちょっと気弱だけど、隠れた才能を持つ魔術師の少年。後のシリーズに出てくるヘインとの関係は…? ファンならニヤリとしちゃうポイント。
  • ルナ: 森に住むエルフ族のクールビューティな弓使い。彼女の血筋もまた、未来の英雄たち(ナーム、シェリー、クラレット)に繋がっていく、重要な祖先の一人。
  • ギルバート: ラーカス王国の頼れるベテラン将軍。ディハルトを厳しくも温かく指導します。
  • ファーナ: なんと敵であるアルテミュラーの副官! でも、アルテミュラーに忠誠を誓いつつも、彼の苦悩を知って心を痛めてる。彼女の選択が、物語を意外な方向へ動かすことも…?
  • そして、ジェシカ様、降臨!: はい、出ました! シリーズ皆勤賞のジェシカさん。この時代では、まだピチピチ(?)の若々しいお姿で登場。もちろん、中身は数百年生きてる大賢者様ですけどね。

    ルシリス様の代理人として、ディハルトたちに助言を与え、導いてくれます。

    もう、この人がいないとラングリッサーは始まりません!

【聖剣ラングリッサー、爆誕!】

ディハルト軍は、バーラル王国の助けも借りて、リグリア帝国への反撃を開始!
大陸各地で激しい戦いが繰り広げられます。

アルテミュラーとの宿命の対決、ギザロフの陰謀…。

そして、戦乱の裏で糸を引いていたのが、ベルゼリアの魔族を統べる 闇の皇子ボーゼル
こいつがまた、人間同士の争いを煽ったり、魔物を送り込んできたり、やりたい放題。

物語はクライマックスへ。

リグリア帝国との決戦、そしてボーゼルの本拠地ベルゼリアへの殴り込み!
そこで明かされる衝撃の事実。

なんと、この時代のボーゼルの正体は、かつてディハルトの親友だったリグリア帝国のもう一人の皇子、パウルが闇堕ちした姿だったんです!
兄ギザロフへの嫉妬とか、力への渇望とか、なんかそういうドロドロした理由で、魔剣アルハザード(この時代にもあったのね…)に魂を売っちゃったらしい。

悲しすぎる…。

強大な闇の力を持つボーゼル=パウルの前に、ディハルトたちは絶体絶命!
…とその時、ルシリス様(か、ソフィアかジェシカ)が最後の切り札を提示します。

「古より伝わる破邪の剣を、みんなの想いと聖なる力でパワーアップさせるのです!」的な。

かくして、仲間たちの祈りと、もしかしたら犠牲も伴って(ゲームの展開次第)、光り輝く一本の剣が鍛え上げられます。

そう、これこそが、後の世に伝説となる 聖剣ラングリッサー そのもの!
まさに誕生の瞬間です! 鳥肌!

【友との決別、そして未来へ繋がる血】

聖剣ラングリッサーを手にしたディハルトは、変わり果てた親友パウル=ボーゼルとの最後の戦いに挑みます。

悲しみを乗り越え、聖剣の力で魔剣を打ち破り、ボーゼルを討ち滅ぼすディハルト。

友をその手にかけるという、あまりにも重い勝利でした。

ボーゼルの魂は滅びず、「何度でも蘇ってやる…」的な捨て台詞を残して消滅。

これが、後のボーゼル復活祭りの始まりとなるわけですね、はい。

戦いは終わり、ディハルトはラーカスの再建に尽力。

誰と結ばれるかはプレイヤー次第だけど、彼らの子孫が未来へと繋がっていきます。

  • ディハルトの子孫: なんと、約200年後の『II』に出てくる、あのクールな帝国騎士 レオン様 に繋がるんですって! びっくり! 祖先は光の英雄なのに、子孫は帝国側とは…皮肉な運命。
  • ルイン&ティアリスの子孫: この二人が結ばれて興したのが バルディア王国。この王家が、正統な「光輝の末裔」として、聖剣ラングリッサーを守り継いでいくことになります。『I』の主人公 レディン は、この直系の子孫!
  • ルナの子孫: エルフの彼女の血筋からは、『I』の ナーム、『II』の シェリー、『V』の クラレット といった、弓や飛行ユニットが得意な美人英雄たちが生まれていきます。まさに華麗なる一族!

聖剣ラングリッサーはバルディア王家へ、魔剣アルハザードは再び封印(されたはず)。

こうして、聖剣誕生の物語は幕を閉じ、数百年という長い時が流れます。

英雄たちの活躍は伝説となり、世界は新たな時代へ。

いよいよ、物語はシリーズの原点、『ラングリッサーI』へと繋がります!

王子よ、聖剣を手に立ち上がれ!(IIIから数百年後)第4章:ラングリッサーI

さあ、やってきました! ラングリッサーシリーズの記念すべき第一作!
ここから伝説が始まったんですねぇ。

『III』の時代から数百年が経ち、かつての英雄たちの活躍も、もはや吟遊詩人が歌う物語の中だけの存在。

聖剣ラングリッサーは、『III』の英雄ルインとティアリスの子孫が治める バルディア王国 で、王家の宝として大切に守られていました。

平和な時代が続いていた…かに見えたのですが。

【帝国の野望、王国の悲劇】

平穏を打ち破ったのは、お隣の ダルシス帝国

ここのトップ、皇帝ディゴス がね、「大陸ぜーんぶ俺様のものにしたい!」っていう、まあありがちだけど迷惑な野望を抱いちゃったんです。

そして、その野望を叶えるための切り札として、バルディア王国が持つ伝説の聖剣ラングリッサーのパワーに目をつけた!

ディゴス帝は、圧倒的な軍事力でバルディア王国に侵攻!
物語は、いきなりクライマックス!?って感じで、バルディア城が燃え盛り、陥落寸前という、絶望的なシーンからスタートします。

もうね、オープニングからヘビーですよ。

【亡国の王子、仲間と共に】

主人公は、バルディア王国の若きプリンス、レディンくん。

お父さんであるイルザック王が、目の前でレディンを守って戦死…うぅ、悲しい。

城も燃えてるし、もうダメか…と思ったその時、忠臣たちが「王子だけでも!」って、決死の覚悟でレディンを城から脱出させるんです。

たった一人(最初はね)で放り出されたレディンくん。

でも、彼はくじけなかった!
奪われた聖剣を取り戻し、帝国を打ち倒し、祖国バルディアを再興することを固く誓います。

この熱い思いが、彼の周りに頼れる仲間たちを引き寄せるんですね。

  • クリス: 神殿の見習い僧侶。帝国兵に襲われていたところをレディンに助けられ、運命を共にすることに。回復魔法のスペシャリストで、パーティーの生命線! そして、レディンとの間には、友情以上の特別な感情が…? 清純派ヒロインの王道!
  • ナーム: 空飛ぶ飛竜(ワイバーンとか)に乗って戦う、傭兵団の美人リーダー。弓の名手で、サバサバした姉御肌。実は彼女、『III』のエルフ、ルナの子孫なんですって。

    本人もレディンも知らないけど。

    こういう繋がり、後から知ると「おおっ!」てなりますよね。

  • ホーキング: お隣、サルラス王国の王子様。レディンパパとは友達だったらしく、落ち延びてきたレディンを快く受け入れ、反撃の拠点を提供してくれます。いい人!
  • テイラー: ホーキングに仕える魔術師。冷静沈着な参謀タイプ。
  • ヴォルコフ&アーロン: バルディア王国の生き残りのベテラン将軍と騎士。経験豊富な彼らが、若きレディンを支え、導きます。
  • そして、またまたジェシカ様!: はい、今回も登場! 今度はなんか怪しげな(?)老賢者の姿で現れます。でも、時には若返ったりもするらしい。さすが不滅の大魔術師。

    彼女がレディンに「あなたこそが、古代の英雄の血を引く 光輝の末裔 なのですよ!」って教えてくれるんです。

    宿命の自覚、キター!

【聖剣奪還、そして反撃へ!】

サルラス王国で体勢を立て直したレディン軍は、いよいよ反撃開始!
ダルシス帝国に占領された土地を取り戻すべく、各地を転戦します。

  • 英雄への成長: 最初は頼りなかった(かもしれない)レディンくんも、戦いを通じてどんどんたくましく成長。仲間からの信頼も厚くなり、立派なリーダーになっていきます。
  • 宿命の剣を、その手に: 物語中盤、ついに聖剣ラングリッサーのありかを突き止めます! 厳重な警備をかいくぐり、トラップを乗り越え、ついに聖剣を奪還! ピカピカ光る聖剣を手にしたレディン、もうオーラが違います。ここから戦いが一気に有利になっていく、まさにターニングポイント!

【帝国の刺客たち(憎めない奴らもいるぞ!)】

もちろん、帝国側も黙っちゃいません。

強力な将軍たちが、レディンたちの前に立ちはだかります。

  • 皇帝ディゴス: 聖剣の力に取り憑かれた、ある意味かわいそうな人かもしれない。でも、やってることは非道。ラスボス…かと思いきや?
  • ランス・キャリバー: 帝国最強と謳われる騎士団長。金髪イケメンで、騎士道精神を重んじる誇り高きライバル! レディンとは何度も剣を交え、互いを認め合う関係に。一部の作品では、彼を殺さずにクリアすると、後にナームといい感じになる…なんて噂も。

    イケメンは何しても許されるのか!?(※許されません)

  • バルガス将軍: 見るからにパワー系! 巨大な斧を振り回す猛将。皇帝への忠誠心が異常に厚い、ある意味、武人の鑑。敵だけど、なんか憎めない。
  • エグベルト: 怪しさMAXの宮廷魔術師。実はこいつが真の黒幕! 帝国の勝利とかどうでもよくて、密かに 闇の皇子ボーゼル の復活と、魔剣アルハザード の解放を企んでたんです! 悪い奴!

【最終決戦! 光と闇、宿命の激突!】

レディン軍の快進撃は止まらない!
ついに帝国首都に到達!

  • 皇帝、敗れる: まずは皇帝ディゴスとの直接対決! 聖剣を手にしたレディンは、ディゴスを打ち破り、帝国の野望を打ち砕きます。やったー! …と、思ったのも束の間。
  • ボーゼル様、復活祭りでーす!: ディゴスが倒れたその時を待ってました! とばかりに、エグベルトが本性を現し、ついに闇の皇子ボーゼルを完全復活させちゃいます! しかも、ボーゼルはちゃっかり魔剣アルハザードまで手に持ってる! なんで!? どこにあったの!?
  • 聖剣 vs 魔剣、再び!: 物語の本当のクライマックスはここから! 古代の祭壇か、異次元空間か、なんかすごそうな場所で、聖剣ラングリッサーを持つレディンと、魔剣アルハザードを振るうボーゼルが最終対決! まさに、数百年前のジークハルト vs 初代ボーゼルの再現! 光と闇、宿命の戦いです!
  • そして、カオス様も…?: レディンは仲間たちの力を借りて、死闘の末にボーゼルを撃破! …と思ったら、一部のバージョンでは、ボーゼルの背後にいた親玉、闇の神カオス様ご本人が「まだ終わらんよ!」って感じで登場! 最後の力を振り絞り、レディンはカオス様の闇をも打ち払い、世界を救うのでした。お疲れ様、レディン!

【平和は来たけど…? 残された一抹の不安】

戦いは終わり、バルディア王国は再興!
レディンは英雄として王位に就き、ヒロインのクリスと結ばれます(ここ重要! この二人の子孫がエルウィンね!)。

聖剣ラングリッサーも無事に戻ってきました。

めでたしめでたし…と、言いたいところだけど、ちょっと待った!

  • エグベルト、逃走!: あの悪の元凶、闇の魔術師エグベルトが、どさくさに紛れて逃げ延びてたんです! こいつ、絶対また何か企んでるぞ…。
  • 魔剣アルハザードはどこへ?: ボーゼルは倒したけど、魔剣アルハザードがどうなったのか、ちょっと曖昧。破壊されたのか? また封印されたのか? それともエグベルトが持ち逃げ…? とにかく、まだ脅威は残ってる感じ。
  • ジェシカ様の旅は続く: そして、我らがジェシカ様。平和を見届けた後も、「やれやれ、これで一安心…とはいかないわね」って感じで、また次の危機に備えて、永い旅を続けるのでした。ご苦労様です!

『ラングリッサーI』は、まさに王道ファンタジー!
分かりやすいストーリーと魅力的なキャラクターで、シリーズの基礎を築き上げました。

でも、最後に残された不安要素が、約200年後の世界、『ラングリッサーII』で、さらに複雑で、さらにドラマティックな物語を引き起こすことになるのです!

次は、あなたの選択が未来を変える、あの名作へ!

選べ、己の信じる道を!(Iから約200年後)第5章:ラングリッサーII

キタキタキターーー!
ラングリッサーシリーズ最高傑作との呼び声も高い(異論は認めます!)、『ラングリッサーII』!
そして、その進化版であり、マルチストーリー・マルチエンディングを完成させた『デア・ラングリッサー』!
これを語らずしてラングリッサーは語れません!
私の青春の一部と言っても過言ではない!(言い過ぎ?)

前作『I』から約200年後、舞台は再びエルサリア大陸。

レディンくんが再興したバルディア王国も、今は昔。

聖剣ラングリッサーも、どこかへ行っちゃって伝説の存在に。

世界は新たな時代を迎えていました。

【帝国の野望、再び…そして蠢く闇】

この時代、大陸でブイブイ言わせてたのが、新興の レイガルド帝国

ここのトップ、皇帝ベルンハルト がね、めちゃくちゃカリスマのある人で、「戦乱ばっかりの世の中はもうウンザリだ! 俺様が力で大陸を統一して、平和な世界を作ってやる!」っていう、まあ一理あるような、でもちょっと危ないような理想を掲げて、ガンガン領土を拡大してたんです。

でもね、やっぱり歴史は繰り返すというか…。

この帝国の躍進の裏にも、ちゃーんと黒幕がいたんですよ。

覚えてます? 『I』で逃げ延びた、あのしぶとい闇の魔術師 エグベルト
彼がね、今度はレイガルド帝国の宮廷魔術師として、ちゃっかりベルンハルト皇帝の側近になってたんです。

そして、皇帝にはいい顔しつつ、裏ではまたまた 闇の皇子ボーゼル の復活と、今度こそ 魔剣アルハザード を手に入れることを画策してた!
懲りない奴!

おまけに、空には不吉な 赤き月(クリムゾ) が輝いてて、なんかイヤ〜な予感しかしません。

【流浪の剣士、運命の渦へ】

そんなきな臭い時代の主人公が、相棒の魔術師 ヘイン と一緒に旅を続ける、一人の若い剣士 エルウィン

  • エルウィン: 彼こそが、あの英雄レディンとクリスの子孫! 正真正銘の「光輝の末裔」なんだけど、本人は全くそんなこと知らずに、のんきに(?)旅をしてるんです。そんな彼の運命が動き出すのが、帝国兵に追われる一人の可憐な少女 リアナ を助けたことから。
  • リアナ: ルシリス神殿の巫女さん。めちゃくちゃ優しくて、すごい回復魔法の使い手。実は彼女、聖剣ラングリッサーを目覚めさせる鍵となる特別な力を持ってて、だから帝国(というかエグベルトとボーゼル)に狙われてたんです。

    エルウィンは、このか弱い(?)少女を守ることを決意し、否応なくデカい戦いに巻き込まれていくわけですね。

    まさにボーイ・ミーツ・ガール!

【集え、光の戦士たち!(と、帝国のイケメン)】

エルウィンの周りには、今回も個性豊かな仲間たちが集結!

  • ヘイン: エルウィンの幼馴染で親友。お調子者だけど、いざという時は頼りになる魔術師。エルウィンの選択に、彼もまた翻弄されます。
  • シェリー: 帝国に抵抗するカルザス王国のじゃじゃ馬お姫様。飛竜に乗って戦うペガサスナイト。勝気で可愛い! 彼女もまた、ナーム(『I』)の子孫で光輝の末裔。

    エルウィンとは、ルート次第で恋仲にも…? ライバル出現!?

  • アーロン: 『I』にもいた(かもしれない)歴戦の老騎士。若者たちを厳しくも優しく導きます。
  • レスター: 海賊上がりの頼れる兄貴分。水上戦はお任せ!
  • キース: シェリーに忠誠を誓う、真面目な飛兵隊長。
  • スコット: 帝国から寝返ってくる、真面目な若手騎士。
  • そして、ジェシカ様!: もちろん今回もご登場! エルウィンに「あなた、光輝の末裔よ!」って教えて、導いてくれます。いつもお世話になります!

そして、敵となる帝国側にも、忘れちゃいけない魅力的なキャラクターが!

  • 皇帝ベルンハルト: 理想に燃えるカリスマ皇帝。彼なりの正義を信じてるから、単純な悪役じゃないのが悩ましい。
  • レオン: 帝国最強の青竜騎士団長! 騎士道の鑑! そしてイケメン! しかも、実は『III』の主人公ディハルトの子孫! エルウィンとは宿命のライバルとして、何度も名勝負を繰り広げます。彼を選ぶか、彼と戦うか…究極の選択!
  • バルガス将軍: 帝国四天王のパワー担当。忠義に厚くて家族思い。敵だけど、なんか泣ける。
  • イメルダ: 帝国四天王の紅一点。冷徹な美女。でも、彼女にも意外な過去が…?
  • エグベルト: 帝国四天王にして諸悪の根源。こいつをどうにかしないと始まらない!
  • ボーゼル: はい、復活おめでとうございます(?)。今回も世界を闇に染めようと暗躍。しつこい!
  • ラーナ: リアナの双子の姉。ボーゼルに誘拐されて洗脳され、敵の「ダークプリンセス」に…。悲劇すぎる! 彼女を救えるかどうかも、物語の大きなポイント。

    エルウィンとの間に、禁断のロマンスが芽生えるルートも…!? ドロドロしてきました!

【運命分岐! あなただけのラングリッサーを創れ!】

『II』(特に『デア』)が神ゲーと言われる最大の理由、それがこの「マルチストーリー・マルチエンディング」システム!
物語の途中でエルウィン(=プレイヤー)が下す選択によって、その後の展開がガラッと変わっちゃうんです!
大きく分けて、この4つのルートがあります。

  1. 【光輝ルート (Heroic Path)】: 王道! 帝国と闇、両方と戦って世界を救うヒーローの道! これが一応、正史とされてます。仲間との絆、レオンとのライバル関係が熱い!
  2. 【帝国ルート (Imperial Path)】: まさかの帝国側へ寝返り!? ベルンハルト皇帝の理想や、レオン様の生き様に共感しちゃった場合。かつての仲間と戦うことになる、切なくてビターな道。
  3. 【闇ルート (Dark Path)】: えぇー!? ボーゼル様の誘いに乗っちゃうの!? 闇の力に魅入られ、世界を破滅に導く悪の道。主人公が悪役になる衝撃展開!
  4. 【独立(覇王)ルート (Independent/Chaos Path)】: 「光も闇も帝国も、全部まとめて俺がぶっ飛ばす!」っていう、一番過激で孤高な道。神様(ルシリスもカオスも)の干渉すら否定して、人間の力だけで未来を切り開こうとします。めちゃくちゃ大変だけど、一番ラングリッサーらしい道かも?

どのルートを選ぶかで、仲間になるキャラ、敵になるキャラ、そして世界の結末が全く変わる!
だから、何周プレイしても新しい発見があるんですよね。

まさに無限に遊べる!

【正史(光輝ルート)の結末:二振りの剣、水晶に眠る】

さて、一応の正史とされている光輝ルートの結末を見てみましょう。

  • エルウィンは光の勢力と共に帝国と戦い、激戦の末、皇帝ベルンハルトを打ち破ります。
  • しかし、その直後、エグベルトとボーゼルが本性を現し、魔剣アルハザードを完全復活させようとします(リアナかラーナを生贄にして)。
  • エルウィンは、光輝の末裔として 聖剣ラングリッサー を継承! ボーゼルの元へ乗り込み、最終決戦!
  • 死闘の末、ボーゼルを撃破! (バージョンによっては、ラスボスのカオス様も続けて撃破!)
  • 戦いが終わり、エルウィンとジェシカたちは決断します。「この聖剣と魔剣、二つあるから争いが起きるんじゃね?」と。そこで、二振りの剣を一つの「賢者の水晶(セージクリスタル)」の中に一緒に封印! これで、どっちの力も使えなくなり、平和が訪れる…はず!
  • エルウィンはリアナ(かシェリーか、まあ色々)と結ばれ、英雄として語り継がれます。ジェシカ様は、水晶の番人として、またまた長生きすることに…。

こうして、『II』の正史では、聖剣と魔剣は水晶の中に封印され、一件落着! …かに見えました。

でもね、封印って、いつか破られるのがお約束じゃないですか?
約200年後、物語の舞台は新たなる大陸へ。

その水晶を巡って、またまた大変なことが起きちゃうんです!
次は、SF要素も加わって、物語がさらに複雑化する『ラングリッサーIV』へGO!

新大陸! メカ! 封印、解かれちゃいました!(IIから約200年後)第6章:ラングリッサーIV

さあさあ、物語は新章突入! 『ラングリッサーIV』です!
『II』でエルウィンたちが「もうこれで安心ね!」って感じで賢者の水晶に封印した、あの聖剣と魔剣。

その水晶がね、200年の間にどういうわけか、エルサリア大陸から遠く離れた西方の イェレス大陸 っていう、なんか未開っぽいところに流れ着いちゃってたんです。

【舞台はイェレス大陸、水晶は辺境の村に】

イェレス大陸の片田舎にある ゴタール村

ここの村人たちは、流れ着いた賢者の水晶を「なんかすごいパワー秘めてそうな石」くらいに思ってて、ご神体みたいにして大切に祀ってたんです。

まさか、その中に世界を滅ぼしかねないヤバい剣が二振りも入ってるなんて、夢にも思わずにね。

のどかだなぁ。

でも、このイェレス大陸、全然のどかじゃなかった!
カコンシス王国レーゲンブルグ連邦 っていう二つの国が、ずーっと戦争してる真っ最中。

あぁ、また戦争…。

【今回の悪役:マッドサイエンティスト・ギザロフ!】

でね、このレーゲンブルグ連邦に、とんでもない奴がいたんですよ。

軍事司令官で魔術師の ギザロフ っていう爺さん。

こいつがね、もう絵に描いたようなマッドサイエンティスト!
大陸統一とか、自分が不老不死になるとか、そういう野望のために、裏でヤバい研究ばっかりしてたんです。

  • 禁断の研究: 邪神 ゲンドラシル(カオス様の子分みたいなもん?)と契約して、失われた古代の超技術の知識をゲット! それを使って、クローン作ったり、人間をサイボーグ化したり、挙句の果てには「ガイフレーム」っていう人型兵器、つまりロボットまで開発してた! ファンタジー世界にロボ!? この何でもアリ感がラングリッサー!
  • 狙われた水晶: そんなギザロフ爺さん、ある日ゴタール村にある賢者の水晶の存在を知っちゃうんです。「ほう…この水晶、ものすごいエネルギーを秘めておるわい…ワシの研究に使えそうじゃ…ぐへへ」って感じで。

【主人公ランディウス、怒りの旅立ち!】

今回の主人公は、ゴタール村で平和に暮してた好青年、ランディウス(愛称ランディ)。

彼には、義理の弟 リッキー と、可愛い妹 レイチェル がいました。

ところが、ギザロフ爺さんの魔の手が!
爺さん、水晶をぶんどるために、超汚い手を使うんです。

ゴタール村にめちゃくちゃな税金をかけて、村人が反乱を起こさざるを得ないように仕向けて、それを口実に軍隊を派遣!

  • 故郷喪失、家族離散: ギザロフ軍は村を焼き払い、住民を虐殺。ランディウスの目の前で、お父さん(村長)がギザロフ自身に殺され、妹のレイチェルは「お、この娘、魔力ありそうじゃん」って感じで、水晶と一緒に連れ去られちゃうんです! ひどい!
  • 復讐の誓い: 全てを奪われたランディウスとリッキーは、燃える故郷を後にして、復讐と妹の救出を誓います。「ギザロフ、ぜってー許さねえ!」って。こうして、何も知らなかった田舎の青年が、世界の運命を左右する戦いに巻き込まれていく…王道だけど、やっぱり燃えますね! ランディウスには光輝の末裔の血は流れてないんだけど、その心意気はまさに英雄!

【イェレス大陸の仲間たち(と、怪しい奴ら)】

戦乱の大陸で、ランディウスは様々な人々と出会います。

味方もいれば、敵もいる、そして敵か味方か分からない奴も…!

  • カコンシス王国: ランディウスが最初に頼ることになる国。女王様 カコンシス、活発な王女様 アンジェリナ(ペガサスナイト!)、知的な王女様 シェルファニール(魔術師!)、頼れる司令官 グラハム など。特に王女姉妹とは、いい感じに…?
  • レーゲンブルグ連邦: 敵国だけど、ここにもドラマが。ギザロフの非道なやり方に疑問を持つ将軍 バルガス(またお前か! いや、同名の別人だけど魂は同じ?)や騎士 ギネマン。彼らがどう動くか?
  • 独立革命軍: 「国とかどうでもいい! 大陸の平和のために戦うぜ!」っていう熱い奴ら。リーダーは貴族出身のイケメン将軍 ランフォード と、叩き上げの頼れる傭兵 マクレーン。ランディウスとは、時に協力し、時にぶつかり合います。

    マクレーンは『V』にも出てくるから要チェック!

  • 魔族: ボーゼル様はまだお休み中(?)だけど、部下の魔将軍 ヴェルハルト とかが暗躍。ギザロフと一時的に手を組んだりもするけど、信用ゼロの関係。
  • 謎の仮面魔術師クルーガー: こいつがまた怪しい! 敵か味方か、目的は何なのか? その正体は、ギザロフが作った最高傑作のクローン! 彼の選択が、物語の結末を大きく左右します。
  • もう一人の王女リスティル: カコンシス王国の三女? 物静かで謎めいてる彼女、実は 半魔族 で、ルートによってはボーゼル側に…!?
  • そして、やっぱりジェシカ様!: 今回は落ち着いたマダムな雰囲気で登場。ランディウスに水晶の秘密とギザロフのヤバさを教えてくれます。いつもご苦労様です! でも、なんかちょっとお疲れ気味…?

【封印、解かれちゃいました!】

『IV』にもルート分岐があって、どの勢力につくかで展開が変わるんだけど、正史(ルートC) では、ランディウスは特定の国に偏らず、ギザロフと邪神ゲンドラシルっていう、世界の真の脅威を倒すことを目指します。

  • レイチェル救出! しかし…: ランディウスは仲間たちと協力し、ついにギザロフの研究施設に潜入! 妹レイチェルを救出することに成功します! やったね! …と思ったら、時すでに遅し! ギザロフ爺さん、賢者の水晶から ラングリッサーとアルハザードのエネルギーを抜き取って、自分のものにしちゃってた んです! あーあ、やっちゃった! 封印、解かれちゃいました!
  • ギザロフ爺さん、神になる宣言!: 二つの剣のパワーを手に入れたギザロフ爺さん、もう怖いものなし! 「ワシは神になる! 古い生命体は皆殺しじゃー!」って、巨大なロボット(ガイフレーム)みたいな姿に変身! もうやりたい放題!
  • 最終決戦! vs 神(自称): ランディウスと仲間たちは、神様気取りの暴走爺さんを止めるために最終決戦! 死闘の末、なんとかギザロフを撃破! これで世界は救われた…!

【平和? いやいや、新たな問題発生!】

ギザロフは倒したけど、後始末が大変!

  • クリスタル病: ギザロフが研究の過程でやらかしたせいで、生き物が結晶化しちゃう謎の病気「クリスタル病」が蔓延! 治療法なし! ヤバい!
  • 剣、どうすんの!?: 最大の問題は、封印から解き放たれちゃった ラングリッサーとアルハザード(のエネルギー体?)。ギザロフは倒したけど、剣そのものは残っちゃった! しかも、なぜか再封印されずに、そのまま英雄たちの手に! え、大丈夫なのそれ!? 超危険物だよ!?

そう、この「野放し状態の聖剣と魔剣」が、間髪入れずに始まる次作『ラングリッサーV』の、とんでもない大騒動の火種になるんです!
物語は休む間もなく、シリーズ完結編へとなだれ込む!

さらば伝説、さらば青春(IV終盤と同時期)第7章:ラングリッサーV

ついに、ついに来ました!
ラングリッサー本編シリーズ(I〜V)の、正真正銘のファイナルステージ!
『ラングリッサーV 伝説の終焉』!
サブタイトルからしてもう、終わる気満々!
『IV』のエンディング直後から始まる、マジで地続きの物語です。

【舞台は混沌、主人公は記憶喪失の改造人間】

『IV』でギザロフ爺さんが倒れた後、彼が牛耳ってたレーゲンブルグ連邦はもうグッダグダ。

権力争いは起きるわ、各地で反乱は起きるわで、イェレス大陸はまたもや大混乱。

そんな混沌の中から現れたのが、今回の主人公 シグマ

…って言っても、これは本名じゃなくて、ギザロフに付けられたコードネーム(Σ066)。

彼の正体は、ギザロフによって記憶を消され、体をごりごりに改造された 強化兵士 だったんです!
しかも、目覚めた途端に「お前が皇帝殺したんだろ!」って濡れ衣を着せられ、いきなりお尋ね者に!
もう、踏んだり蹴ったり!

  • 失われた過去、秘められた血: 記憶喪失のシグマくん、自分が何者かも分からないまま、追われる日々。でも、彼にはとんでもない秘密が。実は彼、東の大陸(エルサリア方面)の高貴な貴族の出身で、本名は ヴェルナー・エギル

    しかも! 父方はアルテミュラー(III)、母方はルナ(III)&ランス(I)っていう、複数の光輝の末裔の血を受け継ぐ、超エリート だったんです! ギザロフ爺さん、よくぞまあこんな逸材を見つけて改造したもんだ…。

【孤独な魂に寄り添う、美少女(と兄貴)たち】

追われるシグマくんだけど、一人じゃありません!
運命に導かれるように、彼を支える仲間たちが現れます。

  • ラムダ (Λ052): シグマと同じく、ギザロフに作られた人工生命体の美少女。コードネームはΛ(ラムダ)。最初は感情のないお人形さんみたいだったけど、シグマと旅するうちに、だんだん人間らしい心、特にシグマへの愛に目覚めていく…健気! しかも、後に判明するんだけど、彼女、なんと『IV』のマクレーンの実の妹 マリアンデール だったんです! 泣ける!
  • クラレット: シグマ(ヴェルナー)の従姉妹のお姫様! 活発で可愛い! 彼女もまた光輝の末裔。最初はシグマを親の仇と狙ってくるんだけど、誤解が解けた後は頼れる仲間に。飛行メカ「エリシオン」に乗って戦ったりも!
  • アルフレッド: 純粋で心優しい貴族の青年。シグマを兄のように慕い、一行の癒し担当。
  • マクレーン: 『IV』から続投の頼れる兄貴! ランディウスの親友だった彼が、今度はシグマの戦友に。妹ラムダとの再会は涙なしには見られない!
  • そして、ジェシカ様…お婆ちゃん!?: はい、ジェシカ様、今回はかなりお年を召した姿で登場! 『IV』で力使いすぎちゃった? それとも、いよいよお迎えが近い…? でも、その知識と経験は健在! シグマが記憶を取り戻し、真の英雄として覚醒するのを助けてくれます。ジェシカ様の永い旅も、いよいよ終着点へ…。

【最後の敵は誰だ!? 宇宙規模の大決戦へ!】

シリーズのラスボスって言ったら、普通はボーゼル様かカオス様なんだけど、『V』は一味違う!

  • レインフォルス: シグマ(ヴェルナー)のかつての親友であり、師であり、そして裏切り者! 歪んだ愛憎を抱き、専用ガイフレームで何度も襲ってくる、最大のライバル!
  • ギザロフの亡霊: 爺さん、死んでもしぶとい! AIやらクローンやらで、まだ人類滅亡を諦めてない!
  • 邪神ゲンドラシル: 『IV』の黒幕(の片割れ)も本格参戦! クリスタル病を広めて世界を終わらせようとします。
  • ボーゼル様&カオス様: やっぱり出ますか! 今回はカオス様を完全復活させようと、最後の悪あがき!
  • 究極の敵・ヴェダム: そして、真のラスボスがこいつ! シグマ自身の心の闇が生み出した「影」、それがカオスと融合した超存在! 自分との戦い、それが一番キツいってことか…!

【物語は宇宙へ!? SF要素、大爆発!】

『V』はね、もうSF要素がすごい!

  • アルハザードが2本!? 月の謎!: なんと、魔剣アルハザード、地球に残ってたやつ(『IV』でギザロフが使ってたやつ)とは別に、もう1本、オリジナル版が 月(赤い月クリムゾ) にあったことが判明! しかも、月には クリムゾン人 っていう、超科学力を持った古代人類の子孫が住んでた! レインフォースがその「月のアルハザード」を地球に持ち込んじゃったもんだから、さあ大変! シグマが持ってた方のアルハザードは、レインフォースとの戦いで粉々に! 残るは月のアルハザード1本!
  • ラングリッサー、砕ける!: あああ! シリーズの象徴、聖剣ラングリッサーが、激しい戦いの中でついに 木っ端微塵に砕け散っちゃう んです! もう剣の力には頼れない! どうすんのこれ!?
  • 古代宇宙文明の秘密: 物語は、クリムゾン人が昔使ってた宇宙船「アーク・エリシオン」とかが出てきて、いよいよ宇宙規模の話に! ラングリッサー世界って、実は壮大なスペースオペラの一部だったの!?

【伝説よ、永遠に…そして、新たなる旅立ち】

もう、てんやわんやの大騒ぎの末、クライマックスは宇宙(月?)が舞台!
シグマ自身の闇とカオスが融合したラスボス・ヴェダムと最終決戦!

  • 最後の戦い: 砕けたラングリッサーの最後の輝き、仲間との絆、古代技術、光輝の末裔の底力…持てるもの全てをぶつけて、シグマはついにヴェダム/カオスを完全に打ち破ります! やった! これで本当に、千年の戦いが終わったんだ!
  • 伝説の終焉、それぞれの道:
    • 聖剣・魔剣: ラングリッサーは砕け散り、アルハザードも消滅(か、宇宙の彼方へ?)。もう二度と、剣が世界を振り回すことはありません。
    • シグマとラムダ: 全てを終えたシグマ(ヴェルナー)とラムダ(マリアンデール)は、ギザロフが遺した危険な古代技術が悪用されないように、その知識と共にアーク・エリシオンに乗り、仲間たちに別れを告げて 未知の新大陸(後のガルパイス大陸)へと旅立ちます。未来を守るための、切ないけど希望に満ちた船出…。これが『モバイル』に繋がるんですね!
    • ジェシカ様、安らかに: 千年以上に及ぶ使命を終えたジェシカ様は、深い安堵と共に、ついに永い眠りにつきます。「次こそは、普通の女の子として…」そんな言葉を残して…。お疲れ様でした、ジェシカ様!
    • 残された人々: イェレス大陸には平和が戻り(クリスタル病の問題は残るけど)、人々は自分たちの力で未来を築いていく、新しい時代を迎えます。

『ラングリッサーV』は、シリーズの全ての物語と謎に決着をつけ、壮大なサーガを見事に完結させました。

「伝説の終焉」…まさに、その名の通りのフィナーレでした。

…と、誰もが思ったはず。

でもね、物語の神様は、まだラングリッサーを終わらせてくれなかったんです!
スピンオフやリメイクを経て、時代はモバイルへ!
シリーズの魂を受け継ぐ、新たなる伝説が始まろうとしていたのです!

スピンオフ&リメイクの世界第8章:寄り道もまた楽し?

さてさて、本編(I〜V)の壮大な物語は『V』で一旦フィナーレを迎えたわけですが、「ラングリッサー」の名前を冠した作品は、その後も色々出てるんです。

本筋のストーリーとはちょっと違う、寄り道的な作品たちですね。

でも、こういう寄り道も、本編をより深く味わうためのスパイスになったりするんですよ。

サクッと紹介しちゃいましょう!

【ピカピカにお色直し! 『I & II』リメイク (2019年)】

これはもう、ご存知の方も多いはず!
シリーズの原点である『I』と『II』を、今の時代のゲーム機(PS4とかSwitchとか)で遊べるように、グラフィックからシステムまで、ぜーんぶ作り直したリメイク版!

  • 何が変わった?: まず、絵が全然違う! オリジナルのうるし原智志さんの絵も超絶美麗で大好きだったけど、リメイク版のカイエダヒロシさんの絵も、今風でこれはこれでアリ! 好みは分かれるかもだけど、新鮮な気持ちでプレイできます。あと、フルボイスになったり、操作性が良くなったり、遊びやすさは格段にアップ!
  • ストーリーは?: 基本的にはオリジナル通り。『I』には「もしもレディンが闇落ちしたら…?」っていうIFルートが追加されてるけど、まあオマケですね。『II』は、あの神システム「マルチストーリー」をしっかり継承! 光輝、帝国、闇、独立…どのエルウィンになるか、また悩めます!
  • 位置づけ: あくまで リメイク なので、これで歴史が変わるわけじゃありません。でも、これからラングリッサーに触れる人には、最高の入門編! 古参ファンも、懐かしさと新しさを同時に味わえる、美味しい一本(二本?)です。

【賛否両論!? 復活の狼煙? 『リインカーネーション -転生-』 (2015年)】

『V』から実に17年ぶり!
「ラングリッサー、復活キター!」って、当時は結構話題になった3DSのソフト。

…なんだけど、正直、評価は真っ二つに割れましたねぇ。

  • 何が問題だった?: うーん、一番はやっぱりキャラクターデザインかな? 従来のファンタジー路線とは違う、ちょっと独特なアートスタイルが、古参ファンには「コレジャナイ!」ってなっちゃったみたい。あと、ゲームシステムもちょっと粗削りな部分があったり…。
  • ストーリーは?: 新主人公 アレスくんが、新たな世界の戦乱の中で、ラングリッサー(?)を手に、光輝軍、帝国軍、闇の軍勢のどれにつくか選ぶ、っていう、『デア』を意識したマルチストーリー。テーマは「転生」らしくて、アレスくんが過去の英雄の生まれ変わり…?みたいな匂わせもあるんだけど、結局よく分からないまま終わっちゃう感じ。うーん、惜しい!
  • 位置づけ: オリジナルシリーズ(I〜V)や『モバイル』との繋がりは、公式には明言されてません。なので、パラレルワールドか、遠い未来の話か、あるいは完全に別物(スタンドアローン)として考えるのが妥当かな。正史とは切り離して、「こういうラングリッサーもあったのね」くらいに捉えるのがいいかも。

【システム一新! RTSなラングリッサー? 『ミレニアム』シリーズ (1999年〜)】

『V』の直後に出た、ドリームキャストの『ラングリッサー ミレニアム』と、ワンダースワンの『ミレニアム WS』。

これもまた、かなり異色作!

  • 何が違う?: まず、ゲームジャンルが従来のSRPGじゃなくて、RTS(リアルタイムストラテジー)に! キャラクターをワラワラ動かして戦う感じ。そして、世界観も一新! エルサリア大陸とかじゃなくて、ディヴェルニアとかイルミニアとかいう新しい大陸が舞台。
  • ストーリーは?: ドリームキャスト版は、複数の主人公の視点から大陸統一を目指す物語。「ラングリッサー」っていうのも、聖剣の名前じゃなくて、「神の戦士」みたいな称号になってる。ワンダースワン版は、その100年前の話。
  • 位置づけ: ジェシカ様もボーゼル様も出てこないし、物語も完全に独立。ラングリッサーの名前は借りてるけど、中身は全く別のスピンオフシリーズですね。これはこれで面白いのかもしれないけど、本編サーガとは別物として考えましょう。

【ゲームだけじゃない! メディアミックスの世界】

ラングリッサーって、昔はアニメ(OVA)になったり、小説や漫画、ドラマCDなんかも出てたんですよ!

  • OVA: 『I』と『II』がベース。作画が美麗! 声優さんも豪華! (この時の声優さんが『モバイル』で再登板したのは、マジで胸熱でした!)
  • 小説: ゲームでは語られない裏設定とか、キャラの心情が読めたりして、結構面白い! 『V』のシグマの本名「ヴェルナー」も、元々は小説が初出だったり。
  • 漫画・ドラマCD: コミカライズとか、キャラの日常を描いたお話とか。本編とは違う一面が見られて楽しい!

これらのメディアミックス作品は、基本的に 二次的な正史 、あるいは 補足的な情報源 と考えられます。

ゲーム本編の世界観を豊かにし、キャラクターへの愛着を深める上で価値がありますが、必ずしも全ての設定が公式な正史とイコールではありません。

あくまでゲーム本編が最も正統な情報源となります。

…とまあ、色々な寄り道がありましたが、やっぱりラングリッサーサーガの本流は、I〜V、そしてその魂を受け継いだ『ラングリッサー モバイル』へと繋がっていきます。

さあ、いよいよ現代(ゲーム内時間)へ!
伝説が終わり、平和が訪れた(はずの)世界で、新たなる光はどのように灯されたのか?
シリーズ全体の物語に、真の「完結」をもたらした、あの『ラングリッサー モバイル』の壮大なストーリーを、とくとご覧あれ!

新世代へ託された光、そして真の「伝説の終焉」へ(Vから約150年後)第9章:ラングリッサー モバイル

さあ、皆さん、心の準備はいいですか?
いよいよ、ラングリッサーサーガの、現時点(2025年4月!)での最終章、『ラングリッサー モバイル』の物語に突入しますよ!
「えー、ソシャゲでしょ? ストーリーなんて期待してないよー」なんて思ってるそこのアナタ!
甘い! 甘すぎます!
この『ラングリッサー モバイル』(以下、『ランモバ』)、ストーリーがめちゃくちゃ熱いんです!
しかも、ちゃんと『V』の正統な続編として、過去シリーズの伏線をこれでもかと回収し、壮大な物語に真の「完結」をもたらしてくれたんですよ!
まさに、ファンへの最高の贈り物!

【時代は『V』から150年後、忘れられた伝説】

物語の舞台は、『V』でシグマたちがカオスを(一時的に)打ち破ってから、約150年後のエルサリア大陸

長い平和な時代が続いたせいで、聖剣ラングリッサーも魔剣アルハザードも、光の女神ルシリスも闇の神カオスの名前すら、もうほとんどの人は「昔話でしょ?」状態。

ジェシカ様も最後の転生を終えて、もういません。

世界を見守る賢者はいなくなり、伝説は風化しかけていました。

…でもね、やっぱり闇ってしぶといんですよ。

【新たなる光!「光輝の剣鋳軍」参上!】

そんな時代に、新たなる主人公たちが登場します!
過去の英雄なんて全然知らない、ごく普通の若者たち。

  • マシュー: 本作の主人公。エルサリア大陸の辺境の村で育った、真っ直ぐで優しい剣士の青年。実は彼もまた、知らず知らずのうちに「光輝の末裔」としての宿命を背負っています。

    血縁はないんだけど、魂が受け継がれてるって感じ?

  • アルメダ: マシューの幼馴染の魔術師見習い。ちょっとドジっ子だけど、元気いっぱいのムードメーカー。物語の冒頭、村が襲われる大ピンチの中で、なんと彼女に女神ルシリス様の意識(最後の残り火みたいな感じ?)が宿っちゃうんです! これがまた、物語を動かす大きな力に!
  • グレンシール: マシュー、アルメダと同じ村出身のクールな戦士。口数は少ないけど、二人をしっかり守る頼れる兄貴分。

この3人が、後に「光輝の剣鋳軍」として、世界を救うための、とんでもなく壮大な旅に出ることになるんです!

【超弩級! 三部作構成のメインストーリー!】

『ランモバ』のメインストーリーは、大きく3つのパートに分かれていて、それぞれがエルサリア大陸、イェレス大陸、そして新大陸ガルパイスを舞台にした、連続した巨大な物語になっています。

これがね、もう本当にすごいボリュームと熱量なんです!

  • 【パート1:エルサリア編 - 聖剣よ、再び!】
    • 闇、再動: 平和だったマシューたちの村が、突如として謎の帝国軍と、やっぱり復活した闇の皇子ボーゼル(今回は「カオスの使徒」とか名乗ってる)の手下によって襲撃されます。またお前か、ボーゼル!
    • ルシリスの導き: 絶体絶命のピンチに、アルメダに宿ったルシリス様が覚醒! ボーゼルの狙いが闇の神カオスの完全復活にあること、そしてそれを阻止するには、かつて砕け散った聖剣ラングリッサーを現代に再び鋳造するしかないことを告げます。聖剣、作り直しちゃうの!? スケールでかい!
    • 時空を超えた出会い: マシューたちは、最後の転生を果たした(?)ジェシカ様の助けを借りながら、聖剣再鋳造の手がかりを求めてエルサリア大陸を旅します。その途中、「時空の裂け目」っていう不思議な現象に遭遇! これがミソで、この裂け目を通じて、過去のラングリッサー世界の出来事を追体験したり、なんと歴代の英雄たち(レディン、エルウィン、レオン、ランディウス etc...)と直接出会って、力を借りたりできるんです! まさにオールスター! (これがゲーム内で過去キャラが使える理由付けね!)
    • 聖剣再誕、そしてカオス撃破!: 数々の試練と、時空を超えた英雄たちの助力を得て、マシューたちはついに聖剣ラングリッサーを現代に再誕させることに成功! その聖剣を手に、復活したボーゼル、そしてついに降臨したカオス本体に挑みます! 激闘の末、カオスを打ち破り(封印?)、エルサリアを救う! パート1にしてこのクライマックス感! でも、まだ序章に過ぎなかった…!
  • 【パート2:イェレス編 - 忘れられた遺産と新たな影】
    • 舞台はイェレスへ - 古代文明の目覚め: エルサリア大陸に平和を取り戻したマシューたちですが、休む間もなく新たなる脅威が彼らを襲います。今度の舞台は、かつて『IV』と『V』で激戦が繰り広げられたイェレス大陸。空に、かつて世界を騒がせた赤い彗星(クリムゾの月)が再び出現し、地上に落下。

      その影響で、眠っていた古代クリムゾン人の超技術が暴走を始め、イェレス大陸は新たな混乱に陥ります。

      あー、もう、次から次へと!

    • 『V』の謎、解明へ: マシューたちは、カオスを封印していたラングリッサー(パート1の終わりに一度封印されます)を再び手に取り、この異変の真相を突き止めるため、イェレス大陸へと渡ります。そこで彼らは、『V』で残された謎――クリムゾン人の末裔たちの存在、二つの月の秘密、そして二振りのアルハザードの問題(レインフォースが持ち帰った「月のアルハザード」がどうなったのか?)――に直面することになります。
    • ギザロフ復活!? ヴェダム誕生!: さらに、イェレス大陸では死んだはずの狂科学者ギザロフが、AIかクローンとして復活! また神になろうとしてる! マジしつこい! なんとか爺さんを今度こそ完全に倒したものの、その戦いの中で、マシューは禁断の力に触れてしまいます。その結果、彼の心の闇が実体化! そう、『V』でシグマ(ヴェルナー)を苦しめた究極の敵ヴェダムが、今度はマシュー自身の「影」として生まれちゃったんです! ヤバい! ヤバすぎる!
  • 【パート3:ガルパイス編 - 全ての伝説、ここに集う!】
    • ヴェダムを追って新大陸へ: マシューの影として生まれたヴェダムは、最後のアルハザードを奪って逃走! マシューたちはヴェダムを追い、さらにイェレスで問題になってたクリスタル病やクリムゾン人迫害問題を解決するため、海を越えて未知の新大陸ガルパイスへ!
    • 伝説の英雄、再会!: ガルパイス大陸…どこかで聞いた名前? そう! こここそ、『V』のラストでシグマ(ヴェルナー)とラムダ(マリアンデール)が、古代技術と共にイェレスを去った約束の地だったんです! マシューたちは、ガルパイスで勃発していた「マナ戦争」に巻き込まれながらも、ついに伝説の英雄ヴェルナー、マリアンデール、そしてマクレーンと感動の再会! 旧世代の英雄と新世代の英雄が、時を超えてここに集結! 胸熱!
    • ダークマシューとゼルダの救済: ヴェダムはマシューそっくりの姿(ダークマシュー)となり、アルハザードの器として操っていた少女ゼルダ(パート1に出てきたボーゼル製のクローン)を使ってマシューを苦しめます。でも、マシューたちの諦めない心と、ゼルダ自身の良心によって、彼女はついにヴェダムの支配から解放され、光の側へ! 彼女の「贖罪」と「救済」もまた、このパートの大きな見どころ!
    • 最終決戦! さらば、カオス!: 全ての役者は揃った! マシュー、アルメダ、グレンシール、ヴェルナー、マリアンデール、救われたゼルダ、そして時空を超えて集った全ての英雄たちの力を一つに! 相手は、カオスの力と完全に融合し、宇宙そのものを無に帰そうとする究極最終形態のヴェダム! 再鋳造されたラングリッサーと最後のアルハザードが、これが本当の最後となる激突を繰り広げます!
    • 真のエンディング! 千年の呪縛からの解放!: 想像を絶する死闘の末、マシューたちはついにヴェダム/カオスを完全に消滅させることに成功! これで本当に、本当に、千年以上にわたって世界を脅かし続けた闇の根源は断たれました! ラングリッサーとアルハザードを巡る永い戦いの歴史、光と闇の輪廻は、今度こそ完全に終わりを迎えたのです!

【ランモバがもたらした「真の完結」】

『ランモバ』のメインストーリー(パート1〜3)は、まさにラングリッサーサーガの集大成でした。

  • 正統なる続編: 紛れもなく『V』の続きであり、シリーズ全体の物語を締めくくる役割を果たしました。
  • 伏線完全回収: 『V』で残された謎(シグマたちのその後、クリムゾン人、アルハザードの行方など)を、これ以上ないほど丁寧に拾い上げ、全てに納得のいく答えを与えてくれました。
  • 新旧 héros の共演: 「時空の裂け目」という設定で、過去作の英雄たちが自然な形で物語に関わり、新世代の主人公たちを助ける展開は、まさにファン感涙もの!
  • 宿敵との最終決着: ボーゼル、ギザロフ、そして諸悪の根源であるカオスという、シリーズを代表する宿敵たちに、完全かつ最終的な決着をつけました。
  • テーマの集約: マシューという新主人公が、過去の遺産を受け継ぎつつも、最後は自分自身の力と仲間との絆で未来を切り開く姿は、「選択」「継承」「絆」というラングリッサーのテーマを見事に体現していました。

【そして、物語は続く…? (2025年4月現在)】

2024年にメインストーリー第3部が完結し、カオスは完全に滅び去りました。

ガルパイス大陸では人間とクリムゾン人が共存の道を歩み始め、世界には真の平和が訪れました。

千年続いたサーガは、ここに美しく幕を下ろしたのです。

とはいえ、『ランモバ』のゲームサービス自体はまだ続いています(2025年4月現在)。

メインストーリーは終わりましたが、外伝的なストーリーやイベントなどで、平和になった世界の様子や、英雄たちのその後が描かれ続けています。

ラングリッサーの世界は、まだ完全に終わったわけではないのかもしれません。

…なんて、ちょっと期待しちゃいますよね!

『ランモバ』は、モバイルゲームでありながら、ラングリッサーサーガに完璧なフィナーレを与えてくれました。

開発・運営の皆さん、本当にありがとう!

さて、ここまででラングリッサーシリーズの壮大な物語の流れは、ほぼ完璧に掴めたはず!
でも、まだ終わりじゃありませんよ!
次は、この複雑怪奇な物語の裏に隠された、もっと深〜い意味について、私の(自称)超俯瞰的視点から、ぶっ飛んだ考察を披露しちゃいます!
頭のネジ、しっかり締めておいてくださいね!

超論理的★ラングリッサー考察劇場第10章:深宇宙からの囁き?

はい、お待たせしました!
ここからは、ストーリー解説の枠をちょっと飛び出して、ラングリッサーサーガの裏側に隠されたかもしれない、深〜い意味について、私なりに妄想…いえ、超論理的かつ超俯瞰的な考察 を展開してみたいと思います!
「え、ただの主婦ライターが何を偉そうに?」って?
いやいや、毎日満員電車で異世界転生のことばかり考えてる私の脳内は、意外と宇宙規模なんですよ?(笑)
ここで披露する説は、あくまで私の個人的な解釈なので、「ふーん、そういう考え方もあるのね」くらいの軽い気持ちで読んでくださいね。

でも、もしかしたら、あなたのラングリッサー観がひっくり返るかも…?

【考察①:ルシリスとカオス、ただの神じゃない説】

まず、この世界の根幹を成す光の女神ルシリスと闇の神カオス。

このお二方、本当にただの「善と悪の神様」なんでしょうか?
もっとこう、SF的な、あるいは哲学的な存在だったりしない?

  • 高次元生命体 or 宇宙的法則説: 彼らは、私達のいる3次元(+時間)を超えた、もっと高次元に存在する生命体、あるいは宇宙そのものを成り立たせている根源的な「法則」や「情報」のようなものなのかもしれません。ルシリスが「秩序」「調和」「進化」を司り、カオスが「混沌」「破壊」「多様性(あるいは停滞?)」を司る。この二つの相反する力がせめぎ合うことで、宇宙はバランスを保っている…みたいな。

    地上の代理戦争は、そのバランス調整の一環? あるいは、高次元存在にとっての娯楽? 壮大すぎて、もはや私達の理解を超えてますね。

  • 情報生命体 or プログラム説: もっとぶっ飛んだ考え方だと、彼らは物理的な実体を持たない「情報生命体」で、ラングリッサー世界という巨大なシミュレーションプログラムを管理、あるいはその中で競い合っている存在なのかもしれません。ルシリスが「秩序維持プログラム」、カオスが「バグや突然変異誘発プログラム」みたいな。だとしたら、ジェシカ様はもしかして…デバッガーか何か?(笑) プレイヤーの存在は、外部からの介入パラメータ? うーん、考え出すとキリがない!

【考察②:聖剣と魔剣、ただの武器じゃない説】

となると、あの二振りの剣も、ただの強い武器ってわけじゃなさそうですよね。

  • 因果律操作デバイス説: ラングリッサーとアルハザードは、単に物理的な攻撃力が高いだけでなく、世界の「因果律」や「確率」に干渉する力を持っているのかもしれません。ラングリッサーは「望ましい未来(光の勝利)」への確率を高め、アルハザードは「予測不能な未来(混沌)」への扉を開く。だからこそ、これらの剣を持つ者が世界の運命を左右できたのでは?
  • 概念武装 or 情報固定化装置説: あるいは、剣そのものが「秩序」「混沌」といった抽象的な「概念」や「情報」を、物理世界に固定化するためのアンカー(錨)のような役割を果たしているのかも。剣が存在する限り、その概念は世界に影響を与え続ける。だからこそ、『V』で両方の剣が(実質的に)消滅したことで、ようやく世界は神々の軛から解放された…と考えられませんか?

【考察③:光輝の末裔、ただの血筋じゃない説】

主人公たちが持つ「光輝の末裔」という属性。

これも、単なる血統だけじゃない気がするんです。

  • 役割継承システム説: 血筋は確かに重要だけど、それ以上に、時代が求める「英雄」という「役割」や、特定の「情報パターン(使命感、勇気、自己犠牲など)」を受け継ぐためのシステムなのかもしれません。血縁がないランディウスやマシューが選ばれたのは、彼らがその時代の「英雄」として最もふさわしい情報パターンを持っていたから?
  • 転生と時空の裂け目の意味: ジェシカ様の転生や、『モバイル』の「時空の裂け目」も、この情報継承システムの一部と考えると面白いかも。転生は情報を次の世代に直接コピーする方法、時空の裂け目は過去の英雄の情報を参照・ダウンロードする方法…みたいな。ルシリス様、意外とハイテク?

【考察④:SF要素、ただの味付けじゃない説】

ガイフレーム、クリムゾン人、二つの月…これらのSF要素は、単に「魔法と科学の融合」っていう目新しさだけじゃない、もっと深い意味があるはず!

  • ラングリッサー世界=超未来の地球説: やっぱりこれですよね! ラングリッサーの世界は、私達が知る地球とは違う星、あるいはファンタジー異世界なのではなくて、実は 超古代に高度な科学文明が栄え、それが大戦争か何かで滅び去った後の、遥か未来の地球 なのかもしれません。失われた科学技術の一部が「古代の遺産」として残り、魔法と共存(あるいは対立)している。『重装機兵ヴァルケン』とかとの繋がりを考えると、この説が一番しっくりくる気がします。
  • 技術と魔法の根源的同一性: もしかしたら、魔法と科学技術って、見た目や使い方は違うけど、根源的には同じエネルギー(作中で「マナ」と呼ばれるもの?)を利用しているだけなのかもしれません。古代人はそのエネルギーを科学的に利用し(魔導技術、ガイフレーム)、後の時代の人々はそれを神秘的な力(魔法)として扱った。そう考えると、魔法とロボットが同じ世界に存在してても、そんなに不思議じゃないかも?

【考察⑤:マルチバース、確定ですよね?説】

『デア・ラングリッサー』以降のルート分岐、そして『リインカ』や『ミレニアム』といったスピンオフの存在。

これって、もう ラングリッサー世界が多元宇宙(マルチバース)であることの証拠 なんじゃないでしょうか?

  • 無数の可能性世界: 私達がプレイする「正史」とされるルートは、あくまで無数に存在する可能性世界の一つに過ぎない。エルウィンが帝国についても、闇に堕ちても、あるいは独立しても、それぞれの世界は確かに存在し、続いていく。プレイヤーの「選択」は、どの可能性世界を観測するかを選ぶ行為なのかもしれません。
  • スピンオフの位置づけ: 『リインカ』や『ミレニアム』も、このマルチバースの中の別の世界、あるいは正史とは異なる歴史を辿った未来の姿なのかも。そう考えると、これらの作品もラングリッサー・ユニバースの一部として、もっと肯定的に捉えられますよね!

【考察⑥:メタ構造、私達も物語の一部?説】

最後に、一番ぶっ飛んだ考察を。

もしかして、ラングリッサーサーガ全体が、一種の巨大な「物語生成システム」あるいは「シミュレーション」 で、私達プレイヤー自身も、そのシステムに干渉する存在なのかもしれません。

  • ジェシカ=ナビゲーター?: ジェシカ様が時代を超えて現れ、主人公を導くのは、彼女がこの物語システムの「ナビゲーター」あるいは「管理人」のような役割を担っているから?
  • プレイヤー=外部観測者?: 私達プレイヤーが下す「選択」が、物語の分岐を生み出す。それは、私達が単なる傍観者ではなく、このシミュレーションの結果に影響を与える「外部観測者」だから…? なんて考えると、自分がプレイしてるゲームそのものが、なんだか壮大な実験の一部みたいで、ちょっとゾクゾクしませんか?

…と、まあ、好き勝手に色々語ってみましたが、いかがでしたか?
当たってるかどうかは分かりません!
でも、こういう風に物語の裏側を想像してみるのも、ラングリッサーを楽しむ醍醐味の一つだと思うんです。

皆さんも、自分なりの考察を巡らせてみるのも面白いかもしれませんよ!

さて、深掘り考察はこの辺にして、次はやっぱりキャラクター!
この壮大な物語を彩ってきた、愛すべき英雄たちと、憎めない(?)宿敵たちについて、語らせてください!

愛と独断のラングリッサー人物伝第11章:このキャラがすごい!

壮大なストーリーもさることながら、ラングリッサーの魅力は、やっぱり個性豊かなキャラクターたち!
光輝の末裔として宿命に立ち向かう主人公、彼らを支えるヒロインや仲間たち、そして強烈な信念を持つライバルや敵役…。

ここでは、私の独断と偏見に基づきつつ(笑)、特に印象深いキャラクターたちについて、熱く語らせていただきたいと思います!
全員は紹介しきれないけど、ご容赦を!

【光輝の主人公たち:悩んで、成長して、世界を救う!】

  • レディン (I): ザ・王子様! 真面目で誠実、まさに光の英雄の鑑。でも、最初から完璧じゃなくて、亡国の王子として苦悩し、仲間と共に成長していく姿が応援したくなる。クリスとのピュアな関係も良い! シリーズの原点にして、王道の主人公。
  • エルウィン (II): シリーズ屈指の人気者! そして、プレイヤーを一番悩ませる主人公(笑)。光も帝国も闇も独立も、どの道を選ぶかで全く違う顔を見せる。優柔不断とも言えるけど、それだけ人間らしいってことかな? 個人的には、やっぱり光輝ルートでレオン様と熱いライバル関係を繰り広げるのが好き!
  • ディハルト (III): 聖剣誕生の立役者! 若き騎士として、国の滅亡、親友との対決…と、かなりハードな運命を背負わされる。でも、仲間と共に困難を乗り越えていく姿は、まさに英雄。彼の子孫がレオン様っていうのも、感慨深いですよね。
  • ランディウス (IV): 田舎の好青年が、復讐心から立ち上がり、やがて大陸を救う英雄へ! 光輝の末裔の血はなくても、その心意気は本物。アンジェリナやシェルファニールとの関係も気になるところ。マクレーンとの友情も熱い!
  • シグマ / ヴェルナー (V): 記憶喪失の改造人間、その正体は光輝の末裔のサラブレッド! シリーズで一番複雑で重い過去を持つ主人公かも。自分のアイデンティティを取り戻し、ラムダと共に未来へ旅立つラストは、切ないけど希望に満ちていて、シリーズの締めくくりにふさわしい!
  • マシュー (モバイル): 新世代の主人公! 過去の英雄を知らない彼が、仲間と共に成長し、時空を超えた英雄たちの力を借りて、最後にはカオスを完全に打ち破る! まさにシリーズの集大成。真っ直ぐで、応援したくなる主人公です。

【ヒロインたち:戦場に咲く可憐な花(でも強い!)】

  • クリス (I): 聖女様! 優しくて献身的で、レディンを健気に支える。回復魔法のありがたみは、プレイした人なら分かるはず! 正統派ヒロインの代表格。
  • リアナ (II): こちらも聖女様系ヒロイン。お淑やかだけど芯は強い。彼女を守ることからエルウィンの物語が始まる。

    ラーナとの姉妹関係が悲劇的すぎる…。

  • シェリー (II): じゃじゃ馬お姫様! 元気いっぱいで行動的。ペガサスナイトとして戦場を駆け巡る姿がカッコイイ! エルウィンとのラブコメ展開(?)も楽しい。
  • ソフィア (III): ディハルトの幼馴染の巫女さん。実は女神の代行者という秘密が…。儚げだけど、強い意志を感じさせるヒロイン。
  • ティアリス (III): 元気いっぱいの妹系巫女見習い。ディハルトにぞっこん。ルインとのカップルが、後のバルディア王家の始まりに。
  • ナーム (I) / ルナ (III) / クラレット (V): 弓や飛行ユニットが得意な、美人戦士の系譜! ルナ→ナーム→シェリー→クラレットと、血筋が繋がっているのが面白い! みんな強くて頼りになります。
  • ラムダ / マリアンデール (V): 人工生命体の少女が、愛を知って人間になっていく…もう、この設定だけで泣ける! シグマとの関係は、シリーズ屈指のピュア愛!
  • アルメダ (モバイル): 新世代のヒロイン! ドジっ子だけど、いざという時はルシリス様パワーで頼りになる(?)。マシューとの幼馴染コンビが良い!

【忘れられないライバル&敵役たち:彼らにもドラマがある!】

  • レオン (II): 帝国最強の騎士にして、エルウィンの宿命のライバル! 騎士道を貫く高潔な姿は、敵ながら惚れる! ディハルトの子孫という設定も熱い! 彼と共に帝国ルートを進むのも、また一興。
  • ランス (I): こちらも誇り高き帝国騎士! レディンとのライバル関係が良い! 生存ルートがあるのも嬉しいポイント。ナームとの未来はあるのか!?
  • アルテミュラー (III): 帝国最強の将軍。クールで強敵だけど、実は悲しい過去を背負っている…。ファーナとの関係も切ない。
  • ベルンハルト (II): 帝国皇帝。力による平和という、彼なりの正義を信じている。単純な悪ではないからこそ、プレイヤーを悩ませる存在。
  • ギザロフ (IV): 狂気の科学者! 目的のためなら手段を選ばない、シリーズ屈指のド外道! でも、その徹底した悪役っぷりは、ある意味清々しい?
  • ボーゼル (シリーズ全般): 出ました、闇の皇子! 何度倒しても蘇る、シリーズの顔(?)。作品ごとに中の人(?)や目的が微妙に違うのも面白い。もう、彼がいないとラングリッサーじゃない!?
  • エグベルト (I, II): 陰で糸引く悪の黒幕! こいつのせいで、どれだけの悲劇が起きたことか…! でも、その知略と執念は、ある意味すごい。

【そして、我らがジェシカ様!】

最後に、この方を語らずには終われません!
不滅の大魔術師ジェシカ様!

  • シリーズの生き証人: 古代から現代(モバイル)まで、ずーっと登場! 彼女がいるから、千年を超える物語が一本に繋がる。まさにシリーズの縦軸!
  • 導き手であり、監視者: 光輝の末裔たちを導き、助ける一方で、闇の動きを常に監視し、世界のバランスを見守ってきた。その使命感たるや、想像を絶します。
  • 人間味あふれる一面も: 時には厳しく、時には優しく、時にはお茶目な一面も見せる。完璧な賢者様じゃない、人間(?)らしい魅力があるからこそ、プレイヤーからも愛されるんですよね。
  • 『V』での最期: 千年の使命を終え、安らかに眠りについたジェシカ様。あのシーンは、本当に感動的でした。本当にお疲れ様でした…!

…と、語り出すと止まらなくなっちゃいますが、この他にも魅力的なキャラクターはたくさんいます!
あなたのお気に入りのキャラクターは誰ですか?
彼らの生き様や選択に思いを馳せるのも、ラングリッサーの楽しみ方の一つですよね。

さて、長かったラングリッサーサーガの物語解説も、いよいよ次で最後。

この壮大な物語が、私達に何を伝えようとしていたのか?
私なりの想いを込めて、締めくくりたいと思います。

あなたの心に聖剣の輝きを結論:千年の物語が教えてくれたこと

ふぅ〜、長かった!
ラングリッサーシリーズの、古代からモバイルまでの壮大な物語、そして私の勝手な考察とキャラ語りにお付き合いいただき、本当にありがとうございました!
ここまで読んでくださったあなた、もう立派なラングリッサー沼の住人ですね!
仲間!(笑)

聖剣ラングリッサーが初めて鍛え上げられた瞬間から、闇の神カオスが完全に滅び去り、世界が真の自由を手にするまで――私たちは今、千年以上にわたる壮大な物語の旅路を終えました。

改めて振り返ってみると、ラングリッサーが描いてきたのは、単なるファンタジー世界の戦争絵巻じゃなかったんだな、って思います。

そこには、英雄たちの、そして私達自身の「選択」の重み がありました。

光を選ぶのか、闇を選ぶのか、それとも全く別の道を行くのか。

エルウィンのように、一つの選択が世界を全く違う未来へと導いてしまう。

それは、私達が日々迫られている選択――仕事、家庭、人間関係…大小さまざまな選択が、自分の人生を形作っていくのと、どこか似ている気がします。

そこには、世代を超えて「継承」される想い がありました。

親から子へ、師から弟子へ、そして見知らぬ未来の誰かへ。

光輝の末裔の血だけでなく、勇気や希望、あるいは過ちや後悔までもが、長い時間をかけて受け継がれていく。

私達もまた、親から受け継いだものがあり、子供たちへと何かを繋いでいく存在なんだな、なんて、ちょっとしみじみしちゃったり。

そして何より、そこには どんな逆境にあっても、諦めずに未来を切り開こうとする人間の「強さ」 がありました。

国を失っても、仲間を失っても、裏切られても、記憶を失っても、それでも立ち上がり、仲間を信じ、より良い未来のために戦い抜いた英雄たち。

彼らの姿は、日々の生活にちょっと疲れ気味な私達に、「よし、明日も頑張ろう!」って、ささやかな勇気をくれる気がします。

聖剣も魔剣も、もう必要ない時代が来ました。

神々の干渉からも解放されました。

これからの世界は、そこに生きる一人一人の人間の手に委ねられたのです。

それは、とても自由で、でも、とても責任の重いこと。

ラングリッサーサーガが最後に示してくれたのは、そんな「人間の時代」の幕開けだったのかもしれません。

2025年4月現在、ラングリッサーのメインストーリーは完結しましたが、この物語が私達の心に残してくれた感動や、考えさせてくれたテーマは、これからも色褪せることはないでしょう。

もし、あなたがこの記事を読んで、少しでもラングリッサーの世界に興味を持ったり、昔プレイした記憶が蘇ってきたりしたら、ぜひ、もう一度その世界に触れてみてください。

きっと、新たな発見や感動が待っているはずです。

忙しい毎日の中で、ほんの少しの時間でも、心を熱くさせてくれる物語があるって、素敵なことですよね。

あなたの心の中にも、困難を打ち破る聖剣のような、キラリと光る何かが見つかりますように。

それでは、長々とお付き合い、ありがとうございました!

またどこかでお会いしましょう!

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