ロックマンの新作「ロックマン12」が、いったいいつ登場するのか。
これはシリーズを愛する多くのファンの胸を騒がせる永遠のテーマと言っても過言ではありません。
2018年に発売された『ロックマン11』以降、すでに5年以上が経過する中、まだ公式アナウンスがなく、なおかつ各種リーク情報が絶えないこの状況……。
もはや私たちの心に巣くう「気になる」という虫がしょっちゅう暴れだして、夜な夜な枕元で
「いつ出るの?」
「いつ出るの?」
と囁いてくるようなものです。
今回は、公式コメントからファンコミュニティの動き、さらにはカプコンの株主総会や社内データ流出事件、そして“超俯瞰的な考察”までもフル活用しながら、
「ロックマン12の発売日はいつになるか?」
を徹底分析。
リーク話からかもし出される怪しい香りを嗅ぎ分けて、可能性を余すところなく掘り下げていきます。
ただし、ここでお伝えする内容は「事実」と「推測」が入り混じったスパイシーな混合スープのようなものです。
公式の確定情報がない以上、真偽不明の噂や考察がどうしても挟まってきますが、噂だって一種のロマンじゃないですか。
少なくとも
「ロックマン12が実在しないなんてこと、ありえないでしょ?」
と7割方信じている私たちにとって、どんな情報もなかなか無視できない刺激的要素と言えるでしょう。
以下の文章では、過去の発売サイクルや売上実績、株主総会での発言内容、ファンの期待感、ドメイン登録情報、リーク文書、そして対戦要素の可能性まで、まるっと全部整理していきます。
少しばかりのシュールなニュアンスを添えつつ、途中で雑談に脱線しないよう自制しながら、とにかくロックマン12の“今ある情報”を網羅的にお伝えしていきますので、どうか最後までお付き合いくださいね。
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ロックマンシリーズの現状
なぜ「12」がこんなに待たれているのか?
ロックマンは1987年の初代作(ファミコン版『ロックマン』)以来、かれこれ35年以上も愛され続けるカプコンの看板タイトルのひとつです。
近年は大ヒットIPとしては『モンスターハンター』や『バイオハザード』がメガトン級の売上を誇る一方、ロックマンもまた、シリーズ全体で
累計4000万本
を超える販売実績を持ち、世界各国にコアなファン層を根付かせています。
とりわけ2018年10月に発売された『ロックマン11 運命の歯車!!』は
8年ぶりの本家ナンバリング
という衝撃を伴って登場し、売上・評価ともシリーズ最高水準にまで至りました。
古き良き2Dアクションを維持しつつ、ダブルギアシステムで新たな楽しさを加味する手法が成功し、Metacriticでも80点前後のスコアを獲得。
発売から数年で
160万本以上
を売り上げ、
クラシックシリーズ最高のセールス
を記録しているのです。
しかし、それから5年超――次回作がまるで出てこない。
カプコン公式が「ロックマン」IPをとても大事に扱っているのはわかるけれど、もうそろそろ本編新作のアナウンスぐらいあってもいいんじゃないの?
というのが、現在のファン心理だと言えます。
しかも、ここ数年は過去作コレクション版(エグゼコレクションなど)が大盛況で、ユーザーの期待度はむしろ高まる一方。
そうなれば人々の
「12はいつ出るんだろう?」
という疑問がますます加速するのも当然でしょう。
カプコンの株主総会での言及
IPの戦略にロックマンは外せない
まずは
「カプコンがロックマン12のことをどれだけ意識しているのか?」
を測る上で大事なのが、株主総会や公式コメントです。
2024年7月の株主総会では、投資家から
「ロックマンシリーズの今後はどうなっているのか?」
という質問が寄せられました。
それに対して、経営陣が
「ロックマンは非常に価値の高いIPであり、継続的に新作を創出する方法を検討している」
と述べたのは、すでに有名なエピソードとなっています。
ただ、この発言は「新作を計画中!」という直接的な宣言ではありません。
あくまでも
「ロックマンは大事な財産として見ています。新作も含めてリメイクやコレクションを活用し、ブランドを絶やさず盛り上げたい」
という趣旨なので、いわば
「全然捨ててないですよ」的なニュアンス。
ファンからすれば、確かに安心材料ではありますが、肝心の『ロックマン12』とは明言していないので、まだ“満点回答”というわけにはいかないんですよね。
もっと直接的に「ロックマン12を鋭意制作中だよ!」と口走ってくれたら、あと3日は白米だけで幸せに生きられるのに……
というのがファンの本音でしょう。
とはいえ、歴代売上本数が4000万を超えるシリーズをカプコンが無視するわけはありません。
事実、コレクション版のリリースが順調にヒットし、「エグゼ アドバンスドコレクション」などは2週間で100万本出荷を達成。
これは企業の長期的観点から見てもブランド価値を再確認させる大きな成果です。
どう考えても
「シリーズは終わってないぞ」
という気配バリバリなわけで、ファンとしては
「じゃあ次回作は? もったいぶらずに言っちゃいなよ!」
と期待が止まらない状態になるわけですよ。
「ロックマン11」からの空白期間
前例で見ると8年もブランクがあることだって…
実は、ロックマンシリーズってそうそうポンポン出るわけじゃない歴史があります。
クラシック本家ナンバリングタイトルに限って見ても、「ロックマン9」(2008年)と「ロックマン10」(2010年)はわりと近い時期に出ましたが、その次の「ロックマン11」は2018年……
つまり8年空いてるんです。
8年という数字、冷静に考えてみると、ちょっとした冒険者が世界を半周するくらいの時間(笑)。
そりゃファンとしては待ちくたびれますよね。
だから、空白がすでに5年以上あったとしても、
「まあロックマンなら仕方ないか……」
と思わないでもない。
「でも、前回8年も待ったのにまた同じくらい待たされるの?勘弁してよ、もう私たちもそう若くないのよ!」
と叫ぶファンも少なくありません。
わたしも仕事や子どものお世話をしながらシクシク待つのはつらいものがある、みたいな気持ちはあります。
が、ロックマンが出るなら嬉しさに号泣しそうですし、そこはもう
喜びは待ち時間の長さに比例する
というスパイラルを信じるしかないんでしょうか……。
リーク情報の信憑性
あの“社内データ流出事件”から「Rockman Taisen」まで
さて、「ロックマン12」の存在を裏付けるかもしれない最大の手がかりのひとつが、2020年末に起きたカプコン社内データ流出(ランサムウェア事件)です。
これは外部からのハッキングによって機密情報がごっそり流出し、
未発表タイトルの計画リストまで外に出てしまった
というニュースを覚えている人も多いでしょう。
ここで問題になったのは、そのリストの中に
Rockman Taisen(ロックマン対戦?)
というプロジェクト名が含まれていたこと。
しかも“2022年Q3〜Q4予定”といったリリース時期が仮設定されていたという話です。
リストには、後に本当だったと証明された『バイオハザード4 リメイク』や『ストリートファイター6』といったものも含まれており、この流出情報の信憑性がかなり高いことは周知の事実です。
そうなると、
「Rockman Taisen」って何?
ロックマン12なの?
それとも別の新作シリーズ?
“対戦”という言葉からオンラインバトルを連想する人もいるでしょう。
実際、タイトルに“対戦”と付いているなら、単純な2Dアクションというよりは、何かマルチプレイを意識したゲーム内容ではないかと想像するのが自然かもしれません。
さらに2021年にはNVIDIAの「GeForce Now」データベース流出事件もあり、そこには「Mega Man Match」なる未発表タイトルが挙がっていたことが判明。
「Match=対戦」という意味で、「Rockman Taisen」とは同じプロジェクトを指している可能性が高いと言われています。
これらはカプコンが秘密裏に進めていた何らかのロックマン作品であり、作業タイトル(コードネーム)が「Taisen / Match」だったのでは、という線が濃厚です。
当然、
「対戦主体のゲームなら、クラシック本家のナンバリング新作とは別物では?」
という見方もあります。
けれど、
「実はロックマン12の中に対戦モードを搭載する予定だった」
と考えることもできるでしょう。
まだどちらとも確定できませんが、少なくとも“ロックマン関連の新作開発”が社内で検討されていたのは間違いないわけです。
ファンとしては、ここに希望を感じずにはいられません。
ドメイン登録・更新の事実
「Mega Man 12」だけでなく「Mega Man 15」まであるってどういうこと?
リーク情報以外にも、また別の角度から「ロックマン12」の存在を示唆する材料があります。
ファンコミュニティの調査によれば、
カプコンが「Mega Man 12」〜「Mega Man 15」までのドメインを2018年に取得し、2022年3月にも更新された形跡がある
というのです。
もちろん企業が将来的な可能性に備えてドメインを押さえるのはよくある話で、必ずしも“すぐに12〜15を出す”という意味ではありません。
ただ、カプコンが
“少なくとも12~15というナンバリング継続”
を頭の片隅には置いているということは推測できます。
ネット上でも
「『ロックマン12』は仮にもう作っているとして、15までひとまとめに取るとか、カプコンのやる気すごいなぁ」
なんて感想を述べる人もいますし、
「12がまだ発表されてもいないのに15まで確保するとは、長期的な展開を期待できる証拠だ!」
とワクワクする人もいるようです。
ふふふ……人間というのは本当にポジティブですね。
わたしもその気持ち、嫌いじゃありません。
プロデューサー土屋和弘氏の退社
新作に暗雲?それとも体制変更の一環か
『ロックマン11』の成功を牽引した人物のひとりとして知られる土屋和弘プロデューサー。
実は2023年にカプコンを退社しており、このニュースを受けてファンの間では
「ロックマン12の開発は大丈夫なの?」
という声が噴出しました。
土屋氏は2019年のインタビューで
「すでに次回作のプリプロダクションに入っている」
と示唆していたとも言われ、ロックマンシリーズ再興の旗手と目されていました。
そうした要職が去ったとなると、
開発が頓挫しているかもしれない……
と考える人がいても無理はありません。
しかし、カプコン社内にはまだロックマンに携わってきたディレクターやプランナーが多数在籍しており、組織的にプロジェクトを動かすことは可能です。
大手ゲーム企業というのは“スター開発者”が抜けても、意外とチームが分散管理されていて後任が用意されるものですし、
「カプコンがロックマンIPを捨てるはずがない!」
という根拠は前述のとおりいっぱいあります。
もちろん、土屋氏がいたからこそのアイデアや情熱は大きかったでしょうから、少なからず影響が出るかもしれません。
しかし、その分ほかのスタッフが意思を引き継いで新しいロックマンを育てているかもしれないわけです。
個人的には
「ロックマン12が万が一、土屋氏の退社でキャンセルされていたら、もっと早く情報が出てそうだし、コレクション方面にも影響が出そう」
という考えから、まだ希望は全然失われていないと感じています。
発売日はいつなのか?
ファンが待ち続ける「12」のタイミング
さて、これまで見てきた通り、カプコン内部にロックマン関連の新作計画がある可能性は極めて高いものの、具体的な発売日の公式発表は皆無です。
だが、“可能性”をこうして並べていくと、どうしても頭の中でシミュレーションを開始してしまいます。
「いったいいつ登場するのか?」と——。
ファンやアナリストの推測としては、大きく以下の2パターンが取り沙汰されています。
- 早期発表&リリース説(2025年末~2026年あたり)
『ロックマン11』から約7~8年後というタイミングで、新作情報が突然発表→意外と早く発売される流れ。
開発は裏で進んでいて、そろそろ完成が見えてきたのかもしれません。
過去にも「ロックマン9」「10」「11」が“電撃発表”に近い形で世に出た前例があるため、このシナリオは十分にあり得るでしょう。 - アニバーサリー説(2027年の40周年狙い)
1987年12月に初代『ロックマン』が発売されてから、2027年にはちょうど40周年を迎えます。
カプコンは記念イヤーやアニバーサリーに合わせたリリースやイベントを好む傾向があるので、ここで「ロックマン12」をビッグタイトルとして打ち出して大々的に盛り上げる可能性も。
しかし、それだとあと数年は待たなきゃいけないのが切ないですね……。
どちらにせよ、もう数年は期間が空きそうという予想が多いのが現状です。
個人的な希望を言えば、2025年あたりには何らかの続報が欲しい。
そんな気持ちを抱きつつ、ファンは日々コレクション版や過去作を楽しんでいます。
そろそろほんの一滴でもいいので、“新作制作中”というしずくを公式から落としてくれないかなと、拝んでいる人もいるかも……。
期待される要素
もし「ロックマン12」が出るならどう進化するのか
ここまで「ロックマン12」が出る、いや出ないと噂でひと騒ぎしているわけですが、実際に出るとしたらどんな特徴を備えているのか。
ロックマンシリーズにはいろんな可能性が考えられます。
ゲームエンジンはREエンジン?
カプコンの最新技術であるREエンジンは、『バイオハザード ヴィレッジ』や『ストリートファイター6』などで圧倒的なグラフィックとパフォーマンスを誇っています。
これを2Dロックマンにどう適用するのかと疑問を抱く人もいますが、実際に社内で
「REエンジン上でロックマンを動かすテストをしていた」
という小噂もあり、テクスチャやエフェクトの向上が期待されるかもしれません。
もしロックマンが2.5D的なスタイルで超美麗ビジュアルを実現するなら、これはちょっと胸が高鳴りませんか?
もちろんドット好きなファンも多いので賛否はあるでしょうが、ビジュアル面の進化は十分考えられそうです。
ダブルギアシステムの継続or新ギミック
『ロックマン11』で採用されたダブルギアシステム(時間を遅くするスピードギア&パワーギア)をもっと発展させるのか、新たな仕掛けを用意するのかは大きな論点でしょう。
ファンの中には
「ギアシステムが好きだから続投希望!」
という声もあれば、
「次はまったく違う驚きがほしい」
という意見もあって、なかなか難しいところです。
ただ、カプコンはロックマン9や10でファミコン風に回帰しながらも、11で一気にモダンな要素を導入した実績がありますから、12でも何らかの“新たな試み”をやってくる確率は高いと見られます。
ロボットマスターのバリエーション
ロックマンと言えば、毎回登場するボス=ロボットマスターのユニークなデザイン・能力が大きな楽しみ。
ファンからは「次はどんなテーマのボスが来るのか?」と期待が寄せられています。
Redditなどでは、ファン独自に作ったボスキャラ案をイラスト化し、
「勝手にロックマン12の新ボスを考えてみた!」
といった投稿が盛んに行われています。
「毒ガス系ボス」「音波攻撃系ボス」など、妄想は広がるばかり。
カプコン公式も過去に公募やファン投票を取り入れた例があるので、今後もそういった形でファンの声を反映する可能性もあるかもしれません。
オンライン対戦要素?
リークにあった「Taisen / Match」の名が示唆するように、本編のステージクリア型アクションにオンライン要素を組み込む可能性があります。
もしかしたら、ロックマン同士のタイムアタックレースやボスラッシュを競うモード、あるいは協力プレイや対戦アクションを加える形になるかもしれません。
一方で、クラシックロックマンに対戦重視を盛り込むのは抵抗がある、というファンの声もあるでしょう。
カプコンがそこをどうバランスするのか興味深いところです。
いずれにせよ、「こうきたか!」というサプライズが用意されていても全然おかしくないジャンルではあります。
シリーズ全体の売上と評価
ロックマンがまだまだ“イケる”理由
ロックマン11の高評価と売上
すでに触れましたが、『ロックマン11 運命の歯車!!』はシリーズ復活作として大成功をおさめました。
- 発売4年ほどで160万本以上を売り上げる
- Metacriticで80点前後のスコアを記録
- シリーズ特有の高難易度をアシスト機能などで上手にカバーし、新規ユーザーにも配慮
こうした成功事例がある以上、カプコンが次回作を検討しないわけがありません。
しかもクラシックシリーズだけでなく、エグゼやXシリーズのコレクションも安定して売れており、アクティブユーザーが再び増えている印象すらあります。
他シリーズとの相乗効果
ロックマンXにも「X9が欲しい!」という声が昔から途絶えないし、DASH(レジェンド)シリーズでは“3”の開発中止が今なお語り草で、ファンの熱量は根強い。
エグゼはコレクションが大当たり、ゼロ&ゼクスもミニマルながら確実に支持層がいる。
これらを全部合算したら、そりゃあブランドとしての実力は相当なものです。
どのシリーズが新作を出すにしても話題になりそうですが、“本家”という軸で「ロックマン12」を投入すれば、それら派生タイトルにも良い影響が及ぶ可能性が高いでしょう。
ファンコミュニティの熱狂
「12」の噂だけで日々盛り上がる理由
ロックマンがこれだけ待たれている背景には、やはりユーザーファンコミュニティの存在が大きいです。
SNSや5ch、Redditなどを見ても、
「ロックマン12いつ出るんだろう」
「次のボスって絶対こういうネタだよね?」
みたいな書き込みが絶えません。
- 日本国内
- 5chで「もう8年待つのは勘弁」みたいな声多数
- エグゼコレクションが当たった流れで「クラシック本家も頼むよ!」という期待
- 海外
- RedditやDiscordで「r/Megaman」コミュニティが活発
- 「対戦モードがあったら面白そう」「ダブルギアシステムをもっと拡張して!」など自由な妄想が広がっている
ファンはシビアなようでいて、結局“ロックマンが好きだから出れば絶対に買う”という一途な愛情を持ち続けています。
加えて、本作がコミカルな世界観でありながら硬派なアクション性を兼ね備えているため、熱狂的支持層が衰えにくい、という特徴もあるでしょう。
「次があるなら絶対に遊ぶ」
という安心感があるからこそ、多少発売が遅れても見放さずに待ち続ける人が多いのだと思われます。
他社リメイク・復活事例との比較
2Dアクションは“オワコン”どころかまだまだ元気
「ロックマンは2Dアクションだし、時代遅れじゃないの?」
という心配の声をたまに聞くことがあります。
ところが近年、他社タイトルを見ても2DアクションやレトロIPの復活が大盛況だった例は非常に多いんです。
- クラッシュ・バンディクー
リマスター三部作が大ヒットし、『クラッシュ・バンディクー4』も発売されました。
昔からのファンだけでなく新規ユーザーにも好評を博し、2D・3D融合の独特なアクションスタイルでも十分に商機があると証明したわけです。 - ソニックマニア
セガのソニックがクラシック2D路線に回帰して、全世界で100万本以上のセールスを記録。
“レトロ復活”というコンセプトが大ウケで
「2Dソニックこそ至高だ」
という熱心な支持を得ています。 - メトロイド ドレッド
任天堂が19年ぶりに2Dメトロイド新作を出し、シリーズ最高売上を更新。
「2Dアクションでもこんなに売れるのか!」
という驚きとともに、ファンと新規の両方を取り込んだ事例になりました。
こうした動向を見ても、ロックマン12が出たら十分勝算はあるはず。
実際『ロックマン11』がしっかりと売上を伸ばしたのも、2Dアクションはまだまだ魅力的なジャンルであることを証明しています。
もし「Rockman Taisen」がロックマン12だったら
対戦要素のあるアクションはどう進化するか?
さて、リークのコードネーム「Rockman Taisen(Mega Man Match)」が示すように、対戦要素を組み込んだロックマンを作っているのではないか、という説があります。
もしこれがロックマン12=クラシックナンバリング作品だとすると、どんなゲームデザインになるのか?
そもそも、正統派ステージクリア型とオンラインマルチプレイは共存可能なのか?
ちょっと想像を膨らませてみましょう。
- タイムアタックレース
例えばロックマン同士がステージを同時に進み、どちらが先にボスを倒せるか競うオンラインモード。
アイテム取得やロボットマスターから得た特殊武器がレースの駆け引きに影響する……
なんて仕組みがあれば、盛り上がりそうじゃないですか? - 協力プレイ
ロックマンとブルース、あるいはフォルテなどが協力してステージを攻略するCo-opモード。
敵の配置が2人用に調整されていたり、ギアシステムで協力技が可能になったりと、意外と面白い要素が期待できそうです。 - 対戦アクション
ボスキャラを使って戦うVSモードや、特殊武器の相性を考えて立ち回る格闘アクション風アレンジ。
以前『ロックマン バトル&チェイス』などカートゲームを出した例もあるので、全然別ジャンルに冒険する余地もあるかもしれません。
もっとも、伝統的なクラシックファンからすると
「メインの1人用ステージクリアを捨ててほしくない」
という声も強いでしょう。
オンライン要素はあくまでオマケかモードの一部として組み込むのが無難な気もします。
カプコンがそこをどう料理するのか、絶妙なバランスを取る腕前が問われるところです。
ロックマンシリーズの収益構造
大作IPではないけれど、安定的に売れる強み
カプコンは、今や『モンスターハンター』や『バイオハザード』で何百万本〜一千万本単位のセールスを次々に叩き出す“モンスター級ブランド”を持っています。
その一方、ロックマンはそこまでのビッグスケールではないにせよ、シリーズ累計4000万本以上売れており、コレクション作品も含めると確実に売れる“安定IP”としての地位を築いていると考えられます。
ゲーム開発の予算面でも、2DアクションというジャンルならAAA級の超大作ほどコストをかけずに、しっかりした収益をあげることが可能でしょう。
だからこそカプコンがロックマンを切り捨てないし、長期的にシリーズを温存しているわけですね。
しかも最近は配信プラットフォームが充実しているため、Switch・PS・Xbox・PCとマルチプラットフォームに展開しやすいのも大きな利点です。
過去コレクションのヒットが示す“新作需要”
ここ数年、
- ロックマン クラシックスコレクション
- ロックマンX アニバーサリーコレクション
- ロックマン ゼロ&ゼクス ダブルヒーローコレクション
- ロックマンエグゼ アドバンスドコレクション
と、怒涛の勢いで復刻版がリリースされました。
そのたびに一定以上の売上が見込めるというのは、シリーズ自体が“枯れないコンテンツ”である証明にほかなりません。
特にエグゼコレクションは発売わずか2週間で100万本出荷と、想定以上の結果を出してファンを驚かせました。
エグゼはクラシックロックマンとは世界観やジャンルが違うものの、「ロックマン」ブランドとしてひとくくりにすれば、まだまだコンテンツパワーは健在であると言えます。
となれば、クラシックナンバリングでもエグゼファンやXファンが興味を示して「とりあえず買ってみようかな」と思ってくれるシナジー効果が期待できますよね。
そりゃあ“12”を出さない手はないじゃないですか、カプコンさん。
ファンが望む“続報”とは
「黙ってるだけでもう我慢の限界」との声多数
ロックマン12を待つファンの心情を端的に表すならば、「公式がせめて一言でもいいから『作ってる』と示してほしい」。
たとえ発売が3年後だろうと、少しでも確度の高い情報が出ればファンは盛り上がりながらしっかり待ち続けるはずです。
しかし、現状では噂やリークしかないため、コミュニティの憶測ばかりが膨らみ、
「ロックマン12は存在するのか?」
→「いや、X9かもしれない」
といった堂々巡りに陥りがち。
過去にも『ロックマンDASH3』が中止に追い込まれ、ファンが署名運動までしたという辛い歴史がありました。
だからこそ、あまりに情報ゼロの期間が長いと
「また中止になってるのでは」
と疑心暗鬼になる人もいるわけです。
わたしとしては、もし本当にロックマン12を作っているなら、カプコンには1~2年に一度くらいのペースで「企画進行中です、ご安心ください」的なチラ見せをしてほしいと感じますね。
そうすればファンが望まぬモヤモヤともおさらばできるのに……。
超俯瞰的推測「ロックマン12」確率論
ここまでの材料を総合し、超論理的かつ超俯瞰的に考えると、ロックマン12の登場確率は相当高いと判断されます。
以下のようなポイントをまとめてみましょう。
- カプコンの株主総会でロックマンIPを重視しているという公式言及
→ 新作の可能性を否定していない。むしろ積極的に検討していると取れる。 - リーク情報(社内データ流出・GeForce Now流出)で「Rockman Taisen」「Mega Man Match」という計画が見つかり、多くが実際に的中している他タイトルとセットだった
→ 裏付けの精度が高い。公式発表前の新作が確実に存在していたと言える。 - クラシック本家だけでなく、エグゼやXなどのコレクション群がヒット連発
→ ロックマンというブランド全体が今でも需要旺盛。 - ロックマン11の成功
→ シリーズ最高の売上&評価を達成し、次回作への期待値が上昇。 - 企業が保有する関連ドメイン(Mega Man 12~15)を継続更新
→ 少なくとも将来的な展開を見据えている。 - ファンコミュニティの盛り上がりが高止まり
→ 出れば確実に売れる。盛り上がりが自然と広告効果になる。
したがって、「すでに何らかの新作が企画されている or 開発中である」確率は非常に高く、実際の発売日はいつかという点だけが焦点になっている状態。
会社の方針や大作IPとのリソース配分次第では、思ったより早く出るかもしれないし、40周年に合わせて盛大にリリースするかもしれない。
いずれにせよ、ロックマン12は“これまでになかった何か”を引っさげて登場する可能性が大で、もし「Taisen/Match」が絡むならオンライン機能や対戦要素の拡充が見込まれるかもしれません。
ロックマン12の発売までに楽しめること
待ちくたびれるのは性に合わない、というそこのあなた(と私)。
ロックマン12が来るまでの間に堪能できる余興は実はたくさんあります。
過去作・コレクションの再プレイ
既に何度も話題に出ていますが、クラシックからX、ゼロ&ゼクス、エグゼなど、公式コレクションが続々登場しており、現行ハードで遊ぶ手段が整備されています。
未プレイのシリーズを網羅するのも良し、好きなタイトルのタイムアタックを極めるのも良し。
ファンアート・コミュニティ参加
SNSや掲示板、Discordなどでは、ファンアートや妄想設定が数多く投稿され、コメントで盛り上がっています。
自分がイメージする「ロックマン12のボス」を描いてみたり、みんなの考察に乗っかってみたりするのも一興。
こういう二次創作文化がシリーズの長寿を支えている要素でもあるでしょう。
他の2Dアクションで腕を磨く
前述のソニックマニアやメトロイドドレッド、インディーズ系の2Dアクションゲームなど、豊作が続くジャンルです。
腕前を上げておくと、いざロックマン12が出た時に「何この鬼難易度」と嘆かずに済むかもしれません。
妄想を楽しむ
「もしロックマン12にギアシステムが引き継がれたら?」
「オンライン対戦が導入されたら?」
と頭の中でシミュレーションを巡らせるのも悪くないですよ。
子どもと一緒に
「こんなロボットマスターがいたらいいね」
なんて話す時間は、意外にかけがえのない親子コミュニケーションになるかも……
なんて想像もできます。
長い待ち時間の“メリット”もある
新作への渇望が大きなブームを生むかも?
本音を言えば、ファンは「早く出してよ!」と叫びたい。
でも、じっくり熟成するからこそ完成度が高まる可能性や、“待たされた分だけ熱狂が爆発する”というメリットも存在します。
思い出してみれば『ロックマン9』が突然DL配信で復活発表された時や、『ロックマン11』が初報を公開した時の盛り上がりは凄まじいものがありました。
絶対数ではモンハンやバイオに及ばずとも、待機勢が一斉にSNSで盛り上げるあの瞬間は「ロックマン健在!」と実感できる幸福な時間です。
なにもユーザーは“今すぐ発売しろ”とは言わず、“いま作ってるよ”の一言を聞きたいだけ、
という切実な思いがあるわけです。
だからこそ、いざカプコンがロックマン12を正式に発表しようものなら、コミュニティが一気にぶわっと花開いて、有志が予想動画を作り、Twitterのトレンドに「ロックマン12」が躍り出ることが目に見えています。
そうなると、ユーザー同士が自然に宣伝役となって広めてくれる構図ができあがる。
カプコンにとっても美味しい話にしか思えないんですけどね……!
ロックマン12は“いつか必ず出る”――だからもうちょっとだけ待ちましょうまとめ
確定的な発売日はまだわかりません。
が、ここまでの情報をすべて総合すると、
「ロックマン12はすでに何らかの形で企画・開発が進んでいる可能性が高い」
と言わざるを得ないでしょう。
会社側の公式発表がないのはもどかしい限りですが、リークリストに含まれていた“Rockman Taisen / Mega Man Match”の実在性も含め、裏付けがかなり揃っています。
あとは、カプコンの経営判断やIP活用方針、開発チームの状況次第で
「早ければ2025~2026年に発表・リリースされる」
「40周年の2027年に向けてじっくり温存される」
かの二択になっていると考えるのが妥当でしょう。
どちらに転んでも、年単位での待ち時間がありそうなのは覚悟しておきたいところです。
少なくとも、希望がゼロどころか75%くらいの確率で実現しそうな雰囲気の中、ファンがこの先さらに盛り上がるのは確実です。
“対戦”要素が導入されるのか、クラシック路線の正統続編になるのか、そのハイブリッドになるのか……
いろいろと見えてこない点はあれど、そのぶん楽しい想像が膨らみますよね。
「ロックマンはこうであってほしい」
「あのロボットマスターを再登場させてほしい」
とか、コミュニティで熱く語られるだけでもコンテンツとしての活力を保ち続けられます。
きっと、カプコンの中の人もそうしたファンの動きを見て、ニヤリとしながら開発を進めているのではないでしょうか。
もし公式が大々的に「ロックマン12製作中! 発売日は○年○月!」なんて言おうものなら、ネットはお祭り騒ぎ。
真面目に考えても、クラシック本家の本格新作なんて、絶対ニュースメディアが放っておかないですから。
そうなればローンチまでの間、ファンはボスやシステムの予想で盛り上がり、発売されたらハイスピードで全ボス攻略記事やレビューが氾濫し、SNSには自慢のスクショが大量アップされ……
ええ、想像しただけで腹がいっぱいになります。
誰か拭き掃除を用意しておいてほしいくらい興奮してしまいそうです。
だからこそ、私たちプレイヤーはもう少しだけ腰を落ち着けて、コレクション版や過去作を遊んだり、コミュニティでネタを語り合いながら待つというのが現実的なスタンスでしょう。
ロックマンシリーズに限らず、ゲーム業界では
「長く続いているIPほど、待ち時間も長いけれど、それだけ価値も高い」
という法則があり、ロックマンはまさにその代表例とも言えます。
本記事でお伝えしたように、ロックマン12の可能性を示すファクトやリークは山ほどありますし、ファンコミュニティは毎日焼きたてパンのようにホカホカ状態です。
この盛り上がりを踏まえて、カプコンが動かないわけがない。
きっと、満を持して“やってくる”瞬間が近づいているに違いありません。
というわけで、いつ出るかわからないロックマン12に思いを馳せながら、今はせっせと腕を磨いたり、動画サイトの攻略プレイを楽しんだり、SNSで同士と騒いだりしましょう。
きっと発表の瞬間は遠くないはず。
少なくとも、ファンに見捨てられているIPなどでは決してないんですから。
次回作にどんなバトルシステムやストーリーが搭載されようとも、「青いボンバー」が再び画面を駆け巡る姿を目撃できる時を信じて、しばしこれまでの世界観を舐め尽くすように楽しんでおくのが吉――その日が来たら、また新たな冒険の幕開けが訪れるのです。
何なら、その時は家族総出でロックマンごっこでもしながら喜びを分かち合う準備をしてみてはいかがでしょうか。
結論を言えば、「ロックマン12はたぶん“ある”」。
そして、
「発売日はまだ不明だけど、企業戦略的にもファンの需要的にも、必ず出る方向で進んでいる」
としか思えません。
公式が何も言わないのは焦らしプレイだと思って、ここはひとつ大人の余裕で構えておきましょう。
待ち時間が長いほどに、発売された時の喜びは果てしなく大きいものになるんですから。