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アンサガのリメイクやリマスターの発売日はいつ?リークや噂を考察

「アンリミテッド:サガ」(以下、アンサガ)という作品は、サガシリーズの中でもひときわ際立つ個性を放っており、世間でも賛否両論という言葉がぴったりのタイトルです。

2002年にプレイステーション2用ソフトとして発売された当時、そこには壮大な“巻き込まれシステム”ならぬ斬新極まるリールシステムがあり、ボードゲームちっくな移動仕様があり、さらに複数主人公をゴロッと投入するという硬派な作り込みがありました。

しかしその実態は、新規プレイヤーが「このゲーム、とっつきやすいわね!」とサクサク入り込めるかというと、まるでヤドカリの殻のすき間にバリケードをみっちり詰めたように高い壁がそびえ立ち、攻略本を熟読しないとさっぱり分からない箇所も盛りだくさん。

結果、

「名作」という人と「わけわからない!」という人が極端に別れる

という、ある意味サガシリーズらしい作品でした。

そんなアンリミテッド:サガについて、昨今のスクウェア・エニックスが続々と過去のサガ作品をリマスター化している流れの中で、

「いつかはアンリミにも手が入るのでは?」

という期待や噂が渦巻いています。

本記事では、ファンコミュニティで取り沙汰されているリーク情報や開発者コメント、発売日の予想、なによりリメイク・リマスターが実現した際の改修ポイントに至るまで、面白おかしく、だけど真剣に掘り下げていきます。

必要な情報はすべてギュッと詰まっていますので、どうぞ“焦がしネギ”を加えるような気持ちでじっくり味わってください。

文章はそこそこ長めですが、それもまたサガ(?)ということでご容赦を。

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アンサガという作品の概要と発売当時の評価

まずは基本のキからご説明いたしましょう。

アンリミテッド:サガは、2002年12月19日にスクウェア(現在のスクウェア・エニックス)からプレイステーション2向けにリリースされました。

サガフロンティアやロマンシング サガ、そして新作スマホゲームも含むサガシリーズの一つとして数えられるわけですが、その中でも特に異端児という呼び声が高いです。

  • 発売時期: 2002年(もう20年以上前!)
  • 売上本数: 国内で約56万本、世界合計で約69万本前後と推定されています。
  • 特徴: リールシステムやボードゲーム風フィールド、複数主人公制。
  • 賛否両論の嵐: 難解・不親切・敷居が高いと言われがちだが、気に入る人はとことん気に入る。

なんといっても、このリールシステムなるものが本作を象徴しているのですが、遊ぶ人を選びすぎるというか、分かるまでに多大な時間と攻略本を要するというか、

「癖が強いのはいいけれど、歯を食いしばってプレイするのって、ちょっとマゾヒスティック?」

と感じる方も多かったようですね。

それでもコアなファンは

「遊べば遊ぶほど独特の面白さがある」

「完成度が低いわけではなく、説明不足が激しいだけ」

と庇護し続けており、

「サガシリーズ最高傑作」

とまで評価する方も少なくありません。

発売当時の国内評価

  • 「めちゃくちゃ難しい…でも何だかハマる」
    という好意的な声と、
    「いや、ここまで不親切だとさすがにストレスが限界」
    という不満の声が交錯。
  • ファミ通のクロスレビューでは31/40点とまずまずの点数ながら、
    「初心者には優しくない」
    といったコメントが見受けられました。

発売当時の海外評価

  • Metacriticのメタスコアは45/100で「概ね不評(Generally Unfavorable)」判定となり、
    「宝箱を開けるだけで爆死する可能性がある謎システム」
    などとかなり散々。
  • 一方で
    「音楽とグラフィックは素晴らしいのに、そこを台無しにしている複雑さ」
    という声も散見されました。

ともあれ、アンリミテッド:サガは爆発的ヒットにはならずとも、独特のシステムを残そうとする制作者の気概がひしひし伝わる作品であり、20年経った今でもまさしくサガファンの間で

「名作? いや駄作? いや、うーん…どちらもアリ」

という不思議なポジションを保ち続けているのです。

スクウェア・エニックスのリマスター戦略とアンリミテッド:サガ

近年、スクウェア・エニックスは“自社RPG資産の再活用”とでも呼ぶべき方針で、旧作のリマスターを積極的にリリースしています。

特にサガシリーズでは、次のようなタイトルが既に“復活”を遂げています。

  • ロマンシング サガ2 リマスター
  • ロマンシング サガ3 リマスター
  • サガ フロンティア リマスター
  • ロマンシング サガ -ミンストレルソング- リマスター
  • ロマンシング サガ2 リメイク

これらのリマスターでは、HD化やUI(ユーザーインターフェース)の刷新、追加要素などを加え、オリジナル版のファンはもちろん、新規ユーザーにも入りやすい形になっているんですね。

サガ フロンティアなんて、未実装キャラ(ヒューズ編)がどーんと追加されて大きな話題を呼びました。

そうしてリマスターが盛り上がる中、

「じゃあ次は何を出してくるの?」

という話になります。

そこへ期待の眼差しを向けられているのが、本作・アンリミテッド:サガというわけです。

河津秋敏氏の言葉

サガシリーズ総合ディレクターでもある河津秋敏氏は、インタビューや生放送などで

「ロマンシング サガ(原作)やサガ フロンティア2、アンリミテッド:サガがリマスター候補として残っている」

旨の発言をしており、さらに

「皆さんがいつでも遊べるように考えています」

という心強いコメントまで飛び出しています。

これがファンの考察を後押ししていて、

「アンサガ、絶対来るんじゃないか!?」

という期待が膨らむ要因ですね。

また、河津氏はしばしば

「もう少し待っていてください。待っていて裏切られることはないはずです」

と、ファンを刺激するような表現をすることでも知られています。

ここに“河津節”とも呼ばれるサガシリーズ特有のチャレンジ精神がにじみ出ているというか、いっそうアンサガがリマスター来るかも、と妄想をかき立てられるわけです。

サガ フロンティア2リマスターの先にあるか?

2023年秋頃、サガフロ2リマスターの存在を示唆するような誤投稿(キャラクターデザイナー・小林智美氏がブログでポロリ)が話題になりました。

その後、河津氏も同作のリマスター計画を認めるコメントをし、ファンコミュニティは大盛り上がり。

「そうか、やはり次はサガフロ2を出してくるのね。じゃあアンリミテッド:サガはそのあとかな?」

という自然な順番推理が生まれ、

「アンリミのリマスターがいよいよ射程圏に…」

と興奮がさらにヒートアップしている現状です。

発売時期を大胆に予想する

さて、リマスターの噂があっても、具体的な発売日予測はどうなっているのかというと、残念ながら公式情報はまだ「出ていない」。

なので、推測が飛び交うわけですが、いくつか有力説をまとめましょう。

  1. 2024年ごろにサガフロ2リマスター → その後2025~2026年ごろにアンリミテッド:サガリマスター
    この説が今のところ一番ファンコミュニティでよく見かけるものです。
    河津氏が
    「リマスターすべきタイトルが減ってきた」
    と言っていたこと、サガフロ2のほうが先に動いているというリークもあることから、順調にいけばアンリミも2025~2026年あたりに出るのでは?という楽観論。
  2. もっと先になる可能性
    スクウェア・エニックスはFF7リメイクなどの大型プロジェクトを抱えており、サガシリーズ開発リソースにも限りがあります。
    アンリミがそこまで売れたタイトルではなかったことを考慮すると、後回しにされるリスクも。
    「いや、最終的には出すだろうけど、2030年近くまでかかるかも…?」
    という悲観説もゼロではありません。
  3. 河津氏のコメント待ち
    「もう少し待ってください」や「待っていれば裏切られない」という表現を河津氏がしばしば用いるので、“いつ出るか”を明言しないままジワジワ開発を進めているのかもしれません。
    そのため、突如として「来月リリースします!」なんて電撃発表があったら面白いですが、今のところそういう兆候は薄い感じもします。

いずれにせよ、

2026年前後からその先

というのが現実的なラインじゃないか、とファンの間では落ち着いているようですね。

アバウトですが、何か情報が解禁されれば一気に流れが変わる可能性もあるので、要注意です。

どこまで大胆に手が入るのかリマスターかリメイクか

サガシリーズのリマスター作品の多くは、オリジナル版のテイストやシナリオを大きく壊さずにUIやグラフィックを現代向けに最適化し、さらにちょっとした追加要素を入れる、いわゆる“リマスター”の範疇で収まっています。

ただし、アンリミテッド:サガはそもそもの難解さが他作より際立っているので、以下の問題が浮上します。

  • リールシステムという“運ゲー要素”をどうするか
  • 宝箱の爆発率をはじめとする不親切さを緩和できるか
  • 戦闘や育成システムのチュートリアル不足をどう補うか
  • ボードゲーム的な探索UIを調整するのか
  • “ほぼ説明皆無”と言われた原作のストーリーや世界観を分かりやすくするのか

これらをきっちりテコ入れしないと、新規層どころかオリジナル版を投げた旧プレイヤーも戻ってこない可能性が高いです。

下手な小手先のHD化だけで「はいどうぞ!」と出してしまえば再び

「やっぱりクソゲーでは?」

とレッテルを貼られかねません。

そのため、河津氏がインタビューで語ったとされる

「ストーリー以外全部作り直す」

といった荒技も視野にあるわけですね。

これは実質リメイク級の労力を要するので、開発コストや時間は膨大になるはず。

しかし、それだけやれば大きく評価が変わるポテンシャルを秘めているとも言えます。

FF7リメイク級の大作になるか?

これは正直、まずないでしょう。

FF7リメイクが分作になるほどの大規模プロジェクトだったのは、FF7という圧倒的知名度やブランド力があったからこそ。

アンリミテッド:サガはそういった“世界的超ヒットRPG”の枠には入っていないので、AAAタイトル級の投資は考えにくい。

むしろ、サガフロ1リマスターやミンサガリマスターのように、中規模のリマスター+新要素追加、UI改善の延長でどこまでゲーム体験を作り直すかがポイント。

結果的に“リマスターとリメイクのハイブリッド”みたいな形になる可能性が高いという見方が一般的です。

リーク・噂情報のまとめ

  1. 河津秋敏氏のSNSやインタビュー
    公式発表こそないものの、
    「アンリミテッド:サガのリマスターに意欲的である」
    ことを暗に示唆。
    リールシステムを改修する案、ストーリー以外全面改修案などが飛び出したという噂もある。
  2. キャラクターデザイナー・小林智美氏の誤投稿
    2023年10月、サガフロ2リマスターが進行中とブログに書いてしまい、速攻で削除。
    この流れで
    「サガフロ2が先に来るなら次はアンリミテッド:サガじゃないか」
    とファンは期待を高める。
  3. 海外フォーラムでの盛り上がり
    ResetEraやRedditなどで
    「スクエニがアンリミをリマスターするらしい」
    という書き込みが散見されるが、ソースはだいたい“噂の噂”。
    確固たる証拠は出ていない。
    ただし複数ユーザーの“ガセっぽいが怪しいほど似通った噂”があることから、
    「やっぱりアンリミも計画あるんだろうな」
    と推測する向きもあるようだ。
  4. 著名リーカーの動き
    一般的にゲーム発表前のネタバレをよく当てるTom Henderson氏やJason Schreier氏などが、アンリミテッド:サガのリマスターを具体的にリークした実績は今のところない。
    「いや、彼らも興味が無いだけかもしれない…」
    などと色々勘繰られている。
  5. 商標・特許関係
    リメイク作品が出る場合、新作タイトルやサブタイトルに合わせて商標を取り直すケースもあるが、アンリミテッド:サガはすでに「Unlimited Saga」という名称が存在するため、新規商標登録がなくても何ら問題ないかもしれない。
    そういう意味では商標ウォッチングがヒントになるとは限らないという状況。

具体的な発売時期やリマスター規模を超論理的に考察

ここからはより俯瞰的、そしてちょっと超論理的に(?)考えてみましょう。

スクウェア・エニックスという企業がサガシリーズをどう扱っているか、リリースサイクルや開発体制などを見渡すと、大きく以下のポイントが浮上します。

  1. サガフロ2リマスターに注力するフェーズ
    先述の通り、小林智美氏の誤投稿&河津氏の追認からサガフロ2のリマスター企画が確実視されている。
    リマスターにしては追加シナリオやグラフィック強化などボリュームが大きい可能性もあるため、これが落ち着くまではアンリミテッド:サガに手をつけにくいだろう。
  2. 開発チームのリソースは決して潤沢ではない
    スクウェア・エニックス内部にはFFやドラゴンクエストなどの“大型IP”を手掛ける部署がいくつもあり、サガシリーズは中規模のプロジェクトとして位置づけられている。
    そのため、アンリミテッド:サガにフルパワーを注げるかは不明。
  3. 河津氏のライフワーク
    河津秋敏氏はサガシリーズに対して強い愛情と意欲を持っており、
    「古いタイトルも手を入れて出し直す」
    という姿勢を貫いている。
    ファンに
    「アンリミもいつかはやりますよ」
    と言っている以上、実現に向けた種は絶対に撒いているはず。
    時間の問題ではあるが、どれだけの予算を確保できるかが鍵。
  4. サガ新作との同時進行
    スクエニはサガシリーズの新作タイトルやスマホ展開も進めており、そちらの開発ペースや売上動向がリマスタープロジェクトの優先度に影響する可能性がある。

こうして俯瞰的に眺めると、

2025~2026年あたり

にアンリミテッド:サガがリマスター(あるいはリメイクに近い形)として発表されるのがもっとも自然という推測に落ち着きます。

もちろん、計画が頓挫したり順番が入れ替わる可能性もありますが、ファンとしては2~3年以内に何らかの動きがあるかもしれない、という程度の期待感が高まっているわけですね。

アンリミテッド:サガがリマスター/リメイクされたらここが変わりそう

ではもし実際に「リマスターします!」となった場合、具体的にどんな改修や追加が見込まれるでしょうか。

リクエストが膨大すぎてキリがないレベルですが、ここでは代表的なものを挙げましょう。

リールシステムの大幅改修

  • プレイヤーが目押ししやすい表示を追加
  • リールの速度調節、もしくは何らかのスキルでリールを有利に操作できる仕組み
  • 失敗のデメリットを軽減する調整(宝箱爆発率の見直しなど)

チュートリアル&ヘルプ機能の充実

  • 初期主人公のオープニングにチュートリアルクエストを挿入し、バトルや探索、魔法板などを学べる
  • ゲーム内ヘルプやメニューで常時確認可能なシステム解説
  • 実践的な例を交えた練習モード(もしあれば嬉しい)

UI・操作性の近代化

  • マップ移動のスムーズ化や分かりやすいミニマップ表示
  • 戦闘コマンドやキャラ育成画面で、一括操作ができるように改修
  • ロード時間の大幅短縮や倍速モードの採用(昨今のRPGリマスターでは定番ですね)

グラフィック&サウンドのHDリファイン

  • キャラクターの立ち絵や背景の高解像度化
  • ムービーやイベントシーンも現行機水準で再構築
  • BGMのリマスタリングや追加曲(未使用楽曲発掘など)

新規シナリオや未実装要素の追加

  • サガフロ1リマスターのヒューズ編のごとく、元々ボツだったイベントやキャラを出す
  • 7人の主人公が絡むクロスイベントやエンディング分岐を増やし、物語の厚みを補強
  • 強化ダンジョンや裏ボスなど、やり込み要素の追加

こうした変化があれば、オリジナル版では“激ムズ・不親切”と敬遠されがちだった箇所が大きく緩和され、さらにバージョンアップを経た新しい楽しみ方が生まれるはず。

もちろん、

「アンリミテッド:サガという作品ならではの尖りを削りすぎないで!」

と望む声も強く、バランス調整がとても難しそうではあります。

そこをどうさばくかこそが制作者の腕の見せ所といえるでしょう。

他作品のリメイク事例と比較したアンリミテッド:サガの可能性

スクエニ内での先例聖剣伝説2と3のリメイク事例

  • 聖剣伝説2リメイク(2018):やや低評価が多く、バグやチープな演出などが目立ったという意見が強い。
  • 聖剣伝説3リメイク(2020):原作の魅力を大切にしつつも3D化や操作性アップで好評を博す。

アンリミテッド:サガも、もし中途半端に変えてしまったら「なんか微妙…」と言われかねないが、しっかり作り込めば“原作再現+現代的アレンジ”の好例となりうるということです。

カプコンの成功例バイオハザードRE:2 / RE:4

  • 原作が世界的に大ヒットした作品である点はアンリミとの状況が違いますが、“大胆にリメイクして大成功”という事例としてよく挙げられます。
  • アンリミが仮にフルスケールのリメイクに近い形で刷新されれば、海外で低評価だった部分を克服し、再評価のチャンスにつながるかもしれません。

実際に成功したシリーズ内類似例サガ フロンティア リマスター

  • 追加シナリオ(ヒューズ編)やUI改善で、オリジナル版プレイヤーも新鮮味を味わえる内容に仕上がった。
  • 売上も比較的好調だったようで、「過去にやり込んだファン」と「今回初めて触れるユーザー」の両方を取り込むことに成功。

アンリミテッド:サガもこうした“実質的リマスター+α”の方向性でリメイク的に作り変えるなら、海外の厳しい評価を覆す芽があるのではないでしょうか。

むしろ

「今こそ再評価のチャンス!」

という意気込みで開発を進めてほしいというのがファン心理でしょう。

アンリミテッド:サガの売上・評価データが示す現実

本作は全世界トータルで

約69万本

という売上を残したものの、サガ フロンティア(約110万本)やサガ フロンティア2(約90万本)と比較すれば下回ります。

海外市場では特に苦戦して、「難しすぎて何が何だか…」状態で終わったユーザーも多数。

日本国内では初週19.6万本とスタートダッシュは悪くなかったものの、中古市場へ出回ってからは安値で売られやすい“困ったちゃん”のイメージが定着してしまいました。

ただ、そうは言ってもファンの再評価や長期的な議論が絶えないところを見ると、本作には“未完の大器”的な輝きがあるのも事実。

リマスターが成功すれば、当時の売上不振をあっさり乗り越えて“サガシリーズの革新的傑作”として名をあげる機会になるかもしれません。

期待と懸念が入り混じるカオスファンコミュニティの声

アンリミテッド:サガへの感想や意見を眺めると、まるでカレーにプリンや酢豚をトッピングした料理のように(?)、いろんな味が入り乱れています。

ポジティブな声とネガティブな声、それぞれ大きくまとめてみましょう。

期待する声

  1. 「リメイクでちゃんと遊び方を示してほしい」
    オリジナル版は説明不足で攻略本推奨でしたが、
    「ゲーム内チュートリアルがあれば普通に面白いはず」
    と主張する人が多い。
    システムを理解できたときの快感は大きいとか。
  2. 「グラフィックやUIが今風になれば、マジで神ゲーに化ける」
    リールシステムをはじめ、取りこぼされてきたイイ部分をちゃんと引き出せるのでは、という楽観論。
  3. 「シリーズおなじみの新要素追加で、別物級に進化してほしい」
    サガフロ1リマスターのヒューズ編みたいな驚きを提供してもらいたい。未使用キャラや隠しエピソードをどんどん盛り込んでほしい。

懸念する声

  1. 「中途半端なリマスターだと評価をさらに下げる恐れがある」
    不親切・敷居が高い部分を直さないままHD化だけされても、既存の悪評が再燃するだけになりかねないという怯え。
  2. 「オリジナルの独創性を殺さないで!」
    逆に改修しすぎて、アンリミテッド:サガの特徴である尖りが消えてしまうことへの不安。
    「ただの普通のRPGになってしまうのでは?」
    という声も。
  3. 「海外評価はもうどうしようもないのでは?」
    “名前すら聞きたくない”と言われるほどの低評価だった地域もあるとかで、
    「今さら出しても買う人いるの?」
    という冷静な見方が混じる。
    ただしカプコンのバイオREシリーズなど、リメイクで海外評価を大幅に上げた事例があるため、まだ可能性は残る。

ネタバレやや多めアンサガのストーリー・システム面をざっくり紹介

ここからは

「いや、そもそもアンリミテッド:サガってどんな内容なの?」

という方のために、少し詳しくご説明します。

ネタバレ苦手な方はこっそりカルピスでも取りに行ってくださいね。

7人の主人公が織りなす群像劇

サガシリーズらしく、本作も複数主人公制を採用。

ローラ、ジュディ、ヴェントなど、性別や年齢、立場が異なるキャラクターが独自の物語を体験します。

それぞれのストーリーが大きく交わるのかと思いきや、そこまで密接にリンクしているわけではなく、どちらかといえば“個別ルートを楽しむ”形。

一方で裏設定を掘り下げると共通の大きな流れが見えてきたり、謎の七大脈動が関わってきたりするのがサガらしいところ。

ただ、この多主人公制も

「仕組みを理解する前に別の主人公やる気力が消失する」

という難点に直結してしまった面もあります。

リメイクではその辺りの導線をどう変えてくれるか、期待が高まります。

リールシステムの光と影

戦闘・宝箱開錠・探索などでリール(回転するスロット)を目押しするのが肝。

上手く止めれば強力な技が出たり鍵を開けられたりするし、失敗すると爆弾が爆発したり攻撃がすっぽ抜けたりする。

これが緊張感を生んで面白い! という人もいれば、

「疲れるだけだよ…」

「リアルラックがないと地獄」

という人も。

実際にはステータスや装備、魔法の組み合わせなどで確率を操作できたりするのですが、いかんせん説明が足りず、パッと見は理不尽に感じられがち。

リメイクでチュートリアルをしっかり入れるだけでも、ここは格段に遊びやすくなるんじゃないか、と考えるファンも多いのです。

ボードゲーム的フィールドと独自の育成

マップ移動は一般的RPGのようにフィールドを自由に歩き回るのではなく、マスを選んで進行する形式。

RPGというより、すごろくやTRPGのような手触りで、これはこれでユニークだけれど慣れるまでは戸惑います。

また、キャラごとに“魔法板”を組み合わせて育てるという要素があり、ヘクス配置で性能が左右されるなど非常に奥が深い仕組みが。

要は説明さえ丁寧にあれば「なるほど」と楽しめる要素も多いのに、なんだか入り口を狭くしてしまったゆえに“見た目のとっつきにくさ”がすべての評価を下げてしまった…という印象です。

サガシリーズにおけるアンリミテッド:サガのポジション

サガ フロンティアやロマンシング サガなど、歴代シリーズ作にも独創的な要素は多数ありました。

しかしアンリミテッド:サガはそれをさらに強烈に押し進め、“普通のゲームならユーザーフレンドリーにする部分すらチャレンジを優先”したような雰囲気が感じられます。

その結果、

革新的だが難解

という評価が両方立ってしまったわけですね。

しかし、昨今はゲームが多様化しており、難易度の高いタイトルでもチュートリアルやUIがしっかりしていれば受け入れられる土壌も広がっています。

しかもネット上に攻略情報が充実し、プレイ動画やSNSで情報交換も容易です。

アンリミテッド:サガを遊びやすい形で出し直すには、ある意味今がベストタイミングかもしれません。

アンリミテッド:サガは再評価される日が来るのか?まとめ

ここまで散々長文で語り尽くしてきましたが、結局のところ

「アンリミのリマスター、いつ出るの?」

という問いに対して確定的な答えはありません。

しかし、以下の事実から考えるに、高い確率で数年内(2025年以降)に何らかのアクションがあると推測されます。

  1. 河津秋敏氏の“やる気”
    開発者本人が再リリースを検討していると明言している以上、企画そのものは存在するはず。
  2. スクウェア・エニックスのリマスター方針
    サガフロ2を含め過去作をどんどこリマスターしている流れがあり、アンリミテッド:サガだけ完全に置き去りというのも考えにくい。
  3. ファンの再評価の動き
    ネットでの攻略情報・動画配信などを通じて
    「これ、実は面白いんだよ」
    と熱弁するファンが増え、ゲームの評価がゆっくり変わり始めている。
    リマスターで新規ユーザーを取り込む好機とも言える。

リールシステムやチュートリアル不足など、過去に散々ぶつくさ言われた要素をしっかり改善できれば、あの「アンリミならではの味わい深さ」が表舞台に戻ってくるでしょう。

さらに追加シナリオやグラフィック刷新など、現代のRPG水準に合わせた調整が入れば、海外市場での評価がひっくり返るかもしれません。

わざわざやりにくい要素ばかり詰め込んでいる奇ゲー

というイメージを払拭するチャンスがやってくるわけですね。

ここからさらに“超論理的”かつ“超俯瞰的”に推測

普通の論理で考えると

「サガフロ2が終わればアンリミテッド:サガのリマスターが来るかも」

で済みますが、もうちょっと超俯瞰的に見てみましょう。

スクウェア・エニックスがレトロRPG事業を大きな柱の一つにする意向は強く、

  • ファイナルファンタジー ピクセルリマスター
  • 聖剣伝説シリーズのリメイク
  • クロノ・トリガーの再販

など、古い資産を活かす動きが続いています。

サガシリーズも同じ流れで、ロマサガやサガフロを順次リマスターしてきました。

「あと残っているのは何?」

と問われれば、アンリミテッド:サガがほぼ確実に候補に挙げられる。

これは“企業戦略上の消去法”とも言えるアプローチです。

また、もしスクエニが

「サガ フロンティア2リマスターを成功させてから、次にPS2世代へ切り込む」

と考えているなら、PS2でリリースされたサガ作品といえば“アンリミテッド:サガ”と“ロマンシング サガ -ミンストレルソング-”の2本。

後者は既にリマスター版が2022年に出てしまいました。

つまり、アンリミだけが残っている。

そうなると、もう「やるかやらないか」という二択ではなく、

「やるのは決定だけど時期や改修度合いをどうするか」

という段階にいると推測できます。

とはいえ

「ファンの期待ほどガッツリ変えてくれないんじゃないか?」

という慎重論もあり、そこがモヤモヤ感を生むのがサガシリーズの宿命でしょうか。

今後の情報を追うには?

具体的にリマスターの発表があるまで、ファンは次のような動向をウォッチしながら待つのがよさそうです。

  • スクウェア・エニックスの公式SNSやゲームイベント
    東京ゲームショウ(TGS)やE3、ジャンプフェスタなどで新作情報が公開されることが多いので、何らかの形でアンリミの文字が出ないかに注目。
  • 河津秋敏氏のTwitterやインタビュー
    サガフロ2リマスターに関するコメントの中で、アンリミへの言及が出る可能性がある。
  • ファミ通や電撃などのゲームメディア
    サガ特集が組まれた際に、リマスターの展望をインタビューするパターンが往々にしてあります。
  • 商標登録や特許の動き
    大幅なサブタイトルが付くなら商標が見つかる可能性も。
  • 海外フォーラムのリーク情報
    確度は微妙ながら、意外なスクープが転がっている場合がある。

そして、もし

「突然スクウェア・エニックスがアンリミテッド:サガのHDリマスター発売決定!」

なんて発表をした日には、おそらくTwitterトレンド(現:X)などでサガファンの狂喜乱舞が見られることでしょう。

魔法板をパーティーにセットしながら大喜びするファンが全国各地で続出するかもしれません。

アンリミテッド:サガのさらなる一歩に期待をこめて終わりに

以上、長々とアンリミテッド:サガのリメイクやリマスターの可能性を探りながら、リーク情報や発売時期の推測を考察してきました。

あまりに情報量が多いため、

「これはいったいどれほどのややこしさなんだ」

と思われるかもしれませんが、それこそがアンリミテッド:サガという作品の本質。

謎が多いからこそ、多くの人が深堀り考察をして楽しむ余地があるとも言えます。

この“遊びにくさ”や“説明不足”がリメイクを経て解消され、現代的なUIやグラフィックを搭載し、新規シナリオまでぶち込まれたとしたら…想像するだけでワクワクします。

リールシステムがどう変化するのか、宝箱爆発がもうちょい優しくなるのか、7人主人公の物語がさらにクロスするのか、あるいはさらに別方向に突き抜けた“超アンリミテッド”になるのか。

そこは河津氏と開発陣の手腕に期待するしかありません。

もちろんファンからすれば、きちんと手を入れて遊びやすくしてほしい半面、尖った部分は残してほしいというわがままもあります。

そこをどう調整するのかが、リマスター成功の鍵でしょう。

――というわけで、公式発表はまだ先かもしれませんが、サガシリーズの過去作品リマスターがどんどん形になっている現状を見れば、アンリミテッド:サガがこのまま放置されるとは到底思えません。

いつの日か、パワーアップしたアンリミが降臨する日を想像しながら待つのもまた、ファンの楽しみ方の一つといえるでしょう。

発売日確定のニュースが舞い込んだら、ぜひ戦慄とともに期待をふくらませ、

「よっしゃ、リールで大爆発しに行くか!」

と意気揚々と突撃していただきたいものです。

その頃にはきっと、チュートリアルが手厚い大改良版になっている…はずですよね? ね? そうでなければ困りますが、まあ河津氏を信じておきましょう。

以上、ロングな考察でしたが、アンリミテッド:サガの最新リメイク・リマスター情報、そして発売時期や噂の信憑性、さらに期待される改修ポイントについて一通りカバーしました。

長きにわたりお付き合いくださり、ありがとうございます。

先の見えない旅路かもしれませんが、それもまたサガシリーズの醍醐味。

果たしてアンリミがどう進化するのか、これからも注目していきましょう。

いつかリールの目押しが史上最高に気持ち良いRPGとして、再び脚光を浴びる日がやってくるかもしれません!

-その他