電話を使った詐欺は、年々手口が巧妙化しています。
そんな電話詐欺や悪質な業者によるセールスの被害を防ぐために効果的なのが、
- 防犯電話機
- 詐欺電話防止装置
を使うことです。
そうですよね。
そこで今回は、
『詐欺電話防止装置と防犯電話機を実際に使用して、どうだったか』
という、筆者(まもりや)の感想をお伝えします!
電話機での防犯を導入しようかと思っているあなた、ぜひ読んで参考にしてくださいね!
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防犯電話機や詐欺電話防止装置を導入しての全体的な感想
筆者の家では、
- 2014年ごろに詐欺電話防止装置を導入
- 2018年に防犯電話機に切り替え
という形で、詐欺電話防止装置と防犯電話機を使っています。
使ってみた感想はズバリ
『導入して良かった!』
の一言に尽きます。
どう良かったかというと、
- 怪しい電話が激減してストレスが減った
- 特に怪しくなさそうなセールスや勧誘の電話まで減って、煩わされることがほとんどなくなった
- セールスの電話が来ても、しつこくされることがなくなった
- 電話の防犯に関心のない家族がいても安心
ということです。
では、それぞれについて詳しくお伝えしましょう。
怪しい電話やセールスの電話が激減した
最初に詐欺電話防止装置を導入する前は、筆者の家にも時々
- 投資や土地取引などの勧誘
- 健康食品のセールス
- 不用品買取業者からの営業
- インターネットの回線業者やその代理店からの勧誘
- 保険会社などのセールス
などの電話がかかって来ることがありました。
それが、詐欺電話防止装置や防犯電話機を導入した後は、
こういった勧誘やセールスの電話が徐々に減り、今では滅多にかかってきません。
怪しい勧誘はもちろん、特に怪しい感じのしないセールスの電話もです。
要らない電話に煩わされることがなく、とても楽です!
もっとも、勧誘やセールスは
『一度断られたら、二度と勧誘してはいけない』
という法律があるので、そのためでもあるかもしれません。
でも、導入する前は、断ってもかかって来ることがありました。
それがかかってこなくなったのは、
詐欺電話防止装置や防犯電話機で流れる、『通話を録音する』という警告の効果
もあるだろうと考えています。
セールスや勧誘でしつこくされにくくなった
もう1つ、詐欺電話防止装置や防犯電話機を使うようになってから効果を感じたことは、
セールスや勧誘の電話が来たとしても、しつこくされることがほとんどなくなった
ということです。
以前は、
断っても、無視して話そうとするようなセールス
もありました。
また、中には
セールスの人
これだけお得なのに申し込まないなんて、どこかおかしいんじゃないですか?
なんて言う、態度の悪いセールスもあったりしました。
でも、詐欺電話防止装置の導入後はしつこくされることもほとんどなくなり、こちらが断ると
セールスの人
わかりました。
お忙しいところ、失礼いたしました。
などと、あっさり引き下がってくれるようになったのです。
しつこく食い下がる相手を断るストレスがないですし、
『もし悪質な勧誘が来ても、録音のデータを持って消費生活センターに相談に行けば良い』
という安心感もあって、とても助かっています。
これも『通話の録音がある効果』と考えています。
こぼれ話
余談ですが、実は筆者(まもりや)は一時期、ある親戚と折り合いが良くなかった時期がありました。
その人から電話が来ると、いやなことを言われたりもしていたのですが、
詐欺電話防止装置を入れてから、いやな言い方をされることがなくなりました。
やはり『録音されている』と思うと、悪いことは言いにくくなるのでしょう。
思わぬ効果でしたね。
電話の防犯に関心のない家族がいても安心
筆者(まもりや)の父親は、
- 『自分は絶対騙されない』
- 『うちには詐欺の電話なんか来ないに決まってる』
と固く信じているタイプで、電話での防犯にもまったく無関心です。
なので、導入前は父親が電話に出るのが心配で、何気なく話の様子をうかがうことも度々でした。
でも、
詐欺電話防止装置や防犯電話機を入れておけば、詐欺電話は高確率でブロックできます。
なので、導入して以降は、父親にも安心して電話に出てもらえるようになりました。
そもそもなぜ詐欺電話防止装置を導入したのか
父親がセールスの電話に対応するのを聞いて、危機感を持ったからです。
ある日、父親が電話で話しているのが聞こえました。
家族の近況なども話していたので、相手は父親の友人かな?と思っていたのですが、電話が終わってから
…ということがあったのです。
その前にも、しつこいセールスに腹を立てた父親がブチ切れて
「もう、あなたの好きなようにすればいいでしょう!」
と言って電話を切ったこともありました。
そんなことが何度かあり、ちょうどテレビなどで電話詐欺も話題になっていたので、
『これでは、父は詐欺の電話が来たらコロッとだまされてしまうに違いないし、悪質業者に良いようにされてしまうかもしれない。』
と思ったのです。
ちょうどこの出来事があった少し前に、筆者は偶然
『オレオレ詐欺対策のために、電話につける防犯の機械がある』
ということを聞いていました。
それを思い出してネットで購入し、さっそく設置した、というわけです。
詐欺電話防止装置や防犯電話機を使えばもう完璧?
詐欺電話防止装置や防犯電話機を使えば、高確率で詐欺電話はブロックできますが、
『100%かかってこない』とは言い切れません。
詐欺師もこうした機器があることは知っていますから、
今後、何らかの形で『通話の録音』をかいくぐるような手口を考えてくる可能性もあります。
また、『電話の防犯対策をしたから大丈夫』という油断が、詐欺被害に繋がることも考えられますよね。
ですから筆者は、電話機で防犯対策をしてあっても
- 電話の前に、警察の相談ダイヤルと消費生活センターの番号を貼っておく
- 普段から詐欺関係の防犯情報に注意しておく
- 業者からの電話でのセールスや勧誘はすべて断る
- 『楽に儲かるおいしい話なんかない』ということを肝に銘じる
といったことをしています。
詐欺電話防止装置を使用してみた感想
ここからは、詐欺電話防止装置の、機能性や使い勝手についての感想をお伝えします。
筆者が使った詐欺電話防止装置と、その機能
筆者が使っていた詐欺電話防止装置は
『振込め詐欺見張隊 117』
という機種です。
(現在は、後継機種の『振り込め詐欺見張隊 新117』が出ています。)
この装置で使っていたのは、
- 非通知の着信を拒否する
- 呼び出し音が鳴る前に、電話してきた相手に『振込め詐欺等犯罪被害防止のため、会話内容が自動録音されます。』という音声を流す
- 通話を自動録音する
- 受話器が外れると『受話器が外れています』というアナウンスが流れる
- 『大変だぁ~!!!ボタン』を押すと、緊急連絡先として登録した番号に電話がかかり、緊急事態であることを知らせる
という機能です。
ちなみに『大変だぁ~!!!ボタン』は、猫が夜中に踏んづけて筆者を叩き起こした以外は、使わずに済みました。
詐欺電話防止装置を使って良かったこと
詐欺電話防止装置の機能的な面で良かったことは、
- 電話機本体を買い換えずに済んだ
- 詐欺電話防止装置本体に、電話番号の登録機能があったので、録音の必要がない番号はスルーさせることができた
ということです。
筆者(まもりや)の家では、『買った物は壊れるまで使う』のが原則です。
詐欺電話防止装置を買った頃はまだ電話機が健在だったので、買い替えずに済むのはメリットでした。
また、『振込め詐欺見張隊 117』には
- 警告を発しなくて良い番号を登録できる
- 着信を拒否したい番号を登録できる
という機能があり、特に警告の要らない番号を登録できるのは便利でした。
詐欺電話防止装置は、電話機に外付けする装置ですよね。
ですから、電話機の電話帳に入っている番号からの着信でも、警告と録音をしてしまいます。
でも、詐欺電話防止装置に登録できる機種なら、登録した番号の電話に対しては警告などをせず、普通に通話できるのです。
メモ
詐欺電話防止装置には、
- 録音する機能だけのもの
- 登録した番号はセーフリストとしてパスする機能があるもの
- 着信拒否ボタンがあるもの
など、いろいろなタイプがあります。
導入する時には、どんな機能があるかもチェックしてくださいね。
詐欺電話防止装置を使って感じた反省点
詐欺電話防止装置を使って感じた反省点は
いろいろな機種を比べたりして、操作性なども考えて買えば良かった
ということです。
筆者(まもりや)は、『たまたま知っていた』ということから『振込め詐欺見張隊 117』を買ったのですが、使ってみると、
- 表示部分や操作パネルが小さくて、操作しにくい
- 操作音が大きい(これは感じ方に個人差があります)
という点が、使いにくく感じました。
もっとも、普段あまり操作することはなかったので、大きな支障はありませんでした。
いろいろな詐欺電話防止装置があることを知ったのも購入後だったので、『もう少しよく調べて買えば良かったな』と思いました。
防犯電話機を使ってみた感想
次は、防犯電話機を使った感想をお伝えします。
筆者の家では、4年くらい詐欺電話防止装置を使った後、防犯電話機に切り替えました。
ちなみに、切り替えたのは、
電話機が壊れたので、この機会に防犯機能付きのにしたいと思った
という、実にシンプルな理由からです。
今使っている防犯電話機と防犯機能
筆者が使っている防犯電話機は『Panasonic VE-GZ61-W』です。
(現在、この機種自体は売られていませんが、同じ機能を持つ機種がいくつも出ています。)
筆者がこの防犯電話機で使っている機能は
- 非通知での着信拒否
- 電話帳機能(登録しておくと、警告や録音をパスできる)
- 登録していない番号からの電話に、『防犯のため、この通話を録音します』という警告を流す
- 通話を自動的に録音する
という機能です。
防犯電話機を使って感じたメリット
詐欺電話防止装置から防犯電話機に切り替えて感じたメリットは
- 電話機の電話帳に登録した番号がそのままセーフリストになるのが楽
- 電話機単体で防犯ができる
- (『振込め詐欺見張隊 117』に比べて)画面やボタンが大きく、操作がしやすい
ということです。
電話帳に入れればセーフリストになる
筆者が買った防犯電話機は、
電話機の電話帳に入っている番号には、『録音する』というメッセージを流さない
というタイプのものです。
そのため、
『メッセージを流さなくて良い番号を改めて登録する』
という手間が省けて、楽でした。
電話機単体で防犯ができる
当然ですが、防犯電話機には外付けの機器はありません。
ですから、電話の周りに置くのはメモ帳くらいになり、とてもスッキリしました。
また、大掃除の時に、父親がなぜか詐欺電話防止装置を外してしまったことがあったのですが、防犯電話機ならそういう心配も要りません。
操作がしやすい
『操作がしやすい』というのは、『振込め詐欺見張隊 117』に比べての感想ですが、
- 電話機の大きなボタンで操作できる
- 液晶画面も大きいので見やすい
というのは、大きなメリットでした。
メモ
電話機のボタンや画面の大きさは、機種にもよります。
筆者の家の場合は、両親が高齢になってきたことから
- 操作しやすいこと
- 液晶画面と文字が大きいこと
も、電話機を選ぶ基準にしました。
防犯電話機を選ぶ時には、家族の状況なども考えて選ぶと良いですよ。
防犯電話機を使って感じたデメリット
防犯電話機を使って感じたデメリットは、特にありません。
強いて言うなら、
電話機に登録してない人が電話をかけてきた時、『録音します』と音声が流れて緊張したり、『ちょっといやだな』と思ったりする人もいるかもしれない
というくらいです。
でも、これまで『録音します』という音声のために用事に支障が出たことはありません。
用事のある人は、ちゃんと話をしてくれています。
それに、最近はこうした電話機を使ったり、留守番電話で防犯対策をする家庭も増えていますよね。
ですから、『防犯のために…』とアナウンスされるのも、お互いさまと思っています。
詐欺電話防止装置と防犯電話機は併用できる?
筆者も、そう思ったことがあります。
でも、詐欺電話防止装置も防犯電話機も、
- 電話してきた相手に『通話を録音する』と警告を流す
- 通話が始まると録音する
という基本的な機能は同じですよね。
ですから、それを2重にしたところで、
『録音データと着信の記録が2つになる』という以上の効果はないです。
なので、『両方使うメリットはあまりない』と判断して、防犯電話機だけにしています。
ちなみに、防犯電話機に『振り込め詐欺見張隊 117』をつなげてみたことがあるのですが、
電話がつながらなくなってしまいました。
機種同士の相性の問題なのか、設定がうまく行かなかっただけなのかはわかりませんが、
無理に両方使うと、うまく作動しなくなる可能性もあります。
詐欺電話防止装置か防犯電話機のどちらかがあれば、十分ですよ!
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まとめ
詐欺電話防止装置や防犯電話機を使った感想は、
『怪しい電話が来なくなって、セールスや勧誘の電話も減って、安心!』
この一言に尽きます。
- セールスや勧誘などの電話に煩わされるのがイヤ
- セールスや勧誘の電話の中に、詐欺が混ざっている可能性があるので、警戒せざるを得ない
- 『オレオレ詐欺』や『架空請求詐欺』の電話がいつ来るともわからない
- 断ってもしつこく話そうとするセールスに腹が立つ
- 電話での防犯に関して無頓着な家族がいて、ハラハラする
といったストレスや気掛かりが、かなり軽くなりました。
電話機の防犯対策をすると、とても楽で、安心ですよ!
電話詐欺に対する注意喚起はずっと行われていますが、
今の詐欺の手口には、『気を付ければ防げる』というレベルを超えています。
それだけ、手口が巧妙化しているのです。
ですから、電話機での物理的な防犯対策が必要です。
まだ電話機での対策をしていない人は、ぜひ導入してください!